"Are You Experienced?"
CASTAYA PROJECT
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/08/10 (月) ~ 2009/08/25 (火)公演終了
my Castaya experience
終わってみれば、演劇的な企みにあふれる公演だったこのCASTAYA PROJECT。私のCASTAYA体験を記しておくと。
今回は8月10日と11日、2週間おいて24日と25日という変則的な4回公演だった。
内容に関する情報が極端に乏しかったので、チラシに載っている前回公演の内容説明を頼りに見てみることにした。
最初は4公演とも同じ内容だろうと思ったから、11日の回に予約を入れてそれを見た。
このときは他の日も同じ内容だろうと思っていたから、ここへの書き込みにはなるべく出演者や作品内容は明かさないようにと気をつかった。
ところがそのあと、ネットの情報から、4日間の公演内容がぜんぶ違うらしいということがわかったので、2週間後の24日と25日にも予約を入れた。
24日はたしかに11日とは内容が違っていた。
翌日もたぶん違う内容だろうから出かけるつもりだったのだが、仕事の疲れもあって結局は行かなかった。
見た人の報告を読むと、最終日がいちばん実験的で、かつ問題作だったようだ。その場に居合わせたかった気もするし、逆に話を聞くだけで充分な気もする。
4公演とも内容が違うということは、前半終了後の長い休演期間だと思った2週間が、実は後半のための稽古期間だったわけだ。
ネタバレBOX
11日の公演を見ているうちに、ある重大な疑惑が浮かんできた、と以前にも書いた。これについてはすでに気づいている人もいるようだし、たぶんまだ気づいていない人もいるのではないかと思う。
そのことに触れないままで、作品の感想を書くのはかなりむずかしい。というのも、作品の特徴に気づくことでその疑惑が浮かんできたからだ。
CASTAYA PROJECTはまた次があるかもしれないし、しかるべき筋からの公表がないかぎり、私からそれをばらすのは控えたいと思う。
今回の公演では事前の情報を極端に制限していた。集客ということを度外視した行為のようでもあり、逆に秘密主義によって観客の興味をあおるという宣伝の高等テクニックともいえそうだ。いずれにせよ、ネットなどの口コミ情報も手伝って、客席はそれなりに埋まっていた。
何の予備知識もなく芝居を見てもらいたい、というのがたぶん、こういう形の公演を選んだ作り手の意図だろう。
昔、深夜にテレビをつけたら、たまたま映画が始まったところで、なにげなく見ているうちに、そのまま内容にどんどん引きずり込まれていったことがある。監督名もわからず、出演しているのも素人っぽい役者ばかりだった。あとでわかったのだが、それはホラー映画の傑作といわれる、トビー・フーパー監督の「悪魔のいけにえ」だった。怖い映画はほかにもいろいろとあるが、ああいう無防備な形で映画に引き込まれた経験はその後も記憶にない。
茶の間と劇場という違いもあるから、テレビのスイッチを入れるような気軽さで芝居を見るのはさすがに無理だろうと思うが、その試みと心意気は評価したい。
新釈 ヴェニスの呆人 2009
コマツ企画
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/08/27 (木) ~ 2009/08/30 (日)公演終了
ネットが、
とにかく駄目で…。
自分が最前列の席を好むのは、役者を間近に観たいからではなくて、
遮るもののない空間が好きだからなのだと、あらためて強く、思う。
ネタバレBOX
包帯やガーゼに覆われた舞台美術から、白血球や赤血球、あるいは速筋や遅筋が漏れだすかのような雰囲気は、悪くはなかったのだけど…。
新釈 ヴェニスの呆人 2009
コマツ企画
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/08/27 (木) ~ 2009/08/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
演出が見事!
全編こまつみちるワールド。シュールな狂気が気持ちいい。次から次へと展開していくシーンは、それぞれの心象風景を断片的に表現し、その断片が積み重なって壮大な物語へつながっていく。
観ながら久しぶりに芝居に酔っている自分を感じた。しばらくの間、酔いが醒めそうもない。
狭き門より入れ
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2009/08/17 (月) ~ 2009/09/06 (日)公演終了
満足度★★★★
物語の力とその持続性
わかりやすく、しかし考えさせる(考える機会を与えてくれる)作品。
でもなによりいいのは、きっと無名の人々ばかりの小劇団でやっても面白い物語であること。
金をかけなければ、役者の人気に頼らなければ(頼っても)もたない作品も世の中少なくないのに。
役者人気に寄りかかっていないのは大事なことに思う。
こういう作品をきっかけに、小劇場作品にも興味を持ち、足を運ぶ人が増えればいいと思うけれども。
ネタバレBOX
物語は、箱舟とか自己犠牲とか、そういうキーワードでもって、観客にあれやこれやと考えさせるわけですが、、、
劇場から降りるエレベーターで、満杯なのにもかかわらず体を押し込んでくる方々を見、やりきれない気分になったのでした。
ザ・ダイバー 日本バージョン【9/20千秋楽】
東京芸術劇場
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2009/08/20 (木) ~ 2009/09/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
超充実!幸せ!
大人のための上質のストレート・プレイ。超充実!幸せ!全席完売ですが当日券は出ています(全ステージ開演の1時間前より販売)。
青木さん家の奥さん
青年団
精華小劇場(大阪府)
2009/08/26 (水) ~ 2009/08/30 (日)公演終了
夕立に出会ったら・・・
演劇集団Nの2乗
「劇」小劇場(東京都)
2009/08/25 (火) ~ 2009/08/30 (日)公演終了
満足度★★★★
なんとなく感動!
知らなかったけれど、「Nの2乗」って吉本興業の養成所(俳優コース)卒業生からなる演劇集団だって。
今回の芝居は残された二つの家族が織り成す群像劇。
以下はネタばれBOXにて。。
ネタバレBOX
古道具屋・有沢文三の店にはいつも近所の輩が酒を飲みに来るたまり場だった。そこへ文三の娘と名乗るフリーライターの千夏が訪れる。店を手伝いたい、という千夏の申し出から、承諾した文三だったが、千夏が店を手伝ってから1年後、文三は急死してしまう。
そこに文三の家族が突然現れる。文三は10年前に家族を捨てて失踪し古道具屋を開店したのだった。
文三が結婚する前に付き合っていた女性との間に出来た子・千夏と、文三の家族が古道具屋をめぐってのしっとりとした会話がいい。
文三の妻役の大勝みゆきの存在感は流石!
彼女が登場するだけで女優の風格というか、凄みがある!笑
物語をギュッと締めながらも大人な妻の役を演じきる。
文三の古道具屋の相続は籍が入ってない千夏にとって権利がないと思っていたが、妻・良子の配慮「一通の手紙」によって相続できる事となる。その手紙には文三の意思として店を千夏に託したい。ということだったが、しかしそれは文三が書いたものではないことを千夏がみやぶる。
それでも良子は「嘘の手紙だけれど、こうゆう嘘は許される。勿論、それぞれの幸せの為についた嘘なら・・。」と。
それぞれの事情というか、それぞれが良く説明の出来ない心の襞を巧みに描写した作品だったと思う。
良子が千夏に向けて言った最後の言葉、
「あなた、もしかして・・・。」
千夏「なんですか・・。」
良子「いえ、なんでも・・。」
これがひじょうに気になって気になって、作者の永峰さんに聞いたらさ、そしたらさ、(・・!)
「その後は皆さんが観た考えで決めてください。そのために後に続く言葉を作らなかった。」とおっしゃいますの。(==!)
なんつーの、コレ。もやもや・・、。
結局薬局、千夏はどうだっていうのさ!みたいなもやもや・・、。
千夏は本当に文三の子だったのだろうか?
いきなり1年前に現れて、実は文三を好きだったのではないか?
それとも、他に理由があったのだろうか?
考えれば考えるほど迷路に行き詰った羊のように、ここで止まって動けないのだ。
「ボクSpaチックな!?夏祭り」【公演終了】
ボクキエダモノ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2009/08/26 (水) ~ 2009/08/30 (日)公演終了
泣ける場面も・・・。
物語的に
Le Decoにはすこしサイズが大きい感じ。
でも、女性たちのビビッドな感覚は
がっつり伝わってきました
ネタバレBOX
素材的には面白いものが
たくさん含まれているのだろうと思います。
ただ、それが十分に出切らないような
制約が目についたのも事実・・・。
二つの場所にまたがって表現されていくような部分が
暗転でつながれるなかで
散漫な印象になってしまう部分もあって。
とはいうものの、女優陣のそれぞれに
美しさの個性があって眼福だったし
女性たちの建前と
本音の気持の出し入れには
迫力がありました。
それぞれが抱えるものや
最終的に心がまとまる部分の心の動きは
もう少し時間をかけてみることができれば
さらなる奥の深さが生まれたような気がします
現代能楽集 イプセン
燐光群
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2009/07/25 (土) ~ 2009/08/03 (月)公演終了
満足度★★★★★
ドキドキする構成
人形の家、ブラン、野鴨、ヘッダガブラー。
かなりうまい流れだったと思います。この中にブランが入ってるところが疑問に思わなくもないが…。
それぞれ手法が違ってとても楽しかった。
人形の家は見事に現代版になっていた。
ブランはコメディーを交えつつ、コロスたちは様式的だったりした。
声は聞き取りにくかったが、感情としては一番の飛躍が見られた。
野鴨はあまり全部を語らず、スリリングだった。群衆はコンテンポラリーを思わせる動きでドキドキを煽る。
ヘッダガブラーはストレートにと描いていた。赤い照明が印象深い。
暗転中の音楽がとてもよかった。観たい気持ちを高め、飽きさせない。
人間生きていかねばならないということをうまく、構成で見事に伝えてくれた。
マリー・ド・ブランヴィリエ侯爵夫人
DULL-COLORED POP
新宿シアターモリエール(東京都)
2009/08/14 (金) ~ 2009/08/17 (月)公演終了
満足度★★★★
物語としての面白さ
今回DULL-COLORED POP初観劇でした。
あらすじを見て、演出と脚本が気になり足を運んだ。
小劇場で古典的な作風に出会うことが少ない。
16世紀の作家達を思い浮かばせるようなセリフはとても巧みに作られていて関心した。
舞台はシンプルな素舞台で、作品に集中させてくれた。
うまく言葉が操れてない役者もちらほら…。
普段しゃべらない綺麗なリズムで紡がれた言葉は、感情だけではしゃべれない。この場合は作家の勝ちになるのかな。
世界観は統一されていたので違和感なく見ることができた。
とても完成度が高く、楽しめたんだが、何か物足りない。
額縁舞台の中で、観客に芝居をやってますって感じで終わってしまった気がする。
なんかよくわからないが、人間のパワーみたいなものが舞台上から客席まで迫ってこない。
臨場感がない。
マリーの存在が希薄に感じられ、あまりファムファタールに見えない。
周りの人物の恐怖からマリーの魅力や怖さを際立てようとしていたのだが、なんかうまくいっていないきがする。
マリーの人物像を深く描かないのであれば、もう少し全体のリズムを崩して気持の悪い演出や構成にしてもよかったのかなと。
綺麗で端整すぎるがゆえにマリーに対する周りの人物の恐怖が一辺倒になってしまったのでは。
いろいろ書いたが、演出さんの読物としての戯曲をそのまま舞台にしたという意図があったなら、これは成功である。
いろいろ書いたが
作品的にもとても好感がもてる作家さんです。違った作風でも、また古典的なものでも、いろいろ見てみたいと思わせてくれました。
ネタバレBOX
マリーが本性を見せる演技の切り替えが気になった。
せっかくうまく表面的に演じていたのに、本性が軽く見えてしまった。
少女のいたずらだったのだろう。
最後の、歩いているの見ているとこのセリフはとても綺麗で、それでいて尖っていてよかった。
阿房列車
元祖演劇乃素いき座
アトリエ春風舎(東京都)
2009/08/27 (木) ~ 2009/08/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
とにかく素晴らしい!
流石に19年間に亙り繰り返し上演されただけあって、老夫婦の人生の機微を会話の中に折込んだ傑作でした。
土井通肇と森下眞理演じる老夫婦に鄭亜美が絡むセリフも絶妙で時折見せるコメディな要素もひじょうに楽しかった。
以下はネタばれBOXにて。。
ネタバレBOX
19年前の「阿房列車」は観ていないが、たぶん、初演よりも更に加齢した土井通肇だからこそ、この芝居で吐かれるセリフや演技に年老いた風格というか、人生の年輪たるものを感じるのだろうと思う。
これを若い役者が演じたらどうか?やはりそれは浅い演技になるだろうし、ここまでの深い感動もないような気がする。
「そういう事なら仕方ないんだけど・・・。」で始まるセリフから湧き出される次のセリフは夫婦の長くて濃密な他人には計り知れない時の流れを感じて、「ああ、老夫婦ってこんな感じなんだろうな。」と観ているワタクシまでもがその空気感に漂ってふわふわしたこころもちになりました。
その絶妙な夫婦の会話劇の中で織り成すセリフの笑わせ加減もいい。
夫がやたらと鄭亜美演じる女子に話しかける場面の情景もいい。
更に鄭の吐くセリフも老夫婦と噛みあわないちぐはぐさがいい。
鄭って普段でもあんな可愛らしい声をしてるのかな?なんて思って、終演後話かけたら、まったき同じ声だった!笑
セットはベンチだけだったが夫婦が座る距離が夫婦の距離ともとれて、またその距離感もいい。
名作の映画を観てるような感覚でなんだか美しく深いものを観ました。
役者の冥利なんていうけれど、名作を観た観客の冥利!
斎藤幸子【作:鈴木聡 演出:河原雅彦】
パルコ・プロデュース
ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)
2009/08/14 (金) ~ 2009/08/30 (日)公演終了
満足度★★★★
たくさん笑いました
あまり期待していなかったのですが、すごく楽しかったです。
銀座の小劇場化というか、下北から大劇場進出は大成功。
役者さんお一人お一人が適材適所の言葉がピッタリに、がっちりお芝居している模様がとてもオイシイ舞台でした。
たくさん笑いました。
新釈 ヴェニスの呆人 2009
コマツ企画
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/08/27 (木) ~ 2009/08/30 (日)公演終了
満足度★★★
思ったより深そうだ
PPTのこまつさんの話を聞いてもそのときはなるほどともならなかったが、時間がたってあぁなるほどと感じた。ましてや、見ている最中は、軽く笑ってみているだけでした。
新釈 ヴェニスの呆人 2009
コマツ企画
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/08/27 (木) ~ 2009/08/30 (日)公演終了
満足度★★★★
なんだよそれ!?
台詞がいい、間の感じがとてもいい。
ダークな中に笑いもあり、意欲的で刺激的ではあった。
ネタバレBOX
ダークな話が少しずつ露呈しつつ、実は、そのダークな部分の多くが主人公花子の作り話だった、というのが、台詞からストレートに受け取った内容だ。
もちろん、最後の刑事の言葉がすべて正しいわけでもなく、どこからどこまでが真実で、どこが作り話なのかはわからず、いくらでも深読みできる話ではある。その感じは悪くない。
ストーリーよりも、その見せ方がとてもいい。
主人公が刑事(あるいは観客)に語る、ことの真相は、再現ドラマのように進行する。花子がまるで演劇の演出家のようにそれを取り仕切る。
花子は、作・演出のこまつさんが演じているので、観客にはその様子がとても面白い。たぶん、実際の演出のつけ方はそうではないのだろうが、いかにも演出家が言いそうな言葉を役者に浴びせる。
それに対する役者も、ホンネ的な独り言まで仕組まれていてそれも面白いのだ。
ほんの少しだけ、メタな匂いがする。
スタートは、わくわく感があったのだが、それからは意外とオーソドックスに思えた。ただし、出来事と出来事、言葉と言葉のリンクのさせ方はとても刺激的。
オーソドックスと言えば、例えば、ボールを、人間関係を彷彿とさせるような使い方をしていたのだが、ボールをそんなふうに使うのは、あるなあと、冷静に思ってしまったのだ。少なくとも、このアゴラでも1回は観ていると思う。
幕を落として、観客に向かうという意味付けもどこかで観たような感じがする。
ただし、とは言え、とにかく楽しい90分だったのは確かだ。
しかし、しかしなのだ。
半ば強制的に観客が見せられた(客電が点いて、役者の1人が話し、すぐに始まったし、あの満席の中、出るに出られないし)アフタートークで、こまつさんが、オープニングシーンやラストシーンの意味を語りだしたのには驚いた。「皆さんわかりました?」まで言って。さらに今回の舞台がなぜできたのかまでも語る。なんとホワイトボードまで取り出して、10分では語りきれなかったようだ
別に観客が、「どんな意味だったんですか」と質問したわけではないのにだ。
「なんだよそれ!?」と思ってしまった。
どうして大切なオープニングとラストシーンについて、言葉による説明が必要だったのだろうか。理解に苦しむ。
観客を信頼していないのか、自身の演出に自身がないのか、不思議だ。
そんなに観客が信頼できないのならば、観客が理解できるであろうレベルに「落として」演出すべきでは。また、単純に理解してもらえるかどうか自信がない演出方法ならば、変えればいいのではないだろうか。
と、言うより、どうしても説明がしたかったのならば、今回は「演出する」という体で進むストーリーなのだから、せめて例えば、「ここのシーンはこういう意味だから」と花子に劇中で言わせたほうがよほどスマートで面白かったと思うのだが。
今、舞台で起こったことがすべてで、その説明は本来必要ないと思うのだが。もちろん、アフタートークも芝居の中のひとつの内容であるのならば別なのだが(まさか? そんなはずはないと思うのだが)。
作・演出・主演やってるんだし、言いたいことはすべて舞台の上で済ませるべきでは。
とにかく、事実はどうあれ、私にとっては、このアフタートークの10分で舞台の90分が台無しなったような気がする。
木の箱に薄いクッション1枚だけで、限界に近いほどお尻が痛かったにもかかわらず、「面白かったなあ」と思った気持ちを、萎えさせてさせてしまったアフタートークだった。
アフタートークとお尻の痛さも込みだったら、星の数は2つぐらいになる。
パラダイス☆銀河
TRY&ERROR
北とぴあ ドームホール(東京都)
2009/08/27 (木) ~ 2009/08/27 (木)公演終了
満足度★★★
たった1回だけの公演!!!
昨年の第1回公演に比べると今回は上演時間も60分と短く、内容もいたってシンプル。でも、サックスの演奏があったり、上演に先立って「ボブジャックシアター」の次回作の予告ムービーが流されたりと、いろいろ詰め込まれていて面白かった。
なんといってもプラネタリウムを初体験できたのがよかった。こんな機会でもないと観ることはなかっただろうから・・・。
舞台は唯一、論理矛盾があったことは惜しかった。
アメリカに留学していた帰国子女が宇宙飛行士になるためにNASAの試験を受けることになるのだが、その場面は日本だ。となればなぜにNASAなのか? ここはJAXAにしておけば問題はなかったのに、ね・・・・。
天翔ける風に
TSミュージカルファンデーション
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2009/08/21 (金) ~ 2009/08/30 (日)公演終了
にかいみてしまった。
ひさしぶりの2回観劇。
戯曲、演出、役者、楽曲、どれも本当に素晴らしかった。
名曲サンドウィッチ2
タムチック
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2009/08/21 (金) ~ 2009/08/25 (火)公演終了
満足度★★
ほんとディスコだ(笑)
元々ボールドガーデン時代にやったものを、2として今回公演とのこと。
チラシにも確かに、仮想のディスコを想定したライブショーで、基本的にスタンディングとなると書かれていたので、ある程度は覚悟しておりましたが、場内に入ったらディスコでした(笑)
まあ、それでもある程度はお芝居的なのあると思っておりましたが、ほとんどなく(笑)、みんなで歌って踊って騒いでのショーイベントでした。
楽しい時間でしたが、本公演とせずに企画公演としたほうが合っていたのでは?
まあ、芝居だけでなくパフォーマンス作品、時にはライブやショーということで、あえてジャンルは限定していないようですが。
反重力エンピツ
国道五十八号戦線
サンモールスタジオ(東京都)
2009/08/19 (水) ~ 2009/08/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
引き込まれた
世界の中に引き込まれました。
ネタバレBOX
学生運動の話で、ちょっと学生運動らしさはあまり感じられませんでしたが、学生運動の話だけでラストまで行くのかなあと思いながらも、役者陣の微妙なかけ引き・引き込まれる演技に物語の世界に引き込まれ、そうこうしている内に途中で仲間内のスパイをあぶり出す話になり、そのまま平穏なラストに向かうと思わせながら、ラストも予想を裏切られた展開でした。
またそれと平行して、たまに挿入されるハマカワフミエと伊神の(役者の名前がそのまま役名となってました)やりとりも途中までハマカワの脳内劇と気付きませんでしたが(笑)、
やり取り・かけ引きが面白かったです。
いやー面白かったです。完全に世界に引き込まれました。
まあ、苦手な対面客席を除けば(笑)
レストラン ル・デコ
角角ストロガのフ×elePHANTMoon×犬と串
ギャラリーLE DECO(東京都)
2009/08/18 (火) ~ 2009/08/23 (日)公演終了
満足度★★★
デザートは??
3団体による企画公演といっても、長編のお芝居ではなく、それぞれの短編ストーリーを味わう公演となっておりました。
ネタバレBOX
角角ストロガノフ「食皮俗」
動物の皮を食べることが流行りだし、その副作用?によって狂っていく・壊れていく人々を描いた物語。
いやー1番目だというのに、濃い濃い(笑)。さらに小道具もなかなかリアルで(笑)
ダメな人はダメかなーと思いますが、オイラは面白かったです。
短い時間でしたが、角田ルミは角田ルミでした(笑)。角田ワールドを堪能させていただきました。
犬と串「ロマンス-ふぞろいな野菜-」
内容はエロイ大根を奪い合うことだけしか覚えておりませんが(笑)、なんか理由はわからんが面白かったです(笑)
後、ラスト前に何故ここで殺陣になるでしたが(笑)、それはおいといて、殺陣はなかなかの腕前でした。
時間が合えば、本公演見たいかも。
elePHANTMoon「アイノユクエ」
いつものelePHANTMoonより抑え目だたっと感じましたが、elePHANTMoonの公演でした。
静かなる恐怖と言ったところか。ただ、物語はよく聞くような話だったかな。
後、思ったより短かったです。ここからさらにあると思ってたのにあっさり終わっちゃったのは少し残念でした。
チラシでは90分(30分×3団体)+αのフルコース(デザート付)と書いてあったので、
3団体合同で+αがあると思ってたら、なかった(笑)
結局+αは何だったの??(アフタートーク?でも全公演あるわけではないし・・・)
八月納涼大歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2009/08/08 (土) ~ 2009/08/27 (木)公演終了
満足度★★★★★
第3部
20年の納涼歌舞伎はひとまずこれでおしまいらしい。歌舞伎座での大千秋楽を見られて良かった。