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時刻表のない駅

時刻表のない駅

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2012/01/21 (土) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

やっぱり、秀作です
メガバックスさんならではの、重厚だが温もりもある作品で、観劇後の充実感に浸れました。ジャーナリスト達が追う真相を、サスペンス調に展開し、浮かび上がる真実は、決して甘い物ではないが、人としての根幹でもある、人とのつながりや絆の大切さ優しさを、感じました。相変わらず、感じのよい受付制作スタッフの方々、見ごたえのある脚本に演出、素敵な美術に音響効果、魅力ある役者陣と、質の高い作品でした。3月の公演も楽しみです。

ネタバレBOX

ストーリーは、他の方々のレビューがあるので、、、個人的に好きな部分としては、廃線になった駅なのに、駅そして村を見守るような駅長(新行内啓太さん)の存在が素敵でした。長年預かっていたのは、その時の想い。約束があり待っていた訳でもなく、遠い記憶だけになっていても、大切な想いでした。そう、ただその時だけを、待っていてくれる想いが素敵でした。
まぁ~駅長の顔は、若いが(20代の役者さんなので、当然だが)、立ち居振舞いや佇まいは年配らしく、話し方も、とても似合っていたが、話し方が変わるだけで、声までも変わったように感じました。

ジャーナリスト真実(森下みなみさん)の、ジャーナリストらしいテキパキ感がありつつ、ちらりと見える普通の女の子らしさも、良かったです。

カメラマン役(下田修平さん)も、ちょっとした心情の揺れも、瞳が語る目力ありなので、ついつい注目してしまいます。

腰の折れ曲がった老婆(高瀬佳奈さん)も良かった。膝腰を曲げてるだけでなく、背中の丸みを意識していたのだろう、肩が内側に入っていた(肩甲骨を内側に丸めた?感じといった方が、良いであろうか?ジャケットを着た時に、前袖ぐりに脇があたる感じ)そんなちょっとしたことで、腰の折れ曲がった老人らしさが、増すと思うのだが、実践してる役者さんは、少ないので、高瀬さんの姿や動きは、良かったと思いました。

代議士の母の姿は確かに若過ぎると思いましたが、駅長との会話を聞いているうちに、気にならなくなった。駅長や村に託さねばならなかった時の切羽詰まった状況より、時がたち、いろんな意味で母に余裕ができた状況と、解釈しました。

いつもより大きめな音量の挿入曲だったが、サスペンス色濃くなり、効果抜群で、選曲センスも作品に合ってて良かったです。

大木がある駅の風景、とても情緒がありました。
ラストの駅の構内を、カラーの照明で浮かび上げる様は、駅の歴史を物語るようで、素敵でした。
びんぼう君

びんぼう君

五反田団

アトリエヘリコプター(東京都)

2012/01/17 (火) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★

ジモティー
一度は観たかった五反田団、その代表作を観劇できて感激です。

ネタバレBOX

かわもりさんの耳年増的ままごとが良かったです。爪に火を灯すほどの貧乏ということを表すために、爪をビンに貯める行為を伏線として配置するところなども面白いですね。

そんなコントにプラスして、子供が離婚した父母のどちらを選ぶかという話が加味されてお芝居として成立。

木工所の酸っぱいような臭いがびんぼう君の家の臭いのようでピッタリでした。

しかし、いくらテレビが買えないからといって、アニメのサザエさんは知らなくても新聞漫画のサザエさんくらいは常識として知っているだろうにと無理を感じました。初演のときなどにもそのようなツッコミが入らなかったのか不思議です。

ところで、御殿山の池って、今の御殿山ヒルズのところなんでしょうか?!
愛と平和。【ご来場ありがとうございました!!】

愛と平和。【ご来場ありがとうございました!!】

バジリコFバジオ

駅前劇場(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/23 (月)公演終了

満足度★★★★

ダーク系でもある
劇中に出て来る映画タイトルやミュージシャン名が具体的な分(それらを知っていればなおさらだが、多分そうでなくとも)雰囲気が伝わる、な感じ。
また、ナンセンスな部分もありつつ、ヒーローの「裏側」などかなりダークな感もあり、『バットマン・ビギンズ』『ダークナイト』の路線に通ずるモノも感じる。(ホントか?)

ヌード・マウス

ヌード・マウス

Théâtre des Annales

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/01/24 (火) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

日本演劇史における財産
こんなド・ストレートでストイックで硬質な芝居を若手で他に誰が書けるだろうか。

山本亨さんという名優を得て谷くんのサディスティックな長台詞が生きる。

2時間10分、言葉と祈りで埋め尽くされた美のタペストリー。

ネタバレBOX

大原研二くんも佐藤みゆきさんも増田俊樹くんもステキ。ていうか役者への全幅の信頼が無ければ作れない芝居。また役者側からしても演出への全幅の信頼が無ければ演じれない芝居。信頼の結晶を見た。全編セリフと感情の応酬。息もつかせない。

これは、越えられることなき名作、デヴィッド・オーバーン「プルーフ・オブ・マイライフ」越えを目指し、実際越えた作品だろうと思う。真理や祈りだけでなく、谷賢一らしい捻じれたエロティシズムが胸を締め付ける。

そしてやっぱりこのような作劇の機会を与えたプロデューサーの伊藤さん@ゴーチ・ブラザーズがすごいんだろうと思う。こうやってちゃんと劇作家・演劇を育てるPがいるって日本もまんざらじゃない。って思う。

谷賢一「ヌード・マウス」は日本演劇史における財産となるだろう。なので今後、再演なんどもされるだろうからスケジュール調整難しい人はあえて今回観に行かないでもいい。初演を見たというのは僕だけの特権にしておいて欲しい(^^;

嘘つきの姫君と三人の絵師

嘘つきの姫君と三人の絵師

KENプロデュース

北沢タウンホール(北沢区民会館)(東京都)

2012/01/21 (土) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

休憩なし165分
1609年の薩摩藩の琉球への侵攻をモチーフにした史劇系。
165分の上演時間も体感的にはそこまで長く感じないが、前半を丁寧に描きすぎたために冗長な感無きにしも非ず。終盤で経緯を語る役目の現代の学芸員パートと共にもう少し削って150分を切る程度にすれば満点だったのに残念!

futurama

futurama

二番目の庭

GALLERY SOAP(福岡県)

2012/01/20 (金) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

全て観たかったが
最初にこの公演を知ったとき、興味をひいたのは編集者・ライターの大堀さんが出演されることだった。どのような“演技”をされるのか?おおいに気になった。
始まってみれば、“ああ、なるほど”な形での出演ではあったが、インタビュアーとしての経験が活かされ、適役だったように思う。
この回の出演は大堀さん、穴迫さん、吉本さんの3名。

ネタバレBOX

穴迫さんの答えからは、彼が創る舞台の背景が垣間見えたし、野望的なものも伺えて、とても楽しめた。吉本さんの答えから、演劇から離れようとしたときに、二番目の庭に所属することになったことが聞かれ、その理由は極めて単純ではあったが、あらゆる物事を始めるのはそういうことなんだろうなと改めて感じた。また途中、答えるのにやや時間がかかった場面では彼女が泣き出してしまうんじゃないかと思えるような緊張感があった。やや残念であったのは(最後方の席にいたこともあるが)彼女の声が小さく、聞き取りづらい部分があったことか。作品の性質上、演出上仕方ないことではあるが。
最後に数時間前(?)の映像の大堀さんと現在の生身の大堀さんが対面し、質問に答えていく。「お金は人生で何番目に大切か?」生身の彼女は4番目と答え、映像はやや遅れて5番目と答える。徒然草の冒頭部分を思い出す。
「思考するインスタレーション」を謳ったこの公演、はたしてその通り様々なことを考える時間、機会となった。
惜しむらくはラストにもう一捻りが欲しかったかな、ということか。
できることならば全ての回を観たいと思った公演だった。それぞれの出演者から発せられる答えからは、さらに自分への問いかけが広がって行っただろう。
開演前にもらうチラシの束の中に封筒があり、それには終演後に開封してくださいとある。帰宅後、開封。中身はアンケート。そこには問いかけが1つ。「あなたにとって『希望』とは何ですか?」2012年1月にこの作品に出会えたことは自分にとってとても意義のあることのように思える。
愛と平和。【ご来場ありがとうございました!!】

愛と平和。【ご来場ありがとうございました!!】

バジリコFバジオ

駅前劇場(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

最高傑作! ストーリーを貫くアガペー。
前にも書いたけど、ここの舞台は前説から観たい。
なんとも楽しいから。

そして、毎回、どこにどう向かっているのかわからないストーリー展開と、過剰なモロモロの中に埋もれてしまいそうだけど、細かくて粘着質で、微妙な台詞そのものと、台詞回し&やり取りがとても楽しいのだ。

人形の登場もわくわくする。

ネタバレBOX

今回、見終わって感じたのは、「これって、ここの最高傑作なんじゃないの?」というものだ。
確かに、短編は別にして、以前の作品に比べ(全部観ているわけではないが)ストーリーの落としどころや、全体がまとまりすぎているかもしれないのだが、でも、全編を貫くテーマがはっきりとしている。
いや、テーマがはっきりとしているから「最高傑作」というわけではないのだが、面白さに、確実に「何かをプラス」してきた感があるのだ。
それが愉快でもあり、ジーンときてしまったりするのだ。

だからこの際「最高傑作だ」と言ってしまおう。

中学生の葉隠弓月は、姉・さくの影響が強い。シスコンと言っていいほど。
姉の期待を背負って彼はトレーニングに励む。姉の理想のタイプになるため。そのタイプとは、姉が子どもの頃見ていたヒーローモノの主人公であった。
姉がいなくなり、弓月は友だちのオカマの金吾郎とともにバイクで町を飛び出す。

一方、騙されてAV出演をさせられそうになったニコという不幸を撒き散らすと思い込んでいる女がいた。
彼女は、その現場からリンとともに逃げ出す。
AVの女社長のあかりは、ヤクザに依頼し、彼女たちを連れ戻すために追いかけさせる。

逃げ出したリンは、かつて助けてもらったことのあるヒーロー、エレファント・ヤンキーとエレファント・ホームレスを呼び出し、窮地を救ってもらう。
そして、彼らは伝説の象、トンキーに合いに上野動物園へ向かう。

その頃、弓月と金吾郎は……。

というストーリー。

一見して、一体何がどうなるのだろうという広げ方で、登場するキャラクターも多い。しかも各キャラクターごとに、かなり濃い味付けがされている。

伝説の象、トンキーだって、戦時中に軍の命令で殺されてしまったはずなのに密かに生きている、なんて設定だし、ヤクザも元広島カープのピッチャーで両親を失った娘を養っている、なんて設定なのだから。

確かに、ヒーローになれ、と言われてきた弓月が、ヒーローになって活躍するという話になっているのだが、実のところ、そこが軸にはなっていない。

物語の軸はズハリ「愛」。

ヒーローモノなので、「悪」の設定はある。それもヤクザの養女が深いところで悪になっているということで、絶対的な悪のように見える。さらに彼女と一心同体、あるいは彼女を操っているような悪の存在があるので、さらに「悪」に対決するという図式が見えているのだ。

しかし、対決するといっても、戦うシーンはあるものの、それは表面上のことであり、最後は「赦し」「包み込み」といういうような手段で、相手を「負け」されてしまうのだ。
それが「愛」。「アガペー」と言ってもいいかもしれない。

劇中で、バッターとしてピッチャーに対決するあかりの従弟・秋助が、あかりの兄から授かった打法は、「相手のピッチャーもボールもバットも観客もすべてを愛せ」だったように。

例えば、娘を誘拐したサチに対して、母の春子は一度は殺意を抱いたものの、彼女を赦してしまう。
また、弓月の姉のトドメを差した金吾郎と弓月の対決にしても、「力」ではないところで勝負は終わる。勝ち負けのない勝負の付き方で。
そのときに、悪の権化のような魔物は、簡単に隅へ追いやられるだけで、こと足りてしまうのだ。

つまり、これは言い古されしまった言葉だけれども、「暴力は暴力しか生まない」という「負の連鎖」を、「愛」で初めから断ち切ってしまっているということなのだ。つまり「平和」。
『愛と平和。』、モロなタイトルだったわけだ。
少々甘くてもそれでいいじゃないか、と思う。

また、「周囲を不幸にしてしまう」と思い込んでいた女は、「月」になって、「人を照らす」なんていう展開はたまらなかったりする。ここは作者から登場人物への「愛」なのかもしれない。

さらに言えば、いくつかの「家族」の「物語」が語られていく。

弓月と姉のさく、あかりと兄、サチと両親という、血のつながった家族は、すでに崩壊している(失ってしまった)のだが、弓月と金吾郎、あかりと兄嫁の春子、サチと養父となったヤクザの津々岡、さらに最後には弓月と春子という、血のつながらない家族の強さが語られていく。
「失ってしまった」後の人の処し方とでもいうか、後の「家族」「つながり」がそこにある。

彼らの間に流れるモノこそ「愛」であり、「赦し」であり、「信じる」ということではないのだろうか。
ラストに弓月と春子が手に手を取り合って旅立つときに、登場人物たち全員が現れ、彼ら2人を乗せた舞台を回す、という演出は、自分たちだけで生きているのではない、という、これも強いメッセージではなかったのだろうか。
だからこそ、グッときてしまうシーンになったのだ。

今回、バジリコFバジオは、予測不能なストーリー、妙にひねりのある設定と、細部に凝った台詞を、畳み掛けるように進行させながら、その根底には、確かなメッセージが確実にあるようになってきたのではないだろうか。
もちろんそうした姿勢はもともとあったとは思うのだが、さらにそれが強く感じる作品だったと思う。

また、ラストの選曲はベタながら、全員が歌うシーンはとてもよかった。そして、シーン展開ごとに流れる曲が、見事に決まっていて、選曲の巧みさに舌を巻いた。バラエティに富んだ既製曲を、多く使って、これだけうまくはまることはそうないのではないだろうか。

ラスト、シスコンの弓月は、亡くなった姉にそっくりな旅館の女将・春子(姉と二役)とともに旅立つのだが、ここにシスコン極めり、で、作の佐々木さんにお姉さんがいるのならば…。いや、まあ、それはいいいか。

出演者はどの役者もいい。
特に、弓月を演じた三枝貴志さんは、あいかわらずいい。中学生には見えないけれど、熱さと適当さの同居がたまらない。一本調子になりがちな役だろうが、そのブレーキのかけ方がうまいのだ。
そして、姉・さくと女将・春子を演じた浅野千鶴さんの、「姉」「年上」感(笑)がなかなか。
また、元広島カープのピッチャーで現在ヤクザの津々岡を演じた嶋村太一さんの、はぐれモノなりの哀愁と、養女への愛情がよかった。

今回人形の出番があまりなく残念だったが、象のトンキーは、あまりにも傑作で登場シーンで思わず笑ってしまった。おでこに顔なんだもの。
あと、「月」はいい味出していた。
それに人力で動かす回り舞台も、人力の意味がきちんとあり、とてもよかった。

エレファント・ヤンキーとホームレスのマスクは、バットマン風、そして、黒い帽子に白の上下にステッキ、目のメークで、エレファント・ホームレスが「雨に唄えば」を歌うとなると、『時計仕掛けのオレンジ』。さらに野球のユニフォームのヤクザは『ウォリアーズ』かな。野球ユニフォームのヤクザだから『カマチョップ』だとマニアックすぎか?(笑)。

サチの在り方に、宮部みゆき『名もなき毒』の影を見たような気もするのだが。

劇場ロビーでは、過去に使用した人形を、なんと200円で販売していた。
「これ欲しい」と思っていた「アソム君」を購入した。
家では家族に「目に付くところには置くな」と厳命されてしまうような、でかくて不気味感漂う人形だが、自室に飾りご満悦である。
シーザー真田

シーザー真田

殿様ランチ

サンモールスタジオ(東京都)

2012/01/21 (土) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★

バク転
初殿様ランチ。
こういうのを軽演劇っていうんだろうな。
達者な人ばかりで安心&気軽に楽しめる90分。
中嶋さとみ愛らしい。
中村貴子の健康美にドキッ。

ネタバレBOX

薄々気付いてはいたけど、やっぱりシーザーサラダだった(笑)
オカエリ! 【ご来場ありがとうございました!】

オカエリ! 【ご来場ありがとうございました!】

劇団与太組

小劇場 楽園(東京都)

2012/01/24 (火) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★

コメディというよりは
コメディということでしたが、笑いの要素より人情噺の要素が多いように感じました。
台詞の掛け合いなどで笑いを誘う試みのようでしたが、やはりそれはなかなか難しいようです。結果、セリフ先行の芝居になりがちで、感情の表現に無理が見えてしまいます。テンポ、間の取り方次第で随分印象が変わると思うので、今後が楽しみです。
上演時間が1時間50分ほどありましたから、内容とのバランスから、もう少し短くてもよかったかのではないかと思います。

ネタバレBOX

藤宮氏はまったくもって性別不明。役柄に合っていて見事でした。
十二人の怒れる男

十二人の怒れる男

東北えびす

東田川文化記念館 明治ホール(山形県)

2011/10/08 (土) ~ 2011/10/08 (土)公演終了

満足度★★★★★

明治洋館での舞台上演。
今更ながら感想を。

以前、白鳥ホールで上演された同劇団の舞台は観ていたのですが、会場の明治ホールが実家の近くという事で帰省がてら観てきました。

内容は一度観ていたのでスムーズにストーリーをさらえました。前公演とは違った俳優さん方の演技、舞台効果も素晴らしかったです。

いつも仙台で観ている俳優さん達が地元で観られるというのはとても新鮮でした。また、鶴岡に商業演劇以外の劇団が来る事がなかなか無いように感じていたので、こういう機会がもっと増えていくと嬉しいです。

I

I

劇団appleApple

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/01/11 (水) ~ 2012/01/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

頭の中から離れません。
とてもよかったです。
ものすごくよかったです。
観に行ったあとも何度も何度も
"I"を思い返してました。
日常生活では見ることが出来ない
人の奥の部分を感じさせるような
そういうこと思うことある、
感じることある、と
言いたくなる舞台でした。
苦しくもなるけど、心地よい。
うまく伝えられないけど
ほんとにすごくよかったです。

拡散していく、彼女

拡散していく、彼女

Lab.

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/01/24 (火) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★

デザインのペンがかわいい
チラシに惹かれて鑑賞。ライトであたたかな舞台で気楽に楽しめる。

ただ、ギャラリー公演なので、平土間なのが難点。正直いろいろと観にくい。折角の演技と映像が勿体無い。せめて最前列をやや低くするとかできないものかな。

ネタバレBOX

とあるデザイン会社に勤める健太(角田貴志)の下に新人の遥(中村優)が入社してくる。今時手書きでデザインする彼女は、機械が苦手といってはスキャンとか教育係の健太にやらせ、期限間近の仕事も気に入らないといっては、他の仕事を健太にお願いする、そんな女性。
健太は、趣味の無い比較的無口な人物像らしいが、遥のお願いをイヤイヤながらも受けたりして、彼女の理解者となる。そんな二人の会話はどこか楽しげでほほえましい。
密かな夢であった、CGの勉強をするためアメリカへ渡る決心をする健太。空港に見送りにきたはずの遥の手にはエアチケットが握られていた…というエンド。角田と中村が作り出す雰囲気が、開演から終演まで舞台を包んでいた。


ルデコの壁面に舞台(会社だったり自宅だったり)を投写してのテンポの良い舞台転換が嬉しい。また、スーパーの社長との過去回想とか、化粧品会社の件にも映像を使用し、コンパクトな舞台を実現していた。話の中心であるテーブルのシーンがしっかりしていたため、補足的な箇所を映像でカバーするのはとても効率的で良いと思った。コピー機とかも映像だったし。

ちなみに、健太の妹・美香を演じた橋本来留美のしゃべりが、どうも板についていない感じがした。精神年齢が高い14歳という設定と雰囲気が噛み合っていないというか。実際まだ14歳らしいので、今後に期待ではあるのだけど。
逆に、中村優のどこか子供じみた振る舞いや表情は良かった。
オーシャンズ11

オーシャンズ11

宝塚歌劇団

東京宝塚劇場(東京都)

2012/01/02 (月) ~ 2012/02/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

思った通りで
きっちりと作られていて、面白く楽しめました。

今回は2部構成なだけあって、いろんな男役のバリエーションの楽しさがあって
見応えがありました。
・・・・その分女役の方は印象が弱めだった気も(苦笑

そういえば去年大阪の知り合いが
「(宝塚には特に興味はないけれど)オーシャンズ11は観たい」とか
言ってたのを今になって思い出しました。
(↑別に誘われてたとかそういうんじゃないです・・・世間話として)

・・・なるほど。会場もいつもより女性が多かった気が・・(苦笑

でも、素直に男性も凄く楽しめる良くできた舞台です。
今からだとチケット取るのがちょっと大変ですけど。

あと、こういうクセのある脇男役陣の魅力満載の舞台の方が、
「オレが主役」的なファッションに目が行きがちな男性には
かえって服装で遊ぶことを勉強するいい機会でもありますし(苦笑
                  ↑もちろん自分もたいへん勉強になります(笑

平成中村座 壽初春大歌舞伎

平成中村座 壽初春大歌舞伎

松竹

隅田公園内 特設会場(東京都)

2012/01/02 (月) ~ 2012/01/26 (木)公演終了

満足度★★★

夜の部鑑賞
隅田公園に建てられた仮設劇場(といっても立派な造りでした)での公演で、新年最初の公演に相応しい華やかな作品2本でした。歌舞伎は数回しか観たことがないので、あまり深いところまでは感じ取れなかったのですが、休憩を含めての4時間を飽きることなく楽しめました。

『寿曽我対面』
五郎、十郎の曽我兄弟が父の敵である工藤祐経の所へやって来る物語で、古めかしい台詞や、ギリシャ劇のコロスの様に一列に並び順に台詞を繋げて行ったり、何度も見得を切ったりと非常に様式化された演出が興味深い作品でした。
勘三郎さん演じる兄・十郎の慎重さと橋之助さん演じる弟・五郎の気の荒さの対比が楽しかったです。派手な化粧や衣装も華やかで素敵でした。

『於染久松色読販』
お染と久松の悲恋の物語を中心に様々なエピソードが絡み合い、陰惨なシーンからコミカルなシーンまで盛り沢山な作品でした。お染、久松を初めとして7役を次々に演じた七之助さんの演じ分けが見事でした。小道具やセット、身代わりの役者を用いての早替りが楽しかったです。第3幕は舞踊が中心で繊細な表現から豪快なアクションまであり、華やかでした。
大道具が可動式になっていて、幕を閉じないまま行われるダイナミックな転換も楽しかったです。

劇団 太陽族『異郷の涙』

劇団 太陽族『異郷の涙』

一般社団法人 日本演出者協会

あうるすぽっと(東京都)

2012/01/23 (月) ~ 2012/01/24 (火)公演終了

満足度★★★★★

とても面白かったです
あとでもう少し書きます・・・きょうは五反田団で力尽きた・・(苦笑

劇団サンスユ「奇妙旅行」

劇団サンスユ「奇妙旅行」

一般社団法人 日本演出者協会

あうるすぽっと(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/20 (金)公演終了

満足度★★★★

いろんな思いがあふれる。
今、芸能も家電も勢いに乗っている韓国(←でも絶対、負けねーぞ!笑)。

エゴマの研究とKARAのライブで渡韓する時には、いつも大学路 (대학로/テハンノ)で何本か芝居を観ている。

この大学路 (대학로/テハンノ)。実際に計測したわけじゃないけど、下北沢から池ノ上くらいの地域に、100軒以上の劇場が密集しているという演劇好きにはたまらない街なのだ(日本でやるなら、東大の駒場キャンパスを、演劇街に造り替えればOKだぞ!笑)。

ま、実際には演劇好きだけじゃなくて、会社帰りやデートにブラっと寄る感じの人も多い。チケット料金(公演にもよるけど、当日券がかなり安い)や夜公演の開演時間(日本よりも遅い)は、日本もマネして良いかもしれない。映画のような感覚で、気軽に演劇を楽しめるのがテハンノのイイとこ。

日韓の演劇交流もそこかしこで行われるようになった。
で、第二回日韓演劇フェスティバルの参加作品『奇妙旅行』を観に、東池袋のあうるすぽっとへ。

全編、韓国語での上演(字幕)。
ボクは、韓国語を習う前から、その音の響きというかリズムが好き(逆にハングル文字は、生理的に怖い感じ)。
バリバリの韓国演劇を、池袋で観られる・・・エエ世の中になったもんや(ま、日本の国力が落ちた証左なのかもしれないが)。

さあ、開演。

ネタバレBOX

この『奇妙旅行』。

ワンツーワークスによる舞台は観ていないのだが、脚本は読んだことがある。そのテンションの高さというか・・・テーマは重暗いんだけど・・・描写の鮮やかさに、韓国人が料理したら、さらに鮮やかで(ベタで)、カッコよくなるのかな、と思っていた。

それが、意外にも・・・あっさりと、料理してきた!
まるで、最近のチョンダンドンのサムゲタンのよう。
テハンノでも感じていたこととはいえ・・・喜怒哀楽をはっきりと表現する芝居だけでなく、このような「あっさり味」をも手に入れつつあるのか(この動きが良いことなのか否かは別にして)。。。

冒頭は、被害者遺族の父娘によるコントのような場面が繰り広げられる(このコミカルな場面・・・観劇後には、かなりグッとくる場面になるのでありますが)。

ちなみに、この冒頭からして、ワンツーワークス版は、脚本から判断すると、かなり色彩的にも演技的にも鮮やか&ドギツク表現している(はず)。
でも、韓国版は、あくまでも軽やかに表現していた。

途中から、被害者遺族と加害者家族とが絡まりあってから、セリフから表情から、一気に力を帯びていくのだが・・・やっぱり、日本の演劇と比較しても、かなり感情は抑えられていた。

観る人が観れば、怒哀の感情が起こりにくいかもしれない。

でも、2度3度の観劇をすれば、このあっさり感が、実にイイ味を出してくるんじゃないかなあ(テハンノでは、小劇場でも数ヶ月のロングランが少なくない)。

観劇後は、テーマに対する思いだけではなく、演劇を観た後の高揚感もあったなあ。。。

これからも、どんどん日本に来てほしいし、日本の劇団も(作家・演出家も)韓国でのプレイに挑戦してほしいなあ。
日本で韓流ドラマが流行ったということは、感性は似ているんだろうから・・・この『奇妙旅行』のように、日本の脚本をどんどん韓国に「輸出」してほしい。

いろいろな思いがあふれる舞台でした。
びんぼう君

びんぼう君

五反田団

アトリエヘリコプター(東京都)

2012/01/17 (火) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

五反田団の良さがよく出てる舞台
土日出社の代わりの平日休みにもかかわらず
直前まで休みか分からなかったため前売り券もなく、
その結果、前日から当日券4連続の最後にあたり、かなり疲れてましたが(苦笑
それをすっかり忘れるくらい面白かったです(笑

具体的には・・
前日雨の中当日券に並んでBEIRUTで踊って汗だくで雪の中
ずぶ濡れで家に帰り、翌朝は雪かきしてから日比谷で宝塚の当日券に一時間並んでから
いったん帰って雪かきを済ませ、
再び日比谷に戻り、オーシャンを観劇後に池袋で太陽族、
最後に五反田団・・・(我ながらよくやるなぁ(苦笑

でも、不思議なことにこうしてぎゅうぎゅうで予定をつめた時に限って
全て面白くて(どれかつまらなかったらその時点でへこたれてしまう(苦笑
今朝宝塚の11時の列を見たとき
「観たかった舞台を3つ見逃さずに済むかもしれない」
と感じた予感が、何かの運命に導かれたものだったのかもしれないという
気持ちを確かなものに変えてくれたりもするのです・・・(笑

(以下、感想はネタばれへ・・)

~1/25記入分~

P.S.
ちなみに自分が似てるなと思ったものは・・
「ねこちゃん」(鼻ホームランの森)・・あたり?
・・いや、ただの宣伝です(笑
関係者とかそんなんじゃないですが、素敵すぎなタイトルだったんで・・なんとなく(苦笑
でも、似てるんじゃないかなと・・ほんと何となくですけど。

ネタバレBOX

今回は、五反田団の良さがよく出た舞台だったと思います。

ある意味「貧乏」という名前のファンタジーを描いたものでもあります。

・・けど、この幻想にも似た風景は、
おそらくつい最近まで日本にあったものにヒントを得たものなのかな、
とも思うのです。

それは、途中で3人が月の動きに気づく場面により強く表れているようにも思います。

現代の(たぶんは現実の人間をカリカチュアライズしているとも思われる)
お金持ちの友達は、
「リアルおままごと」という名の、およそ自分には現実感のない幻想
(共働き?の両親にひとりぼっち家に残されたときに見ている昼メロ?の続きのようでもあります)
でのみ生き生きと動きます(苦笑

ただこの子は、2畳よりはるかに広い家に住みながら、
実際に2畳に住んでいる親子より
遥かに狭い空想の世界でしか遊べていないのです。

それは、人形あそびになった瞬間、
2畳をはるかに飛び越えて(笑
びんぼう親子が飛び跳ねていることで気づきます。
(お金持ちの子は当然(笑
2畳の中でのみ、悲惨な物語のなかを生きます(苦笑

お金持ちの友達は、
親子よりはるかにリアリティをもったキャラクターの造形の人形を駆使しながらも、
想像の世界では2畳を飛び越えることはないのです。

そして、想像の中だけでのドラマチックだけれどひどく悲観的な世界でだけ、
眼を(恐怖などで)輝かせるのです。

・・まるで、今いる自分の冷え切った世界以外はすべて地獄だとでも
言い聞かせるみたいにも、見えてしまいます。

それは、悲惨な海外のニュースで
自分の幸せを確かめようとしている
現在の多くの人たちと同じなのではないでしょうか。

びんぼう親子は、テレビも何もなく、
切った爪をびんに溜めておいて
そのうちそれに火をつけることを考えて楽しむくらいしか娯楽は無い(苦笑
のですが、
親子で月が動いていることを一緒に感じる事が出来ます。
それは、金持ちの友達がきっと一生かかってもできないことです。

一応、言っておきますが、ここでの「びんぼう」は、
現在の日本のリアルな「びんぼう」というよりかは、
おそらくは近代の日本に感銘を受けた多くの外国人が感じた
かつて日本に存在したゆったりとした気風、
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中谷宇吉郎氏の随筆には、
江戸っ子と地方の行商人の両パターンで
外国人に風趣豊かに話しかけるエピソードが紹介されています
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に近いもののように感じます・・。

・・別にびんぼうになればみんな幸せになると思っている訳ではないのですが、
ただ、こうした貧乏でも、どこかあくせくしない
ゆったりとした気風がもう少し今の日本にもあれば、
もう少し子供たちがのびのびと暮らせる社会になるのかな、とも思うのです。

ちなみに、自分も昔キン消しなどで友達らと
エキサイトしまくりながら遊んだりした世代なので(笑
人形遊びのくだりはとても楽しめました(笑

あんなにも生き生きと必死に人形遊びに加われる父親は、
大人の世界では落ちこぼれかもしれないですが、
子どもにとっては、
この冷え切った世界で頼れるただ一つの温もりなのかな、
とも思うのです。

とても柔らかくて温かく、
いまの日本にかけているものを多く含んだ素晴らしい芝居だったのではないかな、
と自分は感じてました。
何かの美味しいキッサ店

何かの美味しいキッサ店

シアターまあ

ザ・ポケット(東京都)

2012/01/24 (火) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★

気になる普通の人々
面白い!世界を揺るがす大事件も、不思議な怪異も起きません。

どこにでも居そうな人々、その会話だけで笑っちゃう。引き込まれます。ご近所でそんな事が起こっていそうな身近な感じ。なのに面白い。

「せのちん」演出、また観たいです。上杉美浩さん御出演なら尚の事。

拡散していく、彼女

拡散していく、彼女

Lab.

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/01/24 (火) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

爽やか!
良く練られた脚本と、役者の距離感が絶妙な、テンポの良い会話劇。
三人三様、噛み合なさと噛み合って行く過程が、「あるある...」です。
映像の使い方が非常に上手く、セットや場面転換にとっても効果的で感心しました。
「芝居って難しそうで敷居が高い」って思ってる人にはうってつけ、軽い気持ちでふらっと寄って、日常の澱を落とし、爽やかな気持ちで帰る。
もちろん、毎週舞台通いしている様な人にも満足出来るはず。
こんな舞台がどんどん増えて、「ちょっとカラオケ」って行くように、「ちょっと舞台」って観に行く人が増えたらいいな。

ラ☆カージュ・オ・フォール

ラ☆カージュ・オ・フォール

東宝

日生劇場(東京都)

2012/01/07 (土) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しくて泣けて
この作品、前回公演はチケットがとれず、今回初めて拝見しました。ザッツ・エンターテイメント。すばらしい。
ライブでよく聞く We Are What We Are が、あのシチュエーションで歌われるのかと知り、いいパンチをもらった感じ。

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