玄朴と長英 公演情報 ピーチャム・カンパニー「玄朴と長英」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    瞬間やられたー!
    着席して顔を上げると場内案内をしている八重柏さんがいて、その瞬間にやられたーと思いました。

    ネタバレBOX

    会場にはソファーとテーブルが置かれていてムムッ。そして会場にいる洋服姿の八重柏さんを見て、幕末を現代で表現するのかと斬新さに驚きました。

    訪ねてきた長英はノーネクタイで着崩したスーツ姿、玄朴は家にいてもきっちりしているのか上着を脱いだスーツ姿でした。

    長英は結構身分に関して差別的な思想の持ち主で、玄朴も西洋の平等思想を知った割には体制を壊すことには躊躇していましたが、当時の人の大勢はそうだったのでしょう。

    長英の本音は金を借りること、激しい議論の最中にふっと上の空になるのが愉快でした。玄朴は、江戸の人のため、そして自分の生活を守るために長英との接触の証拠を残したくなく、きっぱりと長英の無心を断りました。

    長英が刀を差していることを説明する言葉が途中ありましたが、現代の様式で表現するなら別に不要じゃないかと思いました。

    ところで、二人芝居は常にしゃべりまくる宿命があるのでしょうか。いつも感じます。静の時間があればなと思います。玄朴の奥方が心配してふすまの向こう側まで来ていました。会話もありました。それならば具体的に奥方も登場させ三人芝居にした方が、動と静のメリハリが付くのではないかと思いました。

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    2011/07/24 10:10

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