最新の観てきた!クチコミ一覧

131861-131880件 / 189914件中
NHKバレエの饗宴 2012

NHKバレエの饗宴 2012

NHKプロモーション 

NHKホール(東京都)

2012/03/30 (金) ~ 2012/03/30 (金)公演終了

満足度★★★

豪華競演
バレエカンパニー5団体とデュオ1組のオムニバス公演で、様々なスタイルの作品が上演され、カンパニーの個性を見比べることが出来て、楽しめました。

新国立劇場バレエ団
『アラジン』から「財宝の洞窟」 
(振付:デヴィッド・ビントレー 音楽:カール・デイヴィス)
オムニバス公演らしからぬ大きなセットを持ち込んでの上演で、少人数のアンサンブルが次々に出て来て踊る、華やかなで楽しい作品でした。ルビー役を踊った長田佳世さんの軽やかな動きが際立っていて印象的でした。

Noism1
『Solo for 2』
(振付:金森穣 音楽:バッハ ヴァイオリン:渡辺玲子)
舞台上で弾かれるバッハの無伴奏ヴァイオリンに合わせてストイックなダンスが展開する作品でした。デュオの振付を別々に1人ずつ踊ったり、同じ振付がカノン風に重なったりと、凝った構成が興味深かったです。男女の区別が付きにくい衣装を着ていて、不思議な雰囲気がありました。

谷桃子バレエ団
歌劇『イーゴリ公』から「ダッタン人の踊りと合唱」
(振付:望月則彦 音楽:ボロディン 合唱:藤原歌劇団合唱部、二期会合唱団) 
合唱団の人達も衣装を着てステージ上で歌う、オペラの中のバレエシーンをそのまま抜粋した豪華な上演でした。民族的な衣装や振付が印象的でしたが、音楽の盛り上がりに比べてダンスはゴチャゴチャしていて、あまり魅力が感じられず、残念に思いました。

牧阿佐美バレヱ団
『ライモンダ』第三幕から「グラン・パ・クラシック」
(振付:マウリス・プティパ、テリー・ウエストモーランド 音楽:グラズノフ)
まさにクラシックバレエといった感じの演目でした。決めのポーズを大事にしたカッチリとした動きが美しかったのですが、音楽のテンポに追い付けていない箇所が所々にあってもったいなかったです。男性4人の踊りが良かったです。

東京バレエ団
『ザ・カブキ』から第八場「雪の別れ」、第九場「討ち入り」
(振付:モーリス・ベジャール 音楽:黛敏郎)

忠臣蔵をベースにしたベジャールの名作の初の生演奏ヴァージョンでの上演で、オーケストラ、合唱、三味線、和太鼓等に合わせて、多数の男性ダンサーによって迫力のあるダンスが繰り広げられました。馬蹄形、円、三角形といったフォーメーションが美しかったです。

吉田都&ジョセフ・ケイリー
『真夏の夜の夢』から「オベロンとタイターニアのパ・ド・ドゥ」(振付:フレデリック・アシュトン 音楽:メンデルスゾーン)
牧歌的で静かな雰囲気の作品で、派手な大技はありませんでしたが、吉田都さんの緩急の付け方が印象的な繊細な踊りが美しかったです。腕の動きが表情豊かで素晴らしかったです。上演時間が短く、もっとたくさん、出来れば早いテンポの作品も観たかったです。

最後は『眠りの森の美女』の「ワルツ」の演奏の中、出演者全員が舞台上に登場し、バレエダンサーが180人以上並ぶ光景が圧巻でした。
セットや音楽の生演奏等、踊り以外の要素にも力を入れていて、1回しか公演がないのが勿体なく思いました。ぜひ来年以降も企画を継続して欲しいです。

きら星のごとく【YoutubeにてPV動画公開中!!ご来場誠にありがとうございました!!】

きら星のごとく【YoutubeにてPV動画公開中!!ご来場誠にありがとうございました!!】

蜂寅企画

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/03/29 (木) ~ 2012/04/02 (月)公演終了

満足度★★★★

どこかのだれかの笑顔に
面白かった。

ネタバレBOX

お上のおふれにより庶民の娯楽が奪われつつある時代。葛飾北斎の孫娘・応為(山口紗貴)は読み物書きの浮水英斎(玉井勝教)や歌川國芳(ヲギサトシ)らと浮世絵を描いた巨大な凧をあげることを計画するも、鳥居(あンな邦祐)らお上に嗅ぎつけられ、浮水は命を落とす。応為らは裁きをうけるも、応為の描いた浮世絵から生まれた頼光(福島慎之介)や商人・竹ノ屋(残間統)の助力を得て、凧を盛大にあげ、頼光は絵に戻る…。

自分の成したことが、どこかの誰かの幸せになっている…という労働賛歌。この思考って大切かもしれない。停滞感漂う世の中で、芸術とかエンタメというもののがマイナスな目で見られることへの警鐘とも感じた(震災時期に舞台芸術の挨拶文でもこんな意見が目に付いたし)。

作品自体は、序盤のようなノリのよいBGMとイキオイのある殺陣、お上へのレジスタンス的な活劇、ファンタジー、恋愛や友情、愛情、大切な人の死とか、王道な要素がバランス良く盛り込まれている、ストレートな印象。
ただ、なんのためにこれをしているのか…というモヤモヤを、爽快に吹き飛ばしてくれたことと、人物の演技がうまいのか描き方が上手いのか、ジーンとくるシーンが多くて充実感に満たされる。特に凧揚げのシーンは、応為らの満足げな表情が客席まで波及してくるようだった。

応為をはじめ、人物造形はかなり普通なんだけど、面白かったのは話がしっかりした証拠か。頼光の実力があって、実直というか素直な気性は少年漫画の主人公みたい。そこが気に入った。浮水を父と認めるとことか。殺陣シーンもかっこよかった。
破壊ランナー2012

破壊ランナー2012

キティフィルム

あうるすぽっと(東京都)

2012/03/29 (木) ~ 2012/04/03 (火)公演終了

満足度★★★★

面白かった。 ネタバレ
面白かったです。
スピード感があり、セリフがすごく面白くてかなり笑いました。

ネタバレBOX

あらすじをみて、いったい、どんな舞台なんだろう??と、思っていたのですが、舞台装置は立方体の枠組み?だけ。ソニック・ランのシーンは小道具等は何もなく、音響と、役者さん身体ひとつで表現。それが、ちゃんと音速のレースなのがみていてわかる。役者さんの体力がよく持つな、と、感心しました。
アニメ関係のセリフがちょこちょこあるので、わかる人はより面白い。
笑えるシーンあり、やきもきするシーンもあり、ドキドキするシーンもあり。
日替わりコーナーもあるので、何度見ても楽しめるんじゃないかなぁ。
ダンス専科2012

ダンス専科2012

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2012/03/31 (土) ~ 2012/03/31 (土)公演終了

満足度★★★★

ハイレベル
満席。ワークショップとは思えない立派な公演。人材が集まっているようだ。興味がありながら観る機会に恵まれない日舞が含まれていてうれしかった。育成にここまで力をそそぐ、素晴らしい劇場である。

24の瞳の次世代の最初の道筋

24の瞳の次世代の最初の道筋

ENBUゼミナール

笹塚ファクトリー(東京都)

2012/03/31 (土) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

まさに爆発
今回出演した役者の将来が楽しみ。

ネタバレBOX

前後半のうち、前半のパートについては、役者の爆発がちゃんと作品としてドライブしていて面白かった。
役者の身体の爆ぜ方が、「自分らしく」という強迫観念をステージ上に見事に浮かび上がらせていた印象。この作演出家の次の作品が見てみたくなった。

後半パートは、ややイマイチ。
凝った構成の割に、シーンの意図や作者の狙いが解りやすすぎたかなあと。役者の熱が作品としては空回っていたような印象。
満ちる

満ちる

MODE

座・高円寺1(東京都)

2012/03/22 (木) ~ 2012/03/31 (土)公演終了

満足度★★

ホンがつまらない
これに尽きると思いました。毒気がなく、MODEらい不条理でシニカルなテイストはすっかり鳴りをひそめていました。すまけいの演技が見られたことが唯一の収穫。

TEA AT FIVE キャサリン・ヘプバーン~五時のお茶~

TEA AT FIVE キャサリン・ヘプバーン~五時のお茶~

博品館劇場

博品館劇場(東京都)

2012/03/28 (水) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

大好きなお二人なので観て来ました
十朱さんは「バス通り裏」から、もうかれこれ50年ぐらい大好きな女優さん、鵜山さんも、私の好きな演出家ベスト5に入る方なので、お二人のお仕事ぶりを拝見したくて、行って来ました。

ですから、キャサリン・ヘップバーンについての知識はあまりなくて、話に付いて行けるか、やや不安でしたが、たとえ彼女を知らない人でも、十分楽しめる内容の芝居で、安堵しました。

一人芝居と言うより、一人語りといった趣の芝居で、ヘップバーンと十朱さんの女優人生も重なる部分があって、見応えある舞台でした。

十朱さんの初舞台から拝見している身として、十朱さんも、自分も、ずいぶん長く年月を経て来たことに、より感慨深い思いがしました。(それにしても、十朱さんは、私よりかなり年長なのに、いつまでもお若くて、お茶目で、素敵!)

客席に空席が目立ったのがとても残念です。

微笑ましく、笑える要素も盛りだくさんの素敵な舞台でした。
十朱さんやヘップバーンファンの方には、必見舞台だと思います。

「黄昏」の演技しか印象がないので、今度、若い頃の映画も観てみたくなりました。

ネタバレBOX

さすが鵜山さんの演出は、セットにも工夫が凝らされ、ヘップバーンの写真は出さずに、話題に上った男性のみが、セットの上の空間スクリーン上にその都度浮かび上がります。

ヘップバーンの写真も出してしまうと、目の前で演じている十朱さんのイメージを損なってしまうからだろうと、その妙案に感心しました。

1幕では、「風と共に去りぬ」のヒロインをやりたいと、連絡を待っている頃のヘップバーン、2幕では、晩年の交通事故で、車椅子に乗ったヘッブバーン。

十朱さんは、この女優の人生の変化を、見事に体現されて、職人芸のような名演技を披露して下さいました。

ほとんど、一人語りの態を取りながら、決して退屈な瞬間がないのは、十朱さんの名演ももちろんですが、時々、電話が鳴ったり、見えない場所にいる、気の利かない家政婦や助手に、用事を頼んだりする、動きの変化を適度に入れて、舞台に変化が生まれるから。

とても、秀逸な脚本であり、演出だと感嘆します。

スペンサー・トレーシーとの恋愛秘話には、胸を打たれ、同時に、小坂一也さんとの、楽しげなデート現場を何度も見た自分には、この彼女の告白が、十朱さんご自身と重なる部分もあり、余計に、心に響きました。

ヘップバーンも、十朱さんも、ご結婚は一度だけだったのですね。
Action vol,2

Action vol,2

NoH-Ra

TOKYO FM HALL(東京都)

2012/03/30 (金) ~ 2012/03/30 (金)公演終了

楽しかったです!
昼・夜ともに観させていただきました!

前回から引き続き出演の緑川さん、三木さん、IKKANさん、ウチクリさん。
お互いの持ち味もある程度、わかっているので、それぞれの良さを引き出せたんではないでしょうか。
今回から参加の林さん、さすがですね~。経験豊富さが。素敵でした。
ご本人が楽しんでる様子がよかったです。
青木さんも、安定していて、全体的には前回よりもまとまり感があった気がします。

毎回、役者さんは大変だろうなあ、とつくづく感じました。

日にちが、まさに年度末ってことで空席もありましたが

3(スリー)も開催されるとのことで、出演者の決定も含め、楽しみにしております!

わが星

わが星

北とぴあ演劇祭NEXT

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2012/03/31 (土) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

素材を活かす演出
とてもシンプルな創りの舞台装置の中で、役者がきらっと光る演出がとても素晴らしかったと思います。飾らない芝居にとても好感がもてました。
そして、戯曲を読んでみたくなりました。

ビリヤードグリーン

ビリヤードグリーン

劇団TEAM-ODAC

萬劇場(東京都)

2012/03/28 (水) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★

彼らを見ても
全く当時のイメージが湧いて来ませんでした。いっそのこと…

ネタバレBOX

GHQは出てこないし、今風のファッションだし…、いっそのことマン喫に住む渋谷系若者とお金持ちのお嬢さんとの初恋物語でいいんじゃね。チーマー同士の喧嘩もあったりして。

そもそも、最初の自殺志願者のコントがつまんなくてしつこくて、出鼻をくじかれました。

少女の病気は原爆後遺症のようでした。それならば、単に横浜の病院に入れてもらえたからといって安心だなんて言っていられないでしょう。少女の彼氏の反応はちょっと単純だと思いました。

向こう側とこちら側を強調するために、舞台の前面に金網を配置していましたが、見づらかった人もいたのではないでしょうか。
深夜の市長

深夜の市長

とくお組

シアタートラム(東京都)

2012/03/29 (木) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★

笑えたけど
初めて拝見しました。笑えたけど、肝心の主題までがちょっと長かったような。。。。ストーリーも、あと一歩まとまりきれていない印象でした。全体的に「あっさり味」と言ったところでしょうか。

いないかもしれない 静ver.

いないかもしれない 静ver.

青年団若手自主企画 大池企画

アトリエ春風舎(東京都)

2012/03/26 (月) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

必見!必見!必見!
やばい。
戯曲のレベルが超高い。
役者も良い。特に、いないかもしれない子が良い。
演出も悪くない。
舞台美術はさりげないが、かなりセンス良い。
気持ちを家に帰るまで引きずった。
青年団からまた1人新たな才能が。

舞台しちゃいますッ!!

舞台しちゃいますッ!!

池袋チャリンコ倶楽部

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/03/22 (木) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

池チャリ最高!!
全通しました!
いっぱい笑えて、いっぱい泣けた。
すっごくあったかい気持ちになれて、毎日本当にしあわせでした。
池チャリありがとう!!

いないかもしれない 静ver.

いないかもしれない 静ver.

青年団若手自主企画 大池企画

アトリエ春風舎(東京都)

2012/03/26 (月) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

純粋な会話劇
久々にここまでの純粋な会話劇を60分間観たような気がしました。そこで飽きることは全くなかったです。同窓会で誰?と思うようなことは度々あるので、確かにこういうのあるなというようなものも観ながら思えたりもしました。会話の中にも相手の思惑やその人の裏、そして関係性というのを違和感なく表現していたのは、脚本と演出の上手さだと思いました。
勉強になりました。ありがとうございます。

ぽぽろんの憂鬱

ぽぽろんの憂鬱

SORAism company

pit北/区域(東京都)

2012/03/30 (金) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★

蛇足
結果として蛇足になったのでしょうが、それがなければ更に面白くなったのではないかと思いました。

ネタバレBOX

「ぽぽろんの憂鬱」というお芝居の初日が開くまでのドタバタ劇。

始まってすぐに、ドタンと真っ直ぐに倒れるのを見て凄いと思いましたが、その後のシーンで、エーッエーッと大きな声で一々大げさに驚く役者さんたちを見て、もう少し自然さがほしいなと思いました。

スティングという役は客演さんを招聘してまで演じてもらう重要な役どころだということを徐々に強調していき、盛り上がったところで最後ドッカーンと笑いを取るというのが理想でしょうか。

しかし、ポポロンの相棒だと聞いた瞬間にチラシの犬の絵が浮かんできて、すぐに犬だと分かってしまいました。チラシを作った段階ではネタバレのつもりは無かったのかもしれませんが、結果としてネタバレになってしまって残念でした。ま、この時点でお終いなのですが、茶と白のスーツというのも不用意な一言だと思いました。

ラストシーンの一捻り…、全ては演劇を辞めようとしていた座長に再度熱意を持たせるための劇団員たちによる大芝居だったというどんでん返しは素敵でした。
遠吠岬は夕曇り【ご来場ありがとうございました!】

遠吠岬は夕曇り【ご来場ありがとうございました!】

劇団ぺブル(ペブル・グラベル)

中野スタジオあくとれ(東京都)

2012/03/30 (金) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★

おもしろいが……
初日マチネのせいもあってか、少々ドタバタしていた。客側のさわがしさが気になった。こちらはぺブル・グラベルさんのせいではないが。

序盤、役者同士の演技がかみ合っておらず、つかみが弱かった。また、ストーリーはわかりやすいのだが、暗転の多さと暗転中の雑音で集中が途切れてしまった。そのせいで、後半の盛り上がる場面にあまり共感できず、残念でした。

しかし、ぺブル・グラベルさんの演劇に対するスタンスのようなものが感じられた安定した演技だった。配役も良かったと思う。

興味のありそうな演題ならば、また観に行きたいと思う

ネタバレBOX

七海さんかわいいです。
声優ネタがちょっとクドく感じた。
舞台裏の音がけっこう気になりました。
ところどころの展開が、突然に感じた。
あと、定食屋さんの室内と手前のアップ部分はつながっているのかどうなのか、舞台の扱いがわかりづらかった。
memory and schein

memory and schein

M.M.S.T

SRギャラリー(福岡県)

2012/03/30 (金) ~ 2012/03/31 (土)公演終了

どんなイベントか謎だったけど、行って良かった
サックス色々できるんだなぁ。歴史も交えて勉強になった。
凝ったことやってるのに、少人数で飄々とやってるのが格好いい。
あとがなかったらワイン飲みながら観られたけど、やっぱ夜公演にいかなきゃだった。

ガラスの動物園

ガラスの動物園

シス・カンパニー

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2012/03/10 (土) ~ 2012/04/03 (火)公演終了

満足度★★★★

深津絵里の演技に見惚れた
同年代では日本一の舞台女優かもしれない。この舞台を観て、そう思いました。

トムとジムを迎えるため部屋を横切り、玄関へと向かう場面。僅かに足を引きずりながらゆっくりと一心に体を前に進めるローラの姿に、心が震えました。

ネタバレBOX

序盤の、不自然なほどの臆病さは、おそらく演出による演技指導の結果。これがあるからこそ、後半のジムとの二人きりの場面における花火のような一瞬の幸せがより一層引き立つのです。数多の負荷を物ともせずに舞台上で華を見せる表現力は傑出していると思います。
鬼界ヶ森

鬼界ヶ森

劇団め組

吉祥寺シアター(東京都)

2012/03/29 (木) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

いい言葉聞けました。
お芝居に行ってひとことふたこと心に残るいい言葉が聞ければそれでいいといつも思っていますが、今回はいくつか聞けて結構な収穫でした。

とてもスケールの大きさを感じさせる舞台で、見終わった時には三時間ほどのボリュームを感じたのですが実際は一時間四十五分ととてもコンパクトによくまとまった話でした。

良かったです、なにかと。

ネタバレBOX

ただ土に還るだけよ、という達観した言葉、すごくぐっときました。
" ... In The Attic "

" ... In The Attic "

まごころ18番勝負

中板橋 新生館スタジオ(東京都)

2012/03/23 (金) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

なるほど
「体感型朗読劇」ってどんなものなのか色々想像しながら行ったのですが、
想像以上の「体感」具合でした。
終盤からはずっと鳥肌が立ちっぱなしでした。
今まで引き込まれるという言葉をよく舞台の感想で使っていましたが、
今回程引き込まれる舞台は初めてだったと思います。

今回は時間が合わず、1回だけの観劇でしたが、
別のキャストでも是非見てみたかったです。

次回公演も楽しみにしています。

ネタバレBOX

霧の演出や、頭の後ろから聴こえる音が最初は「体感」
ということなのかと思っていたのですが、
そういうことよりも、舞台の一部(柏原の頭の中)になっているような
感覚に陥ることが「体感」ということなのだと気づいてゾクゾクしました。

観客席が箱型になっていること、空いている席があること、
観客席に死角があること、全てに意味があって、凄いな、
これは完全にやられたなと思いました。

このページのQRコードです。

拡大