最新の観てきた!クチコミ一覧

163281-163300件 / 191765件中
侏儒の言葉

侏儒の言葉

きせかえできるねこちゃん

明治大学和泉キャンパス・第一校舎005教室(東京都)

2010/05/07 (金) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

満足度★★★★

「愉快な芥川」
「こんな芥川もありだよね!」をコンセプトに、芥川が描いた短編をもとに軽快なオムニバス芝居に仕立て上げた公演。
若者の古典離れが進むなか、とても良い発想だと思った。当初は1時間30分くらいの予定だったが、稽古をしているうちに1時間にまとまったという。
短いが、とても適度な上演時間で、観客は、大人も学生たちも楽しんでいた様子。構成・演出(丸山港都)の手腕が感じられた。
「きせかえできるねこちゃん」は明治大学の演劇専攻の学生たちによる劇団。劇団名からくるイメージは何かPOPないまふうの軽い芝居をやっていそうだけれど、ミヒャエル・エンデやイヨネスコ原作の本格的な芝居を手がけてきた。と、いっても、この劇団の存在を私が知ったのは昨年の秋だったので、これらの作品は観ておらず、非常に悔しい。というのも、全員が4年生なので、今年はあともうひと公演できるかどうか、という状態だそうだ。
卒業後は劇団活動の継続はなく、それぞれが演劇の世界をめざすことになるそうだ。学生劇団のメンバーがそのまま持ち上がりで劇団をつくるケースが少なくないので、期待していたのだが・・・・。
私はこの劇団の主宰・丸山港都さんのセンスがとても好きなので、彼が中心の劇団がなくなるのは寂しい限りです。
この劇団が使用している明治大学の和泉校舎の教室は週末に急遽大学側の行事で使用予定が入ることが多く、今回の公演も金曜日と日曜日の公演が行えなくなり、土曜日2ステージのみとなってしまった。
特に金曜日の中止は急だったらしい。せっかく稽古しても公演が半減するなんてまったく気の毒だ。しかし、「演劇が好きでたまらない!
」という全員の情熱が伝わってくる舞台でした。最後まで見届けたい劇団です。

ネタバレBOX

本日はご来場いただき、ありがとうございます」と言いながら、とて感じのよいお嬢さんがにこやかに客席にお菓子を配って歩く。そして、このお嬢さん(山田志穂)は紙芝居屋に変身して「桃太郎」の紙芝居を始める。
「まさか、桃太郎の項は紙芝居で見せるんじゃあるまいね」と思っていると、桃太郎の鬼退治のところで鬼たちのわーわー騒ぐ声が外から聞こえてきた・・・。突如、ピストルを持ったアロハシャツの金髪男(草野峻平)が乱入。
アロハシャツを脱ぎ捨てて半裸になり、紙芝居屋に襲い掛かり、「服を脱げ!!」と命令。スカートまで剥ぎ取ってしまう。2人の洋服とりかえっこである。草野は凄い迫力だった。そこにケータイが鳴って犬から「急用で行けない」という電話。この金髪男が桃太郎らしい。どう見ても鬼だけどね(笑)。紙芝居の中で桃太郎は大食漢で怠け者のためデブという設定(笑)。
次に桃太郎を捜す2人の謎の中国人がやってくる。赤の男(丸山港都)がちょっと藤井隆風のはちゃめちゃで可笑しい。中国人は、赤鬼、青鬼(青い男=乗富由衣)らしく、桃太郎の侵略がいかに理不尽だったかを説き、「絶対許せないあるね」と言う。このあたり、戦時中の日本軍を批判する現代中国人の言い分のようである。
「きび団子半個で雇った」というきじ(中村優作)や犬(中島綾香)が駆けつけてきて桃太郎に身の危険を知らせる。猿(寺田遥)は蟹と戦って負傷中とか(笑 サルカニ合戦?)。
中国人にお土産にもらった箱をあけると、中にはきび団子が。きび団子を食べた桃太郎の腹の中で時計が鳴り出し、きび団子時限爆弾が爆発する。
「二人小町」。美女の小野小町(中島綾香)のもとに黄泉の使いの黒兎(山田志穂)がやってきて「地獄へ行きましょう」と誘うが、まだ死にたくない小野小町は相思相愛の深草の少将の子を身ごもっているからまだ死ねない、連れて行くなら、自分よりブスで独身で黄泉の国に行きたいと言っている玉造小町(乗富由衣)にしろと言って、使いを追い帰す。深草の少将は小野小町に百夜通いを命じられ、「百夜私の家に通ったら、思いを叶えてあげましょう」と言ったが、とうとう少将は小町に会うこともなく死んだ伝説がある。つまり、小野小町は黄泉の使いにも嘘をついたわけだ。玉造小町は使いの口上に激怒して追い帰す。再び、小野小町のところに行った使いを小町は色仕掛けでまるめこみ、命を永らえる。使いは小町との思いを遂げようと屋敷に行くが、陰陽師の命を受けた三十番神(草野峻平)が屋敷を守っていて入れなかった。
そして月日がたち、小野小町と玉造小町は年老いた乞食(丸山港都と中村優作)となって都大路に座っている。2人とも「長生きしてこんなになるなら、あのとき黄泉の使いと地獄へ行ったほうがましだった」と後悔している。通りかかった黄泉の使いに「地獄に連れて行ってくれ」と頼むが、使いは冷淡に拒絶して立ち去る。話の中ではこれが一番面白く、山田志穂の黒兎がチャーミングだった(兎飛びで移動する 笑)。
「羅生門」。生活に困窮し、懊悩する下人(丸山港都)が、羅生門の下で死体の山を漁る老婆を目撃するが、やがて生きる意欲を取り戻して、羅生門の下から去る話。
下人の心の中の声を4人の俳優(草野峻平、山田志穂、中島綾香、乗富由衣)が演じるが、配役を見なかったので、この4人も困窮者たちなのかと思ってしまった。下人が立ち去ろうとする瞬間、「あ!」と4人がストップモーションで見送るラストが印象的。
3話の間に文学者の名言を読み上げる「侏儒の言葉」Ⅰ(丸山港都)とⅡ(草野峻平)が挟まるが、個人的にはⅠの「恋愛、結婚についての名言」がなかなか興味深かった。
最後に再び中国人が登場し、きび団子爆弾が爆発した後、島で優雅に暮らす鬼たちの様子が紙芝居に登場する。ブラックユーモアの結末だ。
前回の「DAILY」のときより、山田志穂の印象が強く残った。若いときの宮崎美子みたいで可愛い。明大のいろんな芝居に出てお馴染みの草野峻平が
ここでも存在感を発揮。痩せる前のパパイヤ鈴木に似ている。
プランクトンの踊り場

プランクトンの踊り場

イキウメ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/05/08 (土) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった
初のイキウメ。役者もストーリーも大満足。
タイトルからは全く想像できない内容。
役者もストーリーも転換もお見事。

ネタバレBOX

ドッペルゲンガーという怖い内容にも関わらず、それを役者の演技が笑いに変えていくことで、安心して観る事ができる。
基本的にはありえないだろうと思うことが、ひとつずつ解消され、本当にあるように思えてしまうところも魅力のひとつ。
シュークリームのくだりも見事。
セットの転換が演技の中に組み込まれ非常にスムーズかつ、爽快。
北と東の狭間

北と東の狭間

JACROW

サンモールスタジオ(東京都)

2010/05/07 (金) ~ 2010/05/16 (日)公演終了

満足度★★★★

リアル!
サンモールスタジオでお客さんが並んでいるのを見たのは初めて。ゲスト出演でいしだ壱成さんが出るからなのか、ストーリーが素晴らしいからなのか?後者でした。

ネタバレBOX

偽装結婚、毒を盛っての殺人、闇金問題、本当にあった具体的な犯罪を、実際にいそうな登場人物、見事な中国語で描かれていて、本当にリアルでした。

それでいて、場面が変わる度にギャンブルにはまったり体調が悪くなったりしたことが一目で分かるようになっていて、とてもコミカルでした。

こうした分かり易い部分と、心の機微の混じり具合が秀逸でした。

バーテンが闇金業者を刺殺してからママが入ってくるまで、シーンが連続しているように見えました。そのため、なぜママが驚かないのか不思議に思いました。
猫

シンクロナイズ・プロデュース

吉祥寺シアター(東京都)

2010/05/06 (木) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

非現実と夢
普通に面白かったです。
主人公の夢とサーカスの非現実さがうまく融合していました。
シーンシーンの切り替わりもよかったです。
最後まで飽きずに見れました。
ただ主人公がどこへ向かっているのかがあまり明確でなかったと思うので、
こういう頭を使う舞台は付いていけない方もいるんじゃないかな?っておもいました。
最後のオチはあまり好きじゃなかったです。
でも、十分楽しめました。

日本語を読む その3~ドラマ・リーディング形式による上演~『ポンコツ車と五人の紳士』

日本語を読む その3~ドラマ・リーディング形式による上演~『ポンコツ車と五人の紳士』

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2010/05/06 (木) ~ 2010/05/08 (土)公演終了

20100508
。・`ω´・)ノ ト書きのいかしかたよい。きをてらわずにテキストのかのうせいをひきだせていたとおもいます。

北と東の狭間

北と東の狭間

JACROW

サンモールスタジオ(東京都)

2010/05/07 (金) ~ 2010/05/16 (日)公演終了

満足度★★★★

20100509
。・`ω´・)ノ おもしろかった。演劇初心者にもすすめられそうです。旗揚げと、第10回と今回(第13回)しか見たことないですが今まででは一番好きです。

やさしいふたり2010【無事終演しました。ありがとうございました】

やさしいふたり2010【無事終演しました。ありがとうございました】

OtoOpresents/鳥屋

せんだいメディアテーク(宮城県)

2010/04/30 (金) ~ 2010/05/02 (日)公演終了

不覚にもっ!(>∀<▼;
自称・観劇いぬ・・・不覚を取りましたっ!
完全に自分の思い込みによるミスです!
余りのミスに・・・感想など書ける状況では無いのですが。
今後、自分を律する為の教訓として【ネタバレ】に残しておきますワン。

ネタバレBOX

では、今回の【観劇ミス】について、自戒の念をこめて。


本作品は「スタジオシアター」と云う会場で行われました。

「シアター」と云う名称でも分かる通り・・・大きなスクリーンがあって
どちらかと云うと映画館の様な会場です。
もちろん芝居(PLAY)が行われる事もあるのですが、どちらかと云うと・・・
「自主映画」の上映が多い場所でした。

今回、「この会場」で行うと云う事は、必ず【映像】が大きな意味を持つ!
・・・と勝手に思い込んでしまったのが、全ての始まり。▼´・ω・`▼シュン

芝居の上演中、確かに少々の【映像】が流れておりました。。。
しかしっ!最初から最後まで観ていても・・・
【映像】が芝居に大きく関わると思われるシーンは殆ど無かったのです。

それでも、この馬鹿者は・・・最後の最後までっ!
「必ずや!この芝居の何処かで【映像】が効果的に使われる筈っ!」と云う先入観に縛られてしまい・・・
あろう事か!?
舞台上で芝居をしている役者さんへの意識を薄くして、背景のスクリーンを常にジッと凝視していたのでした。。。

お陰で、『何故、郵便物を配達しなかったのか?』と云う重要な点が疑問として残ってしまいました。(涙)

『郵便屋さん♪お入んなさぁ~い♪』の縄跳びシーンは目に焼きついているのに。


それよりも!何よりも!
稽古を積んできた役者の皆さんに対して・・・
とても【不遜な芝居の観方】をしてしまい、申し訳ございませんでした。
<▼_ _▼> ゴメンナサイ

ちょっと考えてみれば。
この芝居は・・・
「5年近く前に10-BOXで上演した作品の再演」と事前に案内されており、当時は【映像】を駆使する公演をしていたとは思えないのでした。

▼;;゚Д゚) <嗚呼っ!【思い込み】って・・・怖ろしいっ!!

最後に。
この【感想コーナー】には・・・
「満足度」を★の数で評価する欄がありますが・・・とても評価できません。
便宜上、『評価しない』にしておりますが、
これは「自分自身が評価できない奴!」と云う意味です。▼´・ω・`▼ (反省)
旅、旅旅

旅、旅旅

ロロ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/05/06 (木) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

強く惹かれる
ありふれた一日の風景描写なのかもしれませんが、
その切り口が斬新。
独特のリアリティを持った肌合いを感じて
ぞくぞくしてしまいました。

ネタバレBOX

冒頭に現れる大きな果実のごとく、
家族に含まれた、どこか甘酸っぱくて瑞々しいその感覚が、
ダンスのごとく
軽々とヴィヴィッドに揺らぎつづけて。

観終わって約90分の上演時間以上のボリュームを感じつつ、
その家族の、
たぶんありふれた1日に醸し出される想いのふくらみに
どっぷり浸潤されていました。

しかも、その浸り感は外側からしみ込んでくる感じではなく、
内側で共鳴するような感覚でべたつかず軽く深い。

この視座と描写力、ぞくっとくるほど凄い。
がっつりとはまりました。

これまでの公演でも、
独特な事象への切り口と表現の豊かさに瞠目させられていましたが、
今回はまた別格。

今後、この劇団が、
どんな切り口でどんなリアリティを感じさせてくれるのか、
また一段と楽しみになりました。

☆☆☆★
タイガーブリージング

タイガーブリージング

大人の麦茶

紀伊國屋ホール(東京都)

2010/05/07 (金) ~ 2010/05/11 (火)公演終了

満足度★★

それなりに薄っぺら
ロビーに入るや否や、異様な熱気。石川梨華、仙石みなみ(ハロプロエッグ)吉川友(ハロプロエッグ)の出演の影響でまさにロビーは男たちでむせかえっていた。椅子という椅子は男たちでひしめき合い寸分も入る余地はない。しかもツアーででもお越しになったような騒ぎなのだ。それぞれがそれぞれの情報交換でもしているようにぺちゃくちゃとザワツイテまるでレミングスの襲来のような勢いなのだ。

ワタクシはその空気に圧倒され、また異質な匂いにあてられて入ったものの一旦出ようと考えた。紀伊国屋書店で本でも物色しようと思ったのだ。出口の方に向かっていくと食パンマンにスーツを着込んだようなスタッフが「何処に行くんですか?再入場はできません。」とのたまう。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

「ロビーの空気が臭いので一旦出て時間になったら入ります。」と答えると、「じゃあ、花の傍にでも居てください。」と食パンマン。
「な、なんだとぉーー!!」と首根っこ捕まえて張り倒してふんずけてやりたい気持ちを抑えて、しぶしぶロビーに戻ったわけさ。

ここで関西人なら、虎がらの毛皮でも着込んで「よっ、にーちゃん、オモロイやないの、いったいそんな口、誰から教わったん?」なんつって5本の指に5個のダイヤモンドを光らせて、更に葉巻でも大砲でも咥えて合いの手を打ちながら目を糸にして笑いかけるのだけれど、残念ながらワタクシ、関東人なので妖術使いのようなマネは出来ない訳さ。

傲慢な食パンマンの殿様態度にハラワタが煮えくりかえったワタクシだったが「をいをい、大人なんだからここはこらえて。」なんて天使の声も聞こえる。体全体から妖気が立ちのぼっちゃったけれど、公演前の時間を無駄に使いたくないこともあって、堪えた。差堪えましたとも。だいいち、「入場する際に再入場は出来ません。」と伝えるべきだよね。

そんなこんなで気分はサイテーのまま、「タイガーブリージング」を鑑賞したわけさ。ところがさ、ところがよ?内容と言ったらまるでショー。
「みんなー楽しいでショー!?」なんつって石川梨華がコンサートみたいに叫ぶと、男たちは「おおぅーー!!」とまるで虎ネコのような雄叫び。雄叫びを吐きながらも猫の手の形に固めた拳は握り占めたままだ。どらえもんじゃあないんだから・・・。やれやれ・・。

「こんな薄っぺらな内容をみせられて楽しいはずないでショー。」と思いながらも、より目になるほど真剣に見詰めたけれど、いちいち石川梨華にスポットライトが当たって「あゆみ(石川梨華)に光がさして・・・。」なんつってセリフの羅列。低俗で幼稚な芝居を観ながらも、それでも何かしら納得のいくステージを魅せてくれるんじゃないか?と期待に胸を時めかせたけれど、最後の最後までそんな場面は皆無で虎の着ぐるみが登場したパフォーマンスには「きゃっ」と声が漏れそうになるほど落胆したのでした。

「当日券完売」との提示がありながら客席は3~4割は空席でした。

いあーびっくり!
耳許に食パンマンのささやき。大人の傲慢 タイガーキャットブリージング。
桜みかん

桜みかん

劇団コトナコナタ

盛岡劇場 タウンホール(岩手県)

2010/05/08 (土) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

初観劇
毎回、自分の予定が合わず見ることが出来なかったコトナコナタさんの公演をようやく見れました!

装置に力が入っていましたし、キレイな照明です。
役者さんは皆、気負いがない感じで、楽しく見ることが出来ました。

いろんなエピソードのキーワードが出てくるのですが、それをあえて説明しない(思わせぶりにならず)脚本は、僕好きです。

間(無言)のシーンがいくつかあって、その辺りに演出の工夫というか個性が光り、とても印象的でした。

さっき、その席で誰かが

さっき、その席で誰かが

シアターノーチラス

THE GUIDE(東京都)

2010/05/08 (土) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

満足度★★★

納得
初めて観たけど、期待の85%の出来だったかな、と。

1本めは、引っ張りすぎというか間が長すぎて、同じ内容を繰り返すだけの会話そのものが観ていて(聞いていて)わずらわしく思えた(空調が効いていないため暑苦しかったのも影響しているかも-笑)。

2本めは、なかなか素晴らしい内容だった。
3本めは、普通、かな。

2人の夫とわたしの事情

2人の夫とわたしの事情

シス・カンパニー

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2010/04/17 (土) ~ 2010/05/16 (日)公演終了

満足度★★★★

皆さん楽しんで演じられていました
松さん、段田さん、渡辺さんの組み合わせ楽しく見させてもらいました。俳優さんが楽しんで演じられたようにお見受けしました。

裏切りの街

裏切りの街

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2010/05/07 (金) ~ 2010/05/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

「生温かさ」の極致
圧倒されました!ストーリーを説明するのには140字もいらないこの物語が、3時間もの演劇としてドラマチックに成立している。それは、台本のよさもあるだろうし、役者さんの演技力もあるだろうし、大きなホールならではの舞台装置と、絶妙にマッチしている音楽もあったと思うんだけど・・・一番大きいのは、このテーマが「現代的な生暖かさ」というか「現代てこういう感じじゃないかと思わせてしまう」ところにあったんじゃないかという気がします。怖いです、正直。

ネタバレBOX

パンフにあるように、「罪か罰か」という乾坤一擲の状況が、その実なんとなく時間の流れの中で、生温かい着地になっていってしまうというストーリーそのものに、共感するともいえないし、非現実的と否定もできないし、自分としてどういうスタンス・立ち位置をとるべきか、観劇後もわからなくなってしまう危うさをはらんでいる気がしてなりません。いや、ま、高いだけのことはあるな・・・と、久しぶりに思った中ホールの芝居でした。
薔薇とサムライ

薔薇とサムライ

劇団☆新感線

梅田芸術劇場メインホール(大阪府)

2010/04/27 (火) ~ 2010/05/13 (木)公演終了

大満足!
歌って踊って超楽しい舞台。天海祐希さんの大活躍はもちろん、神田沙也加さんや森奈みはるさん、藤木孝さんや浦井健治さんなどの客演さん、古田新太をはじめとする劇団員の皆さん、それぞれに活躍の場面があって、とっても嬉しい。セット、照明、衣装、どれをとっても大人の贅沢。おなかいっぱいになりました。

Mr. & Mrs. Habit

Mr. & Mrs. Habit

劇団スクランブル

STスポット(神奈川県)

2010/05/07 (金) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

満足度★★

真意は何処へ。
そこそこうまいことやっているようにしている風の建前と、相手に対する不満や不安を悟られまいとしてつく、小さな嘘のひとつやふたつくらいなんてことない!という開き直りにも似た本音を前提にして、そんな嘘をついていること自体、お互い見透かしていながらも、なしくずしの関係をつづけている倦怠期の恋人たちがすれ違う話。
登場人物たちの内面を照明で表現する方法や軽快なBGMによって、物語の流れを作りだそうとする演出はスタイリッシュな雰囲気を醸し出していたのですが、キャラクターの描き方がちょっと一辺倒だったような・・・。

ネタバレBOX

舞台は、清潔感のある1ルームマンションの室内。
同棲をはじめてから、かれこれ2年が過ぎた野江と木原。

木原は野江と結婚を意識していて、プロポーズを待っているが、野江は結婚をしたいとは思っているものの、そのタイミングは今ではないと思っている。
お互いの気持ちに微妙にすれ違っているふたりだが、別れるという選択肢はないようだ。

居て当たり前の存在になっているのだろうか。その真意はわからない。
そんなふたりには、お互いに知られたくないヒミツがある。
それはふたりして、美味しくないと思っているピザをやせ我慢をして注文しつづけている、ということ。
ふたりとも、お互いに対して「こんなモノのどこが美味いんだろう。」と疑問に感じていること。

とても些細なことですれ違うふたりの内面を、赤と青の照明を使って、モノローグさせる演出方法はオシャレ感がある。BGMも自然に耳に入ってきて心地よく、ここまでの流れはほぼ完ぺきだったが、この後の物語の展開に難あり。なぜって、ふたりと同じサークルの仲間だった砂原と木原が実は浮気をしていた、というエピソードと、砂原の彼女である雨実と野江のフランクな言動が、ほぼ終盤まで続いたから・・・。

同棲中の、マンネリ気味のふたりという設定は悪くないと思う。
ふたりがすれ違うのもわかる。
物語の展開も現実的にはよくありそうな話ではある。
ただ、それが=リアルで結実するには、リアリズムへ昇華させるためには、ふたりの関係性を象徴とする何かが欠けていたように思えて手持無沙汰だった。それを補佐するものは、ラジオから流れるDJの声と場面をリンクさせるとか、スクランブル交差点の雑踏とか。そういう音であるはずだったとおもう。

そして願わくば、互いを想いあっているからこそつく嘘、というものを、嘘をつく時のこころの痛みを、もっと丁寧に掘りさげてほしかった。木原と野江がマンネリ化しているとはいえ、お互いを好きあう気持ちがイマイチ伝わってこなかったから・・・。

それから役者の動きや表情が全体的に固かったのも気になってしまった。
相手の目をみて話すこと、相槌をうつこと、相手の欠点に目を瞑ること、笑顔で交すこと、大事です。
日本語を読む その3~ドラマ・リーディング形式による上演~『老花夜想』 

日本語を読む その3~ドラマ・リーディング形式による上演~『老花夜想』 

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2010/05/07 (金) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

満足度★★★★

見事に演出
難解な作品をうまく紐解き、
リーディングで世界観を出せてたように感じました。

演出家としての腕の見せ場があった作品ではないでしょうか。

旅、旅旅

旅、旅旅

ロロ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/05/06 (木) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

再見
二度目ということで観る側の理解度が数段増していることを差し引いても、初日にくらべ解像度がはるかに高まっていた印象。だからようやく、ああ、こんなにも丁寧に積み重ねていたのか、一見するとシュールとか感覚的に映るけれど、きっちりと論理が貫かれていたなあ、と納得。そして前回に書いた感想を全面撤回したいぐらい、いろいろと見えていなかったことの多さに恥じいる。

ほんとダメだね、頭の固い大人は…。

赤シャツ

赤シャツ

劇団青年座

本多劇場(東京都)

2010/05/06 (木) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

満足度★★★★

秀作
面白かった。
青年座の芝居が最近いい意味で変わってきているように思う。
小鈴さんがとても良かった。

旅、旅旅

旅、旅旅

ロロ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/05/06 (木) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

なんかいろいろ
賛否両論あるようですが、個人的にはめちゃくちゃ好きでした。
シュールな世界観は大好物だし。
なんとなく、全体的に、うん、
大好き。

ロロ。
次も観に行きます。

Mr. & Mrs. Habit

Mr. & Mrs. Habit

劇団スクランブル

STスポット(神奈川県)

2010/05/07 (金) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

満足度★★★

空気と音楽
前に何度か公演を観たことがあり、面白かったので今回も行ってきました。
前にも思ったのですが、とてもいい選曲で舞台の雰囲気を上手くまとめていると思いました。
各キャラの間に流れる空気を作るのがとても巧く、その空気感があるからこそ楽しめる舞台だと思いました。

一つ残念だったのはただ会話をしているだけ(=進展が見えない)、という時間があったことです。それが中だるみのように感じてしまいました。

私は仰々しい演技(舞台)が得意ではないので、楽しめました。

このページのQRコードです。

拡大