
Neo・Voice ネオ・ヴォイス宣言
巻上公一
青山円形劇場(東京都)
2010/03/29 (月) ~ 2010/03/31 (水)公演終了

Neo・Voice ネオ・ヴォイス宣言
巻上公一
青山円形劇場(東京都)
2010/03/29 (月) ~ 2010/03/31 (水)公演終了

ことりとアサガオ【舞台写真UPしました】
三角フラスコ
エル・パーク仙台 スタジオホール(宮城県)
2010/03/12 (金) ~ 2010/03/16 (火)公演終了
満足度★★★★★
じわじわ、くる
生田さんはいま仙台で一番の劇作家・演出家だと思います。前作の「星屑とボタン」が生田恵戯曲の一つの完成形だとすれば、今作はチラシにもあるようにまさに「チャレンジ」。これまでの、繊細で丁寧な作風に、不条理風味がプラスされて、迷宮のような出来上がりだったと思います。
見た直後の印象が、じわじわ熟成されて、時が経過するほど、どんどん味わいが深くなって来ています。
戯曲・演出にマジックをかけられたのでしょうか。日常の中でふっと思い出したときに、あー面白かったな。と思える。そんな「時間に消費されない強度」を持った作品ではないでしょうか。
そういえば、スタッフワークも抜群でした。洗練された抽象美術・美しい照明・ダイナミックで時にデリケートな音響効果。
私はこれからも、この作品を忘れないと思います。それってすごいことなんじゃないかなあって思うのです。

いつか失くした心のカケラ
ぱるエンタープライズ
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2010/03/30 (火) ~ 2010/04/04 (日)公演終了
満足度★★★★
「赤ちゃんポスト」という言葉を聞いて久しいが、
観客に配られたパンフにそんな内容のコメントが載っていた。その説明で、この劇に対する想いが伝わってなんとも感慨深い。
伝える事・・・それはパンフから既に始まっていたのだ。物語は水嶋が育った施設「あゆみ園」での事が大半。ワタクシはこういった物語に弱い。だからか・・、泣けた。特にワタクシが観た回は泣いてる方が多かった。
以下はネタばれBOXにて。。

unforgettable
BRUSH UP STAGE
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2010/04/02 (金) ~ 2010/04/04 (日)公演終了
満足度★★
好感は持てたけど‥
旗揚げ公演でしかも初日ということもあるんだろうけど、いろいろと気になったことが‥。
以下ネタバレボックス

ヒメ
チェリーブロッサムハイスクール
吉祥寺シアター(東京都)
2010/04/01 (木) ~ 2010/04/04 (日)公演終了
満足度★★
なんとなくは。
セットや舞台の使い方が良かったです。あの劇場や芝居にとてもしっくりきました。
ベタな話な上に説明多いなと感じました。好みの問題でしょうが。
キャラクターや要素的に好みだったりはするのですが、特別光る役者さんがいなくて残念

はなよめのまち【ご来場誠にありがとうございました!】
キコ qui-co.
インディペンデントシアターOji(東京都)
2010/03/25 (木) ~ 2010/03/29 (月)公演終了

『学生・生徒または未成年者は勝馬投票券を購入できません(再)』
8割世界【19日20日、愛媛公演!!】
劇場MOMO(東京都)
2010/03/16 (火) ~ 2010/03/22 (月)公演終了

謝罪の罪
ペンギンプルペイルパイルズ
ザ・スズナリ(東京都)
2010/03/19 (金) ~ 2010/04/04 (日)公演終了
満足度★★★
濃密で堅実
きちんとした大人がつくった、きちんとした大人のための作品。
膝までつかりながらも溺れず、人間を描く。
人がいかに、いつも「自分だと思っている自分」をつくって鏡を覗いているかよくわかる。
覚えていることなんて、覚えていたいことだけなのよね。

乱反射ドロップ (出演劇団) こゆび侍・本田ライダーズ・てがみ座・シンクロ少女
みきかせworks
ワーサルシアター(東京都)
2010/04/01 (木) ~ 2010/04/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
いままでなかった朗読劇
2本とも朗読劇(リーディング)を基本としながらも、身体表現も使うという新・朗読劇といえよう。とくに、シンクロ少女は、ラストに体や身につけものに「ことば」をつかった文字にびっくりしましたね。

くるめ演劇祭
石橋文化センター
石橋文化センター(福岡県)
2010/03/06 (土) ~ 2010/03/26 (金)公演終了

ファクトリィ工場
空転象
ぽんプラザホール(福岡県)
2010/03/27 (土) ~ 2010/03/28 (日)公演終了

三人姉妹
あなざ事情団
ANDANTE3(福岡県)
2010/03/27 (土) ~ 2010/03/28 (日)公演終了
満足度★★★
舞台と客席の混交
舞台と客席という構図に徹底的に挑戦した芝居だった。
今回は笑い的なものをメインにしていたが、違ったテイストの芝居も見てみたいと思った。

エ キ ス ポ 【満員御礼!!】
トランジスタone
ザ・ポケット(東京都)
2010/03/31 (水) ~ 2010/04/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
楽しめた!!
なんかものすごく面倒くさい奴ばっかり出てくるな~、という印象で始まったが・・・。考えてみれば実生活でもこれが現実なんだよね。これだけドタバタが次々と起きるものなのか・・・・・と首を捻ってしまうけど。
つまり、非凡こそ平凡ということなんだ。改めて自分の人生を振り返ってみても、些細なことから大きなことまで、変化の連続だったことを思い出す。
人生を客観的に観るには最適な、そして笑い飛ばすのにも最適の舞台といえる。素晴らしい、そして楽しめた舞台だった。最高です。
次回作にも期待!!

復讐回帰
劇団銀石
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2010/03/30 (火) ~ 2010/04/04 (日)公演終了
言葉遊びで紡がれる。
シンプルでありながら目を引く舞台で描かれるのは、宇宙の始まりと混沌。復讐心はいつまでも褪せない原動力。
久々に観ましたがやりたい事は変わっていないのがすぐに分かりました。確かに野田秀樹的ではある。だからって気にして変に違いを生もうとしするのは得策ではない。この作風に小手先の調整は似合わない。まだ若いのだからひたすら全力で貫くべし。そして越えれば良い。
場面の移り変わりがもうちょっとスマートであってくれたら。役者の退場がちょっと雑に見えました。そこにも演出の手をしっかり入れて欲しかった。アフタートークで佐野木さんは「書いた後は自分でも意味が分からず公演中に気付いたりする」と言っていたので、恐らく出はけも台本の時点では頭になくて稽古場で後から演出しているはず。場面の繋ぎである出はけは綺麗に納めてくれたら。せっかく耳で聞いてリズムのある作風なのだから、目で見てもリズムがある進みであって欲しい。

ヒメ
チェリーブロッサムハイスクール
吉祥寺シアター(東京都)
2010/04/01 (木) ~ 2010/04/04 (日)公演終了
満足度★★★
サクラ・クロニクル
出会いと別れを見守るかのように咲き誇る春の風物詩、桜。満開の桜の樹の下には死体が埋まっているかどうかは定かではないものの、桜には何かしら不思議な力が隠されているような気がしてしまう。そんな素朴な疑問に寄り添うように展開されるこのドラマは桜の満開なこの季節にふさわしい、さわやかなペーソスに満ち溢れていた。

とりあえず寝る女
箱庭円舞曲
駅前劇場(東京都)
2010/04/02 (金) ~ 2010/04/06 (火)公演終了
満足度★★★★
初の箱庭円舞曲、楽しめました!
こんなにもナチュラルに笑えるセリフを織り交ぜられるものなんだと、途中から感服してました。「笑う」トコと「見入る」トコ、うまく立て続けに見せられてはもうタチウチできません!
‘突拍子もない’ととられてしまう可能性ありの設定とかをスマートに届けてこられたのも印象的。一歩間違えばしらける要因となりえない設定も、違和感なくスッと入ってきました。
俳優さんも皆さん持ち味を発揮されていたようで、2時間15分という長めの上演時間を、飽きることなく堪能させてもらいました、お見事!
終わり方が少々ピンとこなかったのと、異様に空調が寒かったのを除けば…☆5つな感じです(笑)
他の人の感想も聞いてみたい。

スイングバイ
ままごと
こまばアゴラ劇場(東京都)
2010/03/15 (月) ~ 2010/03/28 (日)公演終了
満足度★★★
アイディアいっぱい!でも物語自体があまり。。。
今回の公演だが
はっきりいうと、ちょい期待はずれだった。
ままごとの過去の作品
「あゆみ」→線、 「わが星」→円と球 だとしたら
今回は 積み重なった面(ミルフィーユ) だと思う。
確かに舞台の構成とか小道具等アイディアいっぱいで興味深いんだけど
その中身の物語自体があまり面白くないので
正直後半疲れる。
それに
こまばアゴラ劇場の狭い空間にあの人数の役者が常にいると
迫力というか、なんか窮屈。
会場の都合と言ってしまえばそれまでだが
もう少し広々やれた方がいいんじゃないのかな?
よく考えれば
前作「わが星」もそこまで内容の濃い物語ではなかったけど
三浦康嗣さん(□□□)の音楽、色々なアイディアがうまく融合して凄い勢いになっていた。
今回は、その時感じた疾走感みたいのがあんまなかったかな。
まあ、第1回公演だし、今後が楽しみ。
2011年4月に「わが星」の再演も決まったみたい。
↑これは、傑作!なので絶対観にいった方がいい。

緑壁
public doc
ギャラリーサイズ(東京都)
2010/03/31 (水) ~ 2010/04/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
逃げない。
自分も気づかないうちに心の奥底に棲みつく、何者か。
自分を愛そうとしても、その存在が、自分を見えなくしてしまう。
そんな恐怖を感じつつも、人は日々をかろうじて生きている。
人はこの孤独を、誰かと共有できるのだろうか。
出口の無い闇の中に迷い込むのか、わずかでも光を見出して、前へ進むのか。
その答えを求めて、真っ向から人生と向き合う若者達。
胸が痛いほど辛いこの命題から、決して逃げずに挑む彼らの生き様。
まるでガラスの器に砂を注ぐような、乾いた会話の中に秘められた情熱。
舞台となったあの空間、外界、見事な心象表現を成功させた映像、
そして次第に魂をぶつけ合う人間達を見事に表現された役者の皆さん。
素晴らしかったです。
観劇後、限りなく透明に近い空を見上げたくなりました。

ヒメ
チェリーブロッサムハイスクール
吉祥寺シアター(東京都)
2010/04/01 (木) ~ 2010/04/04 (日)公演終了
満足度★★★★
新感覚劇場空間
シンプルながら吉祥寺シアターという劇場の面白みを存分に活かしている。それだけでかなり満足感がある。
光や音楽の使い方、テンポなどからは比較的はっきりした演劇を目指している様子が見えたのだが、諸処沸騰寸止めで火を止めるようなもどかしさを感じた。そのためかわからないが全体的に観客との同調率がよくなかったように思う。演出が芝居のバイオリズムを意識していくともっと見応えのある舞台になる予感。
チェリーさんの手話で音楽を奏でるシーンが美しくてすごく好き。あれずっと観ていたい。