最新の観てきた!クチコミ一覧

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サイゴ

サイゴ

Oi-SCALE

座・高円寺1(東京都)

2010/04/21 (水) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★★

初おいすける
この作品、好きです。前半は絶望の匂いがぷんぷんしますが、最後は小さいけれど生きる事の可能性みたいなのを感じました。なんか色々な思いがぐるぐる頭ん中で渦を巻いて、終演後トイレの中で号泣してしまいました。

死ぬのは私ではない

死ぬのは私ではない

ワンツーワークス

劇場HOPE(東京都)

2010/04/21 (水) ~ 2010/04/29 (木)公演終了

満足度★★★★

テーマ自体は、難しいけれど
久しぶりの古城作品、やはりいろんな意味で、見応えありました。
死刑について考えさせる、テーマ自体は重たいし、瞬時に答えも出せない、難問を提示したような芝居ではありますが、古城さんの作品は、社会派であっても、演劇として、しっかり成立する要素の揃ったものなので、基本的に、いつも面白く拝見することができて、大好きです。

今回の舞台も、実際の事件に材を取り、作者自身の疑問や政治や社会に対する不審などを提示した大テーマがあるけれど、演劇作品として、不可欠なストーリー性や、登場人物の肉づけ、構成も見事な、無駄のない展開で、やはり古城さんは、演劇界でも、あまりいないタイプの得難い作家であり、演出家でいらっしゃると、感心しました。
アフタートークも含め、久々に、観劇後、少し、思慮深くなったように、錯覚できる、貴重な体験をさせて頂きました。

一跡ニ跳を解散されて淋しく思っていましたが、ワンツーワークスとして再スタートを切られて、今後の作品がまた楽しみになりました。
最初に、主人公の幸司役を演じられた、越智哲也さんは、目力と言い、ひときわ異彩を放つ役者さんで、今後、注目したい若手男優さんがまた一人増えました。

ネタバレBOX


実際の事件に材を取り、死刑制度に対する、古城さんの様々な疑問を、演劇という形態で、提示した舞台でした。
死刑を執行される幸司と、その双子の兄で、こちらは無期懲役になる憲司の2人の役は、キャスト7人で、代わる代わる演じるという、斬新な手法で、つまりは、一つの裁判を誰目線で見るのか、その目線によって、一つの事件や、被告の人間分析も変化するのだという、実験劇風作りになっていて、興味深く、拝見することができました。
観終わった後、私も、死刑制度に対する疑問や、ではどうあるのがベストなのだろうとか、いろいろ考えあぐねてしまいました。

でも、とにかく古城さんの作品は、そういった作者の思いを上から目線で押し付けるのではなく、きちんと、演劇として、芝居として、破綻なく、観客を常に厭きさせずに、最後まで見せてしまう手腕がお見事で、感服しました。
たとえば、この事件を取材する、女性ジャーナリストは、別居している夫と、話し合ってももはや意味がないと思っていたのに、取材するうちに、死刑を宣告された極悪人の被告が、人間性を回復する事実に触れて、最後、夫との話し合いに応じる様子を見せます。こういった、ストーリーの本流とは違う視点で、何気なく描く、登場人物の背景の見せ方が秀逸でした。

ただ、最初にある、コンテンポラリーダンス風の振付は、同じ振りがやや長すぎて、しつこい感じがしましたし、終盤の方の振付は、せっかくリアリティのある芝居の流れを壊し、不要というか蛇足というか、むしろあの演出はない方が良かった気がして、それだけがちょっと残念でした。
背伸び王(キング)

背伸び王(キング)

コマツ企画

小劇場 楽園(東京都)

2010/04/21 (水) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★

天使はセラピスト
男優による70分あまりの4人芝居。コマツ企画はこれが2度目の観劇。前に見たものよりはだんぜん面白かった。

ネタバレBOX

小劇場楽園という場所には初めて来た。今はなき渋谷のジャンジャンに似た客席の形。ただ、左右の客席を隔てているのは鋭角的な壁ではなく、太い柱1本なので、ジャンジャンとは違って向こう側の客席の様子もある程度わかる。
そんないっぷう変わった場内のつくりを利用して、役者2人が出入り口の階段を上がって外へ出て行き、ぐるっと回って舞台奥の扉から現れたりした。舞台から客席側へ降りてくるときには変な効果音がして、舞台と客席の間にまるで結界が張られているようでもあった。

出だしは薄暗い場所に男がひとり立っていて、床には3人が倒れている。一人が目を覚ましてすでに起きている男と話すうちに残りの二人もやがて目覚める。どうやらそこはあの世とこの世の境目のような場所で、4人は肉体から離脱した霊魂のような存在らしい。

そのあと男たちは寸劇めいたやりとりで自分たちの身の上やら経歴やら家族やらを明らかにしていく。ここは稽古場でエチュードをやりながら作ったような印象を受けるし、日によってはアドリブめいたこともやっていたのではないだろうか。コマツ企画のメンバー3人に対して、客演の佐野功がやや押され気味に見えたが、それが計算の範囲だったということが終盤になってわかる。

実はコマツ企画の3人(本井博之、川島潤哉、浦井大輔)が演じているのは天使の役。序盤で本井の私物が入っているとされた鞄には白い小さな天使の羽根が入っていて、仕事を終えた3人が最後にそれをつけるところで終演になる。彼らの仕事というのはつまり、セラピー的な寸劇に佐野を巻き込むことで彼に自省を促し、再びこの世で生きる決意をさせ、彼をそちらへ送り返すことだったのだ。

天使の人助けというのが話の大枠で、人助けのための具体的なセラピー方法はもちろん脚本もあるのだろうけど、役者がけっこう知恵を出して作ったのではないだろうか。
美しい手紙

美しい手紙

ライオン・パーマ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/04/22 (木) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度

うーむ
 説明のコピーはキャッチーです。だが、作品の上演時間は2時間5分と長い。暗転も多く、暗転中の舞台そでの音もうるさく、気分がそがれた。受付のスタッフが少なく、場内整理もいない上、劇場入口前には自転車がく置かれていて入っていいか分からず迷った。正直、開演前から気分が乗らなかった。お金をかければ(当日受付をお願いする等)できることをやってないことがおおく、客としては気分がよくない。そのうえ上演時間が長い。かみがひどい役者もいる。もちろん面白いシーンもあるが(もちろんつまらないシーンもある)、トータルで飽きてしまうのはもったいない。もっと見に来るお客のことを考えて芝居をしてほしい。

PerformenⅤ~Purgatorio~

PerformenⅤ~Purgatorio~

電動夏子安置システム

ザ・ポケット(東京都)

2010/04/21 (水) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★

うん、わかった。
ようやくPerformenシリーズの観かたがわかりました。って遅いんですけど。全体を通す筋と間に挟まれるコントのバランス。その2段構成がわかっていてもなかなか流れに乗れなかったんだけど、今回ようやくハマることができました。

そしてコントでは腹を抱えて笑いました。苦しかった~。

ネタバレBOX

律動人型の行動パターンをみせるコントがかなり光っていたように思います。

特に多層と録音が好み。2つのドラマを組み合わせて1つの状況にまとめることで生まれる笑いが最高。挿入でのどこまでがアドリブかわからないあいうえお作文も楽しい。

劇団員のコント場面でのはじけ方が今回とってもよかったです。どこまでも渋い声で笑顔を見せない岩田裕耳さんと、渡辺美弥子さんの「ルンバを踊れ」が印象に残りました。
L0VE The World 2010

L0VE The World 2010

富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ

富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(埼玉県)

2010/04/23 (金) ~ 2010/04/27 (火)公演終了

満足度★★★★★

人類の歴史…を、感じました
タイトルは「LOVE」で、確かにそういうものが表現されているわけなんですが、そのうねり方はまるで人類の歴史を観ているかのようでした。・・・、いや、なんかこう書いちゃうと大げさな気もするのですが、舞台を観ながら、鳥肌立てながら感じたのは正にそういう感じでした。
で、あれば、今回の作品の中にどこか「ロミオとジュリエット」風のところがあったとしても、全く不思議はないわけですね。だって、それはまた人類の歴史の一部なわけですから。
あ、一言で言うと、東武東上線「鶴瀬」駅まで行ってバスに揺られてまでして観に行く価値はある!・・・ということですね。

ネタバレBOX

途中、「なんだ、これって昨年観た『ロミオとジュリエット』と同じパターンじゃないか?」と思ったんですけど、ま、テーマが「LOVE」なんで当然ですね。

ラストの方になって、各人がバラバラに日常を表現し始めるシーンになって、実は鳥肌が立ってきました。理由は自分でもよくわからないのですが、なんとなく「これが、実は現代のLOVE」ということが肯定的に表現されているような・・・誤読の喜びを感じたからです。きっと。

こうした誤読の余地のある舞台は、なかなか出合えない気がするので、感謝感謝。いやぁ、ありがたいことです。
クローバー【終了】

クローバー【終了】

東京アシンメトリー舘【閉舘】

レンタルスペースさくら・中目黒(東京都)

2010/04/16 (金) ~ 2010/04/26 (月)公演終了

満足度★★★★

観てきました。
りょうこさんが可愛かったです。
シューさんが髪型がかっこよかったです。
みんなおしゃれですねー。
一部聞き取りずらい台詞がありましたが概ね良かったです。

ブラッド・ブラザーズ

ブラッド・ブラザーズ

東宝

博多座(福岡県)

2010/04/22 (木) ~ 2010/04/28 (水)公演終了

満足度★★★★

久しぶりのミュージカル
東宝系のミュージカルは、舞台が凝っているイメージがあったが
今作は、基本の舞台と大道具の出入りだけでシーンを使い分ける。
シンプルでもわかりやすい。

オケも舞台上で隠れているわけでもなく、小道具を出したりして楽しい。

ネタバレBOX

パンフレットにもあったが、武田(ミッキー)×岡田(エディ)×鈴木(リンダ)の子供の時間が長いものの、ラストシーンは一瞬で重さを深く感じさせられた。


しかし、あの斜面であれだけ走るのは脚に負担がきそう。
杜けあきさんは、それで脚を引きずっていたわけではないよね・・・
どこからか気付かなかったです。

下村さんもよかったけど、安崎さんにもきてほしかったな。

鈴木亜美さんは、細くてかわいかったですね。
クローバー【終了】

クローバー【終了】

東京アシンメトリー舘【閉舘】

レンタルスペースさくら・中目黒(東京都)

2010/04/16 (金) ~ 2010/04/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

クローバー
役者さんが良かった。

どうか、ご内密に・・・。

どうか、ご内密に・・・。

劇や

門仲天井ホール<アート・キッチン>(東京都)

2010/04/23 (金) ~ 2010/04/24 (土)公演終了

満足度★★

結果はともかく・・・。
挑戦することは素敵です。

ネタバレBOX

コントは挑戦するには難しい分野だなぁと思いました。
公演中一度も笑えなかったです。
また違う分野に挑戦してみてください。
きっと劇団の力になるのと思います。
背伸び王(キング)

背伸び王(キング)

コマツ企画

小劇場 楽園(東京都)

2010/04/21 (水) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★★

コマツ式『ワンダフル・ライフ』?(笑)
いわばコマツ式『ワンダフル・ライフ』だが、まさかこの題材をこのように展開させようとは…(笑)
また、75分の上演時間も程良く8連続マチソワ半ばの身には一服の清涼剤的な(爆)。
ただ、今後「Butterfly」を聴く時にヘンなバイアスがかかりそうで心配(笑)

ブンガク~20×20(400字詰)の杜

ブンガク~20×20(400字詰)の杜

最新旧型機クロックアップ・サイリックス

湾岸劇場博多扇貝(福岡県)

2010/04/23 (金) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

あふれるコトバ
12年前の作品を、外部から演出家を迎えて再演。抒情たっぷり、コトバあふれる川原作品、おなじみの役者たち、あまり違和感はありませんでした。

ネタバレBOX

後半にいくにしたがって、失速する感じがあったのが残念。
奇妙奇天烈ファンシーハウス in大阪 (公演日は24日!15時と19時からです!!)

奇妙奇天烈ファンシーハウス in大阪 (公演日は24日!15時と19時からです!!)

劇団ぎゃ。

ぽんプラザホール(福岡県)

2010/04/24 (土) ~ 2010/04/24 (土)公演終了

すっきり
初演よりもすっきりとまとまった感じ。ゲームもおもしろくなっていたし、歌と踊りもパワーアップしていて、大満足。ブラックなのにブラックを感じさせず、かなり笑えました。

更地3

更地3

produce unit 大森そして故林

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2010/04/22 (木) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

更地スタイル
更地スタイルというのが確立されましたね。もう更地じゃないです。

ザ・カブキ

ザ・カブキ

東京バレエ団

Bunkamuraオーチャードホール(東京都)

2010/04/24 (土) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

20歳と17歳
20歳と17歳のコンビにやられました。東京バレエ団、次世代も逸材が揃ってます。

http://palove.blog.shinobi.jp/Entry/330/

カラスの歩く速さ

カラスの歩く速さ

らくだ工務店

駅前劇場(東京都)

2010/04/20 (火) ~ 2010/04/27 (火)公演終了

満足度★★★★

真に迫るリアリティ
実話ベースということと凝った装置の相乗効果により真に迫るリアリティ。
ユーモラスな前半から次第に緊張が高まりクライマックスを迎える構成もイイが、エピローグ(?)がやや長いか?

第13回公演 「匂衣(におい)」ご来場ありがとうございました!

第13回公演 「匂衣(におい)」ご来場ありがとうございました!

劇団印象-indian elephant-

シアター711(東京都)

2010/04/16 (金) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★

舞台に「匂衣」は無かったです。
舞台に「匂衣」を感じたかったです。

ネタバレBOX

話はいい話だと思うのですが、ベクさんと彩香さんが触れ合うことで
お互いに変化していく姿をもっと観たかったです。(途中のお笑いは要らなかったように思いました。)
なんとなく中途半端な感じで終わってしまったので残念でした。
それと最後はよく意味がわかりませんでした。
役者さんは彩香さん役の役者さんが良かったです。
背伸び王(キング)

背伸び王(キング)

コマツ企画

小劇場 楽園(東京都)

2010/04/21 (水) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

茶番めいて誠実
見て良かった

絢爛とか爛漫とか

絢爛とか爛漫とか

祈プロデュース

劇場MOMO(東京都)

2010/04/22 (木) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★

「モダンガール版」を観た
野村文香が書いた小説を柳原まやこに聞かせる終盤のシーン、この部分のリーディング「飾り職人の物語」がひじょうに良かった。本編より感動して思わず泣いた!(苦笑)

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

物語は野村文香の家に集まった4人の小説家の情景を描いたもの。文香は悩んでばかりで書けない作家。まやこは批評家だったがある日、風俗小説を書いて「ベルレットル」に掲載されることに・・。また、すえは猟奇小説を得意とする作家。薫は結末がないが型破りな小説を易々と書いてしまう作家だった。

この4人が集まってはお互いを慰めたり励ましたりしながらも、それぞれの生きるべく道に収まっていく。非凡な才能を持った薫は突如、小説家を捨ててブラジルに行くと言い出すが、その決断に凡庸な才しかなく小説を書くことに苦悩しながら喘ぐ文香は異議を唱える。ちょっとしたいざこざもみせながら4人の友情を描いた作品だった。

殆どが会話劇で日常を描いた作品。解り易いストレートプレイ。物書きって誰でも非凡な才能があってスラスラ書けるのかと思っていたら違うって事に激しく驚いた。書くことが好きじゃなかったら書かなきゃいいのに・・。って凡庸で楽な生き方しか出来ないワタクシはそう思っちまった!笑

クローバー【終了】

クローバー【終了】

東京アシンメトリー舘【閉舘】

レンタルスペースさくら・中目黒(東京都)

2010/04/16 (金) ~ 2010/04/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

異空間

ああいう形でお芝居を
観るのは初めてだったのでとても新鮮でした。
物語の中に透明人間として入り込んでしまったような感覚。
お芝居はもちろん衣装や髪型などもお洒落でとても素敵でした。


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