![Gluttony -グラタニィ[暴食]-](https://stage-image.corich.jp/img_stage/m/169/stage16996_1.jpg)
Gluttony -グラタニィ[暴食]-
演劇レーベルBo″-tanz
Route Theater/ルートシアター(東京都)
2010/09/30 (木) ~ 2010/10/04 (月)公演終了
満足度★★★
初日バージョンだったかな・・・
すげー格好良い台詞が多いのだが、台詞を流している感じがあり台詞を活かしきれていなかったのはちと残念。
場数を踏めば解消されるコトなので、もう少し鍛練して欲しい。

く・ち・づ・け
むーとぴあ
駅前劇場(東京都)
2011/02/04 (金) ~ 2011/02/10 (木)公演終了
満足度★★★★★
純情!
旧家の長女としての責任を自覚して家長に従う、反発はしないけれどもちょっとした夢はある、こんな時代があったんですね。

ここは世界の果てっぽい。【ご来場ありがとうございました!!】
バジリコFバジオ
OFF・OFFシアター(東京都)
2011/02/02 (水) ~ 2011/02/07 (月)公演終了
満足度★★★★
毒を以って毒を制す。
荒唐無稽さをどれだけ受け入れられるかが鍵だと思いますが、十分楽しむことができました。
人形劇も端だけでなく、中央でやったのも良かったと思います。

ニーナ
東京演劇集団風
レパートリーシアターKAZE(東京都)
2011/02/01 (火) ~ 2011/02/06 (日)公演終了
満足度★★★★
続編として魅力的な作品
マティ・ヴィスニユックは昨年のKAZEの『戦場のような女』で初めて知った作家。日本の劇団であるKAZEにに次々新作を書き下ろし、他劇団ではなかなか観られない作品なので毎回楽しみにしている。
チェーホフの『かもめ』の続編のような作品で、しかも今回演じているKAZEの3人の俳優に当て書きをしたというのも興味があった。
チェーホフの名作の続編としてまったく違和感なく観客の心を捉える力作だと思う。
既にCoRich常連ユーザーのかたが作品内容については詳細なレビューを書いておられるので、ネタバレでは簡単な雑感を述べたいと思います。

ロクな死にかた
アマヤドリ
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2011/02/03 (木) ~ 2011/02/13 (日)公演終了
満足度★★★★
女性たちがいい!(お母さんもね)
特に元カノが元カレの死を少しずつ乗り越えていく心の移り変わりが短い時間内でていねいに描写されていて共感できる。今カノもいい、が、それに引き換え・・・

テノヒラノ鎮魂華
劇団生命座
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2011/02/03 (木) ~ 2011/02/08 (火)公演終了
満足度★★★★★
兵隊さんたちは皆やさしいね
と、女子高生たちが言ったときに私の涙腺は決壊してしまいました。その後は涙が止まらず。あの若さでまるで仏様、悟りを開いた人たちを見ているようでした。やろうとしていることはまるで狂気の沙汰なのに。1年間という時間を掛けただけあり、ていねいに真面目に特攻を描いていて素晴らしい芝居。中・高生に見てほしいな。人の命をなんとも思わない凶悪犯になる前に。

ますく
劇団言葉座
タイニイアリス(東京都)
2011/02/02 (水) ~ 2011/02/06 (日)公演終了
満足度★★★★
中・上級者向け?
言葉座を名乗るだけに時に文語に近くなることも含めて台詞・会話が巧く、凝った照明や各人物の心理を象徴するかのような軋み音なども良い。
が、過去に何があったのかを「寸止め」状態にとどめて明確にせず、事後も観客の想像に委ねるスタイルは中・上級者向けか?

恋する、プライオリティシート
コメディユニット磯川家
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/02/05 (土) ~ 2011/02/14 (月)公演終了
満足度★★★★★
噂通りの・・・
とっても心温まる"素晴しい作品"だったと思います。
しっかりとしたテーマが見えるメインストーリー、程よいバランスのサイドストーリの展開、メインキャストもさることながら、すべてのキャストのキャラがたっていて また、バランスも完璧!!!
生演奏のピアノも実に効果的に舞台の一部になっていて、上演時間2時間ちょっと めっちゃ楽しめました☆
関西メインの劇団ですが、次回の東京公演にも絶対に行きたいですね☆

焼肉ドラゴン
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2011/02/07 (月) ~ 2011/02/22 (火)公演終了
満足度★★★★
「焼肉ドラゴン」再演初日
拍手が鳴りやまずカーテンコールが3回。前売り完売ですが、当日券あり。Z席も各ステージ10枚ずつ販売。

素敵じゃないか
RAWWORKS.NDR
枝光本町商店街アイアンシアター(福岡県)
2011/02/05 (土) ~ 2011/02/06 (日)公演終了
満足度★★★★
終演後、
外に出て時計を見ると15時15分。劇場にいた時間をもっと長く感じていたので、これは意外でした。
濃密で素敵な時間、空間にいられたことを感謝します。
脚本は日常の会話を丁寧に紡いでるなぁと感じました(特に末虎夫婦の場面に多く)。
役者のお二人も硬軟、緩急自在!感心することしきり。

マッチ売りの少年だった男の結末の最後の幸せ
劇団40CARAT 【第36回公演『ダーリン×ダーリン×ダーリン』9月15日[金]~9月17日[日]阿佐ヶ谷アルシェ】
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2011/02/02 (水) ~ 2011/02/06 (日)公演終了
満足度★
期待が裏目に
「40CARAT版クリスマス・キャロル」という惹句に期待したのが裏目に出てしまい、原典と比べるまでもなく後ろ向きで自己完結的なストーリーが好みに合わず。
さらに中日で気が緩んだのか言い直すほど露骨に噛む(それも2~3回)役者がいて気持ちが折れる。
ただ、少なからざるすすり泣きも聞こえたのであくまで個人的な好みの問題かと思われる。

俺のお尻から優しい音楽
五反田団
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2011/02/04 (金) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

仮面音楽祭
江古田のガールズ
「劇」小劇場(東京都)
2011/02/03 (木) ~ 2011/02/07 (月)公演終了
満足度★★★★
平均年齢22歳の人々
合コンでいかにもありそうなあれこれを組み合わせた展開が愉快(時にはコワい?(笑))な上に既製曲をそのままだったり歌詞を付けたりな選曲も的確(あの曲と山手線ゲームの取り合わせは絶品!)で、130分の長さを全く感じさせないのが見事。

焼肉ドラゴン
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2008/04/17 (木) ~ 2008/04/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
今も忘れられない名演です
社会の、そして歴史のどん底で精一杯生きる人々の哀歓をリアルに描いた傑作です。人はなぜ、苦しみながらも生きるのか。そしてそんな人々に、なぜ悲劇は押し寄せるのか。人間はどこまで耐えられるのか。日韓の過去も踏まえつつ、演出家、役者たちはえぐるように舞台をつくります。
最高の芝居でした。

オペラ『ねこのくにのおきゃくさま』
オペラシアターこんにゃく座
俳優座劇場(東京都)
2011/02/04 (金) ~ 2011/02/12 (土)公演終了

ニーナ
東京演劇集団風
レパートリーシアターKAZE(東京都)
2011/02/01 (火) ~ 2011/02/06 (日)公演終了
満足度★★★
全体的に良くも悪くもクラシカルな印象
チェーホフの『かもめ』の登場人物の15年後を描くという、とても魅力的なコンセプトの作品。
基本3人芝居。

ここは世界の果てっぽい。【ご来場ありがとうございました!!】
バジリコFバジオ
OFF・OFFシアター(東京都)
2011/02/02 (水) ~ 2011/02/07 (月)公演終了
満足度★★★★
人形が広げるもの
ここ一番の踏み込みを
人形にゆだねる感じで
強い色の物語をすいっと受け入れることができました。
必ずしも毎回拝見できているわけではないのですが、
観るたびに個性を感じます。

LAST SMILE
TUFF STUFF
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2011/02/02 (水) ~ 2011/02/07 (月)公演終了
満足度★★★★
エンターテイメントショー!
ダンスと殺陣が、めちゃくちゃかっこいい舞台でした。
殺陣とダンスが、舞台の大部分を占めてたかな?(笑)
イケメンと美女揃いの出演者陣の魅力を、最大限に活かし前面に押し出した舞台。
お話的には、タイムリープ、パラレルワールドを取り扱っていて、そのため何度も同じ場面の繰り返しがあり、その部分にちょっとなかだるみ感を覚えてしまいましたが。
全体的にははつらつとした冒険活劇らしいおもしろさで、楽しめました♪
クライマックス動きだしてからラストにかけての爽やかな終わり方が、清々しく気持ちの良い余韻となりました。
森さんのハイテクニックな殺陣は見応えばつぐん!!
殺陣を演じているというよりも、斬り合いリアリティがあって、惚れ惚れです☆
そして唐橋さんのセクシーダンディなオトナかっこよさが素敵でした♪

アンナ・カレーニナ
東宝
シアタークリエ(東京都)
2010/12/25 (土) ~ 2011/02/06 (日)公演終了
観劇。
一路真輝さんの東京公演千穐楽。ダブルキャストが初めてだという一路さんは、自分一人だけが先に楽日を迎えたことがないのだろう。カーテンコールでの挨拶の際、何を話していいのかわからずといった姿を見せたけれど、「ありがとうございました、という気持ちを伝えたくて」と言う真摯さは、言葉を通さなくてもその素直な感情が伝わってきた。感動を共有した六百人を超える観客の割れんばかりの拍手は、昂ぶった感情をさらに大きく膨らませた。
ミュージカル「アンナ・カレーニナ」は、幸せな家族を作ることになるキティと、不幸に生きるアンナとの対比が非常にわかりやすく明確に描かれている。原作を読まずとも(つまり話の補完をする必要がなく)、ストーリーを理解できた点を考えると、トルストイの大作をよく三時間に収めたものだと感心する。なお、原作は未読(今年中に読むつもり)
アンナに感情移入させることができたのは、紛れもない成功である。身勝手な行動をするアンナに観客が拒否反応を起こしてしまっては、この劇の感動が生まれることはない。アンナには感情移入させるべきなのだ。それは第一条件と言ってもいいかもしれない。そういうわけでメインプロットは「アンナに感情移入させる」という大きな柱を見事に成立させていた。
しかしサブプロットであるキティに纏わる幸せな家族の話は、正直途中でどうでもよくなってしまう。アンナに感情移入させた一方、幸せな家族の方に拒否反応を起こさせてしまった。異論はあるだろうが、少なくとも僕はそう感じた。幸せをぬるま湯のように感じさせることで、不幸を強調して同情を誘う。ここに鈴木裕美演出の強みも弱みもある。
原作の小説「アンナ・カレーニナ」の冒頭は「幸せな家族はみな同じように見えるが、不幸な家族はそれぞれに不幸の形がある」の一文で始まる。
一様な姿をもって幸せになっていく家族など見ていても、別に心惹かれることはない。「みな同じに見える」ものをわざわざ意識して見る必要はないではないか。大体、キティの夫レーヴィンの演技が過剰すぎる。あまりにも内気で煮えきらない。しかも最終的には幸福になるのだろうと容易に想像できるから、「さっさと思い告げて幸せになっとけよお前」と思ってしまう。
つまり僕は、不幸な道を一直線に歩んでいくアンナにこそ感情移入しており、暢気に幸せになっていくであろう家族にはいまいち興味を持てなかったのである。多様な形を持つ不幸の家族に、より強い関心を向けることになったのだ。
思うに、幸せな家族を描く時間を「長引かせすぎた」のが悪影響を及ぼした。幸せな家族は観客の想像力で勝手に幸せになっていってくれるから、濃く描く必要なんてない。「幸せ」に関して、人は想像するのが得意である。ロマンチックな状況に男女がいたら、ああこの後二人は幸せになるのだな、と想像する。現実ではそう簡単に行かなくても、劇世界では想像力の思うがままだ。
だから幸せな家族はさっと見せるだけでも、観客の心に強い印象を残していくことができる。不幸との対比をさせるにしても、不幸の家族を描く時間と、幸せな家族を描く時間をイコールにしてしまっては、幸せな家族の方をしつこいと感じさせてしまうのが関の山なわけである。
不幸な家族としての生を背負ったアンナは、実は幾つもの深い愛情を受けている。ここに、アンナの夫カレーニン役を演じた山路和弘さんを讃えたい。世間体を気にし、妻アンナの不貞に気にもかけないはずの冷酷なカレーニンを、実に愛情深い人物に作り上げていた。台詞の上では、完全にアンナを突っぱねているのだ。しかしその卓越した演技力によって、心の奥に秘めるアンナへの強い愛情が、観客には痛いほど見えてくる。
不倫相手であるヴロンスキー伯爵を演じた伊礼彼方さんも上手であった。一度「エリザベート」で彼のルドルフ役を観ているが、そのときに比べ演技力が上達したなと感じる。若く情熱的な愛からアンナの心を奪いつつも、しかし罪悪感によって傷ついていくアンナを救えないことへの苦悩が見える。彼もまた最後までアンナを愛し続けた男であったのだ。
それでいてアンナは、自分に向けられるそれら深い愛情に気づかずにいたり、また或いは目を背けたり、罪悪感のために正面から愛に向き合えなくなってしまったりする。どうしようもなく不幸に堕ちていくのである。そんなアンナの姿を見ていると、「幸せになり得ない人物」というのが現実に存在するのではないか、などと思ってしまい、強い恐怖感を抱いた。

浮標(ブイ)
葛河思潮社
吉祥寺シアター(東京都)
2011/02/01 (火) ~ 2011/02/13 (日)公演終了
観劇。
台詞をこれほど美しいものと感じたのは初めてかもしれない。耳に入ってくる台詞ひとつひとつに生命のエネルギーが宿っている。前日に観た「アンナ・カレーニナ」では音楽に震えたが、今日は三好十郎の台詞に震えた。俺泣きすぎだよ本当に。でもただただ泣くしかできないんだ。
二村周作さんの美術と、小川幾雄さんの照明が秀逸だった。砂浜の上、ひとりの人影が左右にふたつ映し出される。まるで海の沖合で浮標が揺れるようにゆらゆらと、人が生と死との狭間を漂うように…。その境目は僅かな紙一重であるというのに、ひっくり返った瞬間にすべてが変わってしまうのだ。
そして晒しの舞台上で負けなかった役者の根気に、何よりの拍手を。田中哲司に藤谷美紀、大森南朋の迫ってこんばかりの演技が身体に染み渡る。安藤聖は演技力こそ伸びしろがあるものの美しい声。しかし1日2ステとか馬鹿じゃないのかと本気で思う。観る方ですら憔悴する芝居だというのに。
断っておく必要があるのは、激しい集中力を使うことで体力的に憔悴する芝居でありつつも、精神的には生命の活力がみなぎり溢れた芝居ということだ。生きて生きて生き抜くパワーが伝わってくる。倍の値段払っても全く惜しくない芝居に出会えるなんて、そうあることじゃない。素晴らしかった。
最後に、パンフレットからの知識の引用となるが、一言書いておこう。幕末の国難を乗りきった一度目の奇跡、第二次大戦敗戦から復興を遂げた二度目の奇跡を我々日本人は経た。そして今、三度目の奇跡を果たすべく、未曾有の社会状況に立ち向かっていかねばならないという。まさに時代の過渡期にある。
今こそ我々には生きることを強く願う意思が必要だ。執拗なまでに生の讃歌を歌い上げるのだ。戦渦にあった三好十郎が書いた台詞を、「生きて生きて生き抜け」という言葉を、後世の日本に引き継がんためにも。