最新の観てきた!クチコミ一覧

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西の桜

西の桜

劇団HIT!STAGE

西鉄ホール(福岡県)

2012/03/18 (日) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★

激しい生き様を淡々と描く
いかにも現代口語演劇という一見淡々とした描写で、女の激しい生き様をみごとに引っ張り出していて、見応えのある舞台だった。

詳細は、演劇感想サイト「福岡演劇の今」に書いています。
http://f-e-now.ciao.jp/20120305.html

ゲキトーク

ゲキトーク

NPO法人FPAP

ぽんプラザホール(福岡県)

2012/03/10 (土) ~ 2012/03/10 (土)公演終了

旬の演劇人の勢いが見えた
いま旬の非常に生きのいい3人の鼎談なので期待して出かけたが、ほぼ期待どおりでおもしろかった。

詳細は、演劇感想サイト「福岡演劇の今」に書いています。
http://f-e-now.ciao.jp/20120302.html

Final Fantasy for XI.III.MMXI

Final Fantasy for XI.III.MMXI

福島県立いわき総合高等学校

福岡明治安田生命ホール(福岡県)

2012/03/03 (土) ~ 2012/03/03 (土)公演終了

満足度★★★★

当事者ならではの思いが溢れる
エチュードを組み合わせたという構成の舞台だが、大きな構成はしっかりしており、不条理な経験がしっかりと反映されていて切実な、見応えのある舞台だった。

詳細は、演劇感想サイト「福岡演劇の今」に掲載しています。
http://f-e-now.ciao.jp/20120301.html

「約束するぜと笑って言えよ」(千秋楽満員御礼!)

「約束するぜと笑って言えよ」(千秋楽満員御礼!)

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2012/04/12 (木) ~ 2012/04/18 (水)公演終了

満足度★★★★★

脚本と役者のマッチしたお芝居
女性二人、男性二人の役者がバーの中央の机一つ、椅子二つだけの空間をほぼ中心に動き回るお芝居です。場面展開は幾つもあって、テンポよく進むし、観客と役者さんの距離、一メートルない!舞台に近いせいもあって、凄く空間に飲み込まれます。…主軸の語り手である青年が、喜怒哀楽のある語り口調と豊かな表情で、自分の恋の悩みを語り進めていきます。椅子に座っている漫画家と編集(特に編集!ww)の『キャラ』が立ってて、サイコーでした。テンポのいい脚本と、無駄の一つもないシーン、構成。息のあった役者さん達の演技力も高く、あっという間の一時間です。たくさん笑えます。特にネット…とかよく見る人にはw  あと、衣装もさりげなく「白黒」でステキ。役者の個性とぶつからない、芝居の中に溶け込んでいる衣装だなと感じました。

ひまわり

ひまわり

望創族

劇場MOMO(東京都)

2012/04/11 (水) ~ 2012/04/15 (日)公演終了

満足度★★★★

広い層に楽しまれそうだ
 設定は、ファンタスティックな部分を織り込みながらも、人の世出で生きるときに守らねばならぬ、とされる法的正義と情を対比させることで、我が国の伝統的枠組み、義理と人情のベースの上に置いたため、安定感のある舞台になっている。
 また道化役を演じていた役者たちが、それぞれの場所で、為すべきことをきちんとこなしていたのもプラス評価だ。
 シナリオも分かりやすく、科白もきちっと通っていた。広い層に楽しまれる舞台になっていた。

淋しいマグネット

淋しいマグネット

ワタナベエンターテインメント

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2012/04/08 (日) ~ 2012/04/28 (土)公演終了

満足度★★★★

REDS鑑賞
スコットランド戯曲が予想以上に面白かった上に、茅野イサムさんの演出が良かった!あのアイデアは素晴らしいな~。堂々エンタメでありながら苦く、残酷で。イケメンファンだけじゃなく演劇ファンが観てもずっしり来るお芝居じゃないかな。

ネタバレBOX

腹話術の人形ヒューゴが、最後の「淋しいマグネット」の物語に出てきた、というか全員ヒューゴだったのが凄い。演出の勝利だなと思いました。
もしも、シ【ご来場いただいた皆様ありがとうございます!!】

もしも、シ【ご来場いただいた皆様ありがとうございます!!】

空間交合〈アサンブラージュ〉リジッター企画

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/04/04 (水) ~ 2012/04/15 (日)公演終了

満足度★★★

もしも~し
面白かった。

ネタバレBOX

阪神・淡路大震災が下敷きのファンタジー作品。
フルサト(工藤理穂)とタカラ(芦沢統人)は幼馴染みだけど、タカラは地元は何も自分に残してくれないと、上京し、フルサトは寂しく帰りを待つ。そんな中、ちょっと変わったハジメという人間(中島庸介)と出会うも、震災で死亡する。その15年後の東京、テレマーケティング事業の主任になったタカラは、バイト?のハジメに監禁され、フルサトのことを思い出せと迫られる…。
15年後のハジメの前に現れた少年(工藤理穂)や抽象的な存在のエイエン(西川)とソウル(森脇洋平)らをからませ、15年前と現在が舞台上で混じり合うような感覚。フルサトをなくした二人の男の哀しみが胸をえぐり、エイエンという名の少年(フルサトの生まれ変わり)に人の希望をみた。

リズミカルな言葉、発声の間は良い。タカラとハジメに感情移入しきれない感がある。占いのトクシゲさんに触れた時の「デキシ!」は面白い。工藤理穂の口周りというか輪郭に変な魅力がある。声も好き。
東雲十六夜【ご来場誠にありがとうございました!!】

東雲十六夜【ご来場誠にありがとうございました!!】

ラフメーカー

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/03/27 (火) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

満足度大
故人が隠して遺した手紙が巻き起こす波紋。
未練を残さないための(比較的ありがちな)思いやりかと思いきや、意外にも暗号解読的な内容となり「本当の読み方」に至ろうとは…。
また、回想シーンで故人のいる位置を明かりの動きで表現する演出や豪華マンションを再現した装置(搬入時小屋側が「劇場を間違っていませんか?」と問うたとか)も良くて満足度大。
ただ、謎解きのキモである「もう1つの遺書」、耳で聞いただけではワカりみくいので、終演後に印刷したものを配布すればイイのに…。
また、チラシ、予約受付メール、会場入口のどれにも受付開始タイミングを表示しないのはいかがなものか?

通し狂言 絵本合法衢(えほんがっぽうがつじ)

通し狂言 絵本合法衢(えほんがっぽうがつじ)

国立劇場

国立劇場 大劇場(東京都)

2012/04/03 (火) ~ 2012/04/23 (月)公演終了

満足度★★★★

私利私欲の悪の華
近松や黙阿弥の悪人とは異なり、南北の描く悪人は、あくまでも、個人的な欲深さ故の悪行なんですよね。

だから、南北の作品は、悪の華の魅力を体現できる役者さんでないと、ある意味、芝居自体が、意味をなさなくなると思うのです。

さすが、仁左衛門さんの悪役二人は、悪の魅力を存分に放って見事でした。

でも、それにしても、この演目、人が殺され過ぎ。

震災時に公演が中止になったのは、内容も影響したのでしょうね。

段四郎さんが体調不良で、左團次さんが、二役を兼任されていますが、劇場で、そのことが知らされず、お隣のお二人が、ずっと、「どうしても段四郎さんには見えないけど、」と首を傾げていらっしゃいました。

やはり、ここは、きちんとアナウンスで告知すべきではと思います。

ネタバレBOX

幕開きが、何だか間延びした展開で、唖然としましたが、だんだんと面白くなりました。

ただ、南北の作としては、あまり出来が良くない気がします。

仁左衛門さんが、役者の魅力で、押し切って、魅せてしまいますが、もし、これが、それ程の役者さんでなければ、愚鈍な演目にもなりそうな予感がします。

伝法なうんざりお松の時蔵さん、品格のある左團次さんの瀬左衛門と弥十郎が、とても魅力的でした。

仁左衛門さんと愛之助さんの並ぶ舞台は、見た目にも一興でした。
農業少女【無事終演しました!!】

農業少女【無事終演しました!!】

空かると

明治大学和泉キャンパス・第一校舎005教室(東京都)

2012/04/12 (木) ~ 2012/04/14 (土)公演終了

満足度★★★★

面白かった。
とても楽しめた。これからが楽しみな劇団の旗揚げとなった。

太陽と灰二

太陽と灰二

9-States

OFF OFFシアター(東京都)

2012/04/05 (木) ~ 2012/04/15 (日)公演終了

満足度★★★★

無修正アレルギー
ちょっと怖いお話でありながら、クールでカッコイイ。きっと音が合っていたんだと思います。席もゆったりしていて観やすかった。でも精神の内側に追いかけてくるようなストーリーでスッキリしない感じです。

くちづけ 【閉幕しました/配役発表】

くちづけ 【閉幕しました/配役発表】

オーストラ・マコンドー

中野スタジオあくとれ(東京都)

2012/04/11 (水) ~ 2012/04/18 (水)公演終了

満足度★★★★

観るべし
神戸アキコからお笑いを封印した本作は、とてもわかりやすかった反面、思ったより重い作品でした。特にラストの2人のダンスは僕にはとても衝撃的でした。

まほろば

まほろば

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2012/04/02 (月) ~ 2012/04/15 (日)公演終了

満足度★★★

母性
1時間45分。チケットほぼ完売。頭ではなく子宮で感じる作品。男には教訓と笑いが印象に残るが肝心なところがわからず、個人的に好みでない。

くちづけ 【閉幕しました/配役発表】

くちづけ 【閉幕しました/配役発表】

オーストラ・マコンドー

中野スタジオあくとれ(東京都)

2012/04/11 (水) ~ 2012/04/18 (水)公演終了

満足度★★★

童話がモチーフだから観やすい!
リーディングで始めの部分は知っていたので、最初は佐藤みゆきさんの顔が浮かんできて、あの時の世界と生で観ている舞台が交互に浮かんでくる感じでした。リーディングをみて、どういう結末か気になっていたので、観ることができてよかったです!

memory and schein

memory and schein

M.M.S.T

SRギャラリー(福岡県)

2012/03/30 (金) ~ 2012/03/31 (土)公演終了

サックスの演奏会という趣。
ほぼ、サックスの演奏会だと思う。

サックスの二人の演奏を楽しんだ。
サックスという楽器や、曲目の解説を交えたりしながらの60分。
二部は演奏にあわせたitunesみたいな映像といっしょに。

自分は、音楽は詳しくないが、カノンやふるさとなどの曲には、特にこころがうごかされた。

ネタバレBOX

選曲とか、流れ的に演劇的な企みがあったのかも。自分には見抜けなかったが。
ロング・アゴー

ロング・アゴー

劇団ING進行形

タイニイアリス(東京都)

2012/04/06 (金) ~ 2012/04/08 (日)公演終了

満足度★★★

メタとマジとの狭間に
とても奇妙な手触りの舞台だった。
それは意図されているものと受け止めた。

ネタバレBOX

何か未知のものに冒され、ほとんど死滅してしまった村から、「何かの使命があって生きの残ったのではないのか」という思いに駆られて、長い間交流のなかった隣の村へ行く男を主人公としたストーリーだった。

予想のつかない災難と、それは自分のせいかもしれないと思う。
そして、なぜ自分だけが生き残ってしまったのかという想いと、そのことは、つまり「自分には何か役割があるのではないか」ということへの帰結、そうしたものが物語の根幹をなしている。
さらに主人公のいつも聞こえる「異音」と見えてしまう「幻覚」、そして「(悪)夢」がある。
そんなストーリーの中に、モロ、今様なテーマが垣間見える。

しかし、妙に芝居がかった芝居がされている。
特に、老人たちの設定の4人が。
「おらたちが」とか「わしらが・・・じゃよ」という台詞回しに、やや腰を曲げたスタイル。
ババと呼ばれる未来が見える女の、とにかくいつも片膝立てて座る様など。
さらに、彼らが中心となって、腰が砕けるような、独特のセンスのユーモアを見せてくる。「笑ってください」という感じにはあえて作っていないようだ。

それに対するように主人公と境界線を守る女戦士とその妹たちは、やけにマジなのだ。
そして、台詞ごとのいちいちのポーズが、マジっぽくて、やや臭い。

これって、(大変失礼なたとえかもしれないが)深夜ドラマでやっていた『勇者ヨシヒコと魔王の城』の構造に似ているかもしれない、と思い当たった。
(もちろん、深夜ドラマのほうにはこの舞台で示そうとしている「テーマ」みたいなものは感じられなかったのだから、その点は大いに異なるのだが)

ゆるさとメタと。

そう気がついてからは、そういう「見方」をしようと思った。

しかし、その「メタ」的な何かを孕んだストーリーは、もうひとつ「面白さ」に転がっていかない。
それは、「お芝居をやっている」ということを強く意識させてしまう「メタ的」な部分が「面白さ」として響いてこないからではないだろうか。

音楽の使い方もなんとなく「お芝居のBGMです」的で、舞台上の感情がモロなのが、延々流れる。これも「お芝居感」をさらに煽る。

つまり、この舞台自体が「芝居」なので、その中での「お芝居」が、どこまでマジなのか、メタを意識しているのかが、観客に伝わりにくいということがあるのではないだろうか。
特に、私のようにこの劇団を初めて観る者にとっては。

先に挙げた深夜ドラマのほうは、RPGを下敷きにしてあるので、その「メタ感」は伝わりやすく、「ああ、このチープさはワザとなんだな」と認識しやすかったのだ。

しかし、こちらはそこへ観客をきちんとガイドしていないのではないのか、と思ったのだ。
つまり、そうした「意図」を見せるような演出が必要だったのではないだろうか。
もちろん「説明」ではなく、面白くして、大多数の観客に伝わるように。

そういう意味では、例えば、長老が白い付け髭や杖を持つといった小道具を使い、さらに「いかにも老人を演じてます」という様子を見せながら、それをひっくり返すような演出があれば、よかったのではと思う。

しかし、そういう構造の中に、死体の山を作り上げるというエピソードは、不気味さがなかなか効いていたと思う。
この「死体」とは何を意味しているのか、と考えればまた違った景色が見えてこよう。

しかし、そこまで考えようと思わせないのは、このエピソードの位置づけと、全体とのバランスがあまりよくないからだ。

また、女戦士と巫女が黒白の衣装で姉妹で、互いを気遣っているとか、そんな、いかにもありそうな関係も、そこはメタなのかマジなのかが判然とせず、村の若者たちの位置づけも、面白要素を加えたことで、わかりにくくなってしまっているのではないか。

特に主人公の人柄がわかりにくく、さらに「異音」との関係も、もっときちんと観客に示すべきではなかったのだろうか。
彼にしか聞こえない(のちに巫女も)異音は、彼らに何をもたらしたのかが、くっきりしてくると、全体の方向性も見えてきたのではないだろうか。

何かによって死んでいく者たちが最後に踊るようにもがく様と、異音、そして、死体の山と、主人公の「使命感」それがうまくリンクしていきつつ、それらがメタとゆるさの中にある、そんな感じで、なおかつそれが観客に伝われば面白くなったのではないか、と思ったのだ。

……と、ここまで書いてきたが、実のところ、延々とまったく的外れなことを書いているかもしれないのだけど、という危惧もあるのだ。

で、この劇団、実は今後も結構期待している。
春を忘るな ご来場ありがとうございました!!!

春を忘るな ご来場ありがとうございました!!!

ウンプテンプ・カンパニー

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2012/04/09 (月) ~ 2012/04/16 (月)公演終了

満足度★★★★

完成度が高いと思えた
始めての劇団の芝居を見る時には、途中で帰りたくなって居ても立ってもいられなくなるのが嫌だから普段よりも期待薄で観る感がある。だけど、これは役者の実力、そして構成と演出がキチンと計算されているのが伝わる完成度の高い芝居だと思った。幻想的、官能的、懐疑的な芝居が特に好きなわけではないが最後まで楽しめた。ほんの数カ所ではあったけれどト書き部分を意味する台詞をツッカエたりする場面があり、ビジュアルを見つつ聞く所だと会話台詞よりも気になるという事に驚いた。今回はCoRichの招待券で見たが、次回公園の際にはしっかりお金を出して行こうと思う。

荷

東京演劇アンサンブル

ブレヒトの芝居小屋(東京都)

2012/02/24 (金) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★

刺激的だった坂手さんの演出
中に入ってまず息をのんだ船底を模した客席配置。可動式オープンスペースを生かしたブレヒトの芝居小屋ならではの文字通り「芝居小屋」としての楽しさがある公演だった。

東京演劇アンサンブルの場合、最近流行の劇団員が他劇団へ客演する機会はほとんどないと思うので、今回のように、韓国の作品で、韓国人俳優との共演、外部演出家などによる刺激を受けることはとても貴重で有意義だと思う。

坂手洋二氏の斬新な演出に、若い劇団員たちが柔軟性でよくついて行ってる印象で、いつもの新劇とはまったく違う魅力を発揮していた。

「本当に東京演劇アンサンブル?」という嬉しい驚きがあった。

このお芝居、ふだん、東京演劇アンサンブルを観たことがない人や、坂手洋二ファンにもぜひ観てほしいレアな作品だと思ったが、新劇になじみがない人に足を運んでもらうことは難しいのかもしれない。

それでも、ブログなどを検索すると、演劇関係者、小劇場ファンも多数来場され、好評を呼び、話題になったようで嬉しく思う。

このコラボが劇団員の今後の舞台生活に必ずやプラスになることを信じている。

ネタバレBOX

日本と韓国、両国が抱える「問題」を象徴するような舞台中央の大きな水瓶に浮かぶ「荷」。

この舞台装置が秀逸である。

水瓶の水は惨事の海にもなる。

2つの家族の間を「荷」が行き来するさまを眺めながら、観客の私たちも、船底で心が揺れ動いていく気分。

日本の家族の娘の「私が知らない時代の責任を背負いながらいつまで謝り続けなければいけないのか」という想いは、我々日本人の本音でもあると思う。

「こうである」という押し付けはなく、観客それぞれの心にくさびを打ち込むような深い作品だった。

難を言えば、私の席からは字幕が直角で見えにくく、視力も弱いもので、韓国語のセリフについていくのが辛かった。

俳優では、原口久美子さんの明晰な台詞と、情感あふれる桑原睦さんが印象に残った。

「噂をする日本人トリオ」の使い方も面白かった。

東京演劇アンサンブルは、創始者の故広渡常敏氏が桐朋で教えていた関係で、劇団員には桐朋卒業生が多い。

今回演出助手を勤めた赤澤ムックさんもやはり桐朋OGで、劇団員の中にに同期生もいて、良き潤滑油となったようで、公演成功の陰には赤澤さんの活躍を称える声があったことを追記しておく。

コリッチには赤澤さんのファンも多いと思うので。
We Love兄さん!!~ボクらの兄さん、イケてなくなくない?~

We Love兄さん!!~ボクらの兄さん、イケてなくなくない?~

る・ひまわり

ラフォーレミュージアム 原宿(東京都)

2012/04/03 (火) ~ 2012/04/10 (火)公演終了

満足度★★★★

いっぱい笑った!
お芝居を観たというよりは、小林健一さんと加藤啓さんのコントを観に行ったような舞台に終始笑いっぱなしでした。
お兄さんの悪友二人の演技が最初から最後まで芝居を牽引しているようで、劇場内の観客を引っ張る力のすごさに自然と引き込まれました。
あんなにハチャメチャな体裁なのに安心感があったのは、彼ら二人の存在も大きかったのだとおもいます。
とても面白い舞台でした。

ニジンスキー

ニジンスキー

ニッポン放送

天王洲 銀河劇場(東京都)

2012/04/01 (日) ~ 2012/04/08 (日)公演終了

満足度★★

とても静かな舞台でした。
音がないということではなく、心の声や情念がないということでもなく、激しいダンスがないということでもなく、ただそういったものが静かに通り過ぎていく様は、狂気さえもが美しく、悲しさが静かに満ちて、音もなく降り積もる雪のようでした。


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