"Are You Experienced?" 公演情報 CASTAYA PROJECT「"Are You Experienced?"」の観てきた!クチコミとコメント

  • my Castaya experience
    終わってみれば、演劇的な企みにあふれる公演だったこのCASTAYA PROJECT。私のCASTAYA体験を記しておくと。

    今回は8月10日と11日、2週間おいて24日と25日という変則的な4回公演だった。
    内容に関する情報が極端に乏しかったので、チラシに載っている前回公演の内容説明を頼りに見てみることにした。
    最初は4公演とも同じ内容だろうと思ったから、11日の回に予約を入れてそれを見た。
    このときは他の日も同じ内容だろうと思っていたから、ここへの書き込みにはなるべく出演者や作品内容は明かさないようにと気をつかった。
    ところがそのあと、ネットの情報から、4日間の公演内容がぜんぶ違うらしいということがわかったので、2週間後の24日と25日にも予約を入れた。
    24日はたしかに11日とは内容が違っていた。
    翌日もたぶん違う内容だろうから出かけるつもりだったのだが、仕事の疲れもあって結局は行かなかった。
    見た人の報告を読むと、最終日がいちばん実験的で、かつ問題作だったようだ。その場に居合わせたかった気もするし、逆に話を聞くだけで充分な気もする。
    4公演とも内容が違うということは、前半終了後の長い休演期間だと思った2週間が、実は後半のための稽古期間だったわけだ。

    ネタバレBOX

    11日の公演を見ているうちに、ある重大な疑惑が浮かんできた、と以前にも書いた。これについてはすでに気づいている人もいるようだし、たぶんまだ気づいていない人もいるのではないかと思う。
    そのことに触れないままで、作品の感想を書くのはかなりむずかしい。というのも、作品の特徴に気づくことでその疑惑が浮かんできたからだ。
    CASTAYA PROJECTはまた次があるかもしれないし、しかるべき筋からの公表がないかぎり、私からそれをばらすのは控えたいと思う。

    今回の公演では事前の情報を極端に制限していた。集客ということを度外視した行為のようでもあり、逆に秘密主義によって観客の興味をあおるという宣伝の高等テクニックともいえそうだ。いずれにせよ、ネットなどの口コミ情報も手伝って、客席はそれなりに埋まっていた。
    何の予備知識もなく芝居を見てもらいたい、というのがたぶん、こういう形の公演を選んだ作り手の意図だろう。
    昔、深夜にテレビをつけたら、たまたま映画が始まったところで、なにげなく見ているうちに、そのまま内容にどんどん引きずり込まれていったことがある。監督名もわからず、出演しているのも素人っぽい役者ばかりだった。あとでわかったのだが、それはホラー映画の傑作といわれる、トビー・フーパー監督の「悪魔のいけにえ」だった。怖い映画はほかにもいろいろとあるが、ああいう無防備な形で映画に引き込まれた経験はその後も記憶にない。

    茶の間と劇場という違いもあるから、テレビのスイッチを入れるような気軽さで芝居を見るのはさすがに無理だろうと思うが、その試みと心意気は評価したい。

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    2009/08/29 00:09

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