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新宿八犬伝 第一巻 -犬の誕生-

新宿八犬伝 第一巻 -犬の誕生-

青年団若手自主企画『西村企画』

アトリエ春風舎(東京都)

2008/05/14 (水) ~ 2008/05/20 (火)公演終了

満足度

くそ
とてもつまらない

視点 vol.1 Re:TRANS(MU×ミナモザ×鵺的) 満員御礼、審査発表をblogにて公開しました!

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視点

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/09/21 (火) ~ 2010/09/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

NEWS! (warning: unofficial)
【Theatrical-Tokyo】 Mr. Ayumu HASEGAWA has awarded the prize of "the best and brightest organaizer on the theatrical scene, 2010."
This prize has been awarded for such outstanding services upon the theatrical event, named "Shiten vol.1" ("Shiten" meens the point of view in Japanese) as the planning, operating and all of the exellent deeds about the said event.
Especially, he himself was the play writer and producer of the stage, "the lack of the light," which was one of the stages in Shiten, so that his prominent ability, which was made coped with both the organaizer of the event and the producer of the stage, would have been applauded.

Note: The above mentioned prize has been awarded from "two_boats," only one of the audience and it has been not cleared that Mr. HASEGAWA would accept it on the present, Oct 19, 2010.

口笛を吹けば嵐

口笛を吹けば嵐

ピーチャム・カンパニー

イワト劇場(東京都)

2010/10/14 (木) ~ 2010/10/20 (水)公演終了

満足度★★★

斬新な演出
私はメンバーが大学生のころからずっと観てきた辛口ファンなので、少し、観る目は厳しいかもしれません。
今回の脚本(清末浩平)、かなり努力して改稿をして仕上げたと聞く。斬新な演出(川口典成)で、暗くなりすぎず、サーカス劇場・地上3mm時代に比べれば、劇としての見せ方はずいぶん進歩したと思う。
ただ、プロデューサーがブログでしきりに「休憩込み150分の必然性」とやらを説いていたが、私にはそこまでの必然性を感じなかった。せめて2時間以内に収めれば、手腕が感じられたのだが。
お尻が痛くならないように、シートを重ねてくれた配慮は有難かった。
2時間20分も遣ってるのに、雑な描き方や不必要と感じる場面も私にはあり、不満が残った。詳しくはネタバレで。

※役者面会は喫煙者以外は会場内でさせたほうがよいのでは。全員、外で話していたが、歩道に張り出し、通行人の迷惑になっていたようなので気をつけてほしい。

ネタバレBOX

「三文オペラ」のパクリみたいな場面もあるが、やはり、作者・清末の好みであるアングラ調がのぞく。
さんざん焦らせて、ケンが登場するところなど、唐十郎の「ジョン・シルバー」みたいだ。
東大の駒場小空間でも、清末は崇拝する唐十郎の影響からか、撤収口の舞台後方を開放して、屋外へ俳優を出す演出をよく行ったが、今回はさらに、劇場入り口のシャッターを何度も開閉する(シャッターを開けたままの大音響の音楽は近所から苦情は出なかったのだろうか、と心配したが)。
冒頭から「演劇、演劇、演劇は楽しいよ」と押し付けられ、正直辟易した。
タイトルに冠こそないが音楽劇らしい。俳優は歌いまくる。
離婚式の場面(「離婚式」の場合、新郎・新婦という表現はふさわしくない。「元」or「旧」が付くのでは?)。ワダ・タワーの「乾杯」が聴けたのはファンとしては得した気分だが、カラオケ場面がいかんせん長すぎる。
こういう演出は大劇場で歌の得意なスターの見せ場を作るとき以外、あまり長く引っ張るのはいかがなものか。慣れていないらしい客は唖然としていた。
むしろ、カラオケは続いていても、紗幕でさえぎって、幕前でケンたちの対決場面こそ丁寧に見せてほしかった。歌の場面をもう少し削っても、ケンを刺すに至った王の葛藤、金山のケンへの思いを描かなければ本末転倒の気がする。肝心の終盤にそのへんがぼやけてしまった感がある。
金山役の八重柏は若手ながら演技が巧い注目株だが、声質のせいもあり、チンピラにしては印象がさわやかすぎた。
手配師夫婦の羽田真、宍倉暁子がとてもいい。安心して観ていられた。若手で固めず、こういう俳優の招聘は重要なこと。
名物化したワダの力石は不思議な役で、客演ならでは。
坂本スミ子と唐十郎を足して2で割ったような顔のミヤコ役・小野千鶴も面白い。
ダニースミス・プロジェクトのオリジナル曲はよかったと思う。歌詞の件。散文詩と歌詞は別物だが、歌詞の文章が字余り気味で長いせいもあり、耳に残らない。曲がよいので、口ずさめるほど主題歌の印象を残して欲しかった。
通常は専門家による補作詞が行われてようやく歌詞が整うのであり、清末浩平は岩谷時子さんほど作詞の才能はなさそうなので、歌の多用はやめておいたほうが無難だと思う。
ラストの場面が二段構えで、道具を撤収したあと、いったん幕を引いてからもさらに劇が続くので、いささかクドさを感じた。
清末は昔から時系列的な描き方が不得手な傾向があり、アングラのときはそれでもよかったが、現代劇の場合は時間の経過をしっかり示してほしい。
ケンを刺殺した王青年が突然出てきて、旅巡業に加わるが、あれから何年たっているのだろうか。スクリーンを使っているなら、有効活用して歳月を出してほしかった。
スナックの若い酌婦が占い師の老婆に化けて街頭に立つ場面もアングラ風味だが、唐突で取ってつけたように感じた。
音響が会場に比して大きすぎるようで、会場を出ると耳鳴りがして不快だった。
演出では、食べかけのバナナをハケる俳優からいきなり渡された通路際の客が、連れにバナナを見せて困惑していた。花ならともかく、こういう生物は処理に困るだろう。配慮が欲しい。


いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校

いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校

ロロ

新宿眼科画廊(東京都)

2010/10/17 (日) ~ 2010/10/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

いつのまにか忘れていたかもしれない柔らかいトコロなどを突っつかれて第三小学校
これは個人的なことなんだけど、疲れていたんだな、この日は。
身体もだけど気持ち的にも疲れていた。

でもって、「若さ」が眩しかったりして、優しく接してくれた舞台だった。
なんか、みんな優しい人たちだ、なんて感じたりして。

ネタバレBOX

なんだか変なことになったりしているのだが、あっさりとその世界に入り込めたし、とても穏やかな気持ちで観ることができたのだ。

それはなぜか?

いや、ま、それは考えたけどわからない。
でも若さは眩しい感じがした。
そして、誰もが優しいのだ。
今思えば、眩しくて優しいのは、小学生のとき世界でもある。
どこかに忘れてきてしまった世界。

自分の身の回りだけが「世界のすべて」で、それで一杯一杯だった。
「運命」なんて言葉は感じたことがないぐらい、一杯一杯。

ま、個人的には彼らよりもガキだった私にとっては、中学生とか高校生の頃を思い出してしまう(だからと言って、「懐かしさ」とともに観たわけではない)。
それは、理不尽なことをずっと浴び続けていたと、思い込んでいた、ある意味「お楽しみ」の時代だ。
その「理不尽」の象徴はいつも先生である。まさにいきなりエーデルワイスを歌われたり、ブタ呼ばわれをされても、生徒さんたち(私もそうだったが)は、(そういうもんだからと思い)ハイハイと従っている。

舞台を観て、それに郷愁を誘われたわけでは、まったくない、と言えばウソになるが、ひとつだけ言えるのは、やっばり今も自分の身の回りだけで一杯一杯であり、結局、今も第三小学校にいるんじゃないかよ、という私なのであった。

かつて「必死なこと」は「カッコわりー」と思っていたはずなのに、必死に歌ったりする姿が「いいな」と感じたりするのは、「大人」になったのかなと思ったり。先生の演じるマグロのように。

よくよく考えたら、好きだという気持ちを外に発散できるっていうのが凄いよね。私は、そんなことは、もちろんできなくて、内側にフツフツと溜めに溜めていて第三小学校だったんだな。

それにつけても、電気仕掛けのエンプティがなくなるのはフルになったからのか。つまり、置き去りにされてしまった「哀しみ」で一杯になってしまったということなのか。

エンプティとかのエピソードは、小学生のときには、あまり深く考えてなかったから、世の中のダークさとすれすれにあったりしたんだなあ、ということなんだな、たぶん。
グロリア

グロリア

ハイリンド×サスペンデッズ

「劇」小劇場(東京都)

2010/10/14 (木) ~ 2010/10/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

これはもう、舞台でしか味わえない感覚
計算された、役者と登場人物の重ね方が物語に重層感と深みを与え、飛び越え方が独特のおかしさ(笑い)を含みつつも、丁寧に物語を形作る。

ネタバレBOX

時間軸を自由に移動する話(場所も含めて)は、よくあると言えばあるのだが、それだけでなく、性、種まで移動させる話はそうない。

しかし、それが飛び道具的に使われているかと言えば、そうでもなく、それによっての面白さが醸し出されているのは確かなのだが、そうであることにより、物語の本質のようなものが丁寧に表現されていたように思える。

特に、チャーボーと呼ばれるペットのニワトリが、勝良の父となって現れたときには、会場には笑いが起こったが、その時点ですでに海の底にある父であることがわかっただけに、反射神経的に笑っても、切なくて本当は笑いたくないシーンだったりする。
また、観客として、これから死んでいくという結果を知りながら見る、アメリカの子どもたちのはしゃぎようや、牧師さんを揶揄する姿も、実は笑いながら切ないのだ。
そんなシーンがとてもいい。

そんな感じの「役の重ね方」がうまいと思った。単に少人数で何役もこなすということではなく、意図があっての重ね方なのだ。

ペットというよりは、勝良の唯一の友人であるニワトリのチャーボーと、徴兵されて軍艦に乗せられた勝良の父と兄。チャーボーは出征する下宿人のために潰されて、父と兄はお国のために戦死する。そんな状況が重なる。

壊れかけた夫婦の和彦と沙織、そして、ちょっとしたことから永遠に分かれてしまった親友のトキ子とハマ子、さらに夫を励ましつつ、非業の死を遂げてしまうジェーンとその夫アンディ、この3組の役をそれぞれ同じ役者が演じていくことで、時間だけでなく、世界の重なりまでも見えてくる。

こういう深みがたまらない。

和彦だけがトキ子を演じるときに、背広姿のまんまというのも、驚きつつも、うまいと唸る。祖母の自伝を追体験していることがわかるのだ。

そして、最初のほうで、看護婦を男性が演じ、何回も出てくるところは、その後のトキ子の登場のための水慣らし(プールに入る前に身体を濡らすような)みたいな役割であったと気がついたときに「ああ、うまい」と思った。

物語の軸になっている風船爆弾の話については、特に目新しいことはないものの、風船爆弾という兵器を通じて結ばれてしまった、市井の人たちの生活がそこにあった。

声高にならずにじっくりと迫り、明るさもありつつ、美しい話となっていた。
目頭が熱くなる場面も多々あった。
人と人とのつながりがとても自然で美しいのだ。

そして、この物語をわずか7名で演じきった役者たちに大きな拍手を送りたい。
「ファイナルファンタジー」「やがて僕は拒絶する」

「ファイナルファンタジー」「やがて僕は拒絶する」

劇団エリザベス

タイニイアリス(東京都)

2010/10/14 (木) ~ 2010/10/18 (月)公演終了

満足度★★★★★

おんらいん
劇場で実際にオンラインゲームしてたのかな。なんであれすごい不思議なかんじ

葬送の教室

葬送の教室

風琴工房

ザ・スズナリ(東京都)

2010/10/06 (水) ~ 2010/10/13 (水)公演終了

満足度★★★★★

期待どおりの力作でした
出版物、映像などを通してもこの事件については関心を持ってきただけに、今回の舞台化には強くひかれた。
演劇ならではの魅力を実感。
場内の嗚咽と、終演後の鳴り止まない拍手が印象に残った。
演技ということを忘れるほど、俳優がすばらしかった。特に佐藤、根津、岡森さん。
1時間40分という上演時間内に見事に凝縮している点を高く評価したい。こういうテーマだと、いくらでも長く書きたくなるものだと思うが、さすが詩森ろばさんだ。「秘すれば花」といった矜持さえ感じた。
演劇愛好家で観劇なれしている人はあまり気にならないかもしれないが、関係者との付き合いで観にいく知人・友人など一般客の間では、昨今の小劇場の長時間作品への風当たりはけっこう強いのだ。


ネタバレBOX

事故直後、本作のモデルとなった事故機の航空会社の社員のかたから、社内の空気や、殺到した苦情電話の対応マニュアルをめぐり、社員間の人間関係もギクシャクしたことなどを伺っていたので、いっそう、うなずけるものがあった。
1人旅させた9歳の息子を失った夫婦と、妻を失い、子供のいない鉄工所経営者、娘を失い、遺族会のイニシアチブをとる技術者の紳士たちの、あえて互いの反発を語る場面に胸えぐられる思いだった。
劇化するにあたり、短絡的な誤解や批判も出るのは百も承知のうえだと思うだけに、詩森さんの挨拶文には、毅然とした崇高な姿勢の中にも深い哀切と愛情を感じた。
「ファイナルファンタジー」「やがて僕は拒絶する」

「ファイナルファンタジー」「やがて僕は拒絶する」

劇団エリザベス

タイニイアリス(東京都)

2010/10/14 (木) ~ 2010/10/18 (月)公演終了

満足度★★★

『ファイナルファンタジー』の回を観ました。
社会性の無い追いつめられたような青年の、さらに追いつめられていく鬱々たる話。

ネタバレBOX

始まる前からひたすらゲームをしている「僕」がいて、人との接触を拒否したような霞のかかった舞台にいきなりカーペンターズの歌声が流れ出して、それがあまりにも合わなくて、それにしてもカレンは澄んだ声をしていたなあと聴き入ってしまいました。

日本の上空をミサイルが飛ぼうが、大学を卒業もせずにゲームをしている「僕」。しかし、単なる引きこもりではなくレベルアップのアルバイトということで少し安心しました。

ただ良く聞いてみると、レベルを上げるだけが目的で、本人じゃないから話し掛けられても話してはダメ、ボスキャラと戦ってもダメ、そもそもボスキャラに遭遇してもダメと、他人との関係を持たないことが条件という全く社会性の無い仕事でした。自給750円ということだけが社会との接点というやっぱりほとんど引きこもりでした。

レベルアップの音に違和感を覚えこのアルバイトすら止めようとする「僕」、この社会性の無い人間が社会との唯一の接点すら無くそうとして彼女に振られ、私はホッとしました。ニートに彼女は要らない!!

父親が死に仕送りも無くなろうとする現状、どうするんだろう。実家に帰って本格的にニートかな。しかし、経済的背景を持っていないとニートすらできないのが今の社会です。鬱々たる気持ちのときにまたカレンの歌声…、本当に合わないけど素敵でした!

もしそうだったらですが、手塚のペニス役が初舞台ってどんな気持ちかなと思いました。性に関連した言葉を連発していましたが、テレビと違って舞台は何でもできるんだとばかりに放送禁止用語を多用するのって初演出にありがちなパターンですね。
Zyklon B (再演)

Zyklon B (再演)

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2010/06/02 (水) ~ 2010/06/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

え!?。今更ですが…
この劇団はすごい。こんな芝居を小劇界で見られるとは…。次回も必ず観に行く。

フツーの生活 宮崎編

フツーの生活 宮崎編

44 Produce Unit

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2010/10/06 (水) ~ 2010/10/11 (月)公演終了

満足度★★★★

最終章 宮崎編、見応えがあった!
最終章 宮崎編、すごく見応えがあった!

モダンスイマーズの津村知与支さんを目当てに
観に行き、期待どうりでした!
本当にうまい役者さんだなぁ。

印象的だったのは、
後半のあの影がどんどんあがっていくシーン
見とれた。とても美しかった。

沖縄編、長崎編も観たかった。
気づくのが遅く、、、残念。

ネタバレBOX

ここでも風船爆弾のくだりが。
異邦人

異邦人

カンパニーデラシネラ

シアタートラム(東京都)

2010/10/07 (木) ~ 2010/10/13 (水)公演終了

満足度★★★★★

上質な他にはないすばらしさ
小野寺修二氏演出のカミュ『異邦人』は
上質で美しい構成、ユーモアもあり、
完成度が高く他にはないすばらしい舞台だった。
次も、必ず観たい!

坂口安吾 白痴

坂口安吾 白痴

726

OFF OFFシアター(東京都)

2010/10/14 (木) ~ 2010/10/19 (火)公演終了

満足度★★★★

原作の感覚がやってくる不思議
やや風変りな肌合いの中にこそ
原作のスピリットが
しっかりと感じられて。

どこかソリッドでありながら
奥行きをもった舞台に
時間を忘れて見入ってしまいました。

ネタバレBOX

上演時間がとても短く感じられました。

それは、昔々読んだ原作の質感が
イメージとしてあったからかもしれません。
でも、それにしても、ずいぶんとイメージが
小気味よく伝わってくる感じがして。

上手から下手へ大きく傾斜する舞台。
たとえば傾いであるく人々。
あるいは舞台中央の扉から飛び出してきたり。
動きの外連に加えて
そのせりふまわしやくっきりとした間のとりかたから
個々の人物の断片がすっとうかんで・・・・。
その印象がもたれずに
主人公からから見た軽さをもって
でも残像のようにくっきりと残る。

気違いの兄妹に浮かぶある種の理や
たばこやの婆の説得力をもったあくの強さ
大家の人当たりのよさにしても
その場の空気にあるがごとく馴染みながらも
一方で空気を研いでいくような力があって。

その中で伝わってくる主人公の感覚が
淡々としていながら
原作独特の読了感と同じ感覚へと
観る側をしっかり導いてくれる。

なにかをすっと抜けて、どこか放心しながら
でも、そこにとどまる感じとは少し違う。
言葉だけでは掬い取りきることができない
空気のクオリティがそこにはあって、
鳥肌がたちました。

役者たちのラフなようで
物語に対する深度が絶妙にコントロールされた演技が
秀逸な戯曲のニュアンスを
さらに浮かび上がられて・・・。

初日の観劇でしたが
きっとさらにエッジがしっかり立っていくような
予感をさせてくれル感じもあって
これはこれである意味凄い。

個性が強くて、
若干好みは分かれるのかもしれませんが
私的はとても惹かれるものを持った
作品でありました。

☆☆☆★★★△○○○

「ファイナルファンタジー」「やがて僕は拒絶する」

「ファイナルファンタジー」「やがて僕は拒絶する」

劇団エリザベス

タイニイアリス(東京都)

2010/10/14 (木) ~ 2010/10/18 (月)公演終了

満足度★★★

初 劇団エリザベス
精一杯、変な芝居を提供しようと務めますと
熱くおっしゃる主宰のk.r.Arry氏にお誘いいただいて
『ファイナルファンタジー』を鑑賞。

青年の苦悩、苦悩、苦悩の連続。
どんな美しい言葉も苦悩の中では悲しく薄っぺらく…。

確かにかなり変。いい意味でかなり変だ!
この芝居の全てではないけれど、
この変なかんじ部分的にはかなりおもしろい。

次、どんな作品になるのか注目したい。

グロリア

グロリア

ハイリンド×サスペンデッズ

「劇」小劇場(東京都)

2010/10/14 (木) ~ 2010/10/24 (日)公演終了

満足度★★★★

好きな作品です。
好きな作品です。

骨格となる部分とコミカルな部分とほどよく分離されてて、こんな感じが好みです。

あれと、あれと、あれが、シンクロしてるのも好き、あんな感じは好みです。

それから、今回のようにロングランで上演していただけると、観劇日程を確保しやすくて嬉しいです。

アリスインデッドリースクール

アリスインデッドリースクール

アリスインプロジェクト

六行会ホール(東京都)

2010/10/14 (木) ~ 2010/10/17 (日)公演終了

満足度★★★

ゾンビに立ち向かう中学生
6番シードの松本さん演出だし、出演者の乃下未帆さんが知人の教え子なのでチケットをとりました。購入したのは遅かったのに、前の方のいい席が取れていました。
AKB48やアイドルたちが出演ということで、客層がちょっと心配でしたが、やはり会場のほとんどは男性で、普段の劇場とは違った空気でした。最初の漫才のシーンでは拍手が起こっていましたね。

楽しい学校生活がゾンビの出現によって一変し、ゾンビに噛みつかれた生徒たちもゾンビ化していき、みんなは屋上に避難する。取り残された少女たちがどう立ち向かっていくかが描かれていました。

演技にはミスも目立ったし思うところはあるけれども、描かれている友情、夢、そして死。少女たちの決断に後半は泣きました。

カーテンコールで全員ではないけれども出演者の挨拶があって、それぞれ可愛かったです。でも中学生には見えなかったなぁ。どちらかというと高校生役に見える子の方が多かったです。

いつか床が見える伝説

いつか床が見える伝説

早稲田大学演劇倶楽部

早稲田大学学生会館(東京都)

2010/10/15 (金) ~ 2010/10/17 (日)公演終了

満足度★★

似たような空気を前に見た
テンション高め、内輪ネタ多用というエンクラ企画公演恒例のパターンにはまった芝居でした。新しいもの、あるいはストーリー物が好きな自分には合わなかった。
論理破綻を吹き飛ばすようなテンション系の演技をすべての役者がしているわけでもなく、だけど舞台上は明らかに常識を逸脱していて、かみ合ってないような気がした。2つのパートの接点が薄く、ほぼ完全に二分された世界を、「見える」人物と「見えない」人物が同時に存在する舞台上で交互に見せられるのは、画家の役割の説明不足もあいまってすごく気持ちが悪かった。

月や、大根の演出は好きなのだけど……。

「学生ノリ」が好きな方は、楽しめたのかもしれない。

いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校

いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校

ロロ

新宿眼科画廊(東京都)

2010/10/17 (日) ~ 2010/10/24 (日)公演終了

満足度★★★★

ポップな作品
小学校を舞台にした作品で、とても可愛らしい雰囲気の中に懐かしさを感じさせる作品でした。去年夏に上演した作品の再演とのことです。

相変わらず突飛なキャラクターや会話が出てくるのですが、近作に較べると分かりやすい展開で、やりたいことがストレートに出ているように感じました。
単語一つでどんどん景色が切り替わって行くような、最近の作風の方が個人的に好みですが、この作品でもみずみずしい台詞が爽やかでした。

終盤のシーンは音と光を伴って若いエネルギーが爆発していて、とても美しかったです。
60分程度の上演時間もちょうどいい長さで、あっという間でした。

GLADIATOR-奴隷と皇帝-【ご来場ありがとうございました!!】

GLADIATOR-奴隷と皇帝-【ご来場ありがとうございました!!】

劇団三年物語

萬劇場(東京都)

2010/10/16 (土) ~ 2010/10/24 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった
17日の皇帝バージョンと18日の奴隷バージョンの両方を観て来ました。
派手なアクションとテンポの良い舞台は相変わらずで、楽しめました。
どちらかと言えば奴隷バージョンの方が今までの三年物語の雰囲気を踏襲していて、皇帝バージョンの方は新しい試みというか、今までのカラーとは違った雰囲気でした。

どちらか一つでも十分楽しめますが、出来れば両方を観ることをお勧めします。

ドールズハウス★ご来場ありがとうございました!!!

ドールズハウス★ご来場ありがとうございました!!!

u-you.company

サンモールスタジオ(東京都)

2010/10/13 (水) ~ 2010/10/19 (火)公演終了

満足度★★★★

可愛いかった
おとぎの国の中のドールズたち。出演者らも可愛いくてワクワクした。

坂口安吾 白痴

坂口安吾 白痴

726

OFF OFFシアター(東京都)

2010/10/14 (木) ~ 2010/10/19 (火)公演終了

満足度★★★★★

見ごたえばっちり!
坂口安吾の世界を感覚で捉えたような舞台だが、その筋はきちんと立ち上げておりまったくブレのない舞台だと思う。久しぶりに満足感の味わえた公演だった。

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