
モーツァルト!
東宝
帝国劇場(東京都)
2010/11/06 (土) ~ 2010/12/24 (金)公演終了
満足度★★★★
行ってきました
私は、2度目ですが(再演を見たことがある)、ほとんど演出は変わってていないように思いました。
期待していた山崎育三郎君の歌声は、やはりよかったです。

冬の穴
ポかリン記憶舎
学習院女子大学 やわらぎホール(東京都)
2010/11/27 (土) ~ 2010/11/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
ポかリン記憶舎#17『冬の穴』を観て
まず会場についてビックリしました。
てっきりホールだと思ったら、
ホールのロビーに客席があるじゃないですか。
ロビーが舞台という不思議な空間。
ホールの入り口には、喪服の日下部さんが、
ドアを開けて案内してくれていましたが、
既に、この時点で私たち観客も一つの空間に、
入っているということは、物語が進むにつれて分かります。
物語は、淡々と開始します。
葬儀場なので、次々と弔問客が訪れます。
ある者は、淡々と。
ある者は、悲しみにくれてと。
ある者は、絶望に沈んでと。
死者を送ること。
死者を介して、残された生者が繋がり、
新たな縁が生まれていく。
失った過去を取り戻していく。
そこには、悲しみの底でなく、
希望の微かな光が満ちていました。
とても、不思議は空間と物語を体験しました。
まるで静かに森林浴をしたみたいでした。
日下部さん演じたホール係が、
学生時代の後輩である妊婦のお腹を触れて、
「思い出さない」という妊婦のセリフに、
何故かドキッとしました。
何となく過ぎし日の過去と人生IFを感じたからです。
ラストのホール係の親子の確執を、
二つの価値観でぶつけ合った弔問客同士の言い争いと、
その後のホール係の行動に、
希望の光を見た気がします。
この演出方法を知っていたら、
夜の公演が断然いいと思いました。
ホールの円柱の光が、とてもキレイでしょうから。

不要な○○、下取りします。
劇団わらく
中野スタジオあくとれ(東京都)
2010/11/24 (水) ~ 2010/11/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
好きな脚本。好きな俳優。好きなテンポ。
案内してくださった方から「ちょいグロ。ちょい不条理。」と聞かされ。。。
「ダメかも」と思ったが。。。
すっごく良かった!!!
たしかに、後味悪い。。かもしれない。
後味じゃないなぁ、、、もう途中からニガイんだ、かなり。
泣きたくなるくらい。。。
でも、良いっ!!!
日常に潜む恐怖。罠。社会の裏。。。
じっくりと考えさせていただきました(これからも意識しそうだなぁ。。。)
劇団わらく。次回作が今から待ち遠しくてならない。。。

長い鎖
謎のモダン館
甘棠館show劇場(福岡県)
2010/11/26 (金) ~ 2010/11/26 (金)公演終了
満足度★★★
脚本が良かった
偶然だけど23日に観たイキウメのテーマとちょっと似てて、
不老不死は誰もが興味あるので、いい感じでアプローチできたと思う。
展開はすごく早かったけど、それをセリフだけで説明していったのが
ちょっともったいない。なぜ夜桜が長いこと生きていて、鎖に繋がれているのか。
もう少し伏線があったほうが説得力があったのでは。
いきなりタンスから出てくるのは反則ですが(; ̄ー ̄A

THE HONEST VILLAGE
ジーモ・コーヨ!
OFF OFFシアター(東京都)
2010/11/24 (水) ~ 2010/11/28 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しめました
後半からよかった。エピローグの後味がよい。会場の室温が寒かったのと、前半のお笑いがせっかくの設定をいまひとつ活かしきれていなかったのが残念。顔写真付きのキャスト表は気になった役者を調べるのに便利なので今後もお願いします。

サバイバーズ・ギルト
ナイスコンプレックス
Geki地下Liberty(東京都)
2010/11/23 (火) ~ 2010/11/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
絶賛!
稀に見る好演。心打つストーリー、心地よいテンポ、技巧が鼻につかない自然体な群像劇、各キャラクターが見事にたっている、出演者が熱演、照明が好演出、配役が絶妙。決して軽いテーマではないが、観終えた後の清涼感かつ温厚感が素晴らしい。素晴らしい舞台に出会えて幸せです。

死と再生とロックに
ロ字ック
明石スタジオ(東京都)
2010/11/20 (土) ~ 2010/11/23 (火)公演終了
満足度★★★★
もっとロックに
山小屋ロッジに集まった自殺志願者たち。ストーリーがなんとなく進んでいってしまった感じでした。「腐ってるならロックを聴け」という舞台を期待していたのですが……。タイトルや説明に「ロック」という言葉が無かったら気にならなかったかもと思いました。

のぞまれずさずかれずあるもの『無事終演致しました!ありがとうございました!』
TOKYOハンバーグ
千本桜ホール(東京都)
2010/11/24 (水) ~ 2010/11/30 (火)公演終了
満足度★★★★★
涙腺が緩む
いろいろな芝居を観てきましたがこう目頭が熱くさせられる舞台にはなかなか出会えないものです。感動しました。

『三丁目6番地のオズの魔法使い』
CAPTAIN CHIMPANZEE
テアトルBONBON(東京都)
2010/11/17 (水) ~ 2010/11/23 (火)公演終了
満足度★★★★★
キャプチン版オズの魔法使いに感動
うーんおもしろかった。ただどうせなら少女も架空の国ではなく実在の国の出身にしてもよかったのでは?せっかくの感動もそこから作り物の世界の出来事という現実にひきもどされてしまう。

そんなの俺の朝じゃない!
ライオン・パーマ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2010/11/18 (木) ~ 2010/11/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
感動的なコメディ
父の最後の朝。いったい重要なことって何だろうと思わせておいてさらっと明かしてしまう。しかもそれさえもネタにする。ジェットコースター的なストーリー展開の割にはうまくまとまっている。コスプレも馬も必然性を感じてしまうからすごい。

不要な○○、下取りします。
劇団わらく
中野スタジオあくとれ(東京都)
2010/11/24 (水) ~ 2010/11/28 (日)公演終了

その王国の夜は明けない
シアターノーチラス
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2010/11/26 (金) ~ 2010/11/28 (日)公演終了
満足度★★★★
おもしろい!
喫茶店を舞台にした芝居がなんで「その王国の夜は明けない」というタイトルなのだろうと思っていましたが、観て納得。ただ……

『442』
SPPTテエイパーズハウス
練馬文化センター(東京都)
2010/11/27 (土) ~ 2010/11/29 (月)公演終了
満足度★★★★★
完成度が高い
ストーリーが秀逸。いつの間にか日系人社会に引き込まれてしまった。ダンスや歌も芝居に劣らず本格的だった。

のら猫たちは麗しの島をめざす
榴華殿(RUKADEN)
タイニイアリス(東京都)
2010/11/20 (土) ~ 2010/11/23 (火)公演終了
満足度★★★★★
蟻の巣劇場現る
タイニイアリスが蟻の巣劇場になってしまった。フイクションなんだろうけどやたらリアルだった。中国語、韓国語は字幕が欲しかった。。字幕とはいわない。画用紙の説明でもいい。
![ハイイロノ・ド・ンゾコ [皆様、応援ありがとうございました!大盛況のうちに公演無事に終了いたしました。これにて休止させていただきます。ちょっと充電してきます…では、また。]](https://stage-image.corich.jp/img_stage/m/178/stage17809_1.jpg)
ハイイロノ・ド・ンゾコ [皆様、応援ありがとうございました!大盛況のうちに公演無事に終了いたしました。これにて休止させていただきます。ちょっと充電してきます…では、また。]
サルとピストル
インディペンデントシアターOji(東京都)
2010/11/25 (木) ~ 2010/11/28 (日)公演終了

“P”s (ピース) ~Wings to fly~
劇団め組
吉祥寺シアター(東京都)
2010/11/26 (金) ~ 2010/11/29 (月)公演終了
満足度★★★★
硬質な芝居
幕末ものに定評のあるめ組がBC級戦犯を扱った芝居を上演。ストーリーは完成度が高く申し分ない。ただカラー映像はシンプルな舞台にそぐわないのでは?女性像も観客の想像力に任せてよいのでは?映像ももっと昭和20年代っぽくないと。

トランス ~ もうひとつのピルグリム
劇団ハッピータイム
阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)
2010/11/27 (土) ~ 2010/11/28 (日)公演終了
満足度★★★★
トランス状態
トランスは久しぶりに観ました。ピルグリムは知りませんでした。この二つをコラボしようという発想には脱帽です。何が真実なのかわからなくなっていく状態はまさにトランス状態。今度はオリジナル作品が観たいです

その王国の夜は明けない
シアターノーチラス
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2010/11/26 (金) ~ 2010/11/28 (日)公演終了
個性的な登場人物が多く、
それがとてもわかりやすく表現されているのだけど、これからという感じのところで、わりとサラッとまとめられてしまった印象かな。人数もそれなりなので大変なのだろうけど、もう少しそれぞれの登場人物のことを深く知りたかった。甘みもあり、マイルドで口当たりもいいのだけれど、もう少し、ゆっくりコーヒーの苦味と香りを楽しみたかった、みたいな。

トリアージ
Trigger Line
小劇場 楽園(東京都)
2010/11/26 (金) ~ 2010/12/01 (水)公演終了
満足度★★★★★
終始泣きそうでした・・・
今回もすごい衝撃を受けて帰ってきました・・・
今回の話は2005年4月25日に起こった「福知山線脱線事故」を
モチーフにしたヒューマンドラマでした。
舞台は、事故に携わった人たちにスポットを当てたものだった
それは、救急救命センターの医師や看護師、消防署特別救助隊、
新聞記者鉄道会社社員、そして、被害者家族。
トリアージとは治療の優先度を選別するための命タグと言ってもいい。
この事故に対するそれぞれ体験したものとは・・・
観劇していて、そこで起こっているかのようなリアルな体験をした。
それは、一人一人の背景になっている設定が明確で
そこから発する言葉の奥深さを感じたからだと思う。
この舞台は一見、悲惨な事故の話のように思うかもしれない
しかし、自分の中に残っているものは、人を愛するという大切さ、
愛がゆえにあきらめなければならない現実の厳しさ、
直面してみて初めて感じるだろうことを感じさせてもらった。
人を思うということはやっぱり大切だと痛感した。

“P”s (ピース) ~Wings to fly~
劇団め組
吉祥寺シアター(東京都)
2010/11/26 (金) ~ 2010/11/29 (月)公演終了
満足度★★★★
殺陣はないけど、め組の芝居は・・・
戦争ものを芝居は、場合によって戦争経験者等から反論を招くこともあり、その内容には大変気を使うものだが、本公演は戦争のネガティブな面には余り触れず、人間関係を舞台化したものだった。観る側にとって、粛々と展開されたストーリーは、これまでの殺陣で演じられた泥臭い、派手なシーンがなく物足りなさを若干感じたものの、戦争が背景にありながら、極めてスムースに受け入れることが出来た。(合馬さんの本は、良く書けていたと思う。) 戦争を美化してはいけないが、人間の結びつきを戦争というシーンを利用して上手く演じられており、観客の涙を誘うエンディングは、役者、芝居の完成度が高い表れだと思う。