
シド・アンドウ・ナンシー【CoRich舞台芸術まつり2009春 グランプリ受賞作】
MCR
駅前劇場(東京都)
2009/04/22 (水) ~ 2009/04/26 (日)公演終了
満足度★★★★
笑い、そのほか
全編通して笑わされっぱなしでした。
でも時に切なく、時にとてもロマンチックだったりするから、あちこちのツボを刺激されるのです。
結末については、意見が分かれそう。

The Joker
劇団BOOGIE★WOOGIE
d-倉庫(東京都)
2009/04/17 (金) ~ 2009/04/26 (日)公演終了
満足度★★★★
舞台の醍醐味
初見。
なので、いつもこうなのかは分かりませんが、お客とのやりとりが頻繁で、小劇場ゆえの醍醐味。
やりとりがちょっと過剰かなとも思われましたが、全体的に満足。
物語が終わった後のお楽しみも含めて、楽しい時間でした。

テンリロ☆インディアン
劇団6番シード
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2009/04/18 (土) ~ 2009/04/26 (日)公演終了
満足度★★★★
物語も演技もお見事!
(BOYS バージョン2)
会話の応酬や物語の展開が面白く、観る者を飽きさせないのはさすが。
物語の進行につれ、登場人物たちのいろいろな状況やバックボーンなどが見え隠れしていきつつ、それが物語にうまく絡んでくるところ、さらにその登場人物たちの気持ちが現れる会話が、実に面白い。
いつもながら熱い舞台(少々テンション高すぎだが)で、前回の海賊たちと同じ俳優が演じているとは思えないほど、それぞれの役になり切っていたのは(それは当たり前なのかもしれないが)見事。気合いが入っている。
観る前までは、BOYS バージョン、GIRLSバージョンっ言ってもなあ、と正直思っていたのだが、これは両方、というより役者違いのバージョンまで見比べる価値があるのだ、と思ったときにはすでに遅く、スケジュールを調整して、別バージョンを観るべきだったと反省した。

加納の鼻
FOURTEEN PLUS 14+
湾岸劇場博多扇貝(福岡県)
2009/04/25 (土) ~ 2009/04/29 (水)公演終了
満足度★★★★★
砂かぶりのド迫力
小さな劇場なので、迫力満点。ライブだねー。役者さんみな上手い。
有望新人のきたみ暘さん入魂の演技で存在感ありました。

紅蓮の果てに継ぎし者
カラスカ
TACCS1179(東京都)
2009/04/23 (木) ~ 2009/04/26 (日)公演終了
満足度★★★
よかったです
遅れてきて端っこに座ったせいか、ちょっと長く感じてしまいましたが、お話は面白かったです。もっと早めに来て真ん中辺に座ればよかった・・。

赤い城 黒い砂
松竹
日生劇場(東京都)
2009/04/11 (土) ~ 2009/04/26 (日)公演終了
満足度★★★
意外と単純な話
大まじめな悲劇かと思いきや、獅童と愛之助のからみがどこまでがアドリブか分からないくらい仲良さそうで面白いです。
でも後半は悲劇になっていきます。
ストーリーは意外に単純で長いので、無駄な部分があるように感じてちょっと飽きてしまいました。
アドリブで笑わすのがうまいのは歌舞伎のワザって気がしました。ほとんど素でやってるとこもあって、演技じゃないって批判もありそうですが、そこは「芝居は道楽」ということで、素直に楽しんだ方がいいでしょう。

リビング(公演終了!!)
カスガイ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/04/22 (水) ~ 2009/04/29 (水)公演終了
満足度★★★★★
旗揚げなので初観劇、愛。
愛の演劇家玉置玲央が放つ、渾身の作品。珠玉。
脚本・演出・役者・美術・曖昧さと爽快感のバランス・愛◎
この題材を取り扱った、と言うよりも、人間の根源的な欲求「性」と「生」についてとことん突き詰めた結果と過程が生々しく提示されていた感。
人間であれば、この作品を観て何も引っ掛からないはずはない。
とか、言葉で語るべきではないとも思う。
これは劇場で観て、感じなければいけない作品。
29日までしかやってない。何でだ。もっとやれ。ば良いのに。

男の60分 -東京場所-
ゲキバカ
【閉館】江古田ストアハウス(東京都)
2009/04/22 (水) ~ 2009/04/29 (水)公演終了
満足度★★★★
劇場に染み込む汗
脚本にも演出にも特に目新しい事は何もないのですが
劇団としてのチームワークと濃さがストレートに伝わってきて
無邪気に楽しめます

烈 -双頭の幻-
プロペラ☆サーカス
相鉄本多劇場(神奈川県)
2009/04/15 (水) ~ 2009/04/19 (日)公演終了
満足度★★★
「娯楽時代劇」として楽しい
徳川幕府八代将軍誕生をめぐる秘話的ストーリー、そのあたりの歴史に疎い身として、史実を知っていればフィクションの配分具合などがわかってより面白かったろうに、という気もしつつ、また、一部、伏線を張りながら結実しないままのシーンや、回想あるいは過去の出来事であると即座にわからないシーンなどがあるのは惜しいが、「娯楽時代劇」として楽しい。
また、前説の後に物語のバックグラウンドとなる徳川家第六代~第八代についての紹介があるのも親切だし、綱吉・家宣・家継を同一人物が演ずることでそこまでの「血の濃さ」を表現するとともに一瞬にして時を隔てたシーンに移ることを可能ならしめるアイデアがイイ。
さらに、殺陣にSEをつけないのも好み…ってか、このサイズの劇場にはその方がしっくり来る感じ。

夜は短し歩けよ乙女
アトリエ・ダンカン
東京グローブ座(東京都)
2009/04/03 (金) ~ 2009/04/15 (水)公演終了
満足度★★★★
「東マジック」、さすが
やはり2時間半(休憩込み)程度にまとめるためにダイジェストっぽくなった部分あり、舞台表現の限界もあり、という感は免れないものの、そんな部分もありながらあの「幻想文学」(笑)を舞台に上げるとは大したモノ。
舞台表現で苦しい部分は、原作を読んだ時に浮かんだイメージで補っていたのが幸いしたのかもしれないが、いずれにしても「東マジック」、さすが。

赤い城 黒い砂
松竹
日生劇場(東京都)
2009/04/11 (土) ~ 2009/04/26 (日)公演終了
満足度★★★★
無時代・無国籍風仕立て
ジョン・フレッチャーとウィリアム・シェイクスピアの合作とされる『二人の貴公子』を、無時代・無国籍風に仕立て、中近東風の衣装でありながら主要人物の武器が日本刀(兵士たちはカービン銃)だったりするものの、第一幕は原典(ごく大まかなあらすじしか知らないが)に比較的忠実、一方、第二幕はかなりメッセージ性が濃くアレンジされた印象。
主演トリオの一角、黒木メイサは王女の気高さと強さ(特に終盤)の表現がとても良く、まだ経験が浅いにもかかわらず中堅(ベテランか?)歌舞伎役者2人に引けを取らない好演(どころか名演?)であることは認めるけれど、苦手意識を克服するには至らず。
また、目当ての一方である南沢奈央は予想外の大役で、しかも初舞台とは思えないほど堂々としており今後の期待大。
もう一方の目当てであった馬渕英俚可はある意味ハマリ役的なポジション(笑)なこともあり、いつもながら見事。

桜ドリフターズ
さるしげろっく
劇場MOMO(東京都)
2009/04/08 (水) ~ 2009/04/12 (日)公演終了
満足度★★★★
終盤の3場が秀逸
カゲの(?)主人公・雅人の四十九日法要(の前日・当日)と、その生前、彼の幼馴染みである女性・南の父の通夜の日の出来事を併行して描いたハートウォーミングストーリー、終盤の3場(2場+エピローグ?)が秀逸。
雅人と南の会話シーンはそれでなくとも名場面なのに、雅人がその後亡くなるということを観る側はわかっているだけに余計切ない…。(卑怯と言っても過言ではあるまい(笑))
また、その次の場で判明する雅人の真意が優しいのだが、さらに実は、なエピローグが画竜点睛を打つ。
あと、納屋にある各種アイテム(ガンプラの箱とかアイドルのポスターとか)や客入れ時のBGM(80年代アイドルポップス)にもツボを突かれたし、2つの時期を舞台となる納屋の窓の外に見える桜の枝(とSE)によって瞬間的に識別できるようにした工夫もナイス。

シンクロニシティ
劇団偉人舞台
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2009/04/10 (金) ~ 2009/04/15 (水)公演終了
満足度★★★
好みのスタイル
筆が進まず悩んでいる女流作家のもとに瓜二つの女性が現れ…という、一見サスペンスのようでいながらコメディ色も濃く、しかも多重入れ子構造というのは好みのスタイル。
劇中小説(以下「小説」)の内容も舞台で演じられ、そこに劇中現実(以下「現実」)の人物も入り込み、小説の主人公が最後に立ち向かうものが現実の主人公の境遇と合致している(作家が自分を小説に反映させるのだからフシギはないんだが)なんてのが上手いし、実はそれらがすべて現実の主人公の幻想(あるいは夢)だというのが面白い。
夢野久作の「ドグラマグラ」もちょっと連想したりして。

ささくれリア王
椿組
ザ・スズナリ(東京都)
2009/04/24 (金) ~ 2009/04/29 (水)公演終了
満足度★★★★
初日
いかにも椿組っぽい作りに仕上がってた。
お約束のごとく、中島運送の家族の話とリア王の話が微妙にリンクする訳だが、ベタに結びつけずに結末部でさらっと流したのに好感。

少年B♥KR-14【柴幸男】
キレなかった14才♥りたーんず
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/04/19 (日) ~ 2009/05/06 (水)公演終了
満足度★★★
狭い、けれど無限の小宇宙
基本的な舞台装置は全6作品共通。
なので、黒基調の床面に白線で描かれたマス目が、正四角形を作れるのは8×8マスが最大だということ(実際には左右に2列ずつ設けられている)は、すでに知っていた。
8×8。
それはチェス盤とおなじ、である(将棋なら9×9)。
そしてこの作品では、開演前から主演のぼく(岡部たかし)が立っている場所は、
チェス盤になぞらえれば「e4」(下手から5番目、奥へ向かって4列目)というマス目。
じつはチェスのオープニング(序盤定跡)では、もっとも一般的な先手側の初手は、「e2」にあるポーン(歩)を「e4」に進める、というものだったりする。

リビング(公演終了!!)
カスガイ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/04/22 (水) ~ 2009/04/29 (水)公演終了
満足度★★★★
次も観たいです
これが玉置さんのやりたいことなんだなぁと思いました。
衝撃的で、生々しいんだけど、でもどこかあったかくて、泣き笑いしたくなるような感じ。
性的なことって結構根本。

紅蓮の果てに継ぎし者
カラスカ
TACCS1179(東京都)
2009/04/23 (木) ~ 2009/04/26 (日)公演終了
満足度★★★★
おもしろかったです
素直におもしろかったと思えたのがとても久しぶりでした。
正直全く期待していなかったのです(すみません)。
チラシからイメージするのが、やはりアニメっぽい感じなのかな?と思いまして。

男の60分 -東京場所-
ゲキバカ
【閉館】江古田ストアハウス(東京都)
2009/04/22 (水) ~ 2009/04/29 (水)公演終了

家族アート
鳥公園
神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)
2009/04/21 (火) ~ 2009/04/23 (木)公演終了
満足度★★★★
原作は読んでないけど
世界観を楽しみました。
劇場が熱かったからか、もわっとした中でへんな夢を見たような、そんな感覚。
母と娘のやり取りが好きでした。

学芸会レーベル♥KR-14【中屋敷法仁】
キレなかった14才♥りたーんず
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/04/20 (月) ~ 2009/05/05 (火)公演終了