最新の観てきた!クチコミ一覧

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The Heavy User

The Heavy User

柿喰う客

仙行寺(東京都)

2010/06/19 (土) ~ 2010/06/19 (土)公演終了

満足度★★★★

ジャポーン
別物!

ネタバレBOX

前「ヘビーユーザー」からの変貌っぷりには様々な面から指摘できるだろうが、言語や物語を解体した後になにが出てきたかという所を観ていくと、
言語を解体しながら、「日本的」を押し出し、一方で発語すら拒否してくいくといった「コミュニケーションすること」への意識が目立って出てきていたのは、
やはり文化コンテクストが異なるものへのアプローチを視野に入れた場合に特有の変化なんだろうなと思い興味深かった。
しかし前「ヘビーユーザー」に一編の音楽としての気持ち良さに多く魅力を感じていた自分としては、途中に隙間を挟んで要素を並列したようであったリズム感には不満が残る。もっとグイグイやって欲しかったなー
THE SCARLET PIMPERNEL

THE SCARLET PIMPERNEL

宝塚歌劇団

東京宝塚劇場(東京都)

2010/06/04 (金) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

大満足×50、御見逸れしました
初演の評判で、行こうと思った時は既に完売で、今回の再演、霧矢大夢さんのお名前以外、出演者誰一人存じ上げずに、作品に惹かれて、観に行きました。
正直、驚きました。
小学5年生で、宝塚ファンから足を洗った私が、45年振りに、すっかり霧矢さんと、月組ファンになって帰宅しました。

作品が、上出来なのはもちろんのこと、こんなに粒揃いの組を観たのは、一体いつ以来でしょう!
次々、実力の伴わないトップばかりが目に付き、そろそろ宝塚にも翳りが見えたかと思っていましたが、いつの間にか、こんな実力ある組が復活していたとは!心底、驚嘆しました。

霧矢さん、男役にしては、上背は足りないものの、とにかく、声良し、歌良し、演技良しで、申し分ないトップでした。
他の宝ジェンヌも、誰一人、遜色ない実力者揃い。

もし、宝塚歌劇、食わず嫌いの方がいらしたら、今の月組なら、初見チャンスかもしれません。

ネタバレBOX

さすが小池さんの演出だけあり、無駄なシーンがありませんでした。スピーデイな展開、しっかりとした人物描写で、宝塚ファンでなくても、充分満足できる、高水準の作品でした。
変に、ラブストーリー重視じゃないので、女性同士のラブシーンに難色を示す方でも、受け容れられる作品だと思います。

とにかく、霧矢さん、歌がお上手。演技もお上手。特に、変装したキャラクターの創り上げの巧さには目を見張りました。台詞の言い回しも、風体も、とてもスカーレット・ピンパーネルと同一人物とは思えず、だから、その場で、正体を現すシーンは、思わず、掛け声掛けたくなるほどでした。
他のキャストも、皆さん、歌も、演技も、ダンスも、高水準の方ばかり。
王太子役の方は、本当に、王子にしか見えず、彼が、夫の愛を疑うマルグリットに、幼いながら、夫を信じてと諭し、訴えるシーンでは思わず、涙が出てしまいました。

後半のレビューショーも、シンプルな演出で、衣装のセンスも良く、本当に、久しぶりに、夢を見させて頂きました。

宝塚は、やっぱり永遠に不滅だなと、思いを新たにして、幸せな気持ちで、岐路につくことができました。

本当に、行って良かった!!

組曲「空想」

組曲「空想」

空想組曲

OFF・OFFシアター(東京都)

2010/06/16 (水) ~ 2010/06/22 (火)公演終了

満足度★★★★★

格調高い名作の誕生!
観終わった後の興奮がまだおさまらない。作品にえもいわれぬ気品がある。笑いのあふれるシーンでもだ。オムニバスに見せかけてそれらを緻密に纏め上が、大作に仕上げる力量は恐れ入る。

観終わった瞬間、名作が誕生したと思った。すぐに再演を計画すべき作品だ。お見事!

電車は血で走る(再演)

電車は血で走る(再演)

劇団鹿殺し

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2010/06/18 (金) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度★★★

みた

楽団がいい。
全体的にサービス精神旺盛で勢いあるのに、なんか置いてかれてしまった。

ネタバレBOX

前半が動で後半が静に片寄り気味だからか。
駅前劇場、青山と見てきて、今回一番歌声が聞き取りづらかった。それも乗りにくかった理由。会場の性質なのか、歌い手の歌唱法かなんなのか。
菜月チョビの役づくりが今回はアダになっていたのかも知れない。

次回は本多と知り、色々思うことあり。
とりあえず、チケット代は据え置きでお願いしたい。
そ ら

そ ら

奥沢スロープ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/06/15 (火) ~ 2010/06/20 (日)公演終了

満足度★★★

中学生的自分探し
ルデコ4Fの使い方が面白いのと、まあまあリズムよく観ることができたり飲み物サービスもあったりといった観客に対しての気配りは好印象だったのだが、脚本の幼さがどうにも受け付けない。
「本当の私」探しに意識を掘り下げていた後半はそれなりに深みを感じさせる部分もあったが、「私」以外の世界を描いていた前半約1時間、物事を雰囲気で認識しているような説得力のない言語や会話が続くのは辛かった。
中学生の頃の世界認識ってこんな感じだったな、と懐かしい気持ちにはなったものの、劇場でその薄さを観せられても・・・と思う。

ホテル・カリフォルニア ~私戯曲 県立厚木高校物語~

ホテル・カリフォルニア ~私戯曲 県立厚木高校物語~

Theatre MERCURY

駒場小空間(東京大学多目的ホール)(東京都)

2010/06/18 (金) ~ 2010/06/21 (月)公演終了

満足度★★★

いつの時代も
場面は48歳のおっさん(横山)がギャル女子高生とカラオケBOXで歌ってる情景から。どうやら、おっさんとギャルは今、出会ったばかりのようだ。おっさんはギャルと話しながら、自らの高校生活に遡る


以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX


横山は県立厚木高校に在籍している。勉強漬けの毎日で忙しい最中、文化祭での催しものについて討論する。ここでのデブの宮城のキャラクターが実に面白い。笑の殆どを宮城がサラウ。大学受験を控えている彼らは誰もが文化祭の運営の中心にはなりたがらない。

しかし、半ば強引に宮城が仲間に引きずり込んでしまう。青春ものには付き物の、仲間意識が芽生え、全員が協力し成功に導いていく。その中で東大入学を目指す一人が学習スランプに陥り、ゲームセンターで遊んでいる最中、ビーバップハイスクールバリバリのリーゼントにカツアゲされる。

反抗するかと思いきや、素直に大人しく現金を差し出し、この後に吐くセリフが「痛い目を見るだけ損だろ?どうせアイツラ、将来は道路工事か工場で働くしかないんだから、威張ってるのは今だけだ。俺らが大人になったら逆にアイツラを使う立場になるんだから、今は大人しくくれてやれ。」と言う。笑

ワタクシなど、高校生という大人と子供の中間のようなこの時期は、自分がどんな人生を歩むのかなど何も解らず気楽にけれど頼りなくふらふらとへらへらと毎日を過ごしていたものだ。けれどもここでの彼らは「今は辛いかもしれないけれど一生懸命勉強して東大にさえ入れば、勝ちだ。入ってから遊べばいい。そうして東大卒の俺たちは官僚になって国を動かす立場になれる。」などとのたまう。
凄いな、と思う。

世の中の厳しい現実には身も蓋もないほど現実的であらねば立ち向かえないが、高校生の彼らは意外に現実的であった。一方で精神的に不安定な同級生、レンアイになりそうな男女、演劇部での情景を織り交ぜながら、大人と子供の中間のような彼らは「自分では何も言わないくせにさ、そのくせ、他人には自分を解ってほしい。大人じゃないよ、そうゆうの。」なんてセリフを吐かせながらも高校生特有のあやふやさも垣間見せる。

こうして横山の哀愁的高校生活のお話は「故郷とは風景の事ではなく、絆の事だと俺たちは知る。」なんてカッコよく〆ようとした矢先、ギャル女子高生におやじ狩りされて48歳の横山は財布をカツアゲされた。という筋。笑


全体的に2時間は長すぎ。削れる場面はいくつもあって90分くらいが妥当だと思う。それから2人の女子のかちゅぜつが悪すぎ。もっと音楽を巧みに使って欲しかった。校歌とか「夏休み」とかを取り入れて観客を酔わせる仕掛けが欲しいとも思う。更に終焉後、一番感動していたのは演じ手のキャストらだった。それでも横山の演技力は他を引き離すほどずば抜けており秀逸だった。女子の演技力はイマイチ。

過去の出来事って時がたつと記念バッジみたいにピカピカに磨かれてワタクシ達の手の触れられない場所に飾られがちだけれど、どんなバッチにも必ず裏側はあるよね。
その裏の描写が弱かった気がする。。
裂躯(ザックリ)

裂躯(ザックリ)

乞局

笹塚ファクトリー(東京都)

2010/06/16 (水) ~ 2010/06/21 (月)公演終了

満足度★★★★

ライトめ乞局デビウ。
なんかものすごいらしい、重い、と聞いていた乞局。
そんな中でも今回はライトらしいよ、と聞き、
そんなら自分でも大丈夫かな、と思って観劇。

ネタバレBOX

確かに、比較的見やすかったと思う。
ぐったりするよな内容を、時折笑いも織り交ぜながらポップめ?に演出。
家族という限定的組織の在り方と、血縁を不快に思う子供たちの葛藤。
印象的な舞台美術と、笹塚ファクトリーのうまい空間作りに唸る私であった。
『アタシが一番愛してる』

『アタシが一番愛してる』

バナナ学園純情乙女組

ART THEATER かもめ座(東京都)

2010/06/15 (火) ~ 2010/06/20 (日)公演終了

あんぐり
恐ろしい。東京にこんな人たちがいたんですか。
怖いもの見たさでのこのこ観劇、これは、なんつーか、すげーっすね。

ネタバレBOX

私は、昔から「わけわかんない」芝居が嫌いだった。
と、自分では思っていた。

私も歳をとったのかもしれない。意外とイケる口だった。(笑)

「この団体は巷では話題になっている劇団だ」という念頭の思いがなければ
本当はどういう風に思ったかは自分でも予想が出来ないが、小劇場のパワー
ここにあり、という気はした。末恐ろしい。若いからこそできる芝居だとは思う。

若さとか、「きちんと」の間反対とか、ダークでパンチなAKBとか、アニソンとか
なんというか、好き放題もここまで極めれば良いんじゃないでしょうか(笑)
皆さんおっしゃるように女の子たちが皆かわいい。これは時代なのか?(笑)

台詞がほとんど聞こえなかった(途中から私は聞くことを放棄した・笑)のだが
勿体ないっていうか、あの浅川千恵はなにもんなの、とか、いろいろ謎が多い。
アングラ演劇を最初に観た人の衝撃って、きっとこんな感じだったのかもしれない。
『アタシが一番愛してる』

『アタシが一番愛してる』

バナナ学園純情乙女組

ART THEATER かもめ座(東京都)

2010/06/15 (火) ~ 2010/06/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

前園さんに撫でてもらったww

バナ学4作目 観劇。
相変わらず かわいいな~

ネタバレBOX

ストーリーのあるお芝居みたいな物はほぼ初めて観ました。
(いつもおはぎライブだった)

ハイテンションに 叫んで暴れて
セリフすら聞かせないお芝居だから

ライブとの差が出にくいかもだけど
個人的には「役」があると 一人ひとりが印象に残って いいなーと思いました。

4回目にしてやっと名前を知った人がたくさん。

こんなに可愛い役者さんたちが
セリフを聞かせるお芝居をやったら どんなに素敵なんだろうと思わなくもないけど

そしたら別のものになってしまうのかなぁとも思います。



制服を着て踊って
みんな叫んでいて 誰の声も 静かに耳を傾けないから
個性を埋没させる事で団体の個性を貫くってことなのかなぁ。

役者さんの一ファンとしては寂しさを感じつつ
それでもこの劇団にしか表現できない事が次から次へと出てくるから
稀有だなぁ と思います。



千秋楽のファンサービスに感謝して☆5つでww



コクーン歌舞伎「佐倉義民傳」

コクーン歌舞伎「佐倉義民傳」

松竹/Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2010/06/03 (木) ~ 2010/06/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

感動覚めやらぬうちに
筆を執ろうと思わせてくれた。
勘三郎の持つエネルギーと優しさと強いまなざしは、日本中の俳優達が一度は目にし感じるべき、大きな師であると感じる。
解りやすく単純な筋書きの中に、緻密で繊細な演技が光る。
客にどう接するか、どう伝えるか、そして夢空間の構築の仕方。
一部の隙のない、清冽な魂を見せてもらった。

年配~中年女性の姿が客席に目立つ。
若者にこそ、もっと貪欲に本物に接してもらいたい。

The Heavy User

The Heavy User

柿喰う客

仙行寺(東京都)

2010/06/19 (土) ~ 2010/06/19 (土)公演終了

満足度★★★

パフォーマンス☆インスタレーション
・柿オールメンバー+右手さん
・2月バージョンからの飛躍に期待して。
・前回見た動画予告が面白そうだったから。

てな理由で行って参りました。

ネタバレBOX

七味さんの、露出狂を見た人にしかわからないあのムーブには爆笑必至。
ああ、やっぱり好きだなぁと再確認しつつ、別物として楽しませて戴きました。
構成に関してはとくに言うことありませんが、私は柿に関してだけは
ストーリーなんて求めてないんだなということを実感しました。(自分に。)

そして玉置玲央さんは、なぜそんなにも脱ぐのですか。
もう脱がなくていいです。その肢体を露にしなくても十分ですから(笑)
ららららん♪の際のコロさんの笑顔に胸キュンでした。(ただのファン)
深谷さんの能しゃべりがツボでした。かわいいなーと思うただのファン。

右手さんは、露出狂の役よりこういう役の方が合ってて好きなんですが、
筋肉の問題なのか、時折舞台上でふらふらしてしまうのが気になります。
細いので、もっと食べて!立って!と思う、余計なお世話な感想でした。
組曲「空想」

組曲「空想」

空想組曲

OFF・OFFシアター(東京都)

2010/06/16 (水) ~ 2010/06/22 (火)公演終了

満足度★★★★

ふんわり、じんわり。
最近名前を聞くので、いってみようかなと。
チラシがステキ。客入れ曲もステキ。

万人に愛される舞台って、なかなかないけど、
ここならそうなりうると、言えるかもしれない。

ネタバレBOX

びっくりするくらい、観た後の心の充実度・密度が高かった。
あふれる想い、こぼれる涙、じんわり、ふんわり、しっかり。

演出や作品に特に目新しさはないものの、間合いや
台詞の一つ一つからもウェルメイドな空間作りを感じ、好感がもてる。
どなたかも書いてたけれど、初心者カップルにもオススメできる舞台だし、
芝居好きの人にもスタンダードなエンタメとして楽しめる作品だと思う。

役者。
同性から見ても、ハマカワフミエさんは可愛かったです☆
島田雅之さんのドキドキするよな表情に惹きつけられました。
保坂エマさんのベリーが、かっこよすぎてしびれました(笑)

★は4.5って感じなのだけれど、
五つ星は、今後短編でない作品への期待のためにとっておくことにする。

キラキラした、あの頃のキモチ。残さず全部食べてくれた、貴方の想い。
嬉しくて、愛しくて、悲しくて、切なくて、泣いてしまったんだ。
愛死に【ご来場ありがとうございました。】

愛死に【ご来場ありがとうございました。】

FUKAIPRODUCE羽衣

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2010/06/12 (土) ~ 2010/06/22 (火)公演終了

満足度★★★★★

衝撃的な出会い!
周りで話題になっていて、「みんな観た方がいいよ!」という声が多く、
そんなら見てみるかね、ということで初めての妙ージカルデビュー☆

ネタバレBOX

開始して15分くらいは、「うーわー、これ絶対まずったわー…」と思った。
アングラ臭ぷんぷんの、ゴテゴテメイクの、私の苦手な感じだと思った。
けれど、口コミを信じて、その後の展開に期待して、耐えた。

ショートイメージが折り重なってガンガン攻めてくるあたりから、吹っ切れた。
あまりに露骨な表現のオンパレードで、慣れてしまったのかもしれない(笑)
エロが苦手な人はダメかも。実際、男性の方がウケていたような気がする。

そしてそして女優陣がものすごく、ものすごーく頑張っていた。
身体能力の高さ、しなやかで伸びのある演技、遠くまで通る声、跳躍力!!
人間の持つ力の全部をガガーン!!とぶちまけられた感じ。

それを不快に思う人もいるかもしれないけれど、あんなにまで露呈されて、
こちらとしてはもう、心を動かされないわけない。刺激的で、衝撃的!!
これが演劇なのか!?と思ったし、これぞ演劇なんだ!!とも思った。
ショーとか、パフォーマンスに近い気がする。海外に出ても良いのでは。

ぶっちゃけて言うと、観劇後はちょっとした放心状態だった。
ぐわぁあああっと心を掻き乱されて、眩暈がしそうなほどの。

終盤、飛び跳ねるそこにある身体と、湧き上がるイメージの情景に、
なんだかよくわかんないままに、意味もなく涙が溢れてきたけれど、
そんな涙、日本じゃ、きっとこういう舞台でなきゃ流せないと思った。

賛否両論まっぷたつだけれど、日本もまだ捨てたもんじゃないと思った。
君といつまでも

君といつまでも

バジリコFバジオ

駅前劇場(東京都)

2010/06/17 (木) ~ 2010/06/21 (月)公演終了

満足度★★★★

やっぱり面白い!!
珍しく人と一緒に見に行ったんですけど、1人で行っていたら間違いなく泣いてましたね。
ちょっと、自分の心にガツンとくるものがあったので…

ドキドキハラハラな感じがとても面白かったです!!

ネタバレBOX

練習を見たときとはまた違う感じがとても素敵でした!!

しかし・・・みなさんからだ大丈夫なんでしょうかね・・・
からだ張りすぎですよ…
フツーの生活

フツーの生活

44 Produce Unit

紀伊國屋ホール(東京都)

2010/06/18 (金) ~ 2010/06/23 (水)公演終了

満足度★★★

「沖縄戦」のフツーの生活
いろんなものが盛り込まれていた。
それには意義もあろうが、やや単調となったことも否めない。

ネタバレBOX

「沖縄戦」と聞いて、即座に頭に浮かぶことがいくつかある。ガマ(洞窟)、沖縄住民と日本兵の関係、現地召集兵、米軍の対応、太平洋戦争における沖縄戦の位置付け、ガマ内での対立(赤ちゃんの泣き声)、ガマへの馬乗り攻撃、脱走兵、女子や少年の挺身隊、野戦病院と傷病兵の扱い、日本軍の転進、沖縄の方言とスパイ、などなど。
この舞台は、それをすべて盛り込んだと言ってもよいだろう。

それに、当時の教育や大陸での日本兵の様子、さらに天皇陛下のことなどもプラスされていた。

とにかく盛りだくさんである。しかし、いずれもが紋切り型である。「沖縄戦」と聞いたときからの、想像の範囲内と言ってもいいだろう。

劇中に「この出来事を後生に伝える」という意味の台詞があったが、沖縄戦を知らない若者には、それは一体どういう戦場だったのかを知るための1つの手かがりにはなる、という意味では、その存在意義はあったと思う。

そうでない観客にとっては、今1歩新鮮味に欠けてしまったように思える。

しかし、沖縄戦のことは、本や映画などでしか知らない私だが、舞台上で行われていることから触発されて、沖縄戦で起こったいろいろな出来事(あくまでも本や映画の中だけの内容だが)などを思い起こしてしまい、目頭が熱くなるシーンがいくつかあった。
それは、それを期待してつくられたシーンではなかったと思うのだが。

舞台は、ガマ(洞窟)の中で行われるので、ほぼ薄暗い中で行われていた。
沖縄の歌が随所で使われていて、そこだけに明るさがあった。

新納敏正さん演じるおしいさんが特に印象に残った。
44北川さんが演じる元兵隊は、自分の家族に対して、あんなにヒステリックになるのかな、というのが大きな疑問だった。ただ、沖縄戦・ガマ・赤ちゃんという図式の中で、日本兵だけを悪く描かないところに、ポイントがあったのかもしれないが、それにしても、である。

せっかく冒頭に「みんな家族のようなものだ」という台詞があるのだから、それを受けて、沖縄の優しい家族の姿を見せてほしかったと思う。内地からやって来た人たち(女性と軍曹)もそれに触れて・・というストーリーにしたならば、もう少し物語が広がり、心を打ったのではないかと思うのだ。

また、タイトルにある「フツーの生活」に、こだわった台詞がいくつかあったのだが、そこはもうひとつ大きな何かを与えてはくれなかった。

「国民は天皇陛下の子どもなんだから、親が子どもを・・云々」という台詞が後半、少し強い口調で、やや唐突に出てくる。なんとなくどこかで聞いたことあるような台詞だったし、「陛下が謝ってくださる」という台詞は、その意味と内容は違うものの、先日、井上ひさしさんの『夢の痂』を観たばかりなので、少し気になった。

今回の『フツーの生活』は、「戦中戦後三部作」ということなのだが、残る「宮崎編」「長崎編」も想定の範囲内なのだろうか、ちょっと気になる。
組曲「空想」

組曲「空想」

空想組曲

OFF・OFFシアター(東京都)

2010/06/16 (水) ~ 2010/06/22 (火)公演終了

満足度★★★★

素敵。
前回の公演を観て好きになった劇団さん。
だけど、前回の公演とはまた違った雰囲気でした。
大好きな小玉さんの回に行きましたが、もう、ほんと楽しかった!
そして、ときめいた!

他のお話も、ひとつひとつが違う形で素敵。
うわー、今から次回公演が楽しみでなりません。

君といつまでも

君といつまでも

バジリコFバジオ

駅前劇場(東京都)

2010/06/17 (木) ~ 2010/06/21 (月)公演終了

満足度★★★★

個人的に好きな感じでした。
初見でした。おもしろかった。
色々やりたいことも沢山あったようで、かなり強引さあったがおもしろかった。
話自体はすごくありきたりだったが、笑わせたいであろうところで笑えてるので退屈しないでみれました。
役者さんが多すぎて正直必要ない人が多かった気も。
不慣れなアクションシーンも不必要かと・・・がんばって練習しましたという感が客席に伝わってきてしまって。
それでも見終わった後は「おもしろかった~」と素直に言える作品でした。
次回作も見てみたい。

ザ・キャラクター

ザ・キャラクター

NODA・MAP

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2010/06/20 (日) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

満足度★★★★

そうなんだ!
とにかく何がテーマなんだろう?、どんな言葉遊びがあるんだろう?

ふーんなるほどって漢字、いや感じ。

ネタバレBOX

カルトを扱った話でした。最近流行った小説の影響もあるのかな。

言葉遊びは、書道教室で使うものといったら、紙→カミ→神への転換。

文字の面から、袖の誤字(示す偏に由)→誤字を指摘され→神への転換、これは素晴らしかったです。

墨は特殊なインクなのでしょうか、乾くと消えるようなイメージで、場面に応じて床に文字を書いてもそのうちに消えていて、いい感じで進行していきました。

一方、ダジャレ的な言葉遊びはあまり面白くありませんでした。

文字を書くということから、不動産の譲渡契約書に自署させたり遺書を書かせたりする悪知恵、古田さんの目の据わった教祖振りは迫力がありました。

弟をカルトに取られた姉や子供をカルトに殺された母の苦悩、ミイラ獲りがミイラになる恐怖、責任転嫁する教祖のずるさ…、全体として分かり易く描かれていました。
余命1ヶ月の花嫁

余命1ヶ月の花嫁

TBS

世田谷パブリックシアター(東京都)

2010/06/15 (火) ~ 2010/06/27 (日)公演終了

満足度★★★

惜しい
テレビでのドキュメントは観てました。
映画は観たこと無いですが、貫地谷しほりさんが長島千恵さんを
演じると言う事で観にいってきました。

ストーリーが分かっているだけに、どう舞台するかを期待してました。

ネタバレBOX

教会をイメージさせるシンプルな舞台。

オープニングは、二人の結婚式のシーンから。

舞台は、お父さん役の天宮良さんをストーリーテラーに
貫地谷しほりと渡部豪太の二人の出会いから、
別れまでをシンプルに繋いでいく形で、とても丁寧に
進めていきます。

出演者は4人。

貫地谷しほりは、抜群の出来。
天宮良さんは、本当に期待以上。一番良かった。

そして、渡部豪太さん。
台詞は、カミカミで、演技もとても良いとは言えず、
期待していただけに、失望の方が大きかった。

渡部豪太さんだけは、キャスティングミスかも。
ボディーガードマン 

ボディーガードマン 

Team 紅 演劇部

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2010/06/17 (木) ~ 2010/06/20 (日)公演終了

満足度★★★

寅さん風純情派!
予想通りの展開、チラシの顔そのものでした。もう一人のガードマンは女性だったんですね。

ネタバレBOX

部下に遅刻の連絡をしろって、そんなの常識。部下が反発するって、社会人ならあり得ない。

そんな上司が無断欠勤なんて…。で、それを本社の人事担当に報告しないなんて、規律が大事な警備会社ではあってはならないこと。

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