
Archives of Leviathan
風琴工房
ザ・スズナリ(東京都)
2011/10/19 (水) ~ 2011/10/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
濃厚でいて後味がいい。
去年拝見した「葬送の…」にしても
とても細かく取材して
自分の考えをよくまとめたうえで
それでいて思想が偏りすぎていなくて
押しつけがましくないので
見た後にとてもすっきりした気持ちになりました。

バナ学バトル★☆熱血スポ魂秋の大運動会!!!!!
バナナ学園純情乙女組
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2011/10/26 (水) ~ 2011/11/01 (火)公演終了
満足度★★★★★
あんたらは凄いぜ!
今作が池袋演劇祭だからかもしれないが、前二作から更に激しさが増していた。もう毎度の事ながら圧倒されっぱなし!もうこれこは見ない事には始まらないだろうな!今回で初めて気がついたが、演出家・二階堂瞳子を行っている事は究極のアングラだ!そしてバナナを見てもっとも喜ぶのは故・寺山修司だろうな。

狼少年ニ星屑ヲ 総動員数773人!
おぼんろ
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2011/10/19 (水) ~ 2011/10/31 (月)公演終了
満足度★★★★★
「狼少年ニ星屑ヲ」考
仏教に「空」という概念がある。
「欠如」「諸法無我」「諸行無常」を表す考え方だそうだ。
万物は変化し続けて同じものであり続けることはないし、永遠に存在する実態なんかありはしないって話らしい。また、万物は因果によって存在するとも考えるらしい。因果とは、関係性のことである。例えば、木材を組み立てれば「家」は存在するが、バラしてしまえば「家」として存在できないということである。
翻って、芝居は、とくに、おぼんろの芝居はまさしく「空」ではないか。
空間さえあれば、成立する芝居なのでから。
豪華な装置も照明も、畢竟、音響すら必要しない。
末原拓馬という男がいさえすれば、物語が紡ぎだされ、芝居が成立する。
物質というシガラミを解脱した末原拓馬、おぼんろの芝居の在り方は、現代人の精神を救済し、活力を再注入する唯一の手段なのかも知れない。

とりつくしま
川崎市アートセンター
川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)
2011/10/18 (火) ~ 2011/10/19 (水)公演終了

南阿豆ソロ舞踏「とうもろこしが実るころ」
南阿豆
門仲天井ホール<アート・キッチン>(東京都)
2011/07/07 (木) ~ 2011/07/07 (木)公演終了
スタッフの対応について
せっかく来て頂いたのに、スタッフの配慮が全く行き届いてなかったようで、大変申し訳ありませんでした。今後このようなことのないように、行動を改め、充分な指示と行動をしていこうと思います。

インスパイア
ジェットラグ
銀座みゆき館劇場(東京都)
2011/10/07 (金) ~ 2011/10/13 (木)公演終了
満足度★★★
よく出来た脚本
『死ぬまで生きる』
良く出来た脚本だったと思います。細部までしっかり作り上げられていたように思えます。しかし舞台セットが貧弱だったこと。脚本についていってない感の演出に少々がっかり。出演者も妙なテンションだったりわざとらしかったり使える人を使えなくしているようで勿体無いと思うばかり。
訳ありな二人の従業員の顛末が劇中語られなかったが、これは観る側の想像力を掻き立て、なかなかよかったように思う。

「続々おとぎ夜話・寿」
Jungle Bell Theater
ART SPOT LADO(東京都)
2011/10/13 (木) ~ 2011/10/19 (水)公演終了
満足度★★★★
番外公演の番外的な?(笑)
童話などを民俗学的に説き明かすシリーズ、今回はストーリーそのものが民俗学的と言うより元は外国の話が翻案されて日本に定着する過程など裏話的なアプローチなのが新鮮。
また、チラリと反戦も織り込んだりして◎。

推進派
燐光群
ザ・スズナリ(東京都)
2011/06/08 (水) ~ 2011/06/19 (日)公演終了

雨
新国立劇場
新国立劇場 中劇場(東京都)
2011/06/09 (木) ~ 2011/06/29 (水)公演終了
満足度★★★★★
ことばことばことば……傑作です。
戯曲はもちろん演出もすばらしかった。また役者陣も市川亀治郎・永作博美はじめとてもよかった。それにしても、やっぱり井上ひさしは、昔の戯曲がいい。後期はお説教めいていて私はちょっと…。

ヴェニスの商人
劇団四季
自由劇場(東京都)
2011/06/05 (日) ~ 2011/06/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
平幹二朗さんはすごいですね。
あらためて、俳優の力はすごいと思わされました。申し訳ないけれど四季の役者たちとの差が際立ってしまいました。この芝居ではそれが生きたのかもしれません。平さんの芝居で星5つ。

【ご来場ありがとうございました。】甘え子ちゃん太郎
FUKAIPRODUCE羽衣
アトリエフォンテーヌ(東京都)
2011/10/20 (木) ~ 2011/10/26 (水)公演終了
満足度★★★★★
最初は不気味だった
民話話劇とあるが、とんでもない。最初は思わずのけぞってしまった。しかしこれが観ていくとついつい引き込まれてしまう。
役者さんの所作(踊り・語り・楽曲)とも見事に演じられていて、見事な出来であった。
最初は引いてしまったが、最後には思わず乗り出してみていた。
今までに見たこともない怪異な種類の演劇であった。

無事終了いたしました。ありがとうございました!【眠るまで何もしない】
タテヨコ企画
OFF OFFシアター(東京都)
2011/10/20 (木) ~ 2011/10/24 (月)公演終了
満足度★★★
愛情と友情
たとえ自分の妻が弱っていっても、必ず支えていこうという気持ちになりました。
つらいときにも自分を支えてくれる友人・知人もとても大切な存在ですね。

狼少年ニ星屑ヲ 総動員数773人!
おぼんろ
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2011/10/19 (水) ~ 2011/10/31 (月)公演終了
満足度★★★★★
推薦したくて、こりっち登録しました
どうしてもたくさんのひとに推薦したい公演だったので、初めてこりっちに登録することにしました。この日、フラッと立ち寄って体験したおぼんろは、衝撃的なものでした。他の方が書いているレビューにもあるように、その演出方法はとても斬新です。斬新ですが、決して過激なわけでもないし、アナログな手法です。だって、俳優さんたち(主宰の方は、語り部と名付けていました)と、わたしたち(主宰の方は、参加者と名付けていました)だけで物語を紡ぐというのです。参加者は想像力をもって、様々な場所へと連れられていきます。
個人的には、森へ足を踏み入れたときに、ゾクゾクとしたものを感じました。まるで自分の足元が腐葉土のような気がして、ひんやり感じたほどです。こんな体験、ほかのどんな場所でできるというのでしょう。「このスタイルは、日本のスタンダードになるでしょう」とカーテンコールでみなさんはおっしゃっていたけれど、わたしは、その夢に乗っかってみたいと思いました。この公演、心の底から、お薦めです。切なくて、美しくて、涙が流れます。昨晩から何度も、目を閉じては思い出しています。

狼少年ニ星屑ヲ 総動員数773人!
おぼんろ
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2011/10/19 (水) ~ 2011/10/31 (月)公演終了
満足度★★★★
狼少年たちの悲しい物語。
靴を脱いで会場に入って座布団の置かれた床に座ってドリンクを飲みながら観劇します。前後左右、中央の通路が舞台となり会場全体で物語が語られます。役者がすぐそこで臨場感あふれる芝居でした。
末原さんの前説は長めでしたが、語り口や一体感の醸成の仕方が良かったと思います。観客を参加者にするために効果的だと思いました。
役者の皆さんもそれぞれの個性が出ていて楽しく見ることができました。

TRAVELING-あの日の約束-
オレイロ×R
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2011/10/01 (土) ~ 2011/10/02 (日)公演終了
満足度★★★★
役者2人の掛け合いがとてもよかったです。
2人の掛け合いは終始よくて、ずっと笑っていられた気がします。とても楽しかったですし。次回公演もぜひ見てみたいです。

本日のお日柄は
劇団レトロノート
ザ・ポケット(東京都)
2011/10/12 (水) ~ 2011/10/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
安定感の舞台、そしてなによりも楽しめて観ることができました。
家族をとりまく中、兄弟のひとりが、結婚相手を紹介するのだが、そこから始まるコメディー。役者陣は全員安定感があり、ハラハラするシーンでも安定して観ることができました。take2の深沢さんの飄々とした雰囲気はすごくよかった。またこの劇団を観てみたいと思いました。

ダッチプロセス 【ご来場ありがとうございました!】
ナカゴー
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/10/21 (金) ~ 2011/10/30 (日)公演終了

もんぞもんぞ
ジャイアント・キリング
Geki地下Liberty(東京都)
2011/09/08 (木) ~ 2011/09/12 (月)公演終了
満足度★★★
無難にまとめすぎ?
もんぞもんぞ達が妖怪というのはわかるが、簡単に宿泊客達に見えてしまうのはちょっと面白みにかけたかな。
また、妖怪たちが特に大きな問題を起こすわけでもなく、淡々と物語が進んでいったのも物足りなかった。
悪くはないが、無難にまとめすぎてる感じがしたかな。

MOON-鬼が棲む森-
劇団SAKURA前戦
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2011/09/09 (金) ~ 2011/09/12 (月)公演終了
満足度★★★★
少し描ききれてないか
400年前の鬼達に襲われた理由(誰が仕向けたのか)や、妹がちいさい頃、由良に願った事は何だったのとか、簡単に鬼に出会えてしまうのはどうかなと、若干描ききれてないというか、気になる箇所はありましたが、鬼を絡めながら、家族愛や過去からの想い(願い?)の描き方は悪くなかったと思いました。
殺陣については、人数が少ないので、それ程の迫力はなかったかな(ミスってた箇所もあったし)。
でも、悪くはない舞台でした。

フロントライン
.comet <ドットコメット>
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2011/09/09 (金) ~ 2011/09/11 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かった
.comet御得意の、勘違いに勘違いを上乗せ(いや、今回は嘘に嘘の上乗せの方があってるかな)て話が進んでいくコメディーでしたが、今回も勘違い部分がなかなかに考えられており、面白かったです。
ただ、物語の場面はとあるレストラン(フロントラインだが)の1階部分で進んでいくのだが、2階や外への場面転換(逆もだが)で完全暗転せずに役者が演技を切って引込んだり、出てきたりするが見えてしまうのは、今回はあってなかったように感じた。
完全暗転もあったので、完全暗転がよかったのでは。