劇団鹿殺し Shoulderpads 凱旋公演+abnormals 3作同時上演 公演情報 劇団鹿殺し「劇団鹿殺し Shoulderpads 凱旋公演+abnormals 3作同時上演」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

     Japanese Versionを拝見。華4つ☆ 

    ネタバレBOX

     エディンバラ凱旋公演3作品の1つ。「銀河鉄道の夜」をベースに紡がれているが、目玉は、オープニングシーン以外、男性は総て2shoulderpadsを衣装として纏い演じることだ。銀河鉄道内部は椅子が客席として用いられるものの、基本的にはフラットである。ホリゾントには天井からガラス玉が吊り下げられ諸星を表している。照明の加減で星の煌めきを幻想的に表し歌や音響効果を伴って詩的雰囲気を醸成する。
     授業風景等も出てくるが教師役が肩から斜めに掛けた電飾が銀河を表すなど小道具の工夫が可愛らしい。
     クライマックスは無論、ジョバンニとカムパネルラが銀河鉄道に乗って旅をする道中にあるが、終盤カムパネルラに助けられたザネリが恰も自分は泳げたんだが云々の言い訳をしている際、クラスメートからカムパネルラが飛び込んで押してくれたから助かった、との突っ込みを入れられるシーンでカムパネルラの父が、川に落ちてから45分が経ちました以下の台詞を淡々と述べる下りは、研究者としての客観的な物言い故に更に深く胸を撃つ。 
     我ら宇宙の塵に過ぎない存在が銀河を翔け、宇宙の広大無辺と交わりながらその儚い命を燃やす姿と我らの暮らす天の川銀河の対比が感じられる点がグー。

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    2025/12/03 11:37

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