最新の観てきた!クチコミ一覧

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踊るワン‐パラグラフ2010

踊るワン‐パラグラフ2010

ニットキャップシアター

ザ・スズナリ(東京都)

2010/02/18 (木) ~ 2010/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★

割と表面層での滑稽さ
題材せいなのか表現方法のせいなのかわからないが、どことなく90年代の匂いがした。
ひと月以上経った今思い返してみると、演技が安定していて観やすかったのでキャラクターやシーンは案外思い出せるのだが、感覚として引っかかるものは残っていないな、と。極右、女装、コナンなどキャラ笑いはあったが、特にコメディだったという印象も残っていない。

泣き虫なまいき石川啄木

泣き虫なまいき石川啄木

ハイリンド

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/03/27 (土) ~ 2010/03/31 (水)公演終了

井上戯曲
井上作品の完成度の高さを感じました。

泣き虫なまいき石川啄木

泣き虫なまいき石川啄木

ハイリンド

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/03/27 (土) ~ 2010/03/31 (水)公演終了

満足度★★★

疑問が残った

啄木を題材に選んだ必然性を読み取れなかった。無名の家族ではまずかったのだろうか。

井上作品は化粧や太鼓たたいて~などの戯曲をいくつか読んだだけだったが、今作はさほど傑出しているわけでもないのではと思った。

役者の芝居は、個々の優れた部分は伝わってきても、それで作り上げられる空気がどこかよそよそしい。外波山さんの芝居は個性が強すぎて、そこだけ一人芝居めいて周囲から浮いていた。
タイトルである啄木に惹き付けられなかったのは、本によるものか役者によるものかは分からなかった。

ともかく2時間15分は長かった。

泣き虫なまいき石川啄木

泣き虫なまいき石川啄木

ハイリンド

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/03/27 (土) ~ 2010/03/31 (水)公演終了

満足度★★★★★

観てきた!
観終わったあと「いいお芝居を観た」という充実感でいっぱいでした。期待を裏切りませんね、ハイリンドさんは(笑)。

はなよめのまち【ご来場誠にありがとうございました!】

はなよめのまち【ご来場誠にありがとうございました!】

キコ qui-co.

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/03/25 (木) ~ 2010/03/29 (月)公演終了

満足度

ぱっと見美しいのに…
装置や衣装、綺麗でとても好みでした。ヴィジュアル的に、素敵そうな雰囲気。
きっちり計算している感じ というか計算しか見えなかった。リアリティが誰にも感じられませんでした。
五感や生の理を狂わす演劇、には到底届かない結果で残念です。

ONE vs HALF

ONE vs HALF

劇団め組

吉祥寺シアター(東京都)

2010/03/25 (木) ~ 2010/03/29 (月)公演終了

満足度★★★★

観てきた!
こういった時代もののお芝居は久しぶりに観たので、とても面白かったです。中村半次郎役を演じた井上さんが印象深いです。
個人的には、幕末のこの時代の話が大好き(笑)

太宰 治 走れメロス

太宰 治 走れメロス

726

OFF OFFシアター(東京都)

2010/03/18 (木) ~ 2010/03/23 (火)公演終了

満足度★★★★

観てきた!
観ました。

罪~ある温泉旅館の一夜~【作・演出 蓬莱竜太】

罪~ある温泉旅館の一夜~【作・演出 蓬莱竜太】

アル☆カンパニー

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2010/03/18 (木) ~ 2010/03/24 (水)公演終了

満足度★★★★★

久しぶりに。
久しぶりに心の奥底から揺さぶられるようなお芝居を観ました。
どの点においても素晴らしかったです。

モグラの性態

モグラの性態

ぬいぐるみハンター

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2010/03/25 (木) ~ 2010/03/31 (水)公演終了

「土竜」は元々ミミズを指す言葉。
セックスに憧れる童貞達。童貞なりのプライドがあるから風俗での初体験はしたくないと心に決めている。でも…やっぱりしてみたい!くだらない内容を本気で思いっ切り遣り切る戦い方。役者がちゃんとカロリーを費やす姿は好感。
ただ、観ていて面白いと感じながらどうも自分のテンションが上がりきらなかった。沸騰手前の87℃くらい。「役者がこれだけ弾けてるのに何故だろう?」と思っていたら、例の役者が交代した回だった訳で。残念ではあるものの、事態が起きてしまったからにはベターな対応をするしかない。今回に関しては健闘だったのではないでしょうか。何かが足りなくは感じたけれど、間に合わせ感はなかったので。
配役がそれぞれによく合っていたと思います。後から思い出せない役はなかった。

ネタバレBOX

地下に籠もる童貞達をモグラに見立てたのは分かる。けれどそれ以上が分からなかった。劇中のモグラは何を表していたのか?試しにWikipediaを見たら三島由紀夫が「処女膜があるのはモグラと人間だけ」と記したんだとか。モグラと人間の性を結ぶ何かしらそういう様な関連事項があったのかな。他にも「ひばり先生はこよりの未来の姿…なのか?」とか「清水さんは年齢的にはなんちゃって女子高生だった…のか?」とか、スッキリしない不明点は多々ある。
台詞が物語を進める為の扱いになっていて、人物の関係性がブレていた部分も。テトラとグリコがパピコに対して急に冷めた口調になったり、同じくマイクがボスにそうなったり。急遽の代役が入って立ち位置が取り辛くなっていたにしても、台詞がない時の距離感も微妙だった気がします。グリコがそれだけパピコの近くにいたら触ろうとするんじゃないだろうか、とか。物語を進める為に、人物が勝手に動かない様に書き手の都合で感情が抑えられていた印象。行動も場面の見栄えに即してしまっていたものがいくつかあって、例えば冒頭で清水さんがフラワーの精液を手のひらに出すのは合点がいかない。採取したかったなら、なるだけ口に溜めておいて後で容器に移すはず。
脚本をもっと丁寧にするか、もしくは逆にあえて乱雑にして演出と役者の力で振り切るとこの団体のカラーが強まるのでは。まだちょっとお行儀が良すぎるのかも。個人的にはもう少しくらい失礼かまして欲しい。
Duet For One

Duet For One

アトリエ・ダンカン

あうるすぽっと(東京都)

2010/03/26 (金) ~ 2010/04/04 (日)公演終了

満足度★★★

意外
安めぐみさん、初舞台ということですが、堂々としたものでした。いつものいやし系の雰囲気とは違い、しっかりと役にはまっていました。相手方の米倉利紀さんも、包容力のあるしっかりした演技でした。
ふっと感じたのですが、安さんは草笛光子さんを彷彿させる場面が何回かありました。

はなよめのまち【ご来場誠にありがとうございました!】

はなよめのまち【ご来場誠にありがとうございました!】

キコ qui-co.

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/03/25 (木) ~ 2010/03/29 (月)公演終了

満足度★★★

音が心地よい!
いかにも因習物というこてこてした衣装でなかったので、因習物があまり好きではない私も楽しめました。

ネタバレBOX

裾が赤く染まった女性ははなよめの資格あり、裾が白い女性はまだ子供。地域の人は裸足、外の人間は靴を履いている…。視覚的にも象徴的でした。

ダンスや床を叩く音が素晴らしく、心地よさが残っています。

断片的にキーワードが出てきて、少しずつ事情が分かってきました。シャーマンを育て上げる風習があり、差別が温存されている地域の話。最後は開放されたのでしょうか?!

シャーマンとか大嫌いな私ですが、今回は吉田小夏さんの演技を見るのが目的でしたから素晴らしい演技に大満足です。
スリープ・インサイダー(ありがとうございました!またいつか!)

スリープ・インサイダー(ありがとうございました!またいつか!)

boku-makuhari

アトリエヘリコプター(東京都)

2010/03/26 (金) ~ 2010/03/31 (水)公演終了

満足度★★

よくわからん
よくわからん、正直そんな感じです。難解な現代音楽やフリージャズを聴いているような。断片的に面白いところはあるんだけど。

モグラの性態

モグラの性態

ぬいぐるみハンター

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2010/03/25 (木) ~ 2010/03/31 (水)公演終了

満足度★★★

懐かしい気持ち
内容的にどうのこうの言う前に、若いっていいなーと、懐かしい気持ちになりました。この路線で頑張って下さい。

おばあちゃん家のニワオハカ

おばあちゃん家のニワオハカ

鳥公園

市田邸(東京都)

2010/03/17 (水) ~ 2010/03/23 (火)公演終了

満足度★★★

雰囲気はよいのだけど
古い木造家屋の居間を舞台にし、庭も活用しての芝居で、雰囲気はよいのだけど、ストーリーに意味不明なところもあって、いまひとつピントこない。役者さん達は一人ひとり印象深いんですけどね。狭い桟敷席で、足がしびれて、体位変換が大変でした。

御名残三月大歌舞伎

御名残三月大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2010/03/02 (火) ~ 2010/03/28 (日)公演終了

満足度★★★★

第三部観劇
菅原伝授手習鑑、道明寺(どうみょうじ)
木像が大活躍。菅丞相の仁左衛門さん、しらーっとあまり早くない早代わり。

文珠菩薩花石橋、石橋(しゃっきょう)
富十郎さんと鷹之資さんの親子競演では、天王寺屋の大向こうに対して若天王の大向こうがあり、ちょっと笑いました。鷹之資さんにも天王寺屋と言う人がいて、私的にはそれで良いと思いました。

シャングリラ

シャングリラ

兎団

遊空間がざびぃ(東京都)

2010/03/25 (木) ~ 2010/03/28 (日)公演終了

満足度

これはちょっと
これはちょっと、自分の好みに合わないのか、コメントするのが難しいです。次回作に期待します。

止まらずの国

止まらずの国

ガレキの太鼓

サンモールスタジオ(東京都)

2010/03/25 (木) ~ 2010/03/30 (火)公演終了

満足度★★★★

これは凄い
これは凄い。徐々に盛り上がって、臨場感あるストーリーも面白いし、舞台セットも、音響も雰囲気いっぱい。この劇団追っかけます。

泣き虫なまいき石川啄木

泣き虫なまいき石川啄木

ハイリンド

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/03/27 (土) ~ 2010/03/31 (水)公演終了

満足度★★★★

満足しました
秀逸な脚本に俳優さん達の熱演。2時間強飽きずに楽しませてもらいました。

夢野久作 少女地獄

夢野久作 少女地獄

月蝕歌劇団

ザムザ阿佐谷(東京都)

2010/03/25 (木) ~ 2010/03/29 (月)公演終了

満足度★★★

なるほど・・・
初日だったとか雨だったとか、なんだかいろんなめんどくさいことが重なってはいたのだろうが、90年代すらほとんど知らない、演劇を消費することに慣らされている身としては、芝居が始まる以前の段階でイラつきを感じてしまったのはそれだけでもうげんなり。
夢野久作の予習はしていかなかったが、予習しててもあまり感じたことに変化はないような気がする。残念ながら自分には70〜80'の小劇場の雰囲気の参考としてしか観ることができなかった。

舞踏会へ向かう三人の農夫の妻

舞踏会へ向かう三人の農夫の妻

かもねぎショット

ウッディシアター中目黒(東京都)

2010/03/25 (木) ~ 2010/03/31 (水)公演終了

満足度★★★★

20年後の初見でした
不条理劇とダンスパフォーマンスをミックスしたようなお芝居。
ストーリーが少々わかりにくいが、私は好みだ。
「これがかもねぎショットなのか・・・」とある種の感慨を持って観ていた。
わたしがこの劇団名を初めて耳にしたのはいまから約20年前、設立当初だった。小劇場ブームの真っ只中で「かもねぎショット」の上演スタイルは当時は斬新かつ衝撃的だったようで、たちまち人気劇団となり、毎公演、注目されて、専門家による評価もかなり高かったと記憶している。
が、私自身は縁がなく、今回が初見。CoRichの若い観客のかたにどのように評価されるのかも楽しみであった。

ネタバレBOX

衣裳はヨーロッパの時代劇風なのだが、女性の役名は全員和名。次男と三男はもらわれっ子で血がつながっていないという三兄弟が町をめざして旅に出る。長男の嫁、如月こと、きさちゃんには旅先の長男からときどき手紙が届く。三男の嫁、弥生こと、やいちゃんは、きさちゃんの読む手紙の一文でだけ、三男の様子を知るが、三男は町へ向かう途中、出会った女に恋をしている様子。次男も三男も最初に出会って好きになった女をアデレードと名づけ、
以来、惹かれた女はすべてアデレードという名で呼んでいるらしい。次男の嫁、皐月ことさっちゃんはかなり変わった女で、猫にしか関心がない予言者のような人物。
如月は夫たちを追いかけて町へ旅立つ決心をするのだが、そのころ、夫たちはお城の舞踏会(実は武闘会?)に参加し、蜂巣状態に撃たれて絶命していたのだった。
男の旅と家で待つ女たちのやりとりの場面が交互に出てきて、間をダンスでつなぐ。謎の街の女と皐月の両方を演じる渡辺信子が不思議な雰囲気の女優で、中性的というか、最初、男優の女形かと思った。
如月の笠久美の意図的に抑揚のない台詞回しを聞いていると、いまでは小劇場では珍しくないこの演技形式が、80年代後半から90年代初頭の小劇場芝居で生まれたことを思い出した。
三兄弟を演じる男優三人も三様の個性。中でも次男の金井良信が得体のしれない、いかにも小劇場らしい雰囲気を醸し出していて印象に残った。弥生の栗栖千尋の芝居が90年代の小劇場風なのに驚いた。こういう雰囲気の女優さんがまだ残っているとは。
弥生の母の吉村恵美子の「間」が良かった。如月の母を演じる大草理乙子もラッパ屋所属で懐かしい劇団の女優。タイムスリップしたような気分だ。20年前、かもねぎショットの特徴について語っていた人の話の印象とさほど変わらぬ雰囲気の舞台だった。
時間が止まっているような感覚。猫を演じた主宰の高見亮子さんの舞台挨拶を聞きながら、ああ、昔、仕事場でこの人に会ったことがある、と思い出し、懐かしい気持ちになった。あのころそのままの控えめで楚々とした少女のようなひと。
当時の人気劇団の多くは解散し、主宰であった作・演出家たちは時代の寵児となって外部へ活動の場を移している。しかし、現在も「かもねギショット」は
存続し、よく言えば、水の流れるような活動を続けている。正直、最近はこの劇団への90年代初めのような観客の熱狂ぶりは伝わってこない。
私が観た日は客層も中年以上の人が多かったが、芝居のテンポがいまの観客の感覚とは少しずれているかもしれない。
劇団の個性は大切としても、その時代、時代の新しい観客に支持されなければ、劇団としての未来はない。
難しいところだが、「継続は力なり」であってほしい。

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