満足度★★★★
終盤の3場が秀逸
カゲの(?)主人公・雅人の四十九日法要(の前日・当日)と、その生前、彼の幼馴染みである女性・南の父の通夜の日の出来事を併行して描いたハートウォーミングストーリー、終盤の3場(2場+エピローグ?)が秀逸。
雅人と南の会話シーンはそれでなくとも名場面なのに、雅人がその後亡くなるということを観る側はわかっているだけに余計切ない…。(卑怯と言っても過言ではあるまい(笑))
また、その次の場で判明する雅人の真意が優しいのだが、さらに実は、なエピローグが画竜点睛を打つ。
あと、納屋にある各種アイテム(ガンプラの箱とかアイドルのポスターとか)や客入れ時のBGM(80年代アイドルポップス)にもツボを突かれたし、2つの時期を舞台となる納屋の窓の外に見える桜の枝(とSE)によって瞬間的に識別できるようにした工夫もナイス。