最新の観てきた!クチコミ一覧

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猫

シンクロナイズ・プロデュース

吉祥寺シアター(東京都)

2010/05/06 (木) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

道化の一生
舞台装置がそのまんまサーカスで、
上演前から胸が高鳴るセットでした。

なるほど、サーカスそのものがワクワクする理由は
そこなのかもしれないですね。

絢爛とか爛漫とか

絢爛とか爛漫とか

祈プロデュース

劇場MOMO(東京都)

2010/04/22 (木) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★★

本音のぶつかり合い。
悲しいかな現代では無理なので昭和初期かしら。。。お金持ちのお嬢さんたちの道楽と言ってしまえばそれまでだけど、なぜか現代より知的な雰囲気。
いい脚本である。

Dの呼ぶ声

Dの呼ぶ声

劇団たくあん

シアターシャイン(東京都)

2010/05/04 (火) ~ 2010/05/05 (水)公演終了

満足度★★★★

すがすがしい感動でした
東大系劇団「Radish」の旧メンバーを中心に結成された「劇団たくあん」。それぞれ社会に出て演劇とはいったん縁が切れたものの、「やっぱりまた演劇をやってみたい」と集まり、新たなメンバーも加わっての旗揚げ公演。卒業して何年もたつのに、DM送ってくれてありがとう。
「入場無料(カンパ制)」がきいたのか、入りきれないほどお客が詰め掛け、4階のモニターで観劇する人まで出た盛況ぶり。
「CoRichで公演を知った」という声も何人か耳にしたので、情報UPした甲斐があった。次回公演以降、観劇料金をとるかどうかは未定だそうで、「有料公演の際はCoRichのチケプレに協力してください」とお願いしておきました。
学生のころ観てたメンバーなので、芝居の内容はまったくわからぬままご祝儀気分で出かけたが、古城十忍は前から興味を持っていた作家で、こちらも未見。「Dの呼ぶ声」のDって誰だろう・・・・?

ネタバレBOX

2日間公演の初日で、観客整理に手まどったのか開演が遅れたうえ、前説的導入部から開幕までがまた長くて間延びした。隣席で「こんなに遅れるって、自信がないから出ない!って役者がトイレに閉じこもって出てこないんじゃないの(笑)」という声が。でも、無事始まった(笑)。
この劇団の前身、すなわち私が観ていたころの東大系劇団「Radish」は、アンドロイドとか、人間の記憶や深層心理を扱った知的な芝居をやっていた。本作もそのころのイメージに沿った内容でひと安心。
物語はある年の2月の火葬場から始まる。一見したところ、姉妹なのか友人なのか、楓(金岡典子)と桜(岩橋佑佳)が故人の思い出話をしながら「涙が出ない」「出た」と言い合っている。
それから時間を遡り、この芝居は10月から2月までのエピソードをつないだものとわかってくる。
2月に亡くなったのは門脇誠一(山口統)という認知症の老人。そして彼の介護をしていたヒューマノイド(人間的なロボット)の椿(福永加奈子)も共に荼毘にふされたが、これはルール違反。ヒューマノイドは所有者が死亡した際、提供元が必ず回収し、スクラップ処分して記憶チップもリセットすることになっている。ヒューマノイドは所有者の死後、完全に抹殺される運命にあるのだ。
火葬場にやってきたビジネスライクな回収者の朽木伸太郎(飯田真人)は椿も一緒に燃やしてしまったのではと疑い、楓たちに強く椿の引渡しを求める。
椿も桜もヒューマノイド。楓は、難病のために生まれてからほとんどの時間を病院で生活してきた若い女性患者に付き添い、精神的はけ口となってきたが、患者が28歳で亡くなったいまも、その記憶を守るため、回収から逃げて生活している。
桜はアクト(遠藤崇光)というヒューマノイドと共に天野家で生活していた。アクトは、天野家の息子・飛雄(副田隆介)が交通事故で大怪我をして入院中、母の響子(志賀亮子)が寂しさから購入したが、飛雄が退院後、響子はアクトを溺愛していたので、存在感のうすれた飛雄はアクトに嫉妬し、睡眠薬自殺しようとする。アクトは「ヒューマノイドは自分で意志決定できない。寿命も外から決められる。人間はいろんな可能性を持ってるのだから、死なないで!」と飛雄を止める。天野家にはもう1体、コンビニで売っている簡易ロボットがいて、アクトが飛雄にコンビニロボットの説明をする場面が、ロボットの有限性を表現していた。
門脇誠一が椿と葬儀の予行演習をしているのをみつけた息子の航平(反中望)は椿を激しく責める。椿の定期メンテナンスに訪れた朽木は人間的感情を表現できる椿の様子に不審を募らせる。さらに以前、誠一はヒューマノイドを集め、幽体離脱など「死」に関するセミナーを開いていた。
ヒューマノイドたちは製造の段階から寿命が決められており、寿命の長さも3段階あるが、ヒューマノイド自身は自分の寿命を知らないという。
題名のDというのはセミナーでひときわ熱心な受講生D(反中望)のことらしい。椿とDは、ヒューマノイドの寿命が尽きる直前の兆候であるひきつけを起こし始める。
楓は非情な朽木こそ実はヒューマノイドではないかと疑う。回収を迫るうち、朽木はある記憶を取り戻す。楓と朽木は、同じ情景を憶えていた。かつてともにある人のもとで、ヒューマノイドとして生活していたらしい。朽木や楓の記憶は抹殺されていなかったのだ。
一種のSFものだが、しみじみとした感動を残し、よき旗揚げ公演となった。
ほのぼのした好々爺を自然に演じた山口、人間への憎しみを隠して非情に業務をこなす朽木の飯田、いかにもヒューマノイドらしい雰囲気のアクト役・遠藤の3人が特に印象に残った。
今回は学生時代と違い、演出を特に決めず、みんなで話し合って作り上げたそうで、こういう「純粋に演劇が好き」という劇団があってもよいと思う。感心したのは、今回が演技初体験という人もいたのに、芝居の完成度は高く、素人くさくて観ていられないという俳優が1人もいなかったこと。
そのためか、カンパ箱には千円札があふれんばかり。千円以上カンパした人には特製手ぬぐいがプレゼントされた。
とりあえず寝る女

とりあえず寝る女

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2010/04/02 (金) ~ 2010/04/06 (火)公演終了

満足度★★

遅くなりました
今まで3回くらい観たけど、今回も「合わなかった」。好みの問題でしかないが、作品の内容がオレには合わない。でもいい劇団だと思うし益々人気も出る劇団だと思う。

八百長デスマッチ/いきなりベッドシーン

八百長デスマッチ/いきなりベッドシーン

柿喰う客

タイニイアリス(東京都)

2010/04/15 (木) ~ 2010/04/18 (日)公演終了

満足度★★★

オレもおっさんになったのか
最後のほうはちょっと頭がいたくなってしまった。序盤で集中しすぎたせいか。

背伸び王(キング)

背伸び王(キング)

コマツ企画

小劇場 楽園(東京都)

2010/04/21 (水) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

おもしろい
今までは、正直肌が合わないという感じだったんだけど、今回ばかりは最高だったな。

パラデソ

パラデソ

タカハ劇団

小劇場 楽園(東京都)

2010/05/02 (日) ~ 2010/05/11 (火)公演終了

満足度★★★


タカハはすげー好きなんだけど、今回はいろいろとツッコミどころが多かったかもな。場所が日常的過ぎるために、会話とか、やり取りとか、細かい辻褄あわせの部分が気になってしまった。で、この人たちは何の集団なんだろう、親戚なのかなーと思わせる意図があっての冒頭部なんだろうけど、少し長い。役者は個人個人すごくいいんだけど、統一感はないように見えた。オレはタカハの描くSFの方が好きだ。

ネタバレBOX

教団に対する偏見が、本当に偏見であるかもしれないという気付きが、もっとドキュメンタリー的にドキドキするくらい、こっちに伝わってくるといい。
旅、旅旅

旅、旅旅

ロロ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/05/06 (木) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

満足度★★

勢いがありました!
本編自体勢いが感じられましたが、アフターパフォーマンスに費やすエネルギーがあるのならもっと本編に注ぎ込むべきだと思いました。

ネタバレBOX

物と名前の概念をいったん取っ払い…、時空を飛び越える…。

といっても、登場人物たちの何層にも亘る夢の中の話で、いわゆるアリス物です。私の肌には合いませんでした。

アフターパフォーマンスは異種対抗戦でしたが、だらだらと時間ばかり掛かっていました。

即興と言うわけでもないのでしょうが、人気若手芸人じゃないんだからピンでやって急に受けるはずもなく、本編で勝負してほしいと思いました。

ところで、アンケート用に置いてあったプッシュ式ボールペンをカチカチやっているお客さんがいて耳障りでした。
ビヂテリアン大祭

ビヂテリアン大祭

ピーチャム・カンパニー

シアターPOO(東京都)

2010/04/30 (金) ~ 2010/05/03 (月)公演終了

満足度★★★★

良かったです。
この公演自体がビヂテリアン大祭の報告会という設定で、最初に配られるパンフレットもそれっぽく作られていて面白かったです(役者名などが記された パンフレットは終演後に配られました)。

客席に役者が入って来たり、紛れ込んでいたりする演出はしばしば見かけますが、今まで観た中で一番説得力がありました。

報告会ということでマイクを使って喋っていたのですが、あの会場の狭さだと耳が疲れました。

いっそのこと、市民センターの会議室みたいな所でやって、何も知らない人が観ると舞台なのか報告会なのか分からないくらいに徹底的に虚構を押し通せば、もっと面白かったかもしれません。

アメリカン家族

アメリカン家族

ゴジゲン

吉祥寺シアター(東京都)

2010/04/29 (木) ~ 2010/05/02 (日)公演終了

満足度★★★

初ゴジゲン
初日を観ました。
初日とは思えない演技の安定感がありました。
それぞれのシーンでは笑えたり、泣けたりしましたが、
全体としての印象はあまり残りませんでした。

今回はあまり好みのタイプの話ではありませんでしたが、
今後の活動に注目して行きたいと思います。

夢の泪

夢の泪

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2010/05/06 (木) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

知らなかった
東京裁判三部作の第二弾。弁護士の目を通して東京裁判を語る。戦争責任はどこにあるのか。戦勝国による理不尽な裁判ではなかったのか。この戦争にたいして何も知らなかったのを痛感した。辻 萬長さんの雄弁さ、三田和代さんの繊細さ、木場勝己さんの荘厳さなど役者さんの力量が余すことなく表現されていた。無論原作、脚本、演出のすばらしさは言うに及ばず。満足のいく作品であった。

パラデソ

パラデソ

タカハ劇団

小劇場 楽園(東京都)

2010/05/02 (日) ~ 2010/05/11 (火)公演終了

満足度★★★★★

こだわりのいい匂い
特に奇抜な演出や類を見ない事が行われているわけではないのに、
タカハさんの静かなこだわりから目が離せなくなる。
脚本もすばらしければ、役者さんもすばらしく、
一人一人がキーパーソンである役目をまっとうしていた。

ネタバレBOX

最後の

「愛してる」

に胸が温かくなった。
生きていることこそ美しい。
それって、とってもすばらしい。
大家族、はじめました。

大家族、はじめました。

ひつじ同盟

タイニイアリス(東京都)

2010/05/01 (土) ~ 2010/05/04 (火)公演終了

満足度★★★

荒さはあったが、うまくまとまってた。
各人の紹介やシュチエーションの説明は上手にやっていた。
話も説得力・感動場。上手くちりばめて組み立てられていた。
その分台詞をかんでしまってリズムが悪くなるのが、おしかった。

ネタバレBOX

そのうえ白服で、あの世の人物出すのは判り易くて良いのだが、
見えてる人と、見えてない人がいることを、
もっとしっかりと説明すべきだった。
外人さんの位置づけも、
繰り返し笑い交えて説明できてれば良かったのではないだろうか?
うまく感動できる話になっていたので、作家さんの持ち上げ方とか。
観られて困る日記を、いともたやすく見つける説明とか、
細かい観客への説明などがもっとしっかり出来ていれば満点ですね。

台詞などは、数こなしていけば大丈夫でしょうから。
時間空けて再演など考えると良いのではと思いました。

えー個人的には、七海さんカッコよくて気に入りましたー。
スーパーリア充マジカル惑惑αSco

スーパーリア充マジカル惑惑αSco

劇団てあとろ50’

早稲田大学学生会館(東京都)

2010/05/06 (木) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

満足度★★★

面白いが未完成!
ツボにはまる大爆笑のシーンとちょっと白けるシーン、完成度の高いシーンと間延びするシーン、それらが入り交じる。役者の中にも上手い役者と、やや劣る役者がいる。また同じ役者でもいいシーンとどうしようもないシーンの差がある。

しかし、そういった全体の混沌の中で、より高いもの、より面白いものを追求しようという演出家の志しはしっかりと感じられた。だから面白いシーンは本当に面白い。小さくまとまることを拒否し、既成学生演劇から脱却しようとする挑戦姿勢がすがすがしい。

初日ゆえの堅さが取れれば見違える芝居になる可能性あり。スタッフワークが素晴らしく、特に幻想的な照明は学生劇団ではトップランクか。一見の価値あり。

『エア・ギア』vs.BACCHUS Top Gear Remix

『エア・ギア』vs.BACCHUS Top Gear Remix

マーベラスエンターテイメント

【閉館】日本青年館・大ホール(東京都)

2010/04/09 (金) ~ 2010/04/16 (金)公演終了

満足度★★★

漫画通りでした、よくもわるくも。
が、思ったほどローラーアクションが見れなかったような気がしました。
期待感が高すぎたせいでしょうか?
どつきあいとしてのバトルより、エンブレムの争奪や。
鬼ごっこのような追いかけで、会場を縦横無人に駆け回って欲しかったかな

ネタバレBOX

原作者観に来てましたねー(^^)
紹介の仕方が、なかなか凝っていて笑えました。

またアイオーンクロックさん、まさに原作通りでカッコよかったー!

前説の隊長さんも良い味出していて、笑わせてくれました。
そろいの小鴉丸ツナギ欲しくなったけど・・。
皆さん靴までは統一できていなかったのが、ちと悲しかったな。
日本語を読む その3~ドラマ・リーディング形式による上演~『熱帯樹』

日本語を読む その3~ドラマ・リーディング形式による上演~『熱帯樹』

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2010/05/05 (水) ~ 2010/05/08 (土)公演終了

満足度★★★

日本語を「読む」ということ
「日本語を読む」
という企画にばっちりドストライクな芝居。

ネタバレBOX

三島由紀夫の戯曲、聞いているとシェイクスピアを連想させられる。

この『熱帯樹』は『ハムレット』と『マクベス』が見え隠れするようで、
リーディングなのだけれどとてもダイナミック。
ダイナミックかつ、繊細な世界観がなかなか心地よかった。

今流行の現代口語による戯曲とはかけはなれた、
セリフで聞かせる三島由紀夫の文体が、
リーディングという形にピタリとはまっている。
動きも最小限に絞ってあり、文字通り、
まさに「日本語を読む」正統派リーディングだ。

リーディングとなると難しいのは、どこまでやるか、じゃなかろうか。
稽古を重ねるうちに役者は動きたくなってくるだろうし、
演出家もきっとどんどん欲が出てくる。
「リーディング」という形式を見失わずに上演にこぎつけるのは
なかなか難しいことのように思う。

その点、この『熱帯樹』は動きが邪魔になることなく、
むしろ少ない動きを効果的にキメていたのが印象に残った。
リーディングの背骨を「言葉」と「戯曲」に持ってくるのは、
きっと簡単そうで一番難しい事だ。

二人だけが共有する秘密、とか
それが明るみに出ちゃう、とか
そういうシーンがとてもセクシーに見えたのは、
演出家・谷賢一がアフタートークで語った「H」が重要なんだろうな。

どっぷり三島由紀夫の日本語を味わえたが、
ちょっとセリフ早い感じがする、とか、
ちょっとテンション高すぎでは…ってなシーンがあったように思えるのも事実。
やはりリーディングってのは難しい。
アメリカン家族

アメリカン家族

ゴジゲン

吉祥寺シアター(東京都)

2010/04/29 (木) ~ 2010/05/02 (日)公演終了

満足度★★

うむむ
個人的な希望としてはもっともっとリアルな「破壊」を見たかったなあと思う。
うわべだけの理不尽な、まさに「家族」的な会話をひたすらに続けてく中で
もはや愛とは口が裂けても呼べぬ、憎悪とか、甘えとか、恐れとか、苛立ちとか
悲しみとか、なんかもうそういったもの、ありとあらゆる感情やエゴが
舞台上に渦巻いているのが見えて、本当にキモチヨイ、キモチワルサを
感じて、そこはかとなく感動したんだが、やはりもっと突き抜けてほしかったなあ。小劇場界で頭一つ飛び出ているという、ゴジゲン。もっともっと、パワーを感じたいです。

旅、旅旅

旅、旅旅

ロロ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/05/06 (木) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

満足度★★★★

茶の間 de 脳内浪漫飛行
ロロ史上、最高傑作!というので、行ってきた。家に居ながらにして旅してきた気分を味わえるよう、子供がよくやる”ごっこ遊び”を中心に、あの手この手をつかって力の限り工夫して、満足感が得られるように家族が頑張る話だったような気がするけど、それもどうだか定かではない。
というのも、旅の定義がきまった何かではなく、旅という単語から派生する何かの連続であったため、旅=観光だったり、魂の旅だったり、運命の人にめぐりあう旅だったり、人生そのものを旅したり、色々だったから。
だから、アレ?このひとさっきまでここにいたよね?あのひとが、もうこのひとじゃなくなってる!!なんていう状態がよくあった。なので理解を求めるとすごく混乱する。でも、意味を求めることを諦めて一度ロロワールドに身を任せてしまうとすごく楽しい。
特に、なにげないしぐさやふとした言葉が誰かに飛び火して、音が鳴って、リズムになって、また飛び火して、どんどん感染していってグルーヴ感が生まれて、さらにオカシナ人間模様がフィニッシュする瞬間は、オーケストラとサーカスとミュージカルを一度に観たような、オンリーワンな世界観で、それはそれは言葉にならないほど強烈な演劇体験!!
しかも登場人物たちは誰もそのことには気づいてなくて。観客だけがそれを知ってるから、すごい優越感で。思い出し笑いをしてしまう・・・。
好みはきっと分かれるでしょうし、共感も出来ませんけど、とにかく圧倒されたい方、観劇倦怠期な方、ほがらかな刺激を求める方、変なモノ好きさんにはうってつけ。軽く飛べますよ。笑

15 Minutes Made Volume8

15 Minutes Made Volume8

Mrs.fictions

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2010/04/29 (木) ~ 2010/05/02 (日)公演終了

満足度★★★★

久々に・・・
知り合いの劇団が出ていたVol.2以来、見たいと思いながら、久々の観劇。
以前見たときよりも断然、舞台空間として成立していて驚いた。


限られた時間、舞台の中で複数の団体が芝居をするというのは、
脚本の完成度、役者の力量なども
もちろん注目すべき点だが、お客様の「記憶」に残る芝居を作っているか
ということも、非常に重要なのだと思った。

その劇団が持っている世界観、温度、をいかに個別化し、
どれだけ魅せて、引き込むことが15分間でできるのか。

なんとなく、ちょっとしたバトルを見ているようでもあって、わくわくした。

その点から考えると、すごく個人的に、やはり時間堂さんと
PLAT-formance さんは突出していたように思う。
一気に空気を変える術、そしてお客様に伝える術が
長けていたのではないかなあ。

いやはや、小劇場界は広い、そして狭い。
そして15分は長い、そして短い。
表現には無限の可能性があるんだよなあ、と。
大げさだけどしみじみ思ったのでした。

次も見に行きまーす!!

日本語を読む その3~ドラマ・リーディング形式による上演~『ポンコツ車と五人の紳士』

日本語を読む その3~ドラマ・リーディング形式による上演~『ポンコツ車と五人の紳士』

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2010/05/06 (木) ~ 2010/05/08 (土)公演終了

満足度★★★★

舞台の始まり
柴幸男の演出欲を制限し、役者の熟練された力で戯曲の強度や面白さをみせることを優先させたリーディングで、別役実の不条理な世界の面白さが純粋な形で楽しめる。
けれど今作はリーディングとして完結されているというよりも、戯曲が役者によって立体になる、舞台の始まりの時間として位置づけた上での最上の形を模索した結果のようで、今後、最終的には身体動作を含めた三次元舞台作品へ展開していくことをどこか期待させる。
個人的には柴演出がリーディングよりものびのびと発揮できそうなそちらの方が観てみたい。

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