最新の観てきた!クチコミ一覧

161981-162000件 / 191744件中
テンペスト

テンペスト

劇団俳小

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2010/06/05 (土) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★★

シェイクスピアは面白い
シアターグリーン・ベースシアターという小さなサイズにうまくマッチした演出で、シンプルに、そして軽く物語を見せてくれた。重厚だったり、格式張ったりしていないが、これはこれでアリではないかと思った。つまり、大げさでないところがいいと思ったのだ。

テンペストという、オリジナルの物語は面白いと思う。それだけに下手に演じて演出されると、とても退屈になってしまうのだが、今回はそんなことはなかった。

饒舌な演劇なのに、その饒舌臭さをあまり感じず、約2時間の舞台は飽きることはなかった。

ネタバレBOX

まず配役が面白い。ここにはアイデアがあった。
ナポリ王・アロンゾー(堀越健次さん)、その弟・セバスチャン(松永陽三さん)、そして、プロスペローの弟で、現ミラノ大公・アントーニオ(山田喜久男さん)という位の高い役と、賄い方・ステファノー、道化・トリンキュロー、さらに奴隷のキャリバンという下層の役をそれぞれ同じ役者が演じるのだ。
したがって、彼らは、王侯貴族の役と庶民奴隷の役をシーンごとに演じ分けるのだ。

まさに、人の裏表(当日パンフで彼らの写真がネガとポジになっていて、それを如実に表している)。
王たちは、威厳を保っているように見えるが、かつてプロスペローを追放したり、また、今のナポリ王の地位を奪おうしていたりと、一皮剥けば、醜い姿がそこにある。
一方、ステファノーたちは、自分の欲望の趣くままに、滑稽に行動する。

そんな2役を楽しそうに演じているのだ。その様子は見ていて楽しいし。巧みな演出だと思った。
イタリアの仮面劇のようにキャラクターがしっかりした、軽くて喜劇的な匂いをそこに感じた、というのは言いすぎだろうか。

途中で、衣装替えの様子を舞台で演じさせるという趣向や、ステファノーたちに、アロンゾーたちが着ていた衣装によく似たボロの衣装を着せるというのは、彼らが2役を演じている意味と意図を、きちんと示しており、とても面白いと思った。

セットはシンプル。嵐のときに雲らしきものをバックに投影したり、日食のような照明を照らしたりするところはあるものの、ほとんどは灰色の壁であった。ただし、これは、全体の印象が重くなりがちなので、白のほうがいいと思ったのだが。
床は格子状になっていて、ところどころに棒を差し込めるようになっていたり、枠が現れたりするようになっていた。実にシンプルだが、単に棒を置いたり、枠を舞台袖から持ってくるよりも効果的だと思った。
また、道具も衣装も最小限で実にシンプルにしてあり、最小限のものでイマジネーションを膨らませるようにしてあった(妖精たちによる怪鳥が現れるシーンなどはまさにそう)。
単なる棒にしても、妖精の力を見せたり、王たちへの戒め(魔法にかかった状態等)だったりと、効果的に使われるのだ。

シンプルなのだが、演出が手際よく、舞台の空間を無駄なく使い、さらにシンボル的に見せるカタチを役者たちの身体によって作り、それが全体の中でうまくアクセントとなり、リズムを作っていた。

音楽は、役者が鍵盤ハーモニカや太鼓、鈴、トライアングルで生演奏し、歌う。演奏と歌は土着的、あるいは牧歌的な雰囲気を漂わせ、一行が流れ着いた島の様子や妖精などというモノの雰囲気をうまく表していたと思う。この雰囲気はとても好きだ。

物語中盤で、ナポリ王の息子とプロスペローの娘が恋仲になるのだが、恋に落ちた2人の、なんとも言えない、(他人から見た)馬鹿さ加減がとてもいい。大げさで歯の浮くような台詞には笑いが起こる。

先にも書いたが、年配チーム(失礼・笑)の2役の切り替えはさすがだった。酔っぱらいや下卑た様子が、王になるととたんにしゃっきりし、別人のようになる様子がうまいのだ。
演じることの楽しさのようなものまで感じるほど、嬉々として(特に、酔っぱらいや奴隷など演じるときのほうは、のびのびとして)演じているように見えた。
妖精役エアリエル(村松立寛さん)も全体のいいアクセントになっていたと思うし、大役をうまくこなしていたと思う。

シェイクスピアって面白いなぁ、と再確認したような舞台だった。
庭劇団ペニノ『アンダーグラウンド』

庭劇団ペニノ『アンダーグラウンド』

庭劇団ペニノ

シアタートラム(東京都)

2010/06/06 (日) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

現代の宗教画
地下室、密室・・・密やかなに厳かに始まりました。
新しい群像劇、あるいは現代の宗教画。
こういう表現もあるんだって、感心しました。
面白かったです。
次回予定の「チェーホフ(仮)」も楽しみです。
論文の草稿から、どんな世界が広がるのか・・・今回の作品を診て期待が入道雲のようにモクモクと広がりました。
初めてのペニノでしたが、大満足です。

冒険者たち

冒険者たち

ネルケプランニング

サンシャイン劇場(東京都)

2010/06/10 (木) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

期待以上の大収穫でした!
サンシャイン劇場の広い会場を縦横無尽に動いて(客席降りもあり)、本当に楽しい公演でした。
マンプクが入った事で、より原作に近づいたような気もします。
衣装も一新されて、カラフルで、アニメっぽくなって、より雰囲気が出ました。
オオミズナギドリのダンスも、会場が広くなったことで見応えが増していました!
鳥チーム最高です!

初演時、もっと広い会場で見たい!と思っていたので、その願いも予想以上の形でかなって、大収穫の再演でした!

庭劇団ペニノ『アンダーグラウンド』

庭劇団ペニノ『アンダーグラウンド』

庭劇団ペニノ

シアタートラム(東京都)

2010/06/06 (日) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★★

手術ショー
完全なる手術“ショー”ですね。ストーリー性は皆無。でもそれを上回るインパクトとシュールでブラックな世界観がつぼでした。笑いポイントもあちこちにありグロいなかにも小気味よさがありました。演奏と照明も良かったです。きらいじゃないですよ。

憂鬱先生

憂鬱先生

てにどう

ザ・ポケット(東京都)

2010/06/09 (水) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度

一言でいうと、ガッカリ。
初めて‘てにどう’さんを拝見したのは約7年前になるでしょうか。その面白さにワクワクした自分を、凄く印象的に覚えています。…ですがこの日、2010年に再びお会いした‘てにどう’さんは、かつて憧れたモノとは違ってしまっていました。一言でいうと、ガッカリです。面白くありませんでした。感じの悪いレビューになってしまって申し訳ない!でも‘率直’な感想と言うのなら、ガッカリです。つまらなかったです。シチュエーションコメディという言葉を辞書でひいた事はありませんが、僕の中で今作はシチュエーションコメディとは思いたくありませんでした。心から、残念。笑えもしなかったし、何も伝わらなかった。申し訳ありませんが、僕はこれは駄作だと思います。すみません。昔のてにどうは絶対にもっと面白かった!

『MIMICRY』 ミミクリ(終演いたしました。御礼申し上げます!!)

『MIMICRY』 ミミクリ(終演いたしました。御礼申し上げます!!)

anarchy film

新宿アシベ会館B1(東京都)

2010/06/01 (火) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★

おしい!
いいお芝居です。が、もっとわかりやすいといいと思います。
観る方が考えることはいいですが、同伴者は、わからなかったといってます。
誰が観てもわかりやすいと幅の広い年齢層に受けると思います。

浜燃ゆ~つばめ篇~

浜燃ゆ~つばめ篇~

カムカムミニキーナ

明石スタジオ(東京都)

2010/06/09 (水) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

独特の世界が魅力的
面白い、しかもただのコメディではないところがすごい。カムカムミニキーナの独特の世界があるのだ。

ボルト役の佐藤恭子のえも言われぬ魅力に参った。

本当の戦いはここからだ

本当の戦いはここからだ

演劇カンパニー”東京の人”

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2010/06/08 (火) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★

若々しく!
若さのパワーが気持ちいい。
感動が少し欲しいです。

堕ちてゆくなまもの

堕ちてゆくなまもの

劇団わらく

中野スタジオあくとれ(東京都)

2010/06/09 (水) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★

悲しさで
最初から最後まで、重い空気で、ときどき小さな暖かさが感じられるお芝居。
個人的には、笑えて感動で涙するお芝居が好きですが。

眠れぬ夜の1×8レクイエム

眠れぬ夜の1×8レクイエム

水木英昭プロデュース

紀伊國屋ホール(東京都)

2010/06/09 (水) ~ 2010/06/15 (火)公演終了

コピーと違う
「独創的エンターテイメント・ヒューマン・コメディーの決定版」の
コピーに期待を持って観劇するも
殺陣を見せたいだけの芝居に思えた。
チラシ入稿時とプロットが変わったのだろうか。
“ヒューマン”も“コメディ”も弱かった。
確かに殺陣は良く稽古されていた。

PINK

PINK

劇団K助

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2010/06/08 (火) ~ 2010/06/14 (月)公演終了

満足度★★★★

張りめぐらせた伏線が巧み
わかり易いものからさりげないものまでいろいろと張りめぐらせた伏線を使い、安アパートで20年前に起きた出来事と現在まで残された謎を徐々に解きほぐして行く構造は推理モノに匹敵するか?
また、弱点である家族ネタを含む2つのシーンに泣きのツボを突かれる。

庭劇団ペニノ『アンダーグラウンド』

庭劇団ペニノ『アンダーグラウンド』

庭劇団ペニノ

シアタートラム(東京都)

2010/06/06 (日) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

『ムサシ』 ロンドン・NYバージョン

『ムサシ』 ロンドン・NYバージョン

彩の国さいたま芸術劇場

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2010/05/15 (土) ~ 2010/06/10 (木)公演終了

満足度★★★★

観てきた。
基本的な戦いのお話を知らなかったんですが;
楽しめましたv

小次郎の方がちょっと背が低かったので追っかけまわしてる感じが可愛くみえました(笑)

白石さん可愛くて怖くて楽しかった。

おもしろかったです。

歴女探偵~龍馬が消された真相を追え!

歴女探偵~龍馬が消された真相を追え!

劇団空

千本桜ホール(東京都)

2010/06/09 (水) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★

学生演劇のよう・・・構成に一考がほしい
旗揚げ公演でまったく知らない劇団のため、チケプレに応募したが、「観たい!」への登録が応募条件で実施対象日は1ステージのみ、登録人数も2名にもかかわらず、いっこうに連絡が来ない。再三「落選なのかどうか」問い合わせメールを出したがなしのつぶて。もしかしてこちらのメールが届いていないのでは?と思ったが、チケプレ指定日前夜にようやく返信が来て、
「当選者にメールはお送りしてます。観劇希望日を未記入のお客様は期日をこちらから指定させていただきました」というが、最初から劇団側が1ステージのみの指定で、期日指定などのお知らせも来なかったのだ。ともあれ、「ご招待させていただきます」ということで、観て来ました。
公開収録のネット番組で坂本龍馬暗殺の謎に3人の歴女が挑むという趣向、龍馬ブームに乗っかった企画のようだが、学生演劇のような構成とありきたりのオチで、これで当日3500円払うなら割高に思う。
三東ルシアと水島裕子というかつてのセクシーアイドルがWキャストで特別出演しているが、彼女たちが出演しなければもう少し入場料金が低く抑えられたのだろうか。
観劇中も不愉快なできごとがあった。

ネタバレBOX

一言で言えば、「歴史検定」と「小劇団の悲哀体験」を混ぜて作った芝居。客入れの段階から前説が始まっているような感じで、3人の役者が「ビールとおつまみセット500円」に限り、中で飲食していいから買ってくれとしつこく客に呼びかける。「へい、いらっしゃい!」という掛け声に近くの客が「八百屋か居酒屋の店員みたいだね」。何とも品がない前説だと思っていたら、劇が始まっても、またこの3人が出てきて「ビールとおつまみセット」の話をしている。劇でも売れない小劇団「白い小雨」の役者が売り子をしているという設定なのだ。そして後半でこの「ビール」の銘柄が意味を持つのだが、何かわざとらしい。ここでタイトル映像が出て、劇が始まる。で、3人の歴女が出てきてネットトーク番組の放送本番が始まるとまた同じタイトル映像が出る。時間が無駄だと思った。この芝居、あと20分は削れると思う。歴女の一人は番組プロデューサーであとの2人は大学の歴史研究会に属している。それぞれが、龍馬暗殺の諸説を劇団の役者による再現ドラマで説明し、「どの説を信じるか」客に挙手させる。「後半の解説後、最後に決をとらせていただきます」と言い、後半、また同じ「映像タイトル」が出て(3度目)後半が始まる。お龍役の小劇団の看板女優がお色気をふりまいたあげく、大学教授のレイトンという男が乱入し、およそ説得力のない珍妙な新説を唱え、さらに小劇団女優が大女優森小百合への嫉妬から2ちゃんねるに中傷のカキコミをし、泥酔してクダを巻き始め、女性プロデューサーは発狂寸前に怒り狂うが、ネットアクセス数が急速に増え、最後に合成したという「龍馬のメッセージ」なるものを出演者たちが静聴する。このメッセージが「小さいことにとらわれず、広い心で生きよう」なんていうありきたりの道徳みたいな結論。「観客の多数決」もどこかにすっ飛んでしまい、シラケルことこのうえない。スタジオに観客も入れた公開番組という設定なのだから、どうせなら「観客参加型」の趣向を入れて、生の質問を客にぶつけてみるとかすればいいのに。
売れない役者トリオは個々の俳優は悪くないが、お笑い場面の息が合わず、間が悪い。「2セット(1000円)しか売れなかったのでお金がない」と小銭を見せながら、「売り上げ金とお釣りで白木屋に飲みに行く」というのも辻褄が合わない。3人の中ではイチロウ(雅憐)のバイトのグチが面白かった。小劇団の看板女優を演じる梨互れんは酔った演技が歌舞伎の魚屋宗五郎みたいでなかなか面白い。劇中のお龍も悪くないが、「龍馬はん」と言うときの京言葉のイントネーションがおかしいのが残念。稽古場にいたら注意してあげるのだが。演出家はそういう点もきっちりやらないと。
歴女プロデューサーの中嶋マユコは緩急をつけた芝居ができるのに、妙に浮き上がって見えるのは、この役が周囲の人物と絡みながらテンションが上がっていかないからで、脚本の責任である。
歴女の種田麻友美はキャピキャピして可愛いし、島香寿美はオタクっぽいモソーッとした物言いでも口のあけかたがよいので台詞が聞き取りやすい。
こき遣われる若手ADの荒川ユリエルはジャニーズ系でさわやかな印象。ちょっと可笑しなレイトン教授の久保田勇一は専門分野の台詞を噛むのが惜しい。
龍馬の霊夢を見た明治皇后を演じる大物女優・森小百合役、私が観た回は三東ルシア。「おさかなになった、わ・た・し」も化粧が濃く、年をとったなーと思う。いまだお美しいですが(笑)。
ギャラの関係なのか、三東はほんのわずかの出番で、起用した必然性を感じない。
劇団関係者の知り合いなのか、劇の終わり近く、三東ルシアの出番直前に入場してきて、前から2列目の私の隣に座り、ドサッと最前列の座席に「差し入れ」を置いた男性客がいた。観劇の気分をぶちこわす無神経さ。終演後、アンケートに感想を書いている私の隣で「三東ルシアって凄いアイドルだったんだよ。俺、ファンでさ・・・」と得意げに大声で出演者と歓談。まさに傍若無人。本当に芝居を愛し、観る気があって来る客なら、こんな態度はとるまい。こんなに遅く入場させるほうもさせるほうだ。
「誰のための芝居なのか?」もっと自分たちの芝居を大切にしなさいと言いたい。
スーパーヒーローイズム

スーパーヒーローイズム

Func A ScamperS 009

吉祥寺シアター(東京都)

2010/05/22 (土) ~ 2010/05/30 (日)公演終了

最高!!!
ダンスも内容も最高でした!
また、次回の公演も楽しみです!

『MIMICRY』 ミミクリ(終演いたしました。御礼申し上げます!!)

『MIMICRY』 ミミクリ(終演いたしました。御礼申し上げます!!)

anarchy film

新宿アシベ会館B1(東京都)

2010/06/01 (火) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★★

作品としては素晴らしかった!
生の迫力を生かした演出と、計算されたストーリー展開。
間違いなく良作です。
皆さんの高評価もうなづけますね!

ネタバレBOX

個人的には、ネットラジオの子の演技が好みでした。
演じる人を選ぶ役だったと思います。稽古の苦労が偲ばれますね。


興業としては大いに改善の余地があるように思いました。
知り合いも出演しておらず、一観客として見に行きましたが、受付時などに非常に居心地の悪さを感じました。自分も出演者に知り合いがいて、義理として見に行ったのなら良かったのかも知れません。

芝居が良かっただけに勿体ないです。
作品全体の良さは感じましたが、引っかかるものがあり、心が動き切りませんでした。
つちのこ

つちのこ

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2010/06/04 (金) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

手連れ揃いで、嬉しくなる!!
久しぶりに、新劇の芝居で、パーフェクトな仕上がりの舞台を観劇して、感無量でした。
こんなに、出演者全員の演技に大満足できる公演は、かつて観た記憶がありません。
客演続きで、本公演出演がお久しぶりな、石母田さん目当てで行きましたが、増子さん、石母田さんばかりでなく、青年座の皆さん、ここ数年で、飛躍的に、喜劇タッチのお芝居が上達され、昔からの劇団ファンとして、舞台の間中、嬉しさにニンマリしてしまいました。演出の黒岩さんも、さすが。スタッフ技術まで含め、非の打ち所のない傑作舞台でした。

青年座、名優や名演出家が次々亡くなり、高畑さんや山路さんは、客演ばかりで、将来を心配したりしていましたが、杞憂のようでした。
小劇場の才能溢れる作家に次々書き下ろしを依頼し、それが見事に花開いて来た感じで、今後の劇団公演が益々楽しみになりました。

散歩道楽の太田善也さんの脚本も隙がなく、秀逸なストーリー構成で、散歩道楽の公演も一度観てみたくなりました。

ネタバレBOX

いつも、サラリーマンタイプの役どころの多かった高松さんが、床屋の主人役で、最初、高松さんとは気付かない程、役になり切っていらして、いつの間にこんな名優になられたのかと、感動してしまいました。
青年座の役者さんて、真面目に演じすぎて、今までは、笑いを取るのが苦手な方が多かったのに、この芝居、終始、笑いが絶えず、青年座の底力アップの実感がありました。

1972年の田舎町の空気もよく出ていました。
五作が、何度も口にする、「人は身の丈に合った暮らし方をするのがいい」という台詞、何度もになると、またかと思うところで、信彦に「またその台詞ですか?気に入ってるんですね。」と言わせるところが、太田脚本の秀逸さの一端を表していて、お見事でした。
最後の落としどころもセンス良く、太田さん、気になる劇作家になりました。
恋女房達

恋女房達

青☆組

アトリエ春風舎(東京都)

2010/06/03 (木) ~ 2010/06/08 (火)公演終了

満足度★★★★

ヤラレタ!
短編が6つ。
どれも面白かったが、特に家に帰ると主婦が待っているストーリーは秀逸。
完全にやられたと思った。スゴイ!

庭劇団ペニノ『アンダーグラウンド』

庭劇団ペニノ『アンダーグラウンド』

庭劇団ペニノ

シアタートラム(東京都)

2010/06/06 (日) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度

不可思議
演劇という概念を破壊するパワーを持った作品。
前衛的なパフォーマンスだが、成功しているとは思わない。
マメ山田は良かったと思う。

北村メーカー

北村メーカー

劇団虎のこ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/06/02 (水) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★

Queen北村
5人でルデコなのにスケールでかっっ!!!なSF。
状況が明かされるまでは冗長な感があるが、中盤以降は尻上がりに面白くなり最終場は感動的ですらある。
ただ、「ロボット三原則」を知らないと中盤も冗長に感じられてしまうかも?

このページのQRコードです。

拡大