最新の観てきた!クチコミ一覧

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いどばかいぎ

いどばかいぎ

各駅停車

OFF OFFシアター(東京都)

2009/08/27 (木) ~ 2009/08/31 (月)公演終了

満足度★★★

要するに井戸端会議。
要するに井戸端会議。

独特のテンポを持っていて台詞のヒトコトヒトコトの発音すら気にしているかのように聞こえました。

ドラムストラック drumstruck(再来日)

ドラムストラック drumstruck(再来日)

ホリプロ

天王洲 銀河劇場(東京都)

2009/08/18 (火) ~ 2009/08/31 (月)公演終了

満足度★★★★

太鼓を叩いた
ヘタなりに思いっきり叩いてきた。子供連れの家族も目立つなか、左右には年配の夫婦と黒人の親子がすわっていて、どちらもそれなりにテンションを上げて叩いていた。上演時間は1時間20分。

ネタバレBOX

720席にそれぞれアフリカの太鼓(ジェンベ)が置いてあり、パフォーマーの指示を受けながら観客全員が演奏に加わる。ほかにも手拍子や歌でも参加するし、終盤には一部の観客にシンバルやトライアングルやシェイカーなどを配って、これも演奏の一部になる。
「STOMP」という同じくパーカッションの音楽ショーでも、客を巻き込む演出はあったが、こっちのほうが参加の頻度がはるかに高い。能で使う鼓のように、紐で強く張った皮を両手で目一杯叩くので、すぐに体が温まってくるし、うっすらと汗もかく。
クラシックのコンサートのように、咳払いの一つもはばかられるような張り詰めた雰囲気で音楽を聞くのも嫌いではないが、演奏の上手い下手を気にせずに、少々リズム感が悪かろうが、ノリだけで押し切ってしまうこういう観客参加型の演奏会も悪くない。夏バテと日ごろのストレス解消にはもってこいだ。
観客のそういう素人丸出しの演奏をしっかりと受け止める、演奏者たちはもちろん腕利きが揃っている。黒人の女性が3名、男性が5~6名。白人の男性が3名。そのうちの一人は一般客になりすまして客席から登場。徐々にその実力と正体を明かしていった。アフリカの民族楽器を使った民族舞踊的な演目が主体だが、楽器はYAMAHAのマークのある普通のドラムセットも使っていた。

チラシの写真では、装飾をほどこしたきれいな太鼓が客席に並んでいるが、実際に置いてあるのは全体が黒塗りでそれほど高価ではない、生徒が練習に使うようなタイプのもの。素人が叩くのだからそれで充分。工芸品のようなものを渡して壊されたらシャレにならない。ロビーでは1個3000円で販売もしていた。
双六ファイブ

双六ファイブ

トゥインクル・コーポレーション

駅前劇場(東京都)

2009/08/26 (水) ~ 2009/08/30 (日)公演終了

満足度★★★

んー。ちょっと中途半端。
それなりに笑ったけど、3500円の価値は無いかなー。中川晴樹は面白かったな。

アジミ祭

アジミ祭

味わい堂々

atelier SENTIO(東京都)

2009/08/28 (金) ~ 2009/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

やまだかつてない。
可愛い役しかやりたがらない役者もそりゃあ、いることでせう。んが、味わいの三人はなんでもやる。なので三人いれば充分楽しい。今回は短篇が5つで他の劇団の方の脚本もあり、成島秀和(こゆび侍)、佐々木充郭(バジリコFバジリコ)、吉増裕士(リボルブ方式)、吉田海輝(サンチャゴ)+お馴染み荒船泰廣さんの映像です。1時間40分くらいだったかな?

ネタバレBOX

おそらく本公演でない、このお味見公演に来ているお客さんは彼女らの長所を熟知していると思うので、初見の方と違う楽しみ方をしているんではないかと思う。
前回のお味見よりも見応えがありました。シンプルで天井の低い会場ですが、台やランプの配置がセンス良いなあと。

簡単に、
○ひとくちめ「アジミ祭」
一瞬不安になるがやっぱりお芝居でめでたしめでたし

○ふたくちめ「マッチ売りの少女たち」
今回の中で衣装が一番好き。この会場ってなんか灯火、蝋燭といった小さな光がぴったりで絵本で見た風景が広がりました。浅野さんの嫉妬っぷりが光る。

○みくちめ「中日VS女子」
味わい堂々でまさか中日ネタが登場するとは夢にも思わず(笑)うでたまご、ばきゅう、の岸野さんが愉快。

○よんくちめ「ペプシの神」
こんなにはじけた宮本さんは初めてでした(笑)なにかふっきれたものを感じた。

○ごくちめ「さよなら味わい堂々」
ひとくちめの内容があってこのごくちめが活きる。宮本さんがおばちゃん役に挑戦する。若いのにひなびた感じがちゃんと出ていた。

私は3人をみているのが楽しいのでとても満足。以前にも増して声色が豊かでパワーアップ。お約束、荒船氏の映像は和紙っぽいけど臨場感がある。
個人的には初見の方より味わい慣れしてる方にオススメと思うのですがどうでしょう。作家陣の個性色々でいつもより味が濃いめ。好きな企画です。

ぜつぼうこうじょう

ぜつぼうこうじょう

オレンヂスタ

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2009/08/28 (金) ~ 2009/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

初、七ツ寺・・。
東京からせっせと七ツ寺に出向きました。だって、小夏さんの舞台を見るのは、2007年の駒場以来ですので・・。ふくよかでよろしかった・・・。

いどばかいぎ

いどばかいぎ

各駅停車

OFF OFFシアター(東京都)

2009/08/27 (木) ~ 2009/08/31 (月)公演終了

満足度★★★★

丁寧に描かれていました
派手さはありませんでしたが、現代の井戸場である空き地には
若者の感情や想いの断片が積み重なっている、そういう世界観は
実に丁寧に描かれていました。
演技面では、ぎこちない場面もありましたが、真剣さが補っていました。
若者のコミュニケーションの本質も捉えられていて、面白かったです。
これからも じっくりと描き出すお芝居を期待したいです。

挑発スタア

挑発スタア

イデビアン・クルー

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2009/08/20 (木) ~ 2009/08/25 (火)公演終了

満足度★★★

所々に惹き込まれる箇所はありました
舞台中央に大きなテーブルを置いたため、ダンサーが自由に動けるスペースが狭くなり、窮屈そうにダンサーが踊っていたのが残念だった。

斎藤幸子【作:鈴木聡 演出:河原雅彦】

斎藤幸子【作:鈴木聡 演出:河原雅彦】

パルコ・プロデュース

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2009/08/14 (金) ~ 2009/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

予想以上に楽しめた
最近小劇場が多く、芝居を見るときに役者さんの瞳の動きまで追っていることに慣れてしまったので、こんな広い会場の後ろの方の席で果たして楽しめるだろうかとちょっと不安に思いながら会場に向かった。

心配は不要だった。大きなキャパを持つ会場で大多数の人に満足して貰えるような構成になっていた。会話やナレーションによる状況説明、基本的に大きめな身振り、スクリーンを使った役者と役柄の説明など。こういう手法を取る事自体に議論はあるだろうが、商業演劇として成り立たせるためのひとつの落とし所だと思う。

こういった違った手法が取られているにも関わらず、ステージ上の雰囲気は小劇場のままで、いつも通り楽しめたのが不思議。演出家と役者さんの力量発揮といったところか。
主演は当然ながら斉藤由貴。父親役のきたろうと、同級生役の粟根まことが脇を固め、ストーリーの展開を引っ張る狂言廻し的役割を松村武が担っている。他の役者も魅力たっぷり。個人的には姉役が気になる存在になった。

この芝居では、人はどういうスタンスを取るのがいいのが問うているように感じた。
生きて生活しているのだから当然いろんな出来事が起きるが、それを前向きに取る人、後ろ向きに取る人に分かれる。
人によって得て不得手があるから、同じ人でも出来事の種類によってポジティブ・ネガティブが変わってくる。
どっち方向の立場を取ったかで幸せになるか不幸になるかが変わる。
では、どうすればいいのか、結果は出ていない。
芝居の中でもいろんなスタンスを提示してみせてるがそれは結論ではないだろう。
でも、今いる場所、人を大事にシンプルに生きるのがいいのかもしれない。
大切なものは思っている以上に身近にあるようだ。

いどばかいぎ

いどばかいぎ

各駅停車

OFF OFFシアター(東京都)

2009/08/27 (木) ~ 2009/08/31 (月)公演終了

満足度★★

要するに井戸端会議!
好みの物語ではなかったです。ですからこのしゃべり方と世界観が眠くなった。
ですから、ワタクシと感受性が合わない方にはむしろお勧めかもしれません。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX


団地の一角にあるちっさな公園にゴミが捨てられている。「決まった日にちと場所に捨てない。」と怒るチバアケミ。誰が犯人か?なんて目力で脅す!(苦笑!)
アイダコウジ(兄)は弟のシンジの所に尋ねてきたが、シンジは自分の部屋に兄を通そうとしない。困った兄は通りがかったコスズの空き部屋に厄介になる事に。一方でシンジはコスズに密かに想いを抱いて、シンジが描いた絵をコスズに贈っていた。そんな状況下、兄がコスズの家に泊まってることを知った時点で兄を自分の部屋に呼び戻す。

相変わらず公園のゴミは増える一方で、ふと、コウジはゴミの中を開けて見てみた。そこにはシンジが一生懸命描いて、コスズに贈った絵が捨ててあったのだった。
「男の人ってバカね。誰も絵が好きだなんて言ってないのに・・。ただちょっと褒めただけなのに、毎回絵を持って来るんだもの、処分に困るのよ。でも、ここに捨てるのに意味があるの。決まった場所と時間に捨てないスリルがあるでしょ。」とコスズ。


高校の教師だったコウジは女生徒に「家族からDVを受けてる。」と相談され、その生徒は服を脱いで何箇所ものアザをコウジに見せた。しかし、その現場を見ていた他の女子生徒から噂は広がって辞職する事になってしまう。

アケミの妹・ミカは2年前に男に刺された訳をコウジに話す。「私、男をとっかえひっかえしている時期があって・・・刺した男と他の男とかぶっちゃったのよ、それで・・・。」

会社の部長が私を必要としている、と勘違いして不倫しているミナコ。
そのミナコを好きなユウタをいたぶるかのように不倫の状況を語るミナコ。
シンジを好きなアケミ。

人間関係はグズグズだけれど、要するに怖い女の本質を描きたかったのだろうか・・?


役者の吐くべた~っとしたセリフがまず好みに合わないのと、ゆるい、一体何がいいたいの?みたいな良く解らない芝居自体が好みではなかった。
だって、芝居に勢いとかパッションがないんだもの・・・。


池袋でやるやつ2009夏【シアターグリーン学生芸術祭vol.3 最優秀賞受賞!】

池袋でやるやつ2009夏【シアターグリーン学生芸術祭vol.3 最優秀賞受賞!】

ろりえ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2009/08/27 (木) ~ 2009/08/30 (日)公演終了

満足度

うーん
梅舟さん、斎藤さんのお二人は面白いなと思いましたが、なんというか、微妙でした。

新釈 ヴェニスの呆人 2009

新釈 ヴェニスの呆人 2009

コマツ企画

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/08/27 (木) ~ 2009/08/30 (日)公演終了

満足度★★★

ご愛敬とこだわりのバランス
ストーリーは語り過ぎだけど語れてないというか、処々でお得意のメタっぽさに逃げてしまうのは、今回はあまり効果的でないように感じました。
それでも面白く観られたのは、演出・出演者の力が大きいと思います。
力量の差は少し気になりますが…

ネタバレBOX

アフタートークは申し開きとか余談の場にしない方が本編を純粋に楽しめていいと思いました。
Dream Again!

Dream Again!

OSK日本歌劇団

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2009/08/28 (金) ~ 2009/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

バックステージもの。
劇場企画のキャバレーというテーマ、舞台を生かしつつ、OSKらしい爽やかな作品になっていた。

ダンスが上手い(=身体の制御が上手い)からこその下手なダンスの演技が可笑しい。
もちろんラストは、短いけど本気のショーが付く。

”ダンスの上手さで有名な”白百合歌劇団出身のスターを演じる珂逢こころが、限りなくリアルでありながらも虚構性を失わず、秀逸。

エル・スール~わが心の博多、そして西鉄ライオンズ~

エル・スール~わが心の博多、そして西鉄ライオンズ~

トム・プロジェクト

本多劇場(東京都)

2009/08/25 (火) ~ 2009/08/31 (月)公演終了

満足度★★★★★

やはり西鉄は強かった
ヨネクラさんの丹念にこもった舞台セットがすはらしく、5人 aの登場人物も息のあった演技もすばらしかったです。

ネタバレBOX

ラストのごあいさつのところで「きょうは、野球評論家で西鉄OBの豊田泰光さんがお見目になってます」とさかんに拍手をしたそうです。
新釈 ヴェニスの呆人 2009

新釈 ヴェニスの呆人 2009

コマツ企画

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/08/27 (木) ~ 2009/08/30 (日)公演終了

みた
みてきた

ネタバレBOX

今日の pptは
コマツさんの
恋愛偏差値高いはなし
新釈 ヴェニスの呆人 2009

新釈 ヴェニスの呆人 2009

コマツ企画

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/08/27 (木) ~ 2009/08/30 (日)公演終了

よくここまで
しっかりとつきつめられた世界があって、
それに縛られない創意を感じて。

よくここまでと瞠目しました。

ネタバレBOX

少しずつゆがんだ舞台や
前方のネット。

冒頭の違和感が解けて
しだいに舞台上の意味が浮かぶにつれて
それらが主宰自ら演じる主人公の
内心やそれを包む皮膚の如く
生々しく感じられて。

他者への偏りに満ちた想いや
自らの記憶への嫌悪といらだち
さらには改竄。

なにかを消し去るシーンや
登場人物のマスクに加えて
取り散らかった舞台をかたずけるシーンにまで
心の揺らぎの、ぞくっとするようなリアルさを感じました。

役者たちが演じる内心のパートのような部分には
出現と継続、消滅のそれぞれに切れがあって。

追い込みきったあと
客席に向かってのラストシーンに
息を呑みました。

コマツ企画の底力をがっつりと感じる
作品でありました。

PS:
アフタートークは
本編のちょっとしたスピンアウトにも思えて・・・。

その前フリてきな
終演後の浦井MCも
すごく面白かったです。



【終幕】暗ポップ 【劇団員募集中】

【終幕】暗ポップ 【劇団員募集中】

空間ゼリー

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/08/26 (水) ~ 2009/08/30 (日)公演終了

新境地ではある。
主宰の演りたいテーマは、伝わって来たが
心の病気の問題を扱う舞台設定自体には、
各所に取材不足を感じた。
女優さんが美麗過ぎ!?て
セラピーに生活観が感じられないのは、
演出でなんとかして欲しかった。

風と共に来たる

風と共に来たる

劇団テアトル・エコー

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2009/08/21 (金) ~ 2009/09/02 (水)公演終了

満足度★★★★★

ああ、いい舞台を観たぁ
映画「風と共に去りぬ」はどのようにつくられたのかを、メインキャスト3名で見せる充実の舞台。

序盤からボルテージが上がり、このお年の方が、果たしてこのまま行くのか、行けるのか、と思ったのだが、それは大変失礼な感想だった。

エネルギーをほとばしらせ、あるときは、重さを加え、あるときは辛辣に、そして突っ走る2時間(途中休憩10分含む)。

情熱だ! 全編情熱溢れる舞台だ! しかも楽しいコメディなのだ!

ネタバレBOX

すでにクランクインをしてから3週間がたっている映画「風と共に去りぬ」。しかし、プロデューサー、セルズニックが望む作品にはなりそうもない。
セルズニックは、義父であり、MGMの元ドンでこの映画の出資者でもあるメイヤーの重圧に胃を痛めながらも、思い切った決断をする。
それは、なんとわずか5日間で、この超大作のシナリオをすべて書き直し、監督も入れ替えることにするというものだった。
新たな脚本家ベン・ヘクトに白羽の矢を立て、「オズの魔法使い」を撮影中の監督フレミングを降板させて、この映画の監督に決めた。
しかし、頼みの綱の脚本家ヘクトは、ベストセラーの原作「風と共に去りぬ」をまったく読んでいない。
後に戻れないセルズニックは、ヘクトとフレミングを自分のオフィスに呼び、バナナとピーナッツ(!笑)だけを与え、自分を含め、5日の間缶詰にしてシナリオを書き上げようとするのだった。

もうこの設定だけで、楽しさがわかると思う。

当然、原作を読んでない脚本家にどう内容を伝えるのか、また、原作が持っている人種差別などの数々の問題点、それに対する脚本家の良心、脚本家とプロデューサーがユダヤ人であることのそれぞれの想い、そして、プロデューサーとしての夢、元運転手だった監督、映画ビジネスの本質、そんなさまざまな要素が渦巻いていき、当然一筋縄では収まらない。

単に口当たりがいいコメディではなく、厳しく辛辣な要素も盛り込みながらの舞台であるので、生半可の役者では、この味は絶対に出せないだろうと思わせる。

とにかく役者が素晴らしい。観客にまったく隙を見せず、どんどん引き込んでいく。台詞は本当の言葉になっているし、動きにも、何にも無駄がない。

また、同時代の映画好きにはたまらないエピソードも挟まれるのだ。フレミングは「オズの魔法使い」を監督中、ジュディ・ガーランドを1回だけ殴ったとか(真偽のほどはわからないが・笑)。

ラストも美しく終わる(映画とはちょっとだけ違った画面だったような?)。

本当に素晴らしい舞台。ああ、もう次のテアトル・エコーの舞台が楽しみになった。


・・・後からわかったのだが、公演のチラシには3人のメインキャストの写真だけが掲載されているものと思っていたら、実は、もう1人のキャストもちゃんと載っていたのだ。気がついて笑った。
天翔ける風に

天翔ける風に

TSミュージカルファンデーション

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2009/08/21 (金) ~ 2009/08/30 (日)公演終了

満足度★★★

音楽が・・・
とても素晴らしいと思いました。

野田さんの原作を識らずして臨んだのが少し残念。

色んな解釈があるところですが、歴史の表舞台に隠れたこのようなストーリーも、また興味深く感じました。

ドリアン・グレイの肖像

ドリアン・グレイの肖像

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2009/08/21 (金) ~ 2009/08/31 (月)公演終了

満足度★★★★

耽美
耽美主義なのだ。
だから、山本も加納もやりすぎない。感情が高まる場面でも、ぐーっと高揚していって、ふといなされる様な感覚。
それでいて、というか、だからこそ、非凡な美しさと凡庸な精神のドリアンがきっちりと演じられている。
ウォットン卿も、もっともっと癖のある人物になるかと思いきや、案外普通のおっさんぽい。
バジルしかり。どことなく表現を抑え気味の芝居。
おどろおどろしい『耽美』の世界を期待すると肩透かしをくらうかもしれない。

ネタバレBOX

だからこそ、ラストのウォットン卿の表情が怖い。
ドリアンの堕落がみじめで、切ない。
そして、絵の変容を伝える視覚効果が不気味である。
オスカー・ワイルドの世界観は伝えながら、あくまでも上品で、観るものの感覚に訴えてくる。
私はこの演出、脚色は好きだ。
"Are You Experienced?"

"Are You Experienced?"

CASTAYA PROJECT

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/08/10 (月) ~ 2009/08/25 (火)公演終了

観ました。
8月25日19:30の回

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