
2番目、或いは3番目
ナイロン100℃
本多劇場(東京都)
2010/06/21 (月) ~ 2010/07/19 (月)公演終了
満足度★★★★
どこまでも続く 生きている間
上演時間は長いですが、ナイロンメンバーの密な掛け合いに引っ張られてあっという間でした。
悲劇と喜劇の中間ではなく、繰り返し。
そのバランスが絶妙。

1968・12・10雨『無血』全公演終了いたしました。ご来場の皆様に感謝いたします。
獏天
ザムザ阿佐谷(東京都)
2010/07/10 (土) ~ 2010/07/19 (月)公演終了
満足度★★★★
かなりの力作
オープニングではちょっとビックリしたが、そのあとは一気呵成に進む物語に没頭できた。笑いを取るべく盛り込まれた部分は、不要だ。すべり気味だったし、無いほうがすっきりしてよかったと思う。

真夏の迷光とサイコ
モダンスイマーズ
青山円形劇場(東京都)
2010/07/08 (木) ~ 2010/07/18 (日)公演終了
満足度★★★
もっと行けるはずの、深みにまでは到達してない感じ
円形劇場をうまく使い、引き込まれるところもあるが、(私の個人的な)大きな期待に対しては、もうひとつだったように思う。

ザ・キャラクター
NODA・MAP
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2010/06/20 (日) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

真夏の迷光とサイコ
モダンスイマーズ
青山円形劇場(東京都)
2010/07/08 (木) ~ 2010/07/18 (日)公演終了
私には理解不能みたいです
いつも、蓬莱さんが、他劇団に書き下ろす作品はこぞっていいので、自劇団もいいだろうと期待しつつ、もう5回ぐらい、モダンスイマーズを観に行きましたが、どんどん、私には不向きだという実感が募るばかりで、今回をもって、モダンスイマーズは、単位未取得のまま、中退しようと思いました。
蓬莱さんが、何をどう描こうとされているのか、今回程、理解不能な作品はありませんでした。
そして、いつもわからないながら、魅力を感じていた、津村さんが御出演でないので、私には、救いどころがなく、途中からは、YOUさんの心地良い声に耳だけ傾けつつ、対面で御観劇の、私が御贔屓のある女優さんばかりに見入っていました。

「ON THE WAY HOME」舞台制作者向けプレビュー公演
(株)喝采企画
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2010/07/12 (月) ~ 2010/08/03 (火)公演終了
満足度★★★★
若者にも受け入れられる戦争ドラマ
シアターKASSAIという今年5月にオープンしたばかりの劇場のオープン記念企画、ONE THE WAY HOME というひとつの作品を4人の演出家がそれぞれの役者を使って上演するという面白い企画。
私が観たのはその中のトップバッター、時間堂黒澤世莉の演出作品。多分4団体の中で一番若手グループであろう黒澤チームは台本を大幅に脚色して、黒澤版ONE THE WAY HOMEに仕上げた。
戦争を題材にしたドラマでありながら、至るところでPOPな演出を試み、若い人にも伝わる戦争ドラマに仕上げた。
役者では桜木を演じた菅野貴夫が当時の日本人の典型的人物を見事に演じた。前回JACROWでは浮気性の軽い男を演じたばかり。今回は徹底した硬派。それぞれ見事にはまっており、演技の幅の広さにただただ感心。また女優の梶野春菜が二役をやったが、その変わり身も見事だった。
決してじめじめした作りにせず、笑いどころも満載ながら、骨太の部分はしっかりと伝えるという作り。時間があればもう一度観てみたい。

夏の夜の夢
桜美林大学パフォーミングアーツプログラム<OPAP>
PRUNUS HALL(桜美林大学内)(神奈川県)
2010/07/12 (月) ~ 2010/07/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
ベテランの安定感はないんだけど...
原作をかなりえげつなくデフォルメした演出でしたが、たくさんの役者が若いエネルギーで無謀に突っ走り、ステージ狭しと駆け巡るさまには、さわやかさすら感じました。「夏の夜の夢」は今年に入ってから、私が知ってるだけで、世田谷シルクが「美しいヒポリタ」というタイトルで上演済、来週には笑劇ヤマト魂が喜劇版と悲劇版を上演する模様。何だかブームですね。

ザ・キャラクター
NODA・MAP
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2010/06/20 (日) ~ 2010/08/08 (日)公演終了
満足度★★★★
ああ、このせりふまわしは!
前半はまさに野田秀樹!!って思えました。なぜ、今、この主題を取り上げるのか??まだまだ1回観ただけじゃわからないです。セリフを読みこんで見えてくるものがあるのではないか、と思います。確かに出演者個々のキャラクターは立っていましたよね。んー、タイトルがまだ理解できていないです。そういう意味では観劇後も楽しいですね、いろいろ想いは巡りますから。

∞INFINITY
東京オレンジ
駅前劇場(東京都)
2010/07/13 (火) ~ 2010/07/19 (月)公演終了
満足度★★★★
毎年毎年、楽し過ぎる
即興と聞くと、変な先入観を持ってしまう人もいるだろうけれども、
この団体の即興は、ちゃんと観賞のために創られたものであって
俳優訓練を目的としたインプロとは一線を画するものだと思う。
特に今回は、これだけ素敵メンバーが揃っているのだから、
面白くない訳がないんですよ。
そしてその通り、素晴らしい出来の舞台でした。

東京ノート
BeSeTo演劇祭
新国立劇場 特設会場(東京都)
2010/07/02 (金) ~ 2010/07/17 (土)公演終了
満足度★★★★★
【青年団版】鑑賞
新国立劇場中ホールが美術館の一角へと演出され、美術館特有の
静謐な空間がそこに自然に現れたように感じました。
時折後ろで聞こえる足音さえも不自然に思えないほど、舞台と
それ以外の空間の境界が溶け合って一つになったように。
私には思えました。
この劇の一番最初、「マヨネーズ腐らせて~」の件、ピンター「帰郷」の
出だしの台詞「ハサミは~」を何故か思い出した。
そういえば、設定も、何もかも違うけど両者そんなに遠くないように感じる。 日常にある、得体の知れないモノ、を客に感じさせる、みたいな。

1968・12・10雨『無血』全公演終了いたしました。ご来場の皆様に感謝いたします。
獏天
ザムザ阿佐谷(東京都)
2010/07/10 (土) ~ 2010/07/19 (月)公演終了

ルーティーン247パラノイア
シネマ系スパイスコメディAchiTION!
新宿シアターモリエール(東京都)
2010/07/09 (金) ~ 2010/07/11 (日)公演終了
満足度★★★★
ホッとしました。
色んな意味で。
正直ああいった病気ネタは苦手です。
観ていて自分の頭がおかしくなったのかと錯覚させられました。
けれど、うまいことまとめられていて、なんだかんだで面白かったです。

8割世界番外公演『欲の整理術』×『ガハハで顎を痛めた日』
8割世界【19日20日、愛媛公演!!】
ART THEATER かもめ座(東京都)
2010/07/07 (水) ~ 2010/07/11 (日)公演終了
満足度★★★★
がんばります。
つまり理解できるようにがんばります。
なにしろ正直言って一本目は全く意味がわからなかったので・・・。
二本目はおもしろかったです。

ブルッシー
激団リジョロ
タイニイアリス(東京都)
2010/07/08 (木) ~ 2010/07/12 (月)公演終了
満足度★★★★★
再演希望。
それほど古くから観ている訳ではないのですが、この数年で最高だったと思います。
リジョロは熱い、叫ぶお芝居が多いので、時には疲れることもあるのですが、今回は秘めた熱さといった感じのお芝居で本当にすばらしかったです。
セットも土を使って公園を再現したりと、まるで観客はいっしょにそこにいて、コップを差し出せばいっしょに酒盛りでもできそうなリアルさがありました。
主演(?)のコージさんはいつもうまい役者さんだと思っていましたが、今回は今の若者の閉塞感を体現されていて感動しました。自然に感情移入することができ、リジョロで初めて涙しました。。。
近藤さんが出演されていなかったのは残念でしたが、サキさんの成長も著しく、不安感はありませんでした。
もっと世に出した方がいいですよ、このお芝居。
でもあまり大きな劇場ではこの味が出ない気もするし。
深夜ドラマでならいいのかな?とか考えてみたり。。。
とにかく脚本がいいと思います。ぜひ再演を!

てのひらのさかな
三角フラスコ
エル・パーク仙台 スタジオホール(宮城県)
2010/07/02 (金) ~ 2010/07/06 (火)公演終了
満足度★★★★
久しぶりな感じ♪
最近、私情で観劇数が激減しておりますが、それでも本当に久しぶりに!
こう云う『心にズシーン!と響く』作品を拝見させて頂きました♪
脚本や演出も良いのでしょうけれど、役者さん達のチョットした仕草とか・・・
まぁ難しいコトは分かりませんが。(笑)
ワンシーン、ワンシーンが今でも夢に出る程、記憶に残っております♪
ワン張って観に行った甲斐がありました~☆▼⌒O⌒▼ノ

〈サクランボ〉
魚類の薔薇
多夢多夢舎中山工房 (宮城県)
2010/06/19 (土) ~ 2010/06/21 (月)公演終了
満足度★★★★
美味しかった~♪
会場の多夢多夢舎中山工房さんが素敵レストランでして、そこで繰り広げられる数々のメニュー(朗読作品)が、どれも美味しかったです☆

ブルッシー
激団リジョロ
タイニイアリス(東京都)
2010/07/08 (木) ~ 2010/07/12 (月)公演終了
満足度★★★★
土着的なパワーを受け取る
主宰の経験を元にしているだけに中心となるホームレスたちを筆頭に人物それぞれに血の通った生身の人間を感じ、本物の土を敷いた舞台と相俟って非常にリアル。
骨太な作風に泥臭さも加わり、文字通り「土着的な」パワーを受け取る。
また、ATG映画や藤田敏八の若い頃などの日活映画の雰囲気も連想。(終わり方は「ハードな『明日に向かって撃て』」とか?)

ブルッシー
激団リジョロ
タイニイアリス(東京都)
2010/07/08 (木) ~ 2010/07/12 (月)公演終了
満足度★★★★★
ブルッシーを観てきました!!!
「ブルッシー」
軽快なテンポから始まるお芝居だったのですが最後の最後で涙するようなシーンがあり不意打ちされました。(笑)
ホームレスのお話だったのですが「理想と現実の間でゆれる人間劇」というような内容でかなり考えさせられたお芝居でした。
前回の「ROMEO」と比べると要所で笑いがあるので重すぎず、またラストはスカッとした気持ちなりました。
劇団リジョロといえば割と重量感のあるおテーマでラストも不条理に終わるようなお話が多めだった気がしたのですがこのような清涼感のあるお芝居もとても新鮮だとおもいました。
あと、ふんどしアーミーのお尻がとても近くておもしろかったです。

ホントにホットですか!?
劇団フリースマイル
アドリブ小劇場(東京都)
2010/07/09 (金) ~ 2010/07/11 (日)公演終了
満足度★★
ワタクシには合わない
今回、この舞台を観てはっきり確信してしまった結果に。なんだか書き辛くてUPがこんなに遅くなってしまったが、とにかく笑えなかった。
以下はネタばれBOXにて。。

8割世界番外公演『欲の整理術』×『ガハハで顎を痛めた日』
8割世界【19日20日、愛媛公演!!】
ART THEATER かもめ座(東京都)
2010/07/07 (水) ~ 2010/07/11 (日)公演終了
満足度★★★
やっぱりコメディ寄り
内容も上演時間も異なる作品の二本立てでしたが、明暗もはっきりと分かれてしまっていたように感じました。
あえて二本立てにした狙いは何だったのだろうと考えてしまいました。
『コメディ劇団がコメディじゃない芝居を上演する』と明言していたので、もっと硬派な芝居を見せてくれるのかと思っていましたが、かなりコメディ寄りでした。
外部から脚本家を招いたのですし、最初からコメディ路線で行く事を考えていたわけではなく、演出で8割世界らしさを引きだしたと言うことでしょうか。
8割世界のカラーは出ていたと思いますが、先に繋がる可能性を広げて見せてくれたかと問われると、ちょっと疑問を感じてしまいました。
どちらか一本に絞って、本腰入れて公演したらまた違ったものが見られたのかなと思います。
せっかくの面白い試みなので、次に繋げて欲しいです。