最新の観てきた!クチコミ一覧

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冬に舞う蚊

冬に舞う蚊

JACROW

サンモールスタジオ(東京都)

2011/01/05 (水) ~ 2011/01/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

助けてください。
途中、何回も帰ろうかと思った。
見てられなくなった。舞台を観ているという感覚ではなくなってた。

完全にもってかれました。

帰りに挨拶して帰ろうとか全く思えなかった。
役者さんにも作演出さんにも。

とりあえず、のぶさんに
なんでこんな苦しい思いにさせてくれてんのさ!と
乾杯をささげたいと心から思います。

私、安易にも弁護士たちを先に行かせたときに
ラストに妻が縄を持って現われて、妻も死んでしまうのかと
思ったんですよね。
それが、泣き崩れるでもなく
あの終わり方はぐわーっときました。

見終えてから数日たっているのに
まだ傷がいえません。。。

感想で、今年のハードルが上がったって書かれてる方がいましたが
ほんとにそうだなと思った。
いろんなお芝居があるから、これは一つの作品であるわけだけど

私ももっと頑張っていこうと芯から奮えましたです。
そして、自分だけは
信じる人の支えになりたいと思ったです。(^0^)/

ろくでなし啄木

ろくでなし啄木

ホリプロ

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2011/01/05 (水) ~ 2011/01/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

ミステリーと笑い
面白かったです。3人のコント見ているみたいでした。ミステリーと笑い・・(1回だけホロリ(T^T))三谷さんが言うエロティックは感じなかったけれど(竜っちゃんも勘太郎くんも吹石さんもサッパリしているから)。
一幕目は表の姿、二幕目は裏の姿(タイトル文字も逆さ文字)・・三幕目(実際は三幕目はありません!)でミステリーの謎が解けました。人間の記憶というものもミステリーに絡んできます。障子を使った演出はテンポがよく、ホントに楽しかったです。

冬に舞う蚊

冬に舞う蚊

JACROW

サンモールスタジオ(東京都)

2011/01/05 (水) ~ 2011/01/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

あぁぁぁ…
切ない…ひたすら切ない…

garnet

garnet

プラザソルショーケースイベント

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2011/01/09 (日) ~ 2011/01/10 (月)公演終了

満足度★★★★

思い思いの・・・
1/9に観劇してきました。
5演目のうち4演目を観劇
特に見たかったのがお座敷コブラの舞台でした

今回はリトミック演劇(無声劇)だったのですが、
パントマイム的なものかなとも思いましたが・・・そうではなく・・・
心地のいい音楽に合わせて表現されていました。
ストーリー性もありわかりやすいものでした。

このリトミック演劇でもっと複雑なものになった場合
どのように表現していくのか・・・すごく興味を持ちました。
言葉が無いぶん複雑になると受け手がどう理解するのか
その辺も観てみたいですね。

他にもクオリティの違いはそれぞれですが、
このようなイベントとしてはいろいろなジャンルの演目が観れたので
楽しかったです。

いつも甘口評価でごめんなさい。
楽しめたのでこの評価です。

空中回転ブレンド ご来場ありがとうございました。次回は8月!!

空中回転ブレンド ご来場ありがとうございました。次回は8月!!

みきかせworks

ワーサルシアター(東京都)

2011/01/06 (木) ~ 2011/01/10 (月)公演終了

満足度★★★

モカのみ観ました
迷いましたが、やはりエリザベスは、おばさんには理解不能だろうと思い、モカブレンドのみ、観て来ました。

私の個人的好みから言えば、圧倒的に、フルフルの方が好きでした。
ただ、もう少し、両劇団とも、見せるリーディングの形式に配慮し、工夫があればと感じました。

次回公演は、またガラリと雰囲気が違う劇団になりそうで、これも今から楽しみです。

ネタバレBOX

今夜はパーテイの「さしのべられたくない手」は、私の大好きな童話「泣いた赤鬼」をモチーフにした芝居でした。
読み手と演じ手を全く別にした工夫は買いますが、この工夫が成功したようには思えませんでした。
読み手は、特に下手側に座った男性は滑舌もよく、ナレーションがお上手で、話が素直に頭に入って来ましたが、演者の方の動きが、演じるというレベルではなく、単なるジャエスチャーどまりで、残念でした。
また、ナレーションの方も、一々、読む前に役名を言うため、ストーリーの流れがその都度遮られ、物語の中に入り込めないように感じました。
「赤鬼と青鬼がいました」というような、同じフレーズのナレーションが何度も繰り返され、まるで、「100万回生きた猫」みたいな雰囲気でしたが、それも、同じフレーズの繰り返しが、効果的でなく、逆にしつこく感じた箇所もずいぶんありました。
最後の数分までは、ストーリー展開が「泣いた赤鬼」通りになぞっているので、もう少し、早くから少しづづ、そこから、変容して行くストーリーに仕上げた方が、観客の興味を引いたのではと思います。

fullfullの「ゴミと陰膳」は、以前公演した「ユンポーさんが来る」の繋がりの作品らしいのですが、私はこれを拝見していないので、この作品のみで判断するしかないのですが、とても、気持ちの良い佳品といった趣で、私は、ヒロセさんの紡ぎ出す世界が、個人的に好みなんだろうと感じました。
ヒロセさんの書くト書きが、まるで、小説のようで、情景が自然に頭の中に浮かび上がって来ました。
最近、身内を亡くした身には、特に涙を誘われる箇所も台詞もたくさんありました。
ただ、ストーリーにあまり、盛り上がりがないので、もう少し、作為的な葛藤場面があった方が、演劇的だったのではとは感じました。
愉快犯

愉快犯

柿喰う客

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

満足度★★★★

緩急自在
ある家族を中心とした物語。
開演まで流れていた「春の海」(だっけ?)の影響と古典的にも聞こえる台詞回しによってどことなく歌舞伎とかそんな純和風な雰囲気も漂わせつつ、お馴染みのスピード感のある台詞に言葉遊びや『The Heavy User』で使ったリズムパフォーマンスっぽさも交えて、劇団員5人のみの少人数ながら疾走感は健在。
一方、中盤のサスペンスフル(?)な部分や、終盤での「親の愛情」に関する大事な部分はテンポを落としてじっくりと見せるワケで、その使い分けが上手い。

スイートルーム大混乱!!

スイートルーム大混乱!!

劇団始発列車

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2010/12/29 (水) ~ 2011/01/09 (日)公演終了

満足度★★★

古き佳き時代のアメリカン・コメディ
以前観たニール・サイモンの作品(舞台&映画)はどちらかと言えばシリアス寄りだったので、第1話のドタバタコメディぶりにはちょっと驚く。
が、それ以降はいかにも古き佳き時代のアメリカン・コメディな感じで、日本で言えば「昭和色満載」的…白黒時代のアメリカの公開コメディドラマな感じか。
一方、開演前に客席に置いたモニターで流していた過去の上演作品には、オリジナルのサイコサスペンスやアクションもあり、そちらも観てみたくなる。

演劇/空間の立ち上がる瞬間

演劇/空間の立ち上がる瞬間

DULL-COLORED POP

中野スタジオあくとれ(東京都)

2011/01/06 (木) ~ 2011/01/06 (木)公演終了

満足度★★★★

佳き観劇初め
エチュードと通し稽古、公開ダメ出しと公開WS、再びエチュードと通し稽古という3工程を通して観る。谷主宰の説明も交えながらで、それぞれの目的などもよく解り、トレーニング内容やモロモロを創り上げて行く過程を見ることができ、普段観ている完成品の製造工程を見学するようで興味深く、面識のある方々とも遭遇して賀詞も交歓でき、佳き観劇初めとなる。

THE DIAMOND DUST #2

THE DIAMOND DUST #2

劇団ダイヤモンド

ART THEATER かもめ座(東京都)

2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

「『ハムレット』のように」は面白かったが、
「ハムレット」のように面白かったわけではない。つまり「ハムレット」のように面白かったのではなく「『ハムレット』のように」がそれなりに面白かったのだ(しつこい!)。簡単な作りなんだけど、表現で遊んでいる感じがとても楽しい。変な幽霊も出てくるし。きっと、シェークスピアも草葉の陰で……日本語わからないから気づいてないか……。

ネタバレBOX

パイプ椅子の上に座布団2枚重ね、隣の椅子とのすき間15センチという極上の客席環境(すいません、あまりいい劇場に行ったことないもんで)で観られたことも幸せでした。チラシの開演時間通りにちゃんと開演するし(ひえー、演劇界の奇跡?!)。
ダンス花 vol.13

ダンス花 vol.13

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2011/01/10 (月) ~ 2011/01/10 (月)公演終了

満足度★★★★

これぞセッションハウス
団欒の雰囲気があり、なごむ。休憩の音頭は楽しく踊った。
PaGi:初見、息の合ったデュエット。chairoi PURiN:ダンスが見たい以来、楽しく見せるのがうまい、ちらかしまくり。ハポネンズ:ステップアップ以来、からみはさすが。旅立ちの銀河:ステップアップ以来、絶え間ない展開で目が離せない。休憩込み90分。

時計じかけのオレンジ

時計じかけのオレンジ

ホリプロ

赤坂ACTシアター(東京都)

2011/01/02 (日) ~ 2011/01/30 (日)公演終了

満足度★★★★

生バンドの演奏が良かった!
なかなか面白かったです。オープニングで “ドルーグ” と呼ばれる4人組が出て来るところで心掴まれました。“狂騒々パンク・オペラ” だとか・・生バンドの演奏が凄く良かったです。ひとりひとりがたまに歌うのはなくいい気もしたけれど・・豪華なステージでした。そして面白い演出でした。3時間近くあったのかな?休憩時間にもお楽しみがあり飽きない楽しさがありました。政治に利用されたこととかわかりにくいし、もっと緊張感があってもいいと思うけれど、赤坂ACTではムリかなぁ。
少しセリフが聞き取りにくいのですが、小栗旬くんはアレックスにピッタリだと思いました。サディストぶりはまだまだですが(笑)

十二夜

十二夜

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2011/01/04 (火) ~ 2011/01/26 (水)公演終了

満足度★★

1人2役には無理がある
「十二夜」の公演は何度か見ているが、今回は見終わった時、拍手できなかった。松たかこを始め、役者はよいが、演出は納得行かない。

ネタバレBOX

この芝居で1人2役は無理がある。道化が何度もこれはお芝居というのも白ける。言い訳をしているようだ。せっかくよい役者を集めているのだから、シェークスピアの戯曲通りの演出がみたかった。
EMPTYMAN

EMPTYMAN

たすいち

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2011/01/08 (土) ~ 2011/01/10 (月)公演終了

満足度★★★★

楽しい、深読みもできる
コメディーだが、善と悪、内向と外向といった普遍的なテーマでもあるので、いろいろと受け止め方ができる。でも小難しいくなく、無心にみて十分に楽しい。

ネタバレBOX

助けを求めるからこそヒーローがやってくる、気に入りました。
THE DIAMOND DUST #2

THE DIAMOND DUST #2

劇団ダイヤモンド

ART THEATER かもめ座(東京都)

2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

「がっしゃおむにばす」面白かったのに
物足りない感があったのはなぜだろう? 芝居を観に行って、コントと落語を観せられちゃった感じだけど、それはともかく、この内容で1時間切る長さだと、やはり物足りないのは確か。まあ、4演目観ることができるうちのひとつと考えれば、客に取ってはこんなもんかも……いや、それでいいのかって気もするかな……ちょっと半端な気分。

ネタバレBOX

コントのときの白い体育着(?)みたいな衣装とうわばきみたいな靴が良かった。
第46回関東高等学校演劇研究大会

第46回関東高等学校演劇研究大会

関東高等学校演劇協議会

八王子市芸術文化会館(東京都)

2011/01/09 (日) ~ 2011/01/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

東京都立六本木高等学校「六本木少女地獄」
800人の会場を騒然とさせた芝居。とにかく素晴らしいの一言。ここ数年、こんな破壊力のある芝居を観たことがあっただろうか・・。終焉後、大人も学生も、しばし、我を忘れてシーーン・・となった。そして少したってからザワツキ、そうして口々に「凄いね」と絶賛していた。高校生の殆どはこんな演技をした彼らに衝撃を受けたようだった。そうしてワタクシも。姉を演じた若狭明美の、観客丸ごとぶち殺してやる的な演技に全身の毛という毛が逆立ったように感じた。
脚本は原くくる(生徒創作)だ。これは本としてもヒットするだろうし、映画でもイケル。そんな六本木少女地獄。


以下はネタばれBOXにて。。


ネタバレBOX

シーンは行方不明になった両親に置き去りにされた姉とひきこもりの弟の描写から。姉は弟を苛めぬく。姉は居なくなった父の真実を弟には告げず、「父さんはボクロケットミントンの有名な選手だった。」と嘘をつく。「まったく情けない。お前も強くなって父さんのようにおなり。」と。

やがて弟はその気になって父の跡を継ぎボクロケットミントンの選手になるが、このボクロケットミントンの説明がハチャメチャで面白い。その後のコミカルでバカバカしくてハイテンションな情景はアニメを見てるようで、かなり笑った。もしかしたらこのままコメディとして確立させるのか?なんて考えながら観ていたら、後半からのうねりのスピードは素早かった。

過去の描写から。
姉は、父親から近親相姦される。この時の姉が空を突き刺すような絶叫は観ていた観客を凍りつかせるような演技力だった。壮絶としか言いようのない絶叫は孤独と絶望とこの世の終わりを告げられた時に発する恐竜のような声だった。何もかもが滅んで虚ろになっていくさま。その断末魔のどこにも届かない叫び。ただ苦しみと怒りと悲しみから発せられる切り裂くような叫び。渾身の力を込め、声の限りに叫んだ姉はカラッポだった。静寂な空気を揺るがすように、その声は会場に響き渡ってストンと落ちた。

そんなことをした父は行方不明になって、その幻影を引きずることになった姉。街でうろつくとオヤジに5万でどうだ?と声をかけられる。5万じゃ安いよ、オッサン!と返事する。なぜ女に生まれちゃったんだろう。ああ、嫌だ嫌だ女なんて・・と、女であることの卑屈さも表現しながら、しかし、姉はその叫びの後に全てを許すという。父の行為も全てを。そうして私たち兄弟が世界を征服してやる、とのたまう。それは兄弟の希望だ。

少女が飼っていた鳥かごの中の鳥は卵を産むが孵らない。なぜって卵を替えていたから。



個人的な意見だが優勝に値する作品だと思う。現代の少女が抱えた問題作だとも思う。終焉後、ワタクシはうるうると涙が溢れ、しばし席を立てなかったのだった。



(六本木高校はチャレンジスクールです。定時制・総合学科・三部制・単位制で開校6年目を迎えました。制服はなく、上履きもありません。不登校経験者や高校中退経験者が多く在籍しています。)


追憶の村、生命の樹

追憶の村、生命の樹

空想天象儀

高田馬場ラビネスト(東京都)

2011/01/08 (土) ~ 2011/01/10 (月)公演終了

記憶障害を患う主人公の登場
から始まって、一時はどうなることかと思うほどストーリーを捏ねくりだした感もあったが、最後の謎解きで「本当に守るべきもの」を含めてすべてに説明がついて気持よくめでたしめでたしでした。内容とタイミングでギャグが滑りまくっていた感もあるけど、それはそれで味になっていた気がする……。場内パンフの役名の解説も、ちゃんと気を配ってたんですね。

ネタバレBOX

私の少ない知識で言えば、テレビドラマの「トリック」を映画の「トータルリコール」風味にした感じ!? 黒板椅子地蔵(名前がわからないので勝手に名づけました)の使い方が面白かった。まあほとんど、なくてもいいような気もしたけど(笑)、八面六臂、立派に働いてました。個人的趣味としては、ラストを考えると、前半の圭吾がもう少し好青年の方が怖かったし、あの「樹」の書割も、関係のないシーンでは見えないようにしておいたほうが、現れたときに不気味さが増したんじゃないかな?
愉快犯

愉快犯

柿喰う客

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

すさまじい身体能力
は、2011も健在でした。露出狂以降しか見ていないため、れおさんががっつりしゃべっているのは新鮮。いい声ですー。次回も期待しています!

時計じかけのオレンジ

時計じかけのオレンジ

ホリプロ

赤坂ACTシアター(東京都)

2011/01/02 (日) ~ 2011/01/30 (日)公演終了

満足度★★★

音楽にびっくり
イデビアン・クルーの井手茂太さんが振付で、前衛とポップの間を行き来する活動をしている内橋和久さんが音楽なので興味を持っていたのですが値段で躊躇していたところ、安価な立ち見券が当日券で出ていることを知って観て来ました。

キューブリック監督の映画版に似せたビジュアルで、物語は原作(読んだことはありませんが…)に基づいていて、エンディングが映画版とは異なっていていました。メタリックな美術と大画面での映像の多用でとてもスタイリッシュな雰囲気になっていました。「ウルトラバイオレンス」と宣伝文句にありましたが、商業系の劇場なのでバイオレンスの表現は映画版に較べるとかなり控え目で、後半とのギャップがあまり出ていなかったため全体的にマイルドな雰囲気に感じました。

お金を掛けたゴージャスな公演でしたが、あまり満足感が感じられませんでした。まず映像がうるさすぎて演技が負けているように感じて残念でした。役者の声もマイクで拡声しすぎて、立体感のない声になっていました。音楽も台詞がないシーンのときはライブハウスやクラブ並みの大音量にして欲しかったです。演出も映画版に忠実過ぎだったので、もっと独自性を見せて欲しかったです。

何幕かに分かれている作品だと休憩時間への移行のさせ方が演出家のセンスの見せ所だと思うのですが、本作では休憩時間中に役者に対してちょっとサディスティックでありつつ、客に対してはユーモラスなシーンが舞台上で続き、BGMで『第九』が流されるという、物語の内容ともリンクした形になっていて、巧みな幕間になっていたと思います。

映画版あるいは原作と違う箇所に対して「このシーンは映画版にはない」とか、「原作通りに演じた」などメタレベルの台詞があるのが面白かったです。

役者はキムラ緑子さんの存在感が光っていました。山内圭哉さんのいかがわしい雰囲気もユーモラスで楽しかったです。

期待していた振付は、井手さんらしい動きが所々に観られて楽しかったのですが、大勢での群舞になるとあまり迫力がなく、井手さんらしさを感じられませんでした(逆にイデビアンのレベルの高さが分かりました)。

今回の一番の収穫は音楽でした。てっきり事前に録音したものを使うものだと思い込んでいたのですが、開幕すると2層構造になったステージの上部に内橋さん以外にも芳垣安洋さん、高良久美子さん、ナスノミツルさんなど、オルタナティブ音楽界を代表するミュージシャンたちがいて、生演奏していてました。チラシや公式サイトにクレジットがなかったので驚きました。腕利きのミュージシャンによる音楽はとても格好良かったです。ちょっとマニアック系の音楽のファンの人は必見だと思います。

愉快犯

愉快犯

柿喰う客

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

そんなこんなで、愉快犯!
いや〜、新年早々良い物見て来ましたよ。
今年一年良い年になりそうです。

ネタバレBOX

源平の争乱から、幸せ惚けの琴吹家!

お陰で彼らのDNAは、かる〜い精神的ショックを受けるだけで、死に至るかもしれないという、情報をインプットされてしまった!

それでもハッピー&ラッキーでノリノリな琴吹家!

しかーし、そんな琴吹家に突如最悪の不幸が訪れる!

何と愛娘が突然の事故死!

お袋は不倫!

バアちゃんはボケ!

息子は受験で、親父はショック状態!

しかも娘は事故死じゃなくて他殺かもよ?!

どうするどうなる琴吹家! 彼らの行く末、これ如何に?!

怒濤の台詞の応酬に、激しい動き! 
とにかくグイグイ引き込まれます。

次に何が飛び出すか、飛び道具満載といった感じ。

一度、制作過程を見るという僥倖を得ているので、一回本編を通しで見たのですが、それでも引き込まれるし、魅了されるからホントに凄い!

ラストもカッコいいんですよ。照明や音響の使い方なんかもほれぼれします。

これは見に行かないと損です!

是非!
ドリルチョコレート「テスタロッサ」

ドリルチョコレート「テスタロッサ」

MCR

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

満足度★★★

爆笑
毎月のように、出演作品がある有川さんを観たくて行きました。
MCR前作の「神様さん」よりも、今作の方が好みです。
役者名で登場人物として登場する芝居スタイルのようです。
役者の掛け合いが楽しくて、爆笑しておりました。

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