満足度★★★★
耽美耽美主義なのだ。だから、山本も加納もやりすぎない。感情が高まる場面でも、ぐーっと高揚していって、ふといなされる様な感覚。それでいて、というか、だからこそ、非凡な美しさと凡庸な精神のドリアンがきっちりと演じられている。ウォットン卿も、もっともっと癖のある人物になるかと思いきや、案外普通のおっさんぽい。バジルしかり。どことなく表現を抑え気味の芝居。おどろおどろしい『耽美』の世界を期待すると肩透かしをくらうかもしれない。
ネタバレBOX
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2009/08/29 00:28
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