夜は短し歩けよ乙女 公演情報 アトリエ・ダンカン「夜は短し歩けよ乙女」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    やっぱり桟敷童子とは違うけど
    十分に楽しめた2時間35分(休憩15分含む)。

    原作のファンもいるだろうから、原作との関係など、なんとなく何を書いてもネタバレになりそうなので、あとはネタバレをどうぞ。

    ネタバレBOX

    アノ原作をどうやって舞台化するのか? と興味津々で劇場を訪れた。
    で、原作のほぼ全部を見事に2時間35分(休憩15分含む)に収めていたのだ。

    てっきりどこかのパートを膨らませるか、または、シーンを融合させて原作とは少々違う『夜は短し・・』を見せるものと勝手に思っていたら、4つのパートがすべて揃っていたのだ。

    いろいろ絡んでくる、各エピソードもいい感じで残っているし。
    特に原作ファンにはうれしい舞台だったのではないだろうか。

    主人公の2人が、イマイチ魅力的に見えなかったのはちょっと残念だが、その分、装置を動かしたり、何役かをこなす桟敷童子のメンバーの熱演もあり、そのサポートと手際はホントにお見事!
    もちろん、脚本・演出の良さもあるだろう。

    そして、ベンガルさんが、ずるいぐらい(笑)の存在感を振りまいていたのが印象的。

    ただ、今回、この原作に、この脚本・演出ならば、当然あるであろうスペクタクルなシーンがなかったのが一番悔やまれる(三階建て電車も意外と地味だったしなあ)。

    春夏秋冬どのシーンも桟敷童子の公演ならば、何か大きく見せてくれただろうなと思ってしまった(箱がもう少し小さかったら、多少のスペクタクルを感じたかもしれないが。あるいはもっと前の席だったら・笑)。

    最初と最後に歌のシーンはあるものの、生粋の桟敷童子マニア(笑)には少々ぬるく感じてしまう舞台かもしれない。
    とは言うものの、いい感じに賑やかで面白かったけど。

    で、これ観た人は結構な確率で『ホルモー』のほうのチケットも買っちゃうんだろうなあ。

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    2009/04/04 05:11

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