最新の観てきた!クチコミ一覧

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ロミオやらジュリエットやら

ロミオやらジュリエットやら

てらりすと

下北沢GARDEN(東京都)

2011/07/09 (土) ~ 2011/07/09 (土)公演終了

満足度★★★★

楽しかったァ
「新説」一人ミュージカルと「現代アレンジ(?)」二人芝居のロミジュリのカップリング、楽しかったァ。
生のホーンセクションを起用しての前作と趣を異にする楽曲群もイイ。

ぺタルとフーガル

ぺタルとフーガル

熱帯

駅前劇場(東京都)

2011/07/07 (木) ~ 2011/07/11 (月)公演終了

満足度★★★

気分は自分もバンコック
海外ツアーの添乗員たちを中心とした「内幕もの系」。
若干デフォルメされた人物(や出来事)もいるが写実的な装置も相俟って適度なリアリティがあり「気分は自分もバンコック」。

MOON-鬼が棲む森-

MOON-鬼が棲む森-

劇団SAKURA前戦

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2011/09/09 (金) ~ 2011/09/12 (月)公演終了

満足度★★★★

意外にも面白い
初見だったが、想像に反して(?)十分に楽しめたし、面白かった。笑いもあり、涙もありで、エンターテインメントとしてしっかり完成している(全体的にはいいが、部分的にはもう少し洗練させて欲しい部分もあったが・・・)。非日常の世界に引き込むだけのパワーはある。福岡から東京へ拠点を移したというが、終演の挨拶でそれが亀有といっていた。そこでの近所付き合いの話とかを暴露した、由良役の女優さんが好感度をアップ。ぜひ、東京で頑張って欲しいと思う。

テノヒラサイズの人生大車輪2011

テノヒラサイズの人生大車輪2011

テノヒラサイズ

HEP HALL(大阪府)

2011/09/10 (土) ~ 2011/09/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

鉄板
この作品、初演も再演の大阪公演・東京公演と全て見てます。
なので、内容も分かってるのに、大爆笑してしまいました。
キャストがシャッフルされてるので、
毎回、新鮮な気持ちで楽しめるんですよねぇ。
まさにテノヒラサイズの鉄板ですね。

残るもの、よろしければ。

残るもの、よろしければ。

en:en

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2011/09/09 (金) ~ 2011/09/11 (日)公演終了

満足度★★★★

救われて欲しい
とある事故をきっかけに止まってしまった時間が再び、動き始める。
重い内容でしたが、凄く、見入ってしまいました。
後は、、、主人公の二人が前向きになる所も見てみたかったです。

女がつらいよ

女がつらいよ

MCR

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/09/07 (水) ~ 2011/09/11 (日)公演終了

満足度★★★★

あっけらかんとした明るさ満載
特異な状況下での恋愛でどちらかと言えば悲劇的なストーリー展開なのにネジが2〜3本外れたようにすっトボけた可笑しさとあっけらかんとした明るさ満載なのがイイ感じ。
かすかな希望をチラつかせて救いの道を残す結末も上手い。

インディとジョーンズの最初の聖戦!

インディとジョーンズの最初の聖戦!

平熱43度

ワーサルシアター(東京都)

2011/09/07 (水) ~ 2011/09/11 (日)公演終了

満足度★★★★

肩肘張らず気軽に観るのに最適
ありがちではあるが、タイトルでモロわかりのものをはじめパロディやオマージュ満載のマンガチックな冒険活劇コメディ。
キャラクター設定や転々と移る場面の見せ方などがよく出来ており、肩肘張らずに気軽に観るのに最適?

はじめてのにんげんがり

はじめてのにんげんがり

劇団桃唄309

テアトルBONBON(東京都)

2011/09/07 (水) ~ 2011/09/13 (火)公演終了

満足度★★★

3.11以降の、彼らからの、ひとつの答えかもしれない
と言うのは、深読みしすぎか。

とにかく、頭を回転させながらの観劇。
観客に、物語の「答え合わせ」的な引っ張り方以外の「面白さ」を見せてほしかった。

ネタバレBOX

カフェがある町は、どうやら人口が減っているらしい。
「側溝の掃除」「下草刈り」などということが、何度も出てくるあたりが「除染」を想起させ、ただならぬ事態が町に起こっているような気配を漂わせる。「停電」と「断水」の予測の放送も。
そして、人でない者が跋扈し、彼(ら)によって「消されて」しまうような、不気味さもある(しかも、その手を下すのは「にんげん」でなくてはならないという皮肉)。
不安感の中にあって、弟の意思を継いでカフェを出そうとする男と、それにかかわってくる人々のストーリー。
しかし、さらに時間を超えて、ドアとドアから抜け出せない男女が絡んでくる。
この設定がいまいちしっくりとこない。
なぜならば、彼らは未来へ進もうとしているようだが、ドアから抜けだそうとはしていないからだ。何度も同じドアからドアへ移動するだけ。もし、そういう境遇に陥ったならば、ドアの中にいる人たちに助けを求めたり、抜け出す方法を考えたりするのではないだろうか。
自分に出会ってしまえば、ドカン、という説明がわずかにあるのだが、それだけではどうも…。
特にカフェの男としばらく過ごすことになる女の行動が理解できないし。
あまりにもドタバタと出入りしすぎるので、回数が多すぎてストーリーのアクセントにもならないし。

そんな違和感もあり、見ている側としては、ついつい「答え合わせ」のようなものをラストに求めてしまうのだ。
しかし、「答え」は出てこない。
何がどうなっていくのか? が気になってしょうがなかった。
のだが、結局、きちんとした説明はない。
もちろんそれは「アリ」なのだが、であれば、そういう「設定」や「辻褄」探しではないところに、物語の面白さを見出せるようにしてほしい。
つまり、いろいろ引っ張るだけ引っ張っておいて、放り出された感覚なのだ。

物語自体が、そういう「設定」以上に「何か」を感じ取れるのであれば、そういう投げ出され方に対しても納得できたと思う。

そうではなく、しつこい繰り返しが、延々続くように見えてしまい、その「繰り返し」に面白さが乗っかってこなかったような気がしている。
登場人物たちの出入りがあまりにも、毎回同じなので、いささか飽きてくるのだ。
「しつこい繰り返し」に意味があるように見せ、「なるほど」と思わせてほしかったということだ(なぜそうなったか、という説明はないとしても)。
「不安さ」も増長することもあまりないし。

このストーリーで唯一、いい感じだと思ったのは、ラストだ。
カフェを継いだ男が、初めて弟がやろうと思っていたカフェを訪れるシーン。

それは、話の中盤で、男が弟の彼女だった女にプレゼントを贈り、自分の気持ちを伝えようとするのだが、結局きちんと渡せなかった。
時間を行き来する女が、それを知り、きちんと渡そうとして、再度プレゼントを持って出る、というシーンとつなげて考えると(未来ではプレゼントが消えてなくなり「ということは渡せたのではないか」という台詞にもつながっていく)、カフェを継いだ男の、「新しい物語」が、始まるのではないかという予感をさせるのだ。

つまり、舞台の上では、時間が前後しながら進行しているのだが、観客に見せる時間設定としての「最初のシーン」ではなく、「新しい最初のシーン」としてつながっていくように感じたからだ。

ここで、「除染」や「人でない者」たちが登場する、「不安な世界」を「やり直す」というような感覚がしたのだ(…結局それは無理なんだろうけれど)。
それが、不安な今への、彼らからの、ひとつの答えではないのか、と考えたのだ。
本当は未来は過去には干渉できるはずもないのだけれど、今からの未来には影響を及ぼせるという、あたりまでになってしまうと、深読みすぎになってしまうのだろうけれど(笑)。

コーヒーや紅茶の味についての台詞が多く、ずっとコーヒーのいい香りが漂っているような作品だった。
普段コーヒーなど飲まないのだが、帰りに7-11で、ついコーヒーを買ってしまった。
ロベルトの操縦

ロベルトの操縦

ヨーロッパ企画

本多劇場(東京都)

2011/09/08 (木) ~ 2011/09/18 (日)公演終了

満足度★★★★

日常。
ヨーロッパ企画の面白さは、日常的なだらだら会話の面白さである、と思う。
どんな場所、どんな環境にあったとしても、日常会話はある。
今回も、そんな作品。

ネタバレBOX

砂漠、軍隊、兵器としてのロベルトという、「非日常」的な設定。

そんな設定だけど、待機時間が長すぎて、緊張感はすでになく、だらだらキャッチボールをしていたり、コーラを飲みたかったりする人々。
の、だらだら会話。

ヨーロッパ企画は、常に「非日常」と「日常」が隣り合わせにある。
「非日常」だとしても、その「非」感は長く続けば続くほど薄れていくから。
『ボス・イン・ザ・スカイ』では、ドラゴンを捕獲しながらも、それはあくまでも仕事で、メンバーが気になっているのは、ロックフェスだったりするわけだったり、『サーフィンUSB』では、あんな酷い世界になっているのにもかかわらず、格好つけたいサーフィンだもの。

最近は、本多劇場クラスの大きな劇場が多いせいか、それに見合った設定にしているような気がする(もっとも前々回は喫茶店だったけど)。会場ありきの設定、というか。それは当然のことだし、それに見事に応えているとは思うのだが。

そういう設定は、確かに「非日常」と「日常」の対比として、とても面白くなっていくのだけれど、日常的なだらだら会話が少々薄れていくような気がしないでもない。

今回は、最初3人から始まり、徐々に舞台上の人数が増えていく設定で、誰がどういう役で、どのタイミングで出てくるのか、という楽しさはあったのだが(中盤以降の登場シーンはどれも笑った)、大人数で、責任感なくしゃべってるという、ぐだぐだした感じがもうひとつ足りなかったような気がしないでもない。
個人的には、息の合った劇団内だけでの会話のような雰囲気が好きなので、客演の人には、そこに入りにくい違和感のような設定にしたほうが、面白かったと思うのだが。

とは言え、いつものとおり、いい感じで笑わせてくれるのではあるが。
そして、ラストへの展開も「!!!」な、脱力感さえ漂うトンデモ展開なのが楽しいのだ。

兵器という設定のロベルトだが、防御には弱そう。そして、どう見ても、でかいだけのサイドカー付きのオートバイなのが可笑しい。
もんぞもんぞ

もんぞもんぞ

ジャイアント・キリング

Geki地下Liberty(東京都)

2011/09/08 (木) ~ 2011/09/12 (月)公演終了

満足度★★★★

美術すごい!
初めてのジャイアントキリング。
アンケート書けなかったのでこちらに。

若い女の子が沢山でしたね。
確かにそのコ達目当てで来ている方々の
雰囲気を感じ取ってしまいました、、、。

もったいないなぁ。と思う所が多々。
話しに入り込もうとすると、
何らかのことでふと距離を感じてしまう。

個人的には勉強になりました。

お話はまるで小説みたいでしたね。
台本を読みたくなりました。

舞台美術はとっても現実味があって
いい仕事されてるなと、開演までの時間は観察しまくってました。

わたしは背がひくいので
客席の位置によって全く舞台が見えなくなってしまったのが
とっても残念でした。

あの座席だと演技の仕方も大変だなと思いました。
改装後初めての劇場だったのですが
前より天井が高くなっててとってもよかった。

仕込んでいこう!~新宿編~

仕込んでいこう!~新宿編~

円盤ライダー

SPACE107(東京都)

2011/09/06 (火) ~ 2011/09/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

さすが!!
キタムラ演出!!って感じの音と映像。
3月に同タイトルの作品を観ましたが、同じ脚本なハズなのに演出家が変わっただけでこれだけ違う印象に!!と。
終盤に向けての笑いの要素とカテコの演出はとってもポップで楽しかったぁ♪
キャラの濃いキャストが多い作品でしたが、それぞれの個性がぶつかることもなくて。
ホントにおもしろくて最初から最後まで笑いっぱなしの100分間!!
もう1回観たかった!!

父と暮せば

父と暮せば

こまつ座

電力ホール(宮城県)

2011/08/26 (金) ~ 2011/08/26 (金)公演終了

満足度★★★★★

父と娘の4日間
お互いの会話から背景が明らかになる過程で、娘は相反する気持ちにどう向き合うのか?
内容は重いけれど、笑いもある充実の1時間20分でした。

めろす

めろす

チェリーブロッサムハイスクール

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/09/10 (土) ~ 2011/09/14 (水)公演終了

満足度★★★★

全力投球!
10回記念公演と銘打つだけあって気合の入り方が違う。役者が全力投球している姿はなによりも感動的。走るめろすを堪能した。

作風は前回の作品とは大きく変わって、メタフィジカル的な芝居。劇団員だけで新しいものに挑戦していこうという姿勢も好感がもてる。ともかく気持ちいい作品だ。

かもめ

かもめ

第七劇場

シアタートラム(東京都)

2011/09/08 (木) ~ 2011/09/11 (日)公演終了

満足度★★★

前衛的な「かもめ」
「かもめ」自体、読んだことも、また上演を観たのも、大分前のことで、
記憶もかなりあやふやになっているが、公演時間が70分と言うのは、
それにしても短いんだけどなあ、と思いつつ会場へ。

ネタバレBOX

会場に入ると、白い衣装の女性4人がすでに舞台に立っていて、
なにやら時々、「77」とか、二桁の数字をつぶやきながら、
舞台上を静かに動いている。

舞台上は基本的に無機質の雰囲気で、白い質素なテーブルがあって、
その上に「かもめ」(の剥製)がいる…正確には上から吊り下げられていて、
テーブルから浮いている、という感じ。

椅子は、地味だが見た目の悪くない木製のものが十数個置かれている。
彼女達の中にはこの椅子に座っている者もいるし、
また、やはり上から吊り下げられたブランコに座っている者もいる。

開演前の注意やブザーが鳴り、相変わらずこういう雰囲気なので、
始まったのかどうかイマイチはっきりしないまま。

しかしここに、男が1人入ってきて、雰囲気が変わる。
ところが、この会話は「女性患者と男性精神科医」というもので、
つまりは、女性は精神病患者、
ここは精神病院という設定であることが分かる。

その後、舞台奥に、ロシア風の衣装の人物達も現れ、そして彼らも芝居に加わって、一応「かもめ」らしくなる。

しかし、前衛的雰囲気は変わらず、オペラの重唱のように、
数人が同時にしゃべりだしたり…もちろん、台詞はほとんど聞き取れない。

音楽は、ストラヴィンスキー「春の祭典」の
ゆっくりした部分が使われたり、
また、いかにも前衛演劇特有の効果音が使われたりで、
こちらも前衛的性格を一層際立たせていた。

で、例えば、コカを精製して、より作用の強いコカインを作ったり、
というのと少々似ているかな、という気がした。
つまりは、前衛的手法によって、これまで「物語」というオブラートの中に包まれていたものが、明瞭にされてしまう、ということ。

そうなると、あとは、観る者の嗜好の問題、つまり、
こういう結果を好むか好まないかで、評価が分かれてしまう気がする。

私個人としては、骨格を明確に示してしまうより、
肉も脂肪も皮膚もあった方が良いと思うタイプなのと、
もう1つは、「精神病院」という手法自体、決して新しいものでは無いし、
一時期流行った、芸術・芸術家を「なんでも精神病」にしてしまい、
それで、芸術の本質を解説できたとする風潮に
疑問を感じていたこともあるので、
まあ「私の好みではない」というところです。

もちろん、役者も(冒頭台詞の聞き取りにくい人はいたが)
良い水準の人たちと思うし、
(全体の中での位置づけという点では多少しっくりこなかったが)
舞台奥の枯れ木のある部分に雪が降る場面は
とても美しいシーンであった。
めろす

めろす

チェリーブロッサムハイスクール

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/09/10 (土) ~ 2011/09/14 (水)公演終了

満足度★★★★★

目で追う
凄い躍動感とスピードでした。ラストには感動と、一緒に駆け抜けたかのような爽快感がありました。役者の全力にも感動。

ネタバレBOX

要所要所で笑いました。女性の馬のお尻部分(?)すごい(笑)
レジデント

レジデント

Gooday Co.

戸野廣浩司記念劇場(東京都)

2011/08/31 (水) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★

前半がもっと良ければ…
詳しいレビューも書かれているようなので、簡単に。

ネタバレBOX

女性副編集長・麻衣宅に居候してるヒモ男は、
一方で後輩女性玲子に色目を使い、何と自宅(というか麻衣宅だよね)
に招いたり(せめて上手に隠して、他の場所で会えよ、と言いたいところ)、
しかし、麻衣には「生理が無い」「更年期障害?」など、
相当ひどい言葉をぶつけ、さらには玲子に「姉です」とまで言う。
まあ、あまりに身勝手なのだが、「盗人にも三分の理」ということで言えば、
元々は、彼は親友に、友情ゆえに望みを譲ってしまった…のが発端。

これはもしかしたら、漱石の『それから』にヒントを得たのかな?
親友に好きな女性を譲ってしまう設定も同じだし、
その後、その代助は「高等遊民」を気取るし…。
(でも、ヒモ(しかも程度の悪い)にはなりませんが…)

それはともかく、この話、「片思いの連鎖」で、
バーテン→副編集長→ひも(ニート)→後輩女性⇔その夫
というような具合なのだが、正直、前半はもたもた感ありで、
ヒモ男の行状の紹介、という気もした。

しかし、終わり近くで、座席中央の通路を利用し「花道」のようにした中での
場面は秀逸でした!

ただ、最後の「指環」のシーンは??という気もした。
冒頭の伏線なのだが、唐突過ぎる感も…。
この伏線が、劇の途中でも活かせられていたら、
より面白くなっていたかもしれない。

そんなわけで、前半3P、後半5Pで、中を取って4Pとしました。
連結の子

連結の子

文学座

吉祥寺シアター(東京都)

2011/09/09 (金) ~ 2011/09/23 (金)公演終了

満足度★★★★

さすが老舗劇団、丁寧な作り込み
笑いもありつつ、重いトピックが芝居全体を貫く構成。現代社会における家族の姿を明快に描写しています。多くの観客が受け入れられるクオリティと社会性が備わった、いい芝居だと思いました。

ネタバレBOX

劇の終盤、高原家の男4人が居間に座り込み、趣味の鉄道について語るシーンが素晴らしかったです。熱い想いは伝わるようで伝わらない。そのぎちこちない会話そのものが、現代の家族の絆を象徴していました。

役者は概ねどなたも丁寧な芝居をしていましたが、個人的には保護司を演じた金沢さんの口達者でさばけた中年女ぶりが絶品でした。
東京

東京

江古田のガールズ

OFF OFFシアター(東京都)

2011/09/07 (水) ~ 2011/09/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題120
滑り込みギリギリで観劇。どうもチラシをみてなんだかなぁ~という気がしていたので決めきれず、ずるずる。

かなり早く着いてしまい階段で待っていようとしたら、受付の方から「もう少しお待ちください」と声をかけていただいたばかりではなく、暑いでしょうということでお茶までいただく。そうすることが普通であたりまえのように出てきた。

やっぱり受付というのは、最初にお客さんと目を合わせるポジションなんだから、時間前だからっといって、お客さんの前で寛いでいてよいというものではないと思うのでありました。

開場となり一番前をと思って眺める、と全席に青いビニールシート。ん?最前列に置いてあるのはどうみてもレインコート。今日は水モノだったのか?水天宮の悪夢が甦る。奥から詰めて座ってくださいという案内...なんとか端にならないようにし着席。暗い舞台、壁に映画のチラシが貼ってあります。「ブレードランナー」「猿の惑星」「メトロポリス」「スティング」。調度類には白い布がかけられていてどんなセットなのかほとんどわからず。

座席には小さな袋があり「Warning 開封厳禁 本編の途中でパフォーマーの指示が御座います。それまでは開封しないで下さい。」と書かれている。お手玉のような手触り。

おまけになぜこんなに暗いんだ。パンフもよく読めないし...などと思っていたのでした。

ネタバレBOX

開けてビックリでした。明るくなって目に入ってきたのは床一面のコーヒー豆。半端な量ではありません。正面の壁には「カサブランカ」のポスター。マスターの案内でお芝居が始まると思いきや、突然、隣に座っていた女性に話しかける。名前なんか聞いてるし。3択でショーの歌(ここで例の袋の中身、コーヒー豆を舞台上の役者に投げつける)を決めてもらうは、最後には舞台に上げて、ちょっと一仕事。謝礼は缶コーヒー1コと、役者に芝居中(寝言で)呼んでもらえること。

札幌にある「東京」というカフェ、その一晩の出来事。

東京に行ってAV女優になることから逃れてきた女、ひっそり慕う後輩の高校生、女を追うスカウトマン、動きが少ない元レーサーのタクシー運転手、怪しい人気作家、水分が大好き自殺願望の男、中性の専属シンガー、AV女優になりたかった女、そして娼婦。
癖のある登場人物たち。

床にはコーヒー豆がまき散らされ歩くたび転びそうになるし、転んでる。そんな舞台で所狭しと暴れまくるのには笑った。

自殺願望男が担いでいたクーラーボックスにはタコが入っていたんですね…活きていたのか、水を吹いたようにもみえたし。…でも、XXを隠すとき動いているようには…、タコって歯があってカニなんか食べちゃうから危ないしね。

ラストはちょっとシンミリしたけど、面白くてたまらなかった。
アンサンブルの楽しみ

アンサンブルの楽しみ

東京ミュージックアーツ

東京文化会館 小ホール(東京都)

2011/08/30 (火) ~ 2011/08/30 (火)公演終了

満足度★★★★

楽しいオペラアリアのひととき
本来は「クラシックコンサート」に分類される催しなので
ここに紹介できるかどうか、ギリギリの線かと思いますが、
第2部は、振りや、最低限の小道具・衣装など、そして解説も用意された、
オペラアリア・名曲をたっぷり聴けたので、
「オペラ振興」のためにも、紹介してみようかと思いました。

その前に、せっかくなので第1部についても簡単に。
若手奏者4人(東浦亜希子(ピアノ)、佐原敦子(ヴァイオリン)、
西村知佳子(ヴィオラ)、門脇大樹(チェロ))による
ピアノ四重奏2曲(モーツァルト:第1番ト短調K.478、
シューマン:変ホ長調Op.47)で、
技術的にはしっかりしていたと思うものの、やはり若手だけに、
理屈っぽいというか、情感がもっとあれば、とは思った。

さて、第2部は4曲のオペラの5つの場面が登場。
1曲目は「セヴェリアの理髪師」より「フィガロと伯爵の二重唱」で、
最後はステージ下まで駆け降りるほどの熱い演技を見せた。

2曲目は「薔薇の騎士」より(終幕の)「三重唱」で、
これは、オペラ好きなら聴いてみたい!と思う曲。
正直、もう少し前の場面から聞ければ、
しみじみとしたこの場面がひときわ映えるようにも思ったが、
こちらも好演であった。

3曲目は「ノルマ」より「ノルマとアダルジーザの二重唱」で、
2人の巫女の嫉妬の物語…今日の演目の中では唯一の悲劇で、
地味な曲目だが、恋と巫女という立場に悩む心情が伝わってくる曲。

実は、主催の「東京ミュージックアーツ」は、
普段でも時々このタイプのコンサートを港区・高輪のホールでやる
団体なのだが、毎年夏のこの公演は特別なものと認識されているようで、
ここまで聴いたところ、普段よりも歌手のレベルが高いように感じた。

ただ、第4曲の「こうもり」の「第二幕・乾杯~Duidu」は、
小悪魔とも言えるアデーレ役がイマイチで、軽快で楽しい感じが
もっと出れば、と思った。
ただ、世紀末的な耽美性をも感じさせる陶然とした部分は、
中々素晴らしいコーラスで、感動!

最後の第5曲は同じ「こうもり」より「第三幕・三重唱~FINALE」で、
浮気を疑われている妻とその愛人(?)が相談している弁護士は、
実は夫が変装している…しかし、そうとは知らない2人は
あれこれ正直にしゃべってしまい、「変装弁護士」も時々怒りだし、
そしてついには夫であることを明かす。
2人は一度は仰天するが、しかし、この夫も昨晩の浮気がばれていた…。
なぜばれたかというと、浮気のつもりで、変装していた自分の妻を
口説いていたから…というバカバカしい話。
まあ最後は「シャンパンのせい」ということで、
賑やかに楽しく終わるのだが。
この曲も、アデーレも良くなったし、楽しい演奏だったと思う。

それから特筆すべきは、ピアニスト兼解説役の高木由雅さんが、
演奏も素晴らしいだけでなく、解説も何も見ないで、
歌われる部分を上手に説明されるのも見ものの1つ。
経歴を見ると「二期会ピアニスト」もされている方なので、
オペラの音楽にも筋にも造詣が深いのであろう。

1年に一度、上野の文化会館小ホールでやっているので、
ご興味のある方は一度聴きに行かれると良いと思います。

ワールド・ワールド・ワールド

ワールド・ワールド・ワールド

ロ字ック

Glad(東京都)

2011/09/04 (日) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

劇団劇場のページとは別にこっちにも
男向けの雑誌のくだらないH記事は見慣れていますが、an anのセックス特集はちょっとドキドキ、そんな感じのする作品でした。この劇団はガールズトークを気前よく開放してくれる貴重な存在ですね。

11月の作品のチラシ、インパクト大!

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