最新の観てきた!クチコミ一覧

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刀剣乱舞

刀剣乱舞

舞台『刀剣乱舞』製作委員会

日本青年館ホール(東京都)

2025/07/06 (日) ~ 2025/07/21 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

士伝めちゃくちゃ面白かったー!現地で観られて良かった…
下尾さんの長曽祢虎徹カッコよかったよ

歌舞伎 『刀剣乱舞』「東鑑雪魔縁」「大喜利所作事舞競花刀剣男士」

歌舞伎 『刀剣乱舞』「東鑑雪魔縁」「大喜利所作事舞競花刀剣男士」

新作歌舞伎『刀剣乱舞』製作委員会

新橋演舞場(東京都)

2025/07/05 (土) ~ 2025/07/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とうかぶ5500円でこんな盛り沢山お見せ頂いていいの…?
本編の後にあんなお楽しみがあるなんて知らなかった!楽しいなぁ!
殺陣の迫力はやっぱ刀ステだけど(そりゃそう)舞が指先まで美しくて本物感やばかった(当然)見惚れちゃったな。
時間遡行軍もいっぱいいたw

結局コラボ弁当も食べて、イヤホンガイドも借りて(ステ三日月宗近登場してびっくり)、めちゃくちゃ満喫しちゃった!
刀ステは刀剣男士目線だけど、歌舞伎は歴史上人物に焦点を当ててるんだね。
実朝について予習してったから史実が理解できて良かった(歴史苦手)

SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE

SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE

LIVE FORWARD

IMM THEATER(東京都)

2025/08/01 (金) ~ 2025/08/11 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

マキノノゾミさん脚本、白井晃さん演出で、生バンドと神野美伽さんのジャジーな歌声で笠置シヅ子の生涯を描いた作品。劇場を今は亡き日劇に見立てた演出が秀逸でした!
ピアノ、ギター、ドラム、ホーンの生演奏が素晴らしくて、何よりASA-CHANG の生ドラムが聴けて感激!
笠置さんの若い頃を中心に描いてるので、正直若々しさ不足を感じる場面もあったけどお歌はさすが。
初演の東京公演がコロナで中止になってしまい6年ぶりに公演が実現したとのことなので、6年前の神野さんでも観てみたかったな…

ライバルは自分自身ANNEX

ライバルは自分自身ANNEX

宝石のエメラルド座

ザ・スズナリ(東京都)

2025/08/22 (金) ~ 2025/08/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

冒頭からナンセンスな言葉の応酬に終始満員の客席は笑いに包まれてて、私も最前列でずっと笑ってた!
池谷のぶえさん芝居が上手すぎだし、大堀さんの悲哀の弾き語りで爆笑!
90分間日常を忘れて心から楽しかった!
これだから観劇はやめられないな

絢爛とか爛漫とか

絢爛とか爛漫とか

ネル童会議

新宿シアタートップス(東京都)

2025/09/11 (木) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

昭和初期を舞台とした物書き4人の群像劇。春夏秋冬の季節の流れと共に変わっていく夢や情熱や関係性。欄間のある和室、縁側の向こうには庭とそこに舞う桜や雪が美しくて、若かりし日の衝動を思い出させてくれるような素敵な作品でした
俳優陣の熱演も素敵だった!

ドードーが落下する

ドードーが落下する

劇団た組

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2025/01/10 (金) ~ 2025/01/19 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★★

これは、すごい。後半ずっと涙が止まらなかった。俳優の芝居すごい特に夏目役の平原テツさんすごい。場面展開やセットの使い方、終始言葉の応酬で平易なワードしか使ってないのにこんなに心に響くのすごい。

受付/六月の電話

受付/六月の電話

演劇ユニット茶話会

Paperback Studio(東京都)

2025/09/19 (金) ~ 2025/09/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

作品の良さと役者さんの素晴らしい演技面白いです

よく喋るマダム達は、パクチーより食えない

よく喋るマダム達は、パクチーより食えない

東京ストーリーテラー

萬劇場(東京都)

2025/09/18 (木) ~ 2025/09/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/09/20 (土)

途中休憩を挟んで上演時間2時間30分との事だったが、テンポよく話が進むため、長尺さを
感じなかった。ストーリーもよく練られていて、金欠のため仕方なく仕事を引き受けた探偵
コンビが、依頼人であるマダム達に振り回されながらも皆で力を合わせて事件を解決に導く
さまは見事で、心温まるラストに思わず感動してしまった。
なんだかんだいいながらも優しさ溢れるマダム達であったが、図々しさも程よく持ち合わせて
おり(笑)何だか元気をもらった気がする。
続編の再演希望。【AB鑑賞】

草創記「金鶏 一番花」

草創記「金鶏 一番花」

あやめ十八番

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2025/09/20 (土) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初日に、彗星と満月を梯子しました。
あやめ十八番さんは、総合芸術としてもエンタメとしても、とても総合点の高い団体だと思ってますが。
今作も、ほんと面白かった。
後日譚にあたる前作は、陽性で色々と派手めな要素が多いショウ的な面もあったのですが。
今作は、物語と役者の力を信じて組み立てられたストレート要素が強いかも。
色んな要素が対称的に、対照的に、見事に奏でられて。
色んな感情を揺さぶられて、最後は“生きる”ことの”ままならさ”に、感動したのかはわからないけど、涙が止まらなくなった。

爆烈忠臣蔵~桜吹雪THUNDERSTRUCK

爆烈忠臣蔵~桜吹雪THUNDERSTRUCK

ヴィレッヂ/劇団☆新感線

まつもと市民芸術館 主ホール(長野県)

2025/09/19 (金) ~ 2025/09/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

9/20観劇

草創記「金鶏 一番花」

草創記「金鶏 一番花」

あやめ十八番

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2025/09/20 (土) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/09/20 (土) 18:30

満月を観劇。
舞台美術の構成と話の展開が良かった。
金子さんの芝居に見惚れた。
中野さんの表情、仕草には癒された。

桜の園、あるいは林檎の園

桜の園、あるいは林檎の園

劇団Q+

小劇場 楽園(東京都)

2025/09/13 (土) ~ 2025/09/15 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

鑑賞日2025/09/14 (日) 17:30

価格3,500円

09月14日〈日〉17:30公演を観劇
:
蔵王を望む山の麓に広がるのが、三倉りんご園。
その広大なリンゴ畑には、国光という品種のりんごが育てられている。
しかし国光は、後発のフジなどに比べると、少々固くてすっぱい。
新品種のりんごが市場に出回ると、国光はまったく売れなくなり、
三倉りんご園の経営は追い詰められていく…。

個々の役者の方々はみなお上手で、すばらしいのですが…
脚本そのものにメリハリがありません。
さまざまな登場人物が現れては、いろいろと台詞を述べ、
話の本筋が見えないまま、ダラダラと進んでいきます。

劇終了後の満腹感…をまったく感じない作品でした。

VIVID

VIVID

Loneliness of the butterfly

イズモギャラリー(東京都)

2025/09/19 (金) ~ 2025/09/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

当初の観劇日の都合が合わなくなり、振替等いただき、ありがとうございました。

ネタバレBOX

蛇に食べられそうなところを救われ、飼われることになった蛙とその世話をする人間のお話。人間の方が名前も姿もなく、観客がイメージする。蛙の一方的な片思いなのですが、最後は身を挺して人間を守る姿に心を打たれました。岩澤繭さんの65分一人芝居で、蛙の心の代弁and1人語りは面白かったです。また、会場が狭いので、とても臨場感がありました。あれだけの芝居を難なく一人でやってしまう岩澤さんはすごいですね。
すきだった、うた

すきだった、うた

空晴

OFF OFFシアター(東京都)

2025/09/19 (金) ~ 2025/09/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/09/20 (土) 17:00

100分。休憩なし。

受付/六月の電話

受付/六月の電話

演劇ユニット茶話会

Paperback Studio(東京都)

2025/09/19 (金) ~ 2025/09/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

最高でした。すばらしい演技で大満足です。別役実さんの作品ということもありますが、作品のよさを役者さんが120%引き出していました。すばらしい劇団にまた1つ出会えたというのが正直な感想です。あと、劇場というかスタジオ、めちゃくちゃ音響よくてその点でも大満足でした。最高の時間をありがとうございました。

受付/六月の電話

受付/六月の電話

演劇ユニット茶話会

Paperback Studio(東京都)

2025/09/19 (金) ~ 2025/09/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

「受付」「六月の電話」2本を上演、「受付」は☆4つ、「六月の電話」は☆5つ。総合評価華4つ☆(追記9.21)

ネタバレBOX

「受付」
 別役さんが今作を書いたのは当パンによれば1980年だが、演出家は余り作家の今作執筆当時の心理状態をイメージすることができなかかったのではないか? との疑念が残った。実際今作で別役さんが何を描きたかったのか? については様々な解釈が存在し得るし何も私如きが感じることが正しい等という気はさらさら無い。然し今回今作をどう解釈するのか? という点で結論を出していないような気がしたのも確かなことなのである。表層だけ観れば精神科を受診しようと訪れた45歳の既婚子供4人の会計事務所勤務のサラリーマンが、受付の女性に、募金、アイバンク登録、献体等々を押し付けられてゆく不条理な喜劇と取ることができよう。然し、別役氏の意図はそんなに単純なものだったのだろうか? 受付嬢の台詞の大多数は、このビル内に存在すると彼女が主張する37もの各種団体の受付との電話内容なのだが、この内容をからかいたかったのか? だとすれば何故? 何故このような形で? 等様々な疑問が生じる。
 また、何年もの間、机上に置く筆立ての位置に迷い、他の事に手を付けられない程の状態を続けている彼女の心理状態は何を反映しているのか? といった疑問である。下らないこと、余りに些末的で解決する気なら自分で少し細工して机の引き出しに入れるとかどうしても机上と関連付けておきたいのであれば筆立て自体を嵌め込めるような容器を作りその容器が取付金具で机に取り付けられ自由に動かすことが出来るようにすれば済むこと。或いは小型で平たい筆記具用の皿型の物を用意し、邪魔にならない場所に置けばよいだけの話で何年もバカバカしい些末事項に拘る等愚の骨頂である。
 以上のようなことを茶化したというのであればそれが何故か? を考えて演出をしたとは考えにくい。また受付嬢役の女優さんが台詞をやたら噛んだのも残念。
「六月の電話」1995年作(当パンより)
 今作で重要なアイテムは板奥の衣文掛けに掛けられたウェディングドレス。此処に現在住む女が20年前の今日結婚式場の控えで着ていたものである。して当日新郎は式場に現れなかった。以来20年、彼女は誰もいない空間に「あなた」と呼びかけ続けている。時折掛かって来る電話に応対することが彼女の現在の仕事であり、寄る辺なく何のあても無い彼女は自分で決めた日課をその時刻が訪れると果たすことで時間をうっちゃっている。今日もそのような日をいつも通り過ごしていた彼女の下をアリバイを証明することが自分の仕事だと称する男が訊ねて来た。依頼人も不明、非依頼者の個人情報も不明、唯彼が仕事を果たす為の最低限の情報とアリバイを客観的に示すことができるよう、カメラや当日の新聞というアイテムを引っ提げて。必要最小限の情報とは、アリバイ照明が必要となると思われる者の住所であった。住所は確かに彼女の実際住んでいるこの場所であり、危害を加えるそぶりもなければ、非紳士的態度でもなく、唯水が飲みたい、とか彼女の残した食べ物を食べても良いか? 等の質問をすること位で害は一切ない。但し依頼者の指定した時刻迄は被依頼者のアリバイを証明する為、被依頼者と一緒の場に居て被依頼者がずっとアリバイ証言者に証言して貰える状態であったことを保証しなければならない。これが、この話の要点であり、話が進むに連れて依頼者の目途と何故このような依頼が行われたか、その背景が明らかになってくる。
 その背景とは1970年代初頭には既に瓦解していた所謂世界の展望を形成する視座が、時代の反進歩勢力によって益々混迷の度合いを増し遂には消滅するに至る過程で起こった進歩派同士の内ゲバであった。進歩派の理論的指導者の多くが実際の社会経験に乏しい若者達であり旧支配体制を維持する勢力に対する有効で決定的な闘争指針を打ち立てきれず、而も今迄主張して来た論理との整合性を保つ為に更に論理を先鋭化させる以外の道を持たなかったが故の近親者同士のぶつかり合いが起こっていた。この辺りの指導部のメンタリティーや焦燥の結果を垣間見させる独特の雰囲気を持った作品である。

「タクボク~雲は旅のミチヅレ~」

「タクボク~雲は旅のミチヅレ~」

江戸糸あやつり人形 結城座

ザムザ阿佐谷(東京都)

2025/09/18 (木) ~ 2025/09/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

 江戸糸操り人形劇団、結城座旗揚げ390周年記念公演の第二弾は「雲は天才である」も書いた石川啄木が代用教員を務めた頃の話として紡がれた。(追記9.21)

ネタバレBOX


 物語冒頭、人形劇上演の為に人形を詰めたバッグを提げ、小道具等をポケット一杯に詰め込んだ団員一同が興行する街、劇場を求めて彷徨い歩く模様が描かれる。とある街で彼らはぽっかり口を開けた穴を見付けた。何やら興味を惹かれ中に入ると階段が付いており底迄降りることができた。底に降り立ち中を歩いていると1冊のノートが落ちていた。拾い上げて読んでみると石川一(はじめ)と書いてあり団員の一人が啄木のことではないか? とあたりを付けた。どうやらここは啄木が代用教員として児童たちに教えた学校のようだ。啄木が雲に拘ったようにこの穴の底に青空が現れたり壁面に現れたりして其処を様々な形の雲が過ってゆく。子供たちが歌っている歌は児童たちが自由に闊達に自然と戯れ、その想像力を広げると同時に自然の持つ多様性や豊かさ、推移や時に厳しさから様々なことを学べるよう詩人・啄木が願いを歌詞にした作品であったが、頭の固い校長やその奥さん、校長にべったりの教頭らは猛反対“正式な許可も無しに校歌を歌わせるとはけしからん”と難癖を付けてきた。こんな状況にもへこたれず、一先生は、児童たちを森に連れて行き課外授業を行った。これも“とんでもない”として校長たちは授業を潰す為に森に入って行った。
 丁度、同じ頃劇団員がバッグに入れた人形が紛失していることに気付いた。八百屋お七の人形である。大切なヒロインの人形が何者かに盗まれたと判断した劇団員たちは人形捜索に当たると同時に失せ物、失踪者等の困りごとを解決する、と銘打つ探偵に操作を依頼。探偵も森に入り、犯人を特定した。
 ところで森には橘が群生する場所があり、この橘の群生は得も言われぬ芳香を発していたが、人がこの匂いを嗅ぐと睡魔に襲われ眠り込んでしまうと伝えられ八百屋お七の人形を何者かに奪われそれを探しに来ていた劇団員たちは息を止めて森から脱出、一先生や児童たちも校長らの追跡から逃れていたが、深追いした校長らは芳香に絡め捕られ眠り込んでしまった。眠りから覚めた校長たちの言動はその後どうなったか? 盗まれたお七の人形は? 人形を盗んだ犯人と犯人を突き止めた探偵の決着は? それらは観てのお愉しみだ。
不在の彼らはそこにいる

不在の彼らはそこにいる

MAO WORKS

高田馬場ラビネスト(東京都)

2025/09/19 (金) ~ 2025/09/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/20 (土) 14:00

85分。休憩なし。

水鏡の真実 -御泉花守探偵の事件録 FINAL-

水鏡の真実 -御泉花守探偵の事件録 FINAL-

はらみか×渡邉ひかるプロデュース

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2025/09/19 (金) ~ 2025/09/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

#朗読水鏡2
朗読劇だが、観(魅)せることを意識した演出によってミステリー色を際立たせる。説明にある私立探偵の御泉花守真実を主人公にした推理劇。タイトルにある「水鏡」が肝。
早々、犯人が誰だか解かっては面白くない。その工夫として、登場する10人は、デザインは違うが皆 白地の衣装。外見的な特徴で犯人を捜すのではなく、論理的な展開で考え 楽しませる。ちなみに ピアノ演奏者(塩原奈緒サン)だけは黒地の衣装で昏い空間の中に溶け込んでいる。

朗読という聴かせるだけではなく、音響/音楽といった技術で情景を豊かに紡ぐ。波や風の音、それによってホタル島の風景が目に浮かぶよう。また照明は、いろいろな色彩を白地の衣装へ照射することによって雰囲気を変える。特に心情と時間(黄昏など)を抒情的に表している。この聴くと観(魅)せる演出が実に巧い。またピアノの生演奏が台詞に被らず、むしろ心地良い効果を発揮していた。全体的に繊細で上質感溢れる公演だ。
(上演時間1時間30分 休憩なし) 千穐楽後に追記済

ネタバレBOX

舞台美術は、素舞台で下手にピアノ演奏スペース。後景は白い壁で、キャスト陣の白地の衣裳と同色で統一感を出す。同時に照明効果でシルエットを映し 怪しげな雰囲気を醸し出す。キャストは台本を持ち、場景に応じて動き回り、出捌けする。

説明から、11月 探偵の御泉花守真実と助手の神聖崇極麗、情報屋の田中は、若狭湾に浮かぶホタル島に来た。船酔いした田中の介抱を漁師の酒那徹に任せ、真実と極麗が向かったのは民宿「泊輝荘」。2人の来訪を受け、主人の泊輝挙流と妻の陽子の表情はこわばる。一方、警視庁捜査一課の安浦吉之丞と主婦の都香丸子も島を目指していた。真実が話し始めたのは、1年前、妻の優香と氷龍祥が出会った日のこと。
話は、探偵側と民宿側の双方に関係する者のデスマスクがインターネット オークションに出品されていること。しかし 死ぬことが前もって分からなければデスマスクは作製できない。その謎解きは…。

物語は3年前と1年前という時間軸、そして事故と事件という違いのあるコトを関連付けて描く。内容はミステリーなので 犯人と謎解きは伏せておく。ミステリー小説でよく言われる本格派か社会派なのか。どんでん返しや驚かせる展開の本格派、一方 何らかの(社会的な)問題意識を絡めた社会派、ということを考えたら、朗読劇はその両方を兼ね備えていると思う。本格派ミステリーはそのトリック等が重要で人物造形は二の次なのだから。

公演は 意外な人物が犯人であるが、その犯人をあぶり出していく論理展開の面白さ、そして夫々の登場人物をキャストが感情を込めて立ち上げる(朗読する)ことによって血が通う。そんな味わいのある公演。
次回公演も楽しみにしております。
「タクボク~雲は旅のミチヅレ~」

「タクボク~雲は旅のミチヅレ~」

江戸糸あやつり人形 結城座

ザムザ阿佐谷(東京都)

2025/09/18 (木) ~ 2025/09/23 (火)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

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