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NMS_08『紛れて誰を言え』

NMS_08『紛れて誰を言え』

石原正一ショー

ACT cafe(大阪府)

2011/07/16 (土) ~ 2011/07/17 (日)公演終了

満足度★★★

いびつな夫婦
意外と、夫婦役は初めてなんだそうな石原さん。
今回は双方ともに整形手術をした夫婦のお話でしたが、そうとういびつな二人でした。

上演時間は45分だったのですが、その45分の中に短編が3つ収められている体。
より美人に整形した妻、対してより不美人に整形した夫。
それは妻にしてみたら、注視していたら吐き気をもよおすほどならしく。
その度に、石原さんがどや顔で正面を向くのが、なんとも(笑)

最後の我が子に対する妻の「傷つけたいほどかわいい」という言葉に、深いふか~い妻の外見に対する歪んだ思いが。。。

毎回違う作家さん、相方さんを迎えてのNMS二人芝居。
今回もまた、招いた方の色が濃く出たおもしろいお芝居でした!

玄朴と長英

玄朴と長英

ピーチャム・カンパニー

ART SPOT LADO(東京都)

2011/07/23 (土) ~ 2011/07/30 (土)公演終了

満足度★★★★

瞬間やられたー!
着席して顔を上げると場内案内をしている八重柏さんがいて、その瞬間にやられたーと思いました。

ネタバレBOX

会場にはソファーとテーブルが置かれていてムムッ。そして会場にいる洋服姿の八重柏さんを見て、幕末を現代で表現するのかと斬新さに驚きました。

訪ねてきた長英はノーネクタイで着崩したスーツ姿、玄朴は家にいてもきっちりしているのか上着を脱いだスーツ姿でした。

長英は結構身分に関して差別的な思想の持ち主で、玄朴も西洋の平等思想を知った割には体制を壊すことには躊躇していましたが、当時の人の大勢はそうだったのでしょう。

長英の本音は金を借りること、激しい議論の最中にふっと上の空になるのが愉快でした。玄朴は、江戸の人のため、そして自分の生活を守るために長英との接触の証拠を残したくなく、きっぱりと長英の無心を断りました。

長英が刀を差していることを説明する言葉が途中ありましたが、現代の様式で表現するなら別に不要じゃないかと思いました。

ところで、二人芝居は常にしゃべりまくる宿命があるのでしょうか。いつも感じます。静の時間があればなと思います。玄朴の奥方が心配してふすまの向こう側まで来ていました。会話もありました。それならば具体的に奥方も登場させ三人芝居にした方が、動と静のメリハリが付くのではないかと思いました。
クレイジー・フルーツ・マシンガン・ショウ!!!

クレイジー・フルーツ・マシンガン・ショウ!!!

ババロワーズ

HEP HALL(大阪府)

2011/07/15 (金) ~ 2011/07/17 (日)公演終了

満足度★★★★

エンターテイメント!
初めてのババロワーズさん本公演。
ちょっとシモネタの度合いが心配だったのですが、許容範囲でした(笑)
とても熟練されたベテラン役者さんたちが、各々の持ち味、魅力をいかんなく発揮していた舞台で、見ごたえ抜群☆
観客を楽しませようというパワーに溢れた舞台でした!

衣装も舞台セットもどこかちょっとファンタジックだったので、そういう方向性のお話なのかと思いきや。
始まってみると、ちょっと昭和のかほりのする、ちょっと泥臭さのあるお話。

そして、照明がとっても綺麗でした。
照明が変わるごとに、舞台上の雰囲気ががらりがらりと入れ替わって。
照明の照らし方ひとつで、舞台転換が見事になされていて素敵でした♪

日替わりゲスト、わたしはかのうとおっさんの回狙いで☆
やばいですね~おもしろいですね~♪
ある意味旬、ある意味遅れ気味なあのキャラで、濃ゆい出演陣に違和感なく溶け込んでました。
かのうさんのブレなさ加減が良いw

物販の福袋も楽しませていただきました♪
中身が思った以上の充実感で、ありがとうございました!

愛しきボクラの夏休み

愛しきボクラの夏休み

ザレ×ゴト

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2011/07/15 (金) ~ 2011/07/18 (月)公演終了

満足度★★★

「夏」、つまり「あの夏の日の想い出」感にこだわってほしかった
時間軸や場所を行き来する、結構大変な舞台だったと思う。
それを見せるにはもうひとつ力が足りないように感じた。
ただし、これは今の段階のことであり、若い彼らが、その意欲と若さで克服していくことは可能だと思う。
それに期待したい。

ネタバレBOX

最初に思ったのは、「ボクラの夏休み」と題しているにもかかわらず、「夏」があまりキーワードになっていないことだ。
卒業式後のエピソードを入れる必要があったのだろうか? もちろんそのほうが成立しやすい設定であるのはわかるが、「あの夏の日の想い出」に集中し、例えば秘密基地では、観客に夏草の強い香りが感じられるようにすべきではなかったのだろうか。要所要所に夏のキーワードを的確に挟みつつ。

そして、脚本として複雑っぽく、面白そうな予感をさせるのだが、「面白く」にはなっていかない。

それは、1つには、物語の軸がきちんと絞られていないことにある。
結局、作家になった女性の恋話なのだが、その女性が主人公になっていかないのだ。所々で作家の物語であることが明かされるのだが、そこで念押しされても、彼女の物語になっていかない。
彼女を中心とした、あの頃の仲間たちとの想い出話としても、誰が軸なのかがイマイチ見えてこない。もちろん、(回想シーンの)主人公は作家ではなく、彼女が恋した男性でもいいのだが、その軸がしっかりしていないので、物語が散漫になっていく。
犬のエピソードも物語に収斂されていくわけでもなく、中心となる物語を飾る1つのエピソードにしては、扱いが大きいし、そういうエピソードが各所に散りばめられているわけでもない。

また、「これは一体どういうことなのだろう?」というストーリー仕立てなのだが、それにしては前半の、興味の引き方が少々足りない。もっと観客を引き込むようにできていれば良かったと思う。後半になって、それぞれがつながっていることが明らかになるのだが、それを意識させるようなストーリーにしてあれば、つまり「軸」がしっかりしていれば、引き込まれ率も高かったのではないか。

そしてもう1つには、役者がこの物語についていけていない感じは否めない。力の差があり、台詞を覚えて言っているだけ、の人が目立った。
もちろん、いい雰囲気を持っている役者もいた。特にモモコ役の盛田千文さんは印象に残った。舞台に対する姿勢のようなものを感じたのだ。

さらに、対面式の観客席で、舞台は観客席の間に長く引かれているのだが、こうする意味はあまり感じられなかった。というより、必要あったのか? と思ってしまうところに問題はなかっただろうか。

それと、ちょっとしたブレイク的に挟まれる、ダンスやモノローグでの歩行シーンは、物語とマッチしていないように感じた。必然性がないと言うか。
ちょっとカッコいいから、「今風の演出を盛り込みました」というように感じてしまった。
特に、ぐるぐる歩きながら宇宙についてそれぞれが話すというのは、あまりにも『わが星』。しかも宇宙の話で、子、孫とか。あの舞台をリスペクトしているのかもしれないが、結局それが物語に活きてこない。単にその場だけだったように見えてしまった。

もちろん、いい演出は取り入れて自分のものにするのは良いと思うのだが、それには「意味」が必要だ。形だけ取り入れても面白くなるはずがない。必然性があって初めて意味が出てくるのだから。

厳しことを連ねたが、まだまだ若い劇団のようなので、若さと意欲と未来に期待できそうではある。

つでに、もう1つあえて言うと、観た回は、観客の多くが劇団員の誰かの知り合いのようだった。ほとんどの観客が終演後に帰らず、役者たちを取り囲んでいる。そこに聞こえるのは「良かった」「良かった」の合唱。もちろん本心もあるだろうが、それだけを単に鵜呑みにしてはダメだということを肝に銘じてほしい。偉そうな意見だけれど…。
リタルダンド

リタルダンド

キューブ

アートピアホール(愛知県)

2011/08/05 (金) ~ 2011/08/05 (金)公演終了

満足度★★★★★

すばらしかった!
キャスト、スタッフともにプロ中のプロ、という感じ。重いテーマで、ラストに見えた光もずっと続くわけではないが、心あたたかく熱い涙が止まらない。
観客は老若男女、抱えて帰るものはそれぞれだろうが、ああいう仲間に囲まれた人生を送りたいと願う気持ちは同じだろう。

再/生

再/生

東京デスロック

STスポット(神奈川県)

2011/07/16 (土) ~ 2011/07/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

(たぶんというか、間違いなく脳が騙されていると思うけど)快感!
再演みたいだが、前情報まったくなして観た。
それは正解だった。

にしても、東京デスロックは、やっぱりとんでもない劇団。
これを最後までやり切って、かつ、この気持ち良さ。
素敵すぎる

ネタバレBOX

ダンスというよりはポーズの連続。
どこまでがアドリブでどこまでが決まりなのかは判然としないが、ときどき入る「再生(リプレイ)」で、全部がアドリブではないことに気づかされる。

『再/生』というタイトル(真ん中に/が入っているものの)や大音量のサザン『SUNAMI』、そして‪相対性理論『ミス・パラレルワールド』‬なんて曲が流れたりするから、やっぱり3.11を意識して観てしまう。「再」と「生」と分けて考えるとなおのこと意味が増してくる。
SUNAMIとか大変なことが起こっての、「再生」というとらえ方だ。

それはまったく見当違いかもしれないが、ここを端緒にして観ていくと、「日常」という言葉が浮かび上がる。
「日常」を「再生(蘇らせる・リボーン)」すること、それはすなわち「日常」が何の疑いもなく「再生(リプレイ)」続けていたように見えた時間への希求。

「日常」の「再生(リプレイ)」(していたように見えていたこと)は、貴重なものであったと認識せざるを得ない3.11後の世界にいる。
「日常」の「再生(リプレイ)」は、完全なる「再生(リプレイ)」ではなく、同じように繰り返されていても、1日として同じものは存在しないことにも気づく。

それは音楽が同じ楽譜による演奏であったとしても、演奏者や楽器、場所、時間、演奏者の気持ちなどによって、必ず同じではないことに似ている。

舞台の上のポーズは、音符であり、それを「台詞」や「日常」や「大音量の音楽」でアレンジしつつ繰り返されていく。
同じようで同じではない。デジタルではない、肉体による「再生(リプレイ)」だからそれは当然であり、それが当然のように延々と繰り返される。

極々個人的な感覚的な気持ちの良さの回数だけ繰り返される。
だから、苦痛に感じる人もいて当然だ。

「日常」の「再生(リプレイ)」は、苦痛でもあり、幸福でもあることが、わかった今、感じるこの舞台がある。
快感でもあり苦行でもある。

舞台の上の俳優たちは、「日常」を演じている。
その姿には、「苦痛」もあるが、「快楽」の表情も浮かぶ。それが失われつつある「日常」の表情。舞台という繰り返しの中にあっても、異なる「再生(リプレイ)」。

役者たちの本気度は熱い。死ぬ気でやってるようだ。
手抜きはないところにも快感を感じてしまう。観客も(たぶん)演じている本人たちも。観客のほうは「疑似的」ではあるが。

やり切った後の役者の無表情は、すでに演技(していること)ではないとしても、また、演出家が意図してる、してないにかかわらず、これは演出で演技だ。

ここまでの感想は、大音量の音楽などなどの諸々に騙された(会場のサイズも大いに関係あり)、単なる妄想であったとしても、そうした「非日常的日常」の、この気持ち良さ、このヘンテコな感覚はほかでは味わえない。

東京デスロックは、やっぱりとんでもない劇団だ。
だめのすけ、バスに乗る。

だめのすけ、バスに乗る。

映像・舞台企画集団ハルベリー

Geki地下Liberty(東京都)

2011/07/20 (水) ~ 2011/07/24 (日)公演終了

満足度★★★

予想通りの明るい力技系でした
設定や説得力よりも、雰囲気やのりで押し込む要素が強かったデス。
楽しく笑えはしたのですが、リズムというかテンポが欲しかったかな。
荒唐無稽さも、もっと突き抜けつつ。
細かい設定で説得力も持たせて、
芝居のリズム感UPさせるともっとよいと思った。
また、目の前でのダンスは迫力ありました!

ネタバレBOX

私が見た回のゲストは、主宰がファンだという女子プロレスラーさんでした。
掛け声練習は、悪乗りしてて笑えました。

それにつけてもラストが、ユニット成功での武道館公演だったかな。
ありきたりというか、結構小技出して頑張ってたのに、
これかい!って感じでした。

せめて事務所のある近くの公民館とかからでと、
ギャグかましてもよかったのに、残念です。

大概が想像の出来る範囲での芝居にまとまっていたので、
きたいを上手に裏切るような展開を期待していましたのに残念でした。
再/生

再/生

東京デスロック

STスポット(神奈川県)

2011/07/16 (土) ~ 2011/07/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

フランケンズ恐るべし!必見!
横浜まで行ったんだから、前から気になっていたフランケンズも見てみた。
ホントは誤意訳が見たいんだけど。
まあいいや。
こっちは初演にかなり近いらしい。
ラストは変えたらしい。
だから落ちがなくなっている。
落ちなんかなくたって構わない。
助走がない。
全員が初めから100%の演技を発揮してぶっとばしてる。
フランケンズ恐るべし。
客に絡まないバナナ学園みたいな。
しかも全員の演技が素晴らしく調和している。
それになんだか楽しそう。
でも2回目は少し良くない。
3回目も。
何度繰り返しても1回目のように新鮮にやれないと。
アフタートークで演出家が5回しか稽古してないと言ってた。
それでこの舞台か!
素晴らしい。
フランケンズは良い共同作業ができる集団なんだね。
今日追加公演あり!必見!

再/生

再/生

東京デスロック

STスポット(神奈川県)

2011/07/16 (土) ~ 2011/07/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

必見!
高野しのぶさんの初演のレビューを見て見に行くことにした。

助走があった。
つまり、役者の演技の調子が出るまでに少し時間があった。

でも役者達はダンサーでもないのによくやっている。
ほめてあげたい。

途中からはとても面白かった。
良いもの見せてもらった。
行って良かった。
この舞台はこのまま推し進めていくとダンスになっちゃうね。
そこまでやる必要はないけど。
というか、ここまでが限界でしょう。
ここから先は、もう完全にダンサーの仕事だよ。
間野さんはダンスもやる人らしいけど。

こういう実験的な舞台をやる人たちは貴重だよ。
こういう人たちが演劇を進化させてくれる。
間野律子が良かった。
助走があったけどね。

今日で終わり。
急きょ追加公演あり。
必見!
見る前にネタバレも見ておいて。

ネタバレBOX

大音量が苦手な人にはお勧めしない。
かなりの大音量なので苦痛を味わうことになるかも。
BLACK SHOOTING STAR

BLACK SHOOTING STAR

おぼんろ

渋谷「BARまいどおおきに」:宇田川町34-6 W&Iビル4階(東京都)

2011/07/23 (土) ~ 2011/07/23 (土)公演終了

満足度★★★★

人生初体験!
御店で、お好み焼き(豚玉)を初めて食べた。
「BAR」と言う店も初めて入った。(酒が飲めないので)
4Fに上がるだけで緊張した。(笑)

カウンターで食していたら、隣に変なテンションの人が来て「ここは人気店」とか「トイレは清潔」とか変な口調で言うのでよくよく見たら高橋さんだった。
さらに奥を見たら場違いな服を着ている人を見たらわかばやしさんだった。
なに!この時点で客いじり、もう始まっているのかと思った。

「BAR」に、移動するとそこには末原さんが普通の姿でお迎え。
あれ!変身していないじゃん(笑)
てっきり「虫」かなにかになっていると思っていたけど、今回はちょっと違うかあなんて思っていると「川中美幸」さんが来場。なま川中さんにちょっとビックリ。
そして舞台が始まると「おぼんろ」の世界観にのめり込む。

でも、いいのかこの物語。確かに悪趣味と言ってはいたが大丈夫なの?
飲食業界のブラックリストに載るかも。

まあ!川中さん笑っていたし、やったもん勝ちでしょう(笑)

どんな姿、形だろうが生まれた命は一緒。尊い命であるべき。
そう思っても「アレ」は苦手。

ネタバレBOX

「蚕」から「ゴキブリ」かあ。次は何になるのかなあ。歌あり、ダンスあり、客をいじり、川中美幸さんにすこしのヨイショをしつつ楽しい公演でした。
でも2回だけって勿体無いですね
玄朴と長英

玄朴と長英

ピーチャム・カンパニー

ART SPOT LADO(東京都)

2011/07/23 (土) ~ 2011/07/30 (土)公演終了

満足度★★★★

台詞に重点が置かれた緊密な芝居
この日の会場は、劇場と言うよりも、普段は画廊なのか、
あるいは元々は美容室か洋品店だったような小さなスペースで、
道路側に、ショーウィンドーのような大きなガラスと、
やはりガラスが嵌め込まれた扉があり、
そのままならば道路側から中を覗くこともできるし、
逆に内側から道路を歩く人を眺めることもできる。

ネタバレBOX

さて、それまで前説やお客さんの案内などをしていた2人の男性が、
道路側の2つのシャッターをいきなり下ろし、
外側と完全に遮断されるところから、この芝居は始まる。
(余談だが、したがって遅刻したら正規の入口(?)からは入れない。
あるいは裏口があるのかもしれないが?)

舞台(というか客席と同じ空間で、
椅子が無くスペースがあるだけだが)には、
2人座れる大きさのソファなどがあるだけ。
そして、2人とも洋装で、いきなりつかみあいから始まる。
んん?これは前衛ものだったっけ?と思ったり……。
しかし、つかみあいが終わり、2人の対話が始まる。
基本的に、この芝居は対話のみによって成立している
と言っても過言ではない。
台詞は前衛ものとは全く異なった、至極真っ当な(?)時代劇風のもので、
もしこの芝居を、時代に合った舞台装置と衣装で演じても、
(多少月並みかもしれないが)立派な一つの演出となったと思う。
私も、正直、最初のうちは、白熱した言い合いには満足しながらも、
「なぜ、洋服とソファでやるの??」と若干の違和感が……。
しかし、観ているうちに、なぜかそのことが全く気にならなくなってしまった。

私の勝手な推測だが、やはり台詞と役者の表情の力でこの芝居を成立させたい、という考え方で、あえて、衣装や装置をニュートラルに
したのではないか? そんなことを思った。

音楽も抑制的で、時々クラシック調のものが流れる程度。
こういう控え目な使い方もむしろ効果を上げていたように思う。
ということで、緊迫感ある大変良い芝居を観ることができた。
まあただ、台詞に重点が置かれた緊密な芝居なので、
少々のトチリでもできれば無い方が良いし、
振りについてもより磨きをかけてくれれば、ということで、
5Pではなく4Pとしました。
NUMBERS-再開ー【無事閉幕。ご来場ありがとうございました。】

NUMBERS-再開ー【無事閉幕。ご来場ありがとうございました。】

Sun-mallstudio produce

サンモールスタジオ(東京都)

2011/07/14 (木) ~ 2011/07/18 (月)公演終了

満足度★★★★★

感慨深い
前回は観劇予定前に震災で公演が中止となり残念に思っていましたが、4団体の公演にも関わらず、こんなに早く再開したことに関係者一同の努力に頭が下がる思いで観に行かせてもらいました。
本編の舞台は4団体とも個性が良く出ていて、飽きることなく楽しませてもらいました。公演後のアフタートークも震災後だからこそ話せるし考えさせられる内容で非常に意義があるものでした。

MARBLE!

MARBLE!

たすいち

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2011/07/22 (金) ~ 2011/07/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

観客の期待を良い方向に裏切っていく巧みな構成
舞台は七夕にちなんで織姫と彦星の物語のパロディ
(と言うほどでもないか)からまず始まる。
それで、そういう話が進んでいくのかと思っていると……

ネタバレBOX

……そうではなくて、これは、小学校で七夕の話を教えている様子を、
演劇的に具体化して表現したものであった。
ちょっと型破りで、若干下品で、でも多分良い先生
(私はこういう先生、個人的に好み)であろう教師と、
6人の生徒のやり取りが始まる。タイムカプセルを埋め、
12年後に掘り出すこととなる。
そのうちに、どの小学校でも存在したであろう怪奇物語「七不思議」
(音楽室、理科室、トイレ……)の話が出て、
その日の夜に学校に集合して肝試しをやることに……。

まあそんなわけで、これは小学生が登場人物の童心を扱った
お話なのかな? と予想していると、
今度は就職して間もない人たちの物語へと舞台は転換する。
そして、彼らは先程の小学生たちが成長した姿であることも明らかになり、
そうか、青年の物語なんだ…、と今度は思う。
ところが、過去の回想と思われた小学生時代の芝居は、
それ以上の意味合いを持っていたのだ。

(ネタばれでも明かしませんが)過去の「異変」に気付いた彼らは、
タイムマシンで小学生時代に戻り、
それにより、「青年時代」と「小学生時代」が交錯していき、
そして、話はSF風に・・・・・・。
ここで、小学生役と青年役に、
それぞれ別の役者を当てていた理由も分かる。

ということで、ある意味、観客の期待を、
良い方向に何度も裏切っていくような巧みな構成も素晴らしい。
さらに、役者達も、それぞれの配役の人物像を的確に把握し、
演じ分けていた。

また、題材として、季節感ピッタリの肝試しや七夕を取り上げていることも
粋であるし、また七夕伝説から星の距離が「光年」で測られることが
授業風景で紹介され、そこから時空をそれとなく観る者に
想像させる手法なども中々のものと思った。

ただ、ここまで凝った作りをされているので、冒頭の七夕伝説のシーン
(実は青年役の役者によって演じられる)も、
最後に他のエピソードとともに融合していき、
その深い意味が把握されるのかな、と思っていたが、
そういうことはなく、これはやはり導入だけだったよう……。
それと、これはかなり些細な話だが、
この先生も、実は小学生の1人なのだが、名前が姓名とも変わっている……
まあ何とでも解決できるし、もし名前が同じなら伏線にもならないので
仕方ないとも言えるが、何かしら、
小学生期と青年期を仄めかす仕掛けがあったら面白かったかな、
と極めて個人的な好みだが思った次第。

ということで、+1の毎月のシリーズ、結局3回連続で観て、これまでも独断と偏見で5P付けてますが、やっぱり今回も満点とします。
荒野に立つ

荒野に立つ

阿佐ヶ谷スパイダース

シアタートラム(東京都)

2011/07/14 (木) ~ 2011/07/31 (日)公演終了

満足度★★★★

散らばらない感覚
冒頭から暫くは、
ただ刹那を追うような感覚でしたが
目をそらさせない質量のようなものが舞台にあって
終演時には「今」の風景に包まれておりました。

ネタバレBOX

父が茶の間に荒野を観るシーンがとても印象的。

そこから、舞台に綴られたいろんなシーンが
すっとリアリティをもって立ちあがってくるような感じがあって。

作り手の質感の作り方と
それを支える役者たちのお芝居の精緻さに
しっかりと捉えられました。

TRAIN-TRAIN

TRAIN-TRAIN

LEMON LIVE

駅前劇場(東京都)

2011/07/16 (土) ~ 2011/07/27 (水)公演終了

満足度★★★★

BOYSバージョン楽しかった!!!
ベテランのみなさまの匠な演技を楽しみました。席は右ブロックでした。
ほとんど笑いっぱなしなんですが、最後少しホロリとしました。途中まで筋が読めるし、最後がどうなるかもなんとなくわかるのですが、ウェディングタウンに着いてからの4人の乗客の行動は予想外でした。えーーーーーーっなにそれーー、ウェディングタウンにもそれ売っているとこあるの?って笑いました。
楽しかったです。右ブロックだったので、正面からも観てみたいです。行ける日があれば・・

【公演終了!次回公演は12月!!ザムザ阿佐谷!!】鋼鉄の処女

【公演終了!次回公演は12月!!ザムザ阿佐谷!!】鋼鉄の処女

劇団鋼鉄村松

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/07/22 (金) ~ 2011/07/24 (日)公演終了

満足度★★

微妙な所
ジャンヌ・ダルクと青髭公の伝説を絡めて紡がれた物語。
観に行く前、どんな劇団か知らなかったものでがっつり古典を想像してしまったのが間違い。

キメる所はちゃんとキメてるが、ほぼ全体的に、コメディ。
想像と現実のギャップに戸惑ったのは私の個人的な話。

だが、どうにも違和感。
作品全体にB級映画的良さをとても感じる。
役者も力を尽くしている。

ように思える。

のだが、どこかひっかかるのは、
「ひょっとしたらB級を狙ってるのかしら」
という考え。
狙ってるのだとしたら、作りが、演技が、粗い。
「学芸会みたいだった」と感想書いてる方がいたが、
それも一理ある。

全力の芝居だったらとても好感が持てる。
あのラインを狙って作っているなら、作りこみが足りない。

ただ、そこの所がどうにも読めない。
読めないし、演技についても、
観始めは距離感やコミュニケーションが半ば崩壊しかかっている所も多い台詞のやりとりにげんなりしてくるんだが、
芝居が進むにつれ、慣れてくると、
「面白いんじゃないか」
と思ってしまう。
だから、なんだか不思議な感覚。
しまいにはちょっと感動して涙ぐんじゃったりもしちゃう自分がいる。

ジャンヌ・ダルクの物語だから、ってのも一つにはある。
芝居を観る傍ら、脳内ではリュック・ベッソン監督の『ジャンヌ・ダルク』が再生されていた。
涙ぐんだのも、ひょっとしたらこれが原因かもしれない。
芝居に涙をそそられたのか、
はたまた単なる思い出し泣きなのか。

だから、非常に、不思議な気持ち。
なんとも言えない。

以下はネタばれとなります。

ネタバレBOX

ただ言えるのは、本が面白かった。

ジャンヌ・ダルクと青髭公の絡み。
そして、ジャンヌの人物設定と、それを支えるもう一人の存在。
これは純粋に面白い。

そして演出の発想。
戦いの場面をまるごとゲーム感覚で料理する、ってのはなかなか面白い。
基調としてスクウェアの名作『ファイナルファンタジー タクティクス』の音源を使っていたのも雰囲気に合ってよい。
そして、ゲームを思い出してまた、感慨深い思いになる。
あれ?やっぱり思い出し泣きか…?
話がそれたが、合戦シーン。
アイデアは良かったが、もっと面白い見せ方があるような気もする。

そして気になったのはやはり台詞の距離感。
良く通る声、といえば聞こえはいいが、
もっと違う音で聞きたかった台詞がいくつもある。
距離感出さないように、という演出方向だったにしてもそうでなかったにしても、
まだ芝居を練る余地は十二分にあるように思えた。


ただ、色々疑問点があるのだが、
最終的に、
感動していた自分がいたのは確かである。
ジャンクパイレーツ

ジャンクパイレーツ

YANKEE STADIUM 20XX

シアターサンモール(東京都)

2011/07/16 (土) ~ 2011/07/24 (日)公演終了

満足度★★★★

集大成
相変わらずの、楽しませて長さを感じさせない舞台でした。 ただ、今回初の試みというのがなかったのが残念でした。 シンプロジェクトに期待です。

ダンスがみたい!13

ダンスがみたい!13

「ダンスがみたい!」実行委員会

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2011/07/19 (火) ~ 2011/08/03 (水)公演終了

満足度★★★

CORVUS 柴崎正道
両者とも特徴的ではあるが長さを感じてしまった。作品の良しあしよりも、持ち時間とのミスマッチだろう。少人数での50分で単発公演は厳しかろう。 CORVUS:オイリュトミー。何かが張り詰め通しの印象、絶対音楽が多かったからかな。  柴崎正道:メトロノームの音に合わせ、5段階で徐々に速くする。

ひかりをあててしぼる

ひかりをあててしぼる

坂牧良太舞台作品

スタジオモモンガ(東京都)

2011/07/22 (金) ~ 2011/07/29 (金)公演終了

満足度★★★★★

無題59
江戸川橋から神楽坂、飯田橋と歩きました。神楽坂はお祭り、浴衣姿の女性。会場は普通のビル(少々古い作りです)。7階まで上がって外階段で待ちます。遠くを見やるとスカイツリー。入場すると靴を脱ぎます。マンションの一室という設定です。もともとはオフィスとして使用されていたと思いますが、床はフローリングになっていて、下手にソファ、上手にはテーブルと椅子。正面に家具がひとつ。いつものことですが、お話についてなにも知らずに観劇。佐藤さんをみるために出かけてきたようなものです。ところが「夫役」の萩野さん、本気でいやになるくらい上手い、いや、5人の役者さん、どなたも。

期間を修正しました 「~7/22」→「~7/29」。受付前から外階段に並んでいるので早めに上階へ。

座席は最前列が座布団(脚が痺れます...)、2-3列目が椅子。部屋の両側(ソファとテーブル)、中央の通路(玄関へ通じるという設定)も使いますので、できるだけ中央がいいと思います。

ネタバレBOX

チラシに「実際にあった殺人事件」、配られた資料「10年前に渋谷の高層マンション」「犯人の女K」。ということは、私以外のお客さんは、殺人が行われるということを知っていたんでしょうね。ただ、10年前の事件って「外資系投資会社」の事件は2006年、「K」も符号しているけど別件でしょうか?

映画のときも思いましたが、主演の佐藤さん、鬼気迫った演技。萩野さんの目つきにも寒々としたものを感じましたが、負けてはいません。この2人がますます歪な関係を露わにする一方、弟、後輩、友人の3人は良識的な位置づけ。みていてこの3人に共感しながらも、2人の間の真剣での斬りあいのようなやりとりから目が離せません。

最後、手を赤く染めて戻ってきたとき、渋谷の事件のことを思い出しました。

突発公演 Calc

突発公演 Calc

劇団芝生

北池袋 新生館シアター(東京都)

2011/07/22 (金) ~ 2011/07/24 (日)公演終了

観劇。
今回は、約30分のショートストーリー二本立てという内容だったので、ちょっと物足りなさも感じてしまいました。
機会があれば、作者の世界観に存分に浸れるような”長編作品”も観てみたい。

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