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蛮幽鬼(ばんゆうき)

蛮幽鬼(ばんゆうき)

松竹

新橋演舞場(東京都)

2009/09/30 (水) ~ 2009/10/27 (火)公演終了

満足度★★★★★

期待裏切らず
 期待通りで大満足、興奮しました~♪

 「巌窟王」がモチーフとしているそうですが、古今東西のいろいろな復讐物語の要素がちりばめられているのでしょう、「この場面は、あの映画、あの小説からのインスパイアかなー」なんて思いながら見ちゃいました。

 上川氏は、カンフーモノの敵役っぽい風貌、TV時代劇のさわやかイメージとはまったく違う魅力。
 稲森嬢、綺麗、かわいい、かっこよい。古装がとっても似合う。
 早乙女太一くん、殺陣が美しい。

世田谷カフカ 

世田谷カフカ 

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2009/09/28 (月) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★

へんちくりん
 話がすすむにつて、小説の登場人物の世界と、現実の世田谷の世界が重なっていく。これが、脳みそをかき回されるようで、結構心地よかったりしました。
 登場人物が迷うカフカの小説の世界と、迷路のような世田谷の街を重ねているのだろうけれど、地方出身者で東京23区外在住の身としては、世田谷がどれほどの迷宮なのかよくわからなかったりするのでした。

ネタバレBOX

 終わり方は...カフカの未完の作品がもとになっているだけに、落語の「じょうだんいっちゃあいけねえ」のような、とりあえず舞台をおわらせるためだけのオチだったんだろうなあ。

横町慶子さんがたっぷり見られて満足。
嫁姑の会話、特に姑の話しぶりが恐い。
植木嬢の人形劇のくだりが可笑しかった。
中国の不思議な役人【寺山修司×白井晃】公演終了

中国の不思議な役人【寺山修司×白井晃】公演終了

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2009/09/12 (土) ~ 2009/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★

わからないけど、素敵だった
正直言うと、昔から寺山修司はわからない。理解できたためしがない。
どうやら、鏡が出てくる芝居は理解に苦しむ頻度が高いな、私の場合。

でも、演出の白井さんの、寺山への愛は充分伝わった。白井さんの作り出す幻想舞台が、頭ではわからない寺山世界を肌で感じさせてくれた気がする。

ベテランなのに、今尚、新しいチャレンジをし、進化を続ける平幹さんには、感涙もの。だって、10代からファンだもの。平さんが登場した途端、舞台に躍動感が漲り、凛とした声が、劇場の隅々まで魅了するのが実感でき、胸が小躍りしてしまった。

宝塚の男役に引けを取らない秋山さんの軍服姿にも魅了された。彼女のユーモラスな振りには愛嬌があって、思わず顔がほころんだ。

無垢な若者を無垢な演技力の二人に配役したのも、熟練役者との対極が鮮明になり、この舞台では成功したように思う。 

佐野洋子の絵本「100万回生きた猫」をふと思い出したりして、よくわからないのに、結構楽しんで観劇できて、不思議な満足感だった。
  

サッちゃんの明日【松尾スズキ新作!】

サッちゃんの明日【松尾スズキ新作!】

大人計画

シアタートラム(東京都)

2009/09/18 (金) ~ 2009/10/11 (日)公演終了

満足度★★★

以外に面白かった。
あんまりいい評判聞きませんでしたが、個人的には面白かったです。
まとまったお金の唄あたりから「解りやすい、見やすい舞台」が続いたので、
これが「大人計画」という感じ。
物語としては内容はそんなにありません。まぁ笑えればいいんじゃないかな
設定(障害・薬とか・怪しい政治団体とか)とかTVの影響が少なからず
あると思いますが、人それぞれ考えてもらって舞台の上では全部
日常に1部として流してるような舞台でした。
皆川さんの意味のない動きが楽しかったです。

私たち死んだものが目覚めたら

私たち死んだものが目覚めたら

shelf

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2009/10/02 (金) ~ 2009/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★

緊張感に溢れた舞台
なかなかと息を呑む。音を立てるのに気が引ける。
なので、、、疲れる。

ネタバレBOX

語り手が、状況描写を語り、場面を説明する。
言葉としてしか受け止められず、、、
最初は見えていた風景が会話と共に揺らぎ消えて、白い檻の中に囚われているかのように感じた。
役者さんは皆さん達者。教授役は存在感があって・・・
逆にありすぎて、生きながら死んでいるような影の薄さが感じられない。
野蛮なナマの生と、生ける屍と、無邪気な生との距離感としては、ちと力強過ぎる存在感。
せめて、創造の宝箱のカギを持っていってしまった人と会うまではもう少し影が薄くあって欲しい気がする。
尼僧看護人の動きが能のような、スロー再生しているような、沈黙の芝居。
不気味な影、死神、暗黒の心理、付きまとう諸々の不安を表してて妙。
歌、舞台上の時は不安定・・・
でも、遠景で闇に溶け込むように歌った時は、語尾が儚げでよかった。
ティーチャー!!

ティーチャー!!

コメディユニット磯川家

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2009/10/02 (金) ~ 2009/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★

笑った!笑った!
お腹を抱えるほど笑った!
この芝居は前の方で観ないと舞台の醍醐味が味わえない。

何故か?
それは付けまつげが目の下にこびり付いて主張している様が見えないからだ。笑

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

職員室でのドタバタシチュエーションコメディ。
キャストの設定は生徒が一人。掃除婦が一人。他は全員が教師。
職員室では教師2人がこよりを一人の教師の鼻に入れてからかってるシーンから始まる。
このシーン、関東ではウケそうもないが関西ではウケルのだろうか・・?
こりゃあ、ダメだなー(。。”)と感じたのもつかの間、芝居は観客を力でねじ伏せるごとく自分たちのコメディに引っ張り込む。
こういう技は流石!

職員室ではイッチャッテルキャラの先生方が後から後から登場し、観客を飽きさせない。そんな中で職場恋愛じゃあないけれど、誰々先生が誰々先生を好き!みたいな青春真っ盛りな空気が広がっていくわけよ。
ああ、夏の太陽じゃあないけれど・・熱いぜ!みたいな・・。笑

その恋愛ごっこの主役である池田先生のクラスの生徒・山口が友達と喧嘩をしたことから、教頭の耳に入り親を呼び出すという大騒ぎに発展してしまう。これを食い止めようと池田先生たちは必死になりながらもドタバタドタバタと大げさな経過を見せながら笑わせるという舞台。

一方で池田先生が常にイジッテル岡町先生は原西先生に好意を寄せていた。岡町はラブレターを手渡す決心をしていたが、中々チャンスがない。それを後押しする池田先生。
しかし、岡町は見事にフラレテしまう。「忘れられない人がいる。」という理由から。
池田は岡町の為に原西を説得する。「生徒は友達、先生、家族・・いろんな人たちに支えられて大人になる。大人だって誰かに支えられてもいいんじゃないか、人は一人では生きられない。一人で頑張ろうとせず、しんどいときはしんどいから助けて。っていいましょうよ。忘れられない人がいたら、乗り越える努力をして誰かに支えて貰っちゃ駄目ですか?」なんつってクサイセリフを吐いた矢先、原西先生の忘れられない相手は父親だと解る。ファザコン!(苦笑!)

そんなこんなでとにかく、めい一杯走ったりわめいたり、被り物を被ったり、パンツ1枚になりながら見た目も体を張って勝負に出たコメディでした。

いあいあ、これはとにかくおもろい!(^0^)





CONTINUE

CONTINUE

Ultimate Games

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2009/09/30 (水) ~ 2009/10/04 (日)公演終了

満足度

なんだか。
いろんな事のついでに観劇。
ゲストが有名な声優さんだったらしく満席でした。

出演者が多かったのですがキャラクターがやりすぎともとれる程キッチリ決まっていて分からなくなる事はなかった。むしろ単純すぎかも。
人数を駆使した殺陣のシーンが多く、ロボットとか熱血アニメのように勢いで盛り上げようとする姿勢はああいったタイプの演劇の手法としては好感が持てました。

ですが、全体的に微妙…
友情!気持ち!みたいな熱血系のシーンが多く、最近流行りの爽やか好青年主演の商業演劇なんだけど、公演の規模的にちょっと入れ込むには近すぎる距離感。やるなら徹底的に商業演劇らしくすればいいのに。。。
全体的に生ぬるい気がした。
おそらく役者のポテンシャルが低いせいかと思いますが、若い役者たちが中心なので仕方ないのでしょうか、く私の好みの芝居ではなかったからでしょうか。残念でした。

正直、3000円以上支払うのはしょうしょう私にはキツかったです。

三団体合同公演ミツドモエ

三団体合同公演ミツドモエ

ミツドモエ企画

早稲田大学学生会館(東京都)

2009/09/30 (水) ~ 2009/10/03 (土)公演終了

満足度★★★

Fantasy Next<post-post≦1999
恐れ多くも格付けさせていただくとこうなります。
詳しくはネタバレBOXで。

ネタバレBOX

観劇順に感想を書きます。

post-post

とにかく脳がパニックに陥りました。開演前からアクトが始まっていて、開演時間になったらアフタ-トークが始まる。でも一部の役者は舞台上に残っていて、アフタートーク後もアクトは続き、すべてが演出だったと気付かされる。
以降どんな「観客だまし」があるのか気になってあまり役者の演技には集中できませんでした。
今まで全く見たことのない形の演劇だったので「こんなのありかよ」と思いながら見ていましたが、最後には「ああ、ありなんだ」と納得させられるものがあったかと思います。それは最後の歌の「楽しい」という言葉や演出家の苦悩を描いているようなところから、みなさんの芝居に対する気持ちが伝わってきたからなのかなと思います。


Fantasy Next

3つの中で一番「普通」だったと思います。先が読めすぎて少しさめてしまう部分もありました(赤子を腹から押し出すのは予想外でしたが)。
あと人間と魔族という理解しえない二つの種族の関係、交錯、発展を描いたものでしたが、そのために持ってきた「ドラゴン狩り」という設定が、役者からドラゴンに対する恐怖みたいなものがいまひとつ伝わってこなくておざなりになっているような印象を受けました。
また役者どうしのテンションが一致してないようなところがあり、笑いどころがいまいち笑えない空気になっていたところもあったかと思います。


1999

まず45分という上演時間を聞いて「ものすごいスピードで展開する話なのかな」と考えていましたが、実際はそれと真逆でゆるいというかふわっとした感じでした。いろんな「?」が残りっぱなしで終わる、でもそれでも別にいい感じ。ふわっとした空気が伝わってくる感じ。僕はあの感じがすごい好きですが、結構人を選ぶ作品かなと思います。
あと客が舞台上で役者がキャパで演技するという形は開演から違和感があったんですが最後付近の覆面とホームレスの女の子が対峙するシーンでうまく活きていたと思います。あのシーンはすごく好きです。
また作者が作者として、音響が音響として、照明が証明として出てくるシーンは下手すると客が冷めちゃう可能性があるので僕はあまり好きではありませんでした。


総括

同じ場所でやる芝居なのに全部舞台の形が違っていて毎回楽しめました。あとすべてに共通していたこととして、役者が舞台上から下りてアクトをしているということがありました。これはあまり見ないケースだなとは思いましたが客と役者の距離が近すぎて物語と現実の線引きがあいまいになってしまっていたように感じました。
て

ハイバイ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2009/09/25 (金) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★

重い
感情の嵐です。もう一回観たい。

ROMEO-午前0時の訪問者-

ROMEO-午前0時の訪問者-

ルドビコ★

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2009/09/30 (水) ~ 2009/10/05 (月)公演終了

満足度★★★★★

夢のようなファンタジー
演出、照明、衣装、舞台装置、キャストの演技、音楽、どれをどーとっても素晴らしい!と一言に尽きる。プロの技を確認した。
ルドルコという劇団、今回で5回の公演だったが、本当に素敵でした。
本の練りも抜群で、ひと時の夢を頂きました。
感謝感激あめあられっ!(^0^)


以下はネタばれBOXにて。。


ネタバレBOX

ロミオとジュリエットを題材にした物語。
2012年12月、マヤの予言どおり世界は闇に包まれろ。そして2100年、黒空国は存在した。

ジュリエットを失ったロメオはもう一度ジュリエットに会いたい一心で、闇の王子・メフィストと自分の魂を差し出す代わりに、ジュリエットに会わせて欲しい、と契約を結んでしまう。メフィストは早速午前0時の真夜中のカーニバルにロミオを招待し、今後666年間、契約は持続すると承認する。
しかし、契約にはソレ相応の見返りがあったのだった。
それはこの世に生かしたジュリエットをロミオが666年の間に見つけられなかったら、その見返りとしてロミオの体の一部を少しずつ頂いてしまい、やがてロミオの魂は粉々になって散ってしまうというものだった。
メフィストはロミオにぴったりと寄り添い、そのものに望みを叶えながら、ロミオを蝕んでいったのだった。

一方でジュリエットの婚約者・パリスはこの世の闇を無くす為に17歳の乙女の生贄を捧げていた。それによって光を操るパリスは光の王子と呼ばれていたが、実は力のある悪魔によって支配されていた。その力は絶大だったため、パリス自身も人間を意のままに操ることが出来るという不思議な力があった。

これらの内容を絡ませながら、ロミオは本物のジュリエットを探しながら、やがて最終年の666年目に本物のジュリエットを探し当てるという筋だが、な・なんと、そのジュリエットこそが、いつもロミオの傍に居たジャンという大根泥棒の可愛い少年だったのだ。笑
ロミオがジュリエットを探せなかった為、お互いの記憶が蘇らなかったのが原因で、こんなに長い間ジュリエットの存在に気が付かなかったのだった。

しかし、今やボロボロになってしまったロミオを助ける為に、ジャンは殺されてしまう。悲劇は繰り返し続くのだ。


ジャンが大根を抱えて逃げる仕草がコミカルで可愛い!(^0^)
そうして後ろ向きで大根をかじるシーンも!会場内でも笑いが起こる。
笑いどころは満載で、トドリエの一身に背負ったコメディは流石プロです。

レベルの高いミュージカルに感激し、キャストやその他のスタッフのプロとしての技量にふれ、幸せなひとときでした。
5500円という価格、決して高くない。むしろ安い。ひじょうにお勧めの舞台です。




milk

milk

高襟〜HAIKARA〜

d-倉庫(東京都)

2009/09/29 (火) ~ 2009/09/30 (水)公演終了

満足度★★★★

モウ!
ハイカラが生れ落ちて、右足首に赤い紐を結ぶシーンが印象的。血の絆みたいな。光と影の中での深見さんのダンスは圧巻。

ネタバレBOX

頂いたチョコを食べながら公演を思いつつ帰りました。
私は「岩佐もっしゅ」さんでした。

チケプレありがとうございました。
世田谷カフカ 

世田谷カフカ 

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2009/09/28 (月) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★

話の内容はおいといて
カフカって劇中の言葉通り「虫になるやつ」しか知らないけど
なかなか独特の世界観を持った方で薄幸な人生ということは理解。

「シャープさんフラットさん」「神様とその他の変種」を観て、
今回あまりに異なる演出に驚きながらも、演出家としてキャパシティの
広さにむしろ感動してしまいました。

ストーリーはカフカの三編の小説と、それになぞった現在を交差させ
余計に判りにくくなって(笑)いるんだけど、これはこれでおもしろい。
美術・映像・会場まど、ありとあらゆる手法を取りこんでしまうところ、
若い劇団がやると、狙いすぎて観客が一歩退いてしまいそうなだけど
さすがここはベテランの仕事を見せてもらったような気がしました。

これは「ストーリーが~」とか感想を理屈で述べる作品ではなくって
からっぽになるまで発信する劇団と観客が生み出す「空気」を楽しむ
そんな作品ととらえて観るといいかも。観れて良かったです。

しかし、冒頭の村岡希美さんが超重要な役所ですね。
ここで観客の反応と印象を上手にまとめておかないと、後半が活きて
こない。演技もさることながら、度胸にも感服しました。

BUG 【美保純が降板⇒代役は西山水木】

BUG 【美保純が降板⇒代役は西山水木】

燐光群

ザ・スズナリ(東京都)

2009/09/18 (金) ~ 2009/09/30 (水)公演終了

満足度★★★★

観たという満足感!
観ている私も、アグネスの様にピーターの狂気に引きずり込まれる恐怖を感じた。終わり方も好きですね。私も一瞬、この世から消えた気になった。

home【作・演出 田村孝裕】

home【作・演出 田村孝裕】

三田村組

ザ・ポケット(東京都)

2009/10/01 (木) ~ 2009/10/11 (日)公演終了

満足度★★★

少し歪んだ家族劇
まず、会場の高齢っぷりにとまどい、三田村組の客層を感じる。
そこで始まるドラマが、老人ホームを舞台にした物語。

仕方なくホームへ来た者、自らの意志で来た者、夫婦で来た者、
それぞれ事情は異なれど、疾病や痴呆など、襲う現実。
そんなことが背景に、独りの老人を中心に話が進みますが
舞台の雰囲気はあっけらかんとコメディ寄りな作り。

まわりのご高齢お客さん、ケタケタ笑ってたけど、むしろこっちが
触れてはいけないところなのではないかとヒヤヒヤしてました。
まあ、主宰の方が選んだ脚本なので、楽しめばいいんでしょうが。
「ピンクレディー」には笑っちゃったな(ぼくだけウケてた‥)

ラストは賛否両論分かれそう。
もっとどっちつかずの収め方にしてもよかったかも。

白雪姫と七人のム・フ・フ・・・

白雪姫と七人のム・フ・フ・・・

SPPTテエイパーズハウス

あうるすぽっと(東京都)

2009/09/25 (金) ~ 2009/09/27 (日)公演終了

満足度★★

最初と、最後の
ダンスシーンは圧巻!見応えあり。ドラマになると、あうるは広すぎかなあ~。なんかスカスカした感じ。ベタだけど安心して観られる。

ネタバレBOX

生演奏いいですね。開場と同時に入って良かった。
朝焼けのパレード

朝焼けのパレード

ハチビットプラネット

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2009/10/02 (金) ~ 2009/10/04 (日)公演終了

満足度★★★

生見さん圧倒的
魅力ですな。

「ここで光ってみる」 「飛ぶ布団」 「愛愛愛愛愛愛愛っ」

「ここで光ってみる」 「飛ぶ布団」 「愛愛愛愛愛愛愛っ」

ロロ

スタジオ・ガンボ(東京都)

2009/10/03 (土) ~ 2009/10/03 (土)公演終了

満足度★★★★

ロロ色。
実際は55分近くになった三本立て。

ネタバレBOX

一本目から二本目へと流れる展開がもう自由過ぎて可笑しい。
どれもロロらしいキュートさはあり、中でも三本目の「愛愛愛愛愛愛愛っ」は今までの公演の中でこの箇所もっと長くやって欲しいなと感じていたシーンを一本にしていた。(「○○ちゃんのことが好きですっ」というモジモジ加減)なので非常に満足。三浦さんもやりたかったんだと思う。

昨日のことは覚えていないから、10年間毎日毎日、渾身の力で勇気を振り絞ってウルシちゃんに「好きですっ」ていうコク役の三浦さんが最大限の愛を発していたのが凄く良かった。
フラれたことを忘れないように紙に「ウルシにフラれた」って書いて胸に貼るシーンなんか涙が出ますよ。なんだろうロロっていつも泣きたくなる。
篠崎大悟さん、森本華さん、三浦直之さんだけでの企画ですが、あのちいちゃい会場でもしっかりロロ。説明しにくい良さ。
て

ハイバイ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2009/09/25 (金) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

なぜこんなに伝わってくるのだろう
どこか軽妙な感じにつられて
最初は漫然と見ていたのですが、
たちまち舞台上の時間や
登場人物の想いに引き入れられて・・・。

しかも、一通りの物語にさらなる奥までがしっかりと用意されていて・・・。

声を立てるほどに笑ってしまっているのに
同じ時間に
どんどん心がキャラクターの想いに
満たされていく・・・。

凄い。

ネタバレBOX

東京芸術劇場の小ホールに
対面形式の舞台が設えられて、
とある家族の
祖母の死の直前から
葬儀に至る風景が描かれていきます。

彼女の最期の時間と葬儀の風景が、
2つの視点で繰り返して演じられていくのですが、
その効果にやられました。
アクリル板に描かれた二つの絵が繊細に重なって
平板だったものがたちまち立体感をもってやってくるような。

父母の個性の豊かさや
その育て方に確実に影響を受けた
子供たちのあけすけな想い。
泥を落としていない野菜の瑞々しさのようなものが
観客が身構える暇もなくどんどんと入ってきます。

意地を張りあったり、ためらったり
押し付けたり・・・。
地層のように積もった思いが露出していく中で
ひとりずつの
ナチュラルで不器用で、でもそれぞれに真摯さをもった個性に、
見る側の心が共振していく。
その行き場のなさ加減が
なんというか愛しむような実感とともに
観る側に満ちていきます。

家族の喧騒のなかでの
祖母の死の静寂なさりげなさにも
心を打たれました。
その透明感が
物語の裾野のように広がって
生きてのこる家族たちの姿を
一層鮮やかに浮かび上がらせて・・。
祖母の不自由な手を
棺の内に収める葬儀屋さんの
とまどいのおかしさが
素の色を与えるように
生々しい死の現実を呼び起こします。

繰り返し側の時間のなかで、
教会に棺桶を運ぶ場面。
泣きつづける長男の想いに
観る側もたまらないほど心を染められて・・・。

ちょっとした縁で入り込んできた
キリスト教会の価値観に
家族丸ごとはめられる時の滑稽さ・・・。
朗々とした牧師の讃美歌と
家族の戸惑いが積もって
どうしようもなくはじける姿に
抱えきれないほどのおかしさがこみあげてきて
そのあとに深く逃げ場のないペーソスが
不思議な突き抜け感とともにやってきて。

終演後しばらく呆然としておりました。
世田谷カフカ 

世田谷カフカ 

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2009/09/28 (月) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★

凄い舞台だった
凄い舞台だった。
だが、「おもしろかった?」と聞かれると、「うーん」
少なくとも、舞台あんま見たことない人には絶対にすすめない。

今まで観た何本かのケラさんの舞台とだいぶ違う。
(チラシとかにもそう書いてはあったが)
はっきりとしたストーリーはない。
フランツ・カフカっていう人(よく知らない「変身」が有名?)の
未完の小説3つ「審判」「城」「失踪者」がごちゃごちゃに入り混じって、
正直よー分からん!
観終わったあとも、なにも残らない。

でも、そのわからん話を3時間超(休憩15分含む)!
集中力途切れさせず、見せられるのはさすがケラさん!!
もちろん、笑えるシーンはたくさんある。

行くなら、前の方(E列以降)のセンターブロックがいいかも。
映像使うし、あと一人の役者の人が何役もやるから顔がはっきり見えたほうがいい。

マクベス

マクベス

子供のためのシェイクスピアカンパニー

さいたま市地域中核施設プラザノース(埼玉県)

2009/09/19 (土) ~ 2009/09/19 (土)公演終了

満足度★★★★

こういうシェイクスピアなら、また観にいきたい
本日全国ツアーの千秋楽、場所の関係上席が埋まっているのは6割程度で
ちと寂しい。子ども全体の2割くらい?アフタートークもあり。

シェイクスピアは難しい。
1つ1つのセリフが長くて、なかなかついけず意外と楽しめないのが実際のところ。
で、今回。
シェイクスピアの長いセリフも出来るだけカットし、
要所要所に入る手拍子でスピーディーにうまく展開。
所々に入る寸劇もおもしろい。

舞台装置はシンプルに木製の机とイスだけ、それをうまく並べ替えたりして舞台に。
役者の人も複数の役はもちろん、出番でないときは黒マントの黒子として活躍、忙しそう。

それにしても
出ている人の演技力がみんな高い。
マクベス役の石田さんのセリフがちょっと聞き取りづらい部分はあったが。
かなり見ごたえあり。大人も間違えなく楽しめるはず。

毎年夏に公演をして今年で15年目、
こういうシェイクスピアなら、また観にいきたい(値段も安いし)

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