
アット・ホーム・アット・ザ・ズー
シス・カンパニー
シアタートラム(東京都)
2010/06/17 (木) ~ 2010/07/19 (月)公演終了
満足度★★★
KYON2×大森南朋も
KYON2×大森南朋バージョンもあったらもっといいのに。
見てみたかった。
とにかく豪華な顔ぶれで小さな箱で、
まじかで観れてミーハーだけれど感激!!
当日券の列がすごい人でした。
エドワード・オルビーの戯曲がすばらしいのだろうけれど、
なんでもないような言葉や動きも
この三人が演じると見入ってしまう。
言葉も深く重い。
第一幕 ホームライフから第二幕 動物園物語への部分が
一番印象に残った舞台でした。

8割世界番外公演『欲の整理術』×『ガハハで顎を痛めた日』
8割世界【19日20日、愛媛公演!!】
ART THEATER かもめ座(東京都)
2010/07/07 (水) ~ 2010/07/11 (日)公演終了
満足度★
それほどの出来とは思えない
ここのサイトでは評価の高い書き込みが多くて驚いてます。それにしても出演者の家族が高評価を付けるのはどうかと思う。

ザ・キャラクター
NODA・MAP
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2010/06/20 (日) ~ 2010/08/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
衝撃的
見終わった後しばらく立てなかった。そのくらいの衝撃を受けました。芝居からのメッセージがあまりにも強すぎて、頭を鈍器でぶん殴られたような衝撃でした。面白いか面白くないかと言う議論は少し難しいかと思いますが、すごいかすごくないかと聞かれたら間違いなくすごいです。

ザ・キャラクター
NODA・MAP
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2010/06/20 (日) ~ 2010/08/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
「ザ・キャラクター」
待ちに待った「ザ・キャラクター」。
チケット買ってからどのくらいかな??
書道教室で、、、ギリシャ神話の世界で、
あの誰もが忘れてはいけないあの事件がつながるなんて、、
野田秀樹脚本って本当におどろかされる。すごい。
どうすると、ああなるのかしら??
しかも、その事件すっかり忘れていた。。はっきり思い出した。
B列だったので、細部まで今回は見えた、いえ見えちゃった。
離れて見たらまたなんか違うのかもしれない。
りえちゃんはパイパー以来、力強い演技、目がはなせない。
橋爪さん、うまいなぁ。野田秀樹さん、おもしろい、いつも。
銀粉蝶さんが復活したバージョンが観れてよかった。

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ワタナベエンターテインメント
シアターサンモール(東京都)
2010/04/28 (水) ~ 2010/05/06 (木)公演終了
満足度★★★
おもしろかったですが
ゲーム業界のお話でしたが、
個人的に業界を知っているだけに、
ちょっと無理がありすぎる設定で
いまいち内容にのめりこめない部分がありました。
全体的には笑いが沢山の面白い作品ですが
ちょっと笑いに走り過ぎているなぁと感じました。
役者さんたちも笑いの勢いで、
足りない部分をカバーしているカンジがしました。

青い鳥の群れ/靴
劇団820製作所
pit北/区域(東京都)
2010/07/07 (水) ~ 2010/07/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
心の旅の果てに出会うもの
全編に流れる、美しい詩歌。
役者の方々の魂を込めて歌い上げる、詩の言葉たちが、
まるで、満々と水を湛えた川のように力強く、流れて行きました。
その滔々とした流れの中に、心をからっぽにして、
ただ、ただ、身をゆだねているうちに、
今、聞こえている言葉ではない、「何か」、
今、見えているものではない、「何か」。
心象の川底に潜み、こちらをじっと見つめている「何か」。
その存在に、気づきました。
それは、
幼い頃抱かれた、母の両腕のようであり、
同時に、
どこまでも追ってくる、死に神の剣のようでもあり。
この舞台はまるで、役者と観客との、心の旅。
息苦しいまでの、厳しい旅路。
今まで、直視することを避けてきた、
この世に実在する、地獄との対面。
主を亡くした靴たちの行進。
自らの生も死も、見失ってしまった、彷徨う魂たち。
「愛してる」・・・想いの限り伝えても、決して返っては来ない、
「愛しているよ」。
そんな、永い永い、哀しみの旅の果てに出会うもの。
澄んだ瞳で空を見上げる、少年と少女。
その視線の先に舞い上がる、青い鳥たちの群れ。
そういえば、君たちは、この旅の始めから、
わたしたちのそばに、いてくれたよね。
なぜ、今まで気づけなかったんだろう・・・
この舞台を描いてくださった皆様の想いを
まだまだ、充分に受け取れていない自分が
とても、申し訳なく感じています。
けれども、言葉や、視覚を越えた、
きっと、心でないと観ることのできない世界の存在に
気づかせてくれた、意義深い作品でした。
演じられた皆様の表現力の深さ。
この作品に向けた情熱。
皆様が観客の心に残した、
まるで、飛翔する鳥たちの影のような軌跡は、
きっといつか、光の先へと、導いてくれることと思います。

1968・12・10雨『無血』全公演終了いたしました。ご来場の皆様に感謝いたします。
獏天
ザムザ阿佐谷(東京都)
2010/07/10 (土) ~ 2010/07/19 (月)公演終了
満足度★★★★
Aバージョンを観た
当日配られるパンフレットは見逃さず読んだ方が良い。「3億円事件」の容疑者を追いながら、剃神というデカの人生を描写した作品だった。とにかく丹念に練り込まれた本が素晴らしい。これに加味して個々のキャスト陣のキャラクターの立ち上がりや演技力、アクションは見事だった。
オープニングからの勢いは留まる事を知らず、舞台セット、音楽、照明、伏線の回収などプロとしての職人技に圧巻された。しかしだ・・、惜しむらくは、これだけの事件性と演技力があったなら何もおちゃらけたコメディな部分は必要なかったような気がする。あくまでもストレートプレイに徹して、その実力を誇張してほしかったのだ。むしろストレートプレイのほうがこの場合、馴染む。
以下はネタばれBOXにて。。

神月
projectMISSLING
シアター風姿花伝(東京都)
2010/07/09 (金) ~ 2010/07/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
解散が惜しまれる
比類なき異種信仰相乗りアクションエンタテインメント、娯楽性たっぷりな中に仏教信仰の真髄や日本における信教の自由の起源もサラリと(あくまでさりげなく)織り込み、過去作品とのかすかなリンクまであって見事。
また、衣装・メイクや武具のデザインも◎。
これが解散公演とは本当に残念。関係各位のそれぞれの分野での今後の活躍を祈る。

流される
オイスターズ
千種文化小劇場(愛知県)
2010/06/24 (木) ~ 2010/06/26 (土)公演終了

ルーティーン247パラノイア
シネマ系スパイスコメディAchiTION!
新宿シアターモリエール(東京都)
2010/07/09 (金) ~ 2010/07/11 (日)公演終了
満足度★★★★
妄想を経て辿り着く真相
某推理小説の「こういう推理も成り立つ」的な主人公の妄想を示した後でそれまでの伏線を回収しながら謎を解き、しかし土壇場でどんどん返しがあり「本当の真実」に導いて終わる構造が巧み。
また、OPクレジットのセンスが良く、「そっちかい!」な笑いも満載で125分の上演時間も体感的には100分程度。

吸血鬼
ネルケプランニング
PARCO劇場(東京都)
2010/06/04 (金) ~ 2010/06/13 (日)公演終了
満足度★★★★
繊細な演出
去年グリングで上演された作品の再演でしたが
青木豪氏の戯曲、茅野氏の演出、とても良い作品でした。
身につまされる話で色々と考えさせられるシリアスな内容ですが、
役者さん達のテンポも雰囲気もとても面白くて
そして切なくて…良い意味で裏切られる舞台に出会えました。
出演者の1人である若手の牧田くんの
未熟ながらも真っ直ぐな演技に心地良さを感じました。

天聖八剣伝
エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ/ネルケプランニング
天王洲 銀河劇場(東京都)
2010/06/19 (土) ~ 2010/06/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
ワクワク感満載
きださんの作品が好きなので期待して見に行きました。
とてもテンポが良く、面白かったです。
布を使った演出が、舞台をぐっと盛り上げた感が
あったような気がしました。
最前列のセンターで見てしまったので、
きちんと全体を見たという感想ではないのですが
往年のヒーロー物な雰囲気がって
話自体は簡単な物でしたが、ワクワクする要素満載の
若手ならではのエネルギー溢れる舞台で、見て良かったです。

真夜中のパーティー
ネルケプランニング
PARCO劇場(東京都)
2010/07/04 (日) ~ 2010/07/19 (月)公演終了
満足度★★★★
真夜中のパーティー
42年前の作品という事で、題材が古めだと感じましたが
まるで洋画を見ているような感覚にさせられた舞台でした。
当時の題材としては斬新だったのかな、と
思わせる様な言葉のやりとりが面白かったです。
役同士の言葉のやりとりを理解するのが難しかったですが、
それがお互いの不安定さや真意などを表してるのが
とても興味深かったです。
お互いにテンポが噛み合ない様な気持ち悪さが残ったのも
おもしろかったです。
セリフのテンポや聞き辛さなど色々至らない部分は
気になりましたが、 若手の役者さんが熱演していたので
私は見て良かったと思いました。

けやきコース
ワワフラミンゴ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2010/07/06 (火) ~ 2010/07/11 (日)公演終了

つちのこ
劇団青年座
青年座劇場(東京都)
2010/06/04 (金) ~ 2010/06/13 (日)公演終了
嘘は、最後まで、ね。
一度ついたウソは、
最後まで突き通さなければならない。
そのついたウソが大きければ大きいほど、
罪は………重くなる。
1972年の岐阜の片田舎のとある村。
幼なじみの3人の男は、
不法投棄の取り締まりで拾ってきたタンスの中から、
金の延べ棒を見つける。
何とか3人はそれを自分たちのものにしようと画策するのだが…。
そんな折、旅館営む男の大学時代の友人が、
突然宿泊客としてやってくる。
恋人、親、兄弟、様々な人を巻き込みながら、
最初の嘘が、
ついに手に負えないほどの、大きな嘘へとふくらんでしまう。
上演時間が少し長いなぁ、ということを除けば、
かなりの秀作でした。
セリフも違和感ないし、
何よりウィットに富んだ会話(けしておシャレではないが)と、
上手な仕掛け。
観る方を飽きさせない。
演出も、俳優も、
いかにもこの脚本が好き、
という遊び心も含めて、
良いアンサンブルができていた。
もう少し、
笑いを獲れたのに!
なんて思ってはいけないけど、
それもまた、次を期待しちゃうドラマの作りのせいかなぁ。

リア
理生さんを偲ぶ会
座・高円寺1(東京都)
2010/06/24 (木) ~ 2010/06/27 (日)公演終了
アジアの予感…がある。
岸田理生を偲び毎年行われているフェスティバルでの特別公演。
スタッフは演出のキム・アラだけでなく、
舞台美術・パク・ドンウ、
音楽・演奏・キム・キヨン、
映像・チェ・ジョンボム、
衣装・キム・ジヨン、
と、スタッフを韓国から迎えている。
特に秀逸だったのは、舞台美術と音楽。
オープンスペースの小劇場に、
両脇に客席が作られ、
真ん中が舞台空間となっている。
普段使わない大戸が開かれたままで、
これもまた、舞台装置として使われていた。
床面に、新聞を敷き詰めてあり、
出入りが四方からという、
自由な使い方がされていた。
舞台奥中央にグランドピアノが置かれ、
その生演奏による音楽、歌が、
非常に印象的。
アングラっぽい雰囲気の空間でありながら、
古さを感じない。
むしろ、おしゃれとさえ言える。
これだけでもお値打ちでした。
俳優陣は、質的には多少ばらつきがあるものの、
音楽に載せて動き、セリフをしゃべるので、
その統一感が、心地良い。
ベースにあるのはもちろん、
シェークスピアの『リア王』。
しかし、ラストは見事に書き換えられている。
リアを救うべく末娘は死に、
リアもまた死んでしまう。
そこにはない救いのなさは、
混沌を思わせる。
回復の兆しは、観客にゆだねられたようだった。

峯の雪
劇団民藝
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2010/06/22 (火) ~ 2010/07/04 (日)公演終了
セリフの美しさ。
とある九州の片田舎。
窯業の町。
戦争の波が荒く押し寄せ、
自由な焼き物が許されない時代になっていた。
そんなある日、
陶工としてはをはせている治平もとに、
奇妙な焼き物依頼がやってくる。
そこへ満洲へ行っていたという次女が帰国し、
良からぬ噂が……。
はたして、その真相が明らかになると、
戦争というものを実感することになっていくのだった。
三好十郎の骨太な戯曲。
戦争から遠く離れているような、
片田舎の市井の人々が、
ゆったりした時間の流れが変わっていくことに、
うすうす気づいていく。
また一方では、
その中心の人間が“陶工”という芸術家であるところが、
画一的になっていく“国民”の姿を浮き彫りにしていく。
手堅い作りで、
ドラマとして十分楽しめるが、
今、なぜ、三好十郎か、
という部分が希薄なため、
物足りなさが残る。

僕たちの中の龍之介
劇団キンダースペース
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2010/07/01 (木) ~ 2010/07/04 (日)公演終了
初観劇です。
初めて観た劇団です。
小劇場スペースに、
竹やぶなど、わりにしっかりした装置。
芥川龍之介の『魔術』『龍』『白』という、
いわゆる童話と言われたもの小作品を3つ。
童話と言っても、
そんなに子ども向け、という雰囲気ではないけど。
思いのほか、小劇場風の芝居ではなく、
しっかりした新劇風の臭いが漂う。
ところどころやりすぎる俳優がいるが、
全体的には好印象だった。
非常に硬質な、
倫理的な刺激を受ける作品群だが、
教条的になっていないとこが秀逸でした。
ベーシックすぎて、多少退屈するところもあるが、
空間をうまく支配していて、
小劇場ならではの魅力も発揮していた。

ずっと週末だったらいいのに。【ご来場ありがとうございました!次回は来年1月予定です】
劇団だるい
しもきた空間リバティ(東京都)
2010/07/09 (金) ~ 2010/07/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
前回よりパワーアップしてた
東大系の老舗劇団である綺畸、劇工舎プリズムで活動していた人たちを中心に結成したコントユニット。在学中の旗揚げから観てきたが、今回は来場者数も過去最高だったとのことで、観劇した千秋楽は満席でした。
今回は「週」や「曜日」をテーマにしたコントが中心(関係ないネタもある)。前回よりパワーアップしていたと思う。ボツネタを紹介するマンガ冊子も配られた。このマンガ、旗揚げ公演のチラシでもやってたが、雰囲気があって好き。
東大系の社会人コントグループでは同世代に先日観たコント集団ナノランナーがあるが、彼らも年1回の公演だが、クチコミで人気を得ている。
「だるい」も頑張って、観客を増やしてほしいですね。

ルーティーン247パラノイア
シネマ系スパイスコメディAchiTION!
新宿シアターモリエール(東京都)
2010/07/09 (金) ~ 2010/07/11 (日)公演終了