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ハッピーエンドクラッシャー

ハッピーエンドクラッシャー

ゴジゲン

シアターブラッツ(東京都)

2009/09/09 (水) ~ 2009/09/15 (火)公演終了

満足度★★★★★

ぶっ壊された

感動しすぎて 終わったあと

そわそわして どきどきして ため息がでました。

モンチャン以降の作品しか知らないけど、 これは傑作と言っていい作品だと思います。

ネタバレBOX


これまでの作品の中で、一番 共感する部分が多かったです。

「幸せなふりをする」 一方で
「不幸」なことで仲間意識を保ってる

友人の自殺という暗い過去から自由になりたいのに
でも幸せになるのが怖い


前作のチェリーボーイ・ゴッドガールでは
「童貞仲間」「童貞を卒業したいけど したくない」という形で描かれていたジレンマが

今回の作品ではより 共感し易い所に落としこまれ
洗練された印象をうけました。


受験生だったころ、推薦で大学決まってる人たちにムカついた様に
職場で「お互い しんどいよね~」を合言葉にする様に
他人の幸せを心から祝福できない ついつい他人の不幸せを確認してしまう
という心理って あるある、と納得してしまいました。

夏と付き合ってると告白したヴォルビックが「幸せいっぱいw」 だったのに
「ノーと言えなかった」と後に語る夏をみて

良く言う、幸せなんて気の持ちようとか、人は些細な事で幸せになれるんだよとか
そういう考えが 果たして本当か?と考えさせられました。
幸せw と思っている感情は真実だけど 果たしてそれで物語は終わるのか?終えてしまっていいのか?

ハッピーエンドクラッシャーというタイトルが凄くハマっていた気がします。

何より正の自殺の理由を明らかにしなかったこと、 テルと5人が結局和解はしなかった事がすごく良かったと思いました。
安易な答えやハッピーエンドを作る事は簡単だったと思うけど、結局本当にこういう事があったら 残された者に理解も和解もないんでしょう。


結局ほんとの幸せって何? 
松居さん、そこらへん明らかにするまで、お芝居やめないでください。

とりあえず、めちゃくちゃ面白い!!!
DREAM BOYS

DREAM BOYS

東宝

帝国劇場(東京都)

2009/09/04 (金) ~ 2009/09/29 (火)公演終了

満足度★★★★★

説得力&充実感あり
チケットを申し込む時は「観たい!」に書いたような気持ちなわけですが、見た直後は「さすが!」という言葉しか出て来ません。1万円以上払ってもいいという人が何万人(もっとか?)もいるからこそ出来る出演者・スタッフの充実と豪華なセットは、エンタテインメントに興味のある人なら、アイドルが好きでも嫌いでも観る価値があります。2時間半かけて語られた物語のエンディングで歌われる「挑戦者」の中で、さらにもうひとつの感動的なストーリーが語られるという構成もグー。

上演中の許可のない写真撮影は確かにマナー違反だと思うが、そうした行為を見たら係員に伝えてくれという密告奨励のアナウンスが開演前と休憩中にあるのはいただけない。

悪趣味

悪趣味

柿喰う客

シアタートラム(東京都)

2009/09/04 (金) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

1年ぶり本公演
1年待ちました。
でも、そんなに待った気はしないです。
その間に個人の活動がそれぞれ目覚しかったから。

で、1年ぶりの本公演を楽しみにして友人を誘って見に行ってきました。
初めて柿を見た友人も興奮するエンターテイメント大作でした!
去年同じ会場で「サバンナの掟」を見たときから、目覚しい成長を遂げてますね。
去年は空間を埋めきれなかったけど、今回は空間が密度濃く活かされていました。

ネタバレBOX

間にたまに入るアドリブかどうか分からない個人の一発芸やネタは、相変わらず入ってくると演劇のペースが止まる。
けど、力の入りすぎた役者と舞台上を緩和させる役割があって、あれはあれで好きです。

ジェイソンの意味のなさや七味さんの無駄遣いなんかが、客の期待を裏読みして外させてくれて、教授と思っていた男が実はキツネの息子だったり、等のドンデン返しな展開が続くクライマックスまで全く飽きる隙がないまま疾走します。

今小劇場でここまでエンターテイメントを完成させている団体はそう多くはないでしょう。
柿はよくつかこうへいと比較されるけど、この舞台を見て劇団☆新感線が浮かびました。
それくらい充実したエンターテイメント作品でした!


会場で売っていた「真説・多い日も安心」DVDを買って家で見ました。
柿のスケールはDVDでは伝わりづらいけど、あの公演も見ていたので脳内補完しながら。
で、見終わって思ったのは、1年前のこの時点で既に柿のスタイルは完成されてるな、ということでした。

ただ、今回は個人の小ネタが多かったかな?
自分的には今回の役者さんの小ネタはちょっと多すぎて展開を滞らせてしまっていたと感じました。
というか、グダグダになる場面が多すぎでした。
でも、柿に出てる役者さんたちって本当に楽しそうで好感もてます!
極めて美しいお世辞

極めて美しいお世辞

箱庭円舞曲

OFF OFFシアター(東京都)

2009/09/11 (金) ~ 2009/09/22 (火)公演終了

満足度★★★

本当に!そうなんです。
プロローグから物語に引き込まれました。リアルなセリフ、ストーリー、俳優、舞台スタッフ等、素晴らしいですね。美容室を見かける度に思い出しそう。

ネタバレBOX

松本寛子さん、かなり印象に残りました。
津留崎夏子さんのけん玉がラストに上手く出来るんじゃないかと想いながら観ていたら、ウィッグに刺したのは衝撃だった。しかも無表情だけに怖い。
「成れの果て」の時もそうだけどラストシーンが際立つ女優さんですね。
悪趣味

悪趣味

柿喰う客

シアタートラム(東京都)

2009/09/04 (金) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

あんしんしてみれるげきだん。
相変わらず面白かった。もはやクオリティの高さが約束されてる劇団なので安心して観れます。ただ今回は物語を投げてないのだから、登場人物(台詞で言われるところの「メインの脇役」)も最後まで描いても良かったのでは、と思ったり。美術中心にスタッフワークのレベルが高い。要するに演出のレベルが高い。

『轟きの山脈』(公演写真を掲載中!「写真」をクリック◎→→次は6月中野ポケット☆★)

『轟きの山脈』(公演写真を掲載中!「写真」をクリック◎→→次は6月中野ポケット☆★)

舞台芸術集団 地下空港

劇場MOMO(東京都)

2009/09/11 (金) ~ 2009/09/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

完成度が高い!
話は、新しいエネルギーが発見された時にどのように揉めたりするか、というところから始まります。
ヒロインのりんが言っていることは、最初はよく分からなかったのですが、
結末まで見ると、納得します。
「おわり」や「おわりのかわり」が何なのか、是非たくさんの方に見てもらいたい(そして語りたい!)と思います。

セリフはテンポが良く、メッセージ性も強く感じました。
随所に出てくるギャグも秀逸。
特に、新しいエネルギーを活用しようとしているトレボウ化粧品の久留米ヶ丘ミチルさんとNSKテレビの関ADのギャグは最高です。
完成度が高い劇だと思いました。

片想い撲滅倶楽部(公演終了・ありがとうございました・御感想お待ちしています)

片想い撲滅倶楽部(公演終了・ありがとうございました・御感想お待ちしています)

MU

新宿シアターモリエール(東京都)

2009/09/10 (木) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

神様がいた。
最初こそ「いつものMUより甘い?」と思ったものの、段々と記憶の奥底を抉り出され、前公演の「便所の落書き屋さん」同様、心臓や脳が切り裂かれるような痛みを覚えました。結婚相談所の社長の罪悪感や虚無感は、性的な倫理という意味では正反対の価値観を持つ私でも容易に共感できるし、その感情の流れに胸が自然に熱くなる。だからこそラストシーンには浮絵が神様に見えたし、赤い糸が沢山見える光景が非常に可愛く思えました。役者さんが皆さん、もれなく生き生きとして魅力的に感じましたが、やっぱり元吉庸泰さんがいいキレっぷりで素敵でした。彼が煙草を吸ってるシーンはあまりのカッコ良さに釘付けで、メインの芝居を観れませんでしたごめんなさい(笑)

神様はいない(公演終了・ありがとうございました・御感想お待ちしています)

神様はいない(公演終了・ありがとうございました・御感想お待ちしています)

MU

新宿シアターモリエール(東京都)

2009/09/10 (木) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

絶望した。
仏壇に手を合わせていても信仰心があるわけではなく、最後の神頼みをしてるくせに神の存在を信じているわけではない。クリスマスにケーキを食べて花祭りには甘酒を飲む、そんな標準的な日本人の感覚を持つ私だけど、「神を守ろうとして人を刺し返り血を浴び犯罪者になる」、そのラストに心の中で叫びました。「神様はいない!」。その時、神がいることを願っていた自分に気付き、カーテンコールの後に深い絶望感を覚えました。

花束をバシバシ叩きつけたり、不自由な足を蹴飛ばしたり。「片想い」の方でもババァとかデブとか言いたい放題で、MUの見せる凶暴性には容赦がない。しかしそこに「人間のありのままの姿」を見出し、またそれを肯定する自分に気付き、小さな罪悪感と奇妙な快感に包まれる・・・だから私はMUの虜なのだと気付かされました。

怖くて素敵なお芝居をありがとうございました。次回作も楽しみにしています!

(追記)あまりの衝撃に、ラストの「雨は雨」の意味をその場では分からずにずっと考えてました。いまさらながら、他の方々の感想でいろいろ気付きを与えてもらってます。私にとってMUのお芝居は、怖いほどリアルな「己との対峙」です。このような演劇もあるのだと感動しきりです。

ギリギリ圏外

ギリギリ圏外

子犬会議

プロト・シアター(東京都)

2009/09/11 (金) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度★★

コントは間が命
私の若き仲間達が、頑張ってコントやってるので、ずっと応援しています。
コントを書きながら、出演もしてで、皆大忙し。
今回は、出演メンバーが少なかったせいか、その余裕のなさが、舞台に影響して、コントに大事な間をうまく取れていない様子が、気の毒であり、残念であり…

頑張ってやるコントを脱したら、きっとすごく面白いカンパニーになると期待しています。

猫の墓-漱石の想い出-

猫の墓-漱石の想い出-

菅間馬鈴薯堂

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/09/09 (水) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度★★★

漱石の真実
 表題の「猫の墓」は、漱石の随筆『永日小品』に同名の作品がある。そこにも、妻との葛藤がうかがわれる。ただし、舞台に描かれるような、激烈な諍いがあったかどうかはさだかではない。一方、舞台末尾に出てくる「猫の死亡通知」もよく知られるところだ。そんなユーモアをよく解する漱石は、『吾輩は猫である』などの初期作品でもおなじみである。しかし、舞台上の、たえず、いらだち、自分に菓子が残されていないことにも怒りを募らす人物とは重なりにくい。妻からは「高慢で体裁のいいことばかりお書きになってる」と非難されるのだが、実際の漱石にもそんな側面があったとしても不思議ではない。そもそも、どんな人間も少なからず多面的ではある。そんな複合的な人間を、統一的な論理でさばいて見せれれば作品が説得的になる。本作には、背後の説明仮説にまだ埋めるべき部分が残されていると感じられたのだが、どうだろうか。

ゴドーを待ちながら

ゴドーを待ちながら

SCOT

利賀芸術公園 創造交流館芸術劇場(富山県)

2009/08/27 (木) ~ 2009/08/29 (土)公演終了

毎週、観ていた
小さい頃、好きで毎週観ていた
『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』
が、頭の片隅に、いや半分くらいに流れていました。

ギリギリ圏外

ギリギリ圏外

子犬会議

プロト・シアター(東京都)

2009/09/11 (金) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度★★

キムラキリコさんが出てるというので
コントライブ。微妙なものもあり。

神様はいない(公演終了・ありがとうございました・御感想お待ちしています)

神様はいない(公演終了・ありがとうございました・御感想お待ちしています)

MU

新宿シアターモリエール(東京都)

2009/09/10 (木) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★

正攻法でしっかりと。
 宗教とテロを題材にして、「神様はいない」という挑戦的なタイトル。これだけでもとても挑戦的なので、どんなラジカルな芝居になるのかとはらはらとしていたが、あくまで正攻法で、宗教問題ではなくて作家のあり方に重点を置いて描きたかったんだということがわかった。

 重くなりそうな題材を、決して笑いに逃げることなく真面目に取り組んで、ストーリーと文体で80分、観客を引き込む。大したものだ。

神様はいない(公演終了・ありがとうございました・御感想お待ちしています)

神様はいない(公演終了・ありがとうございました・御感想お待ちしています)

MU

新宿シアターモリエール(東京都)

2009/09/10 (木) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度★★★

心してみるかんじ
出だし二部屋のシーンのつながりがいまひとつな印象であったが、後半つながってきた。足利さんが少し雰囲気変わったかな。

片想い撲滅倶楽部(公演終了・ありがとうございました・御感想お待ちしています)

片想い撲滅倶楽部(公演終了・ありがとうございました・御感想お待ちしています)

MU

新宿シアターモリエール(東京都)

2009/09/10 (木) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★

安心して楽しめる芝居
またも佐々木さんを堪能である。同じようなキャラな気もするが、それでも楽しいである。

真久部卓の生活

真久部卓の生活

モンキーworks

アトリエフォンテーヌ(東京都)

2009/09/10 (木) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度★★★

古典なのか
何か下敷きになっているのかまったく知らないのですが、すんなりと見られた。ときおりの小ネタがよいですね。

「ロミオとハムレットの夢物語」

「ロミオとハムレットの夢物語」

アイサツ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/09/08 (火) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度★★★

あ、参戦作品を4つ
順々にやるのだなと席についてから知る。ロミジュリ、ハムレット、夏の夜の夢、冬物語を均等に。筋は拾いながら次々と展開してゆく形がおかしな面白さがあり漫画のように・・・4、違う、12コマ漫画(滅多にないけど)をみてる感じ。展開が急なので驚くけれど、最後、野球ボールで倒れるなど面白い演出だと思うし4つの作品を存分に遊んでいた。玉葱みたいな帽子を被ってた人がなんとも愉快。

吾妻橋ダンスクロッシング

吾妻橋ダンスクロッシング

吾妻橋ダンスクロッシング実行委員会

アサヒ・アートスクエア(東京都)

2009/09/11 (金) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

観ました
楽しかった! けどこういうイベントはオールスタンディングで観たいっていつも思う。から、バーカウンターの前で立ち見してました。

悪趣味

悪趣味

柿喰う客

シアタートラム(東京都)

2009/09/04 (金) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度★★★

普通
観る前に受けた印象よりも普通だった。

もっと破天荒なことをするものかと思っていたので。

とはいえあくまでそれは高いレベルの上でのお話。
楽しく、ときにはぞくりと、何より低い敷居で安心して見させてもらえた。

メッセージ性が薄いようにも思われたが、この劇団は別にそれでいいと思う。

悪趣味

悪趣味

柿喰う客

シアタートラム(東京都)

2009/09/04 (金) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

異世界感と二重構造の面白さ!
 楽にぎりぎり間に合い、観させていただいたが後悔した。この芝居はまず初日に観なければいけなかった。多分初日に観ていたら、三回くらは見に来ていただろう。脚本・演出・役者・スタッフと、三拍子も四拍子も揃った名作だ。

 最近等身大の芝居をする劇団が多い中で、この劇団ははっきりと異形の世界を描いている。その描く世界観がとても魅力的だ。そしてこの劇団の凄さはその異形の世界を描きながら、ところどころで現実世界に戻り、これはお芝居ですよということを観客に認識させる。

 その二重構造が作品をさらに混沌とさせ、魅力的なものにしている。お見事だ。

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