第2回日韓演劇フェスティバル
第2回日韓演劇フェスティバル
実演鑑賞
ブレヒトの芝居小屋(東京都)
2012/02/24 (金) ~ 2012/03/04 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.tee.co.jp/stage-shoukai-image/chimu/chimu.html
期間 | 2012/02/24 (金) ~ 2012/03/04 (日) |
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劇場 | ブレヒトの芝居小屋 |
出演 | チョン・ソンギル、原口久美子、伊藤克、ウ・ミファ、桑原睦、大多和民樹、東京演劇アンサンブルほか |
脚本 | 鄭福根 |
演出 | 坂手洋二 |
料金(1枚あたり) |
2,500円 ~ 4,500円 【発売日】2012/01/11 当日4,500円 前売一般3,800円 前売学生3,000円 Low Price Day 2,500円 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | ある日、ソウル市議会選挙への出馬を準備する金潤植のもとに正体不明の荷物が届く。 それは日本の青森県むつ市に住む芳子という女性から送られてきたものだった。 潤植は、自分が受け取るべき物ではないと送り返す。 芳子は、その荷物が潤植の物だと主張し、再び送り返す。 その荷物が日本と韓国を行きかううちに、次第に荷物の正体が明らかになる。 芳子は、その荷物は大湊港から浮島丸に乗船した韓国人男性の持ち物で、祖父が保管していたものだと話す。 潤植は、昔、祖父の妹に当たる女性が従軍慰安婦にされていたことを打ち明けるが、男性の荷物とは何の関係もないと再び送り返す。 芳子は、親戚の遺品の受け取りを拒む金潤植の行為をマスコミに暴露すると脅迫する。 金潤植は芳子の脅迫に応じるかのように、むつ市を訪れる。 ところが、潤植と対面した芳子は、自分は荷物など送っていないと言う。 潤植がこれまでに受け取った手紙は、すべて芳子の祖父(斉藤)の筆跡だった。 浮島号が爆破されるかもしれないという噂を知りながら、乗船する人々にそれを知らせなかった罪悪感、そして、ひそかに恋心を抱いた韓国人女性(貞和)に対する記憶は、斉藤の心に大きな荷物として残されていた。 孫である芳子が幼い頃、幽霊を見たと聞き、斉藤は貞和が残した荷物を処分して、すべてを忘れ去ろうとする。しかし捨てても捨てても荷物は斉藤のもとに戻ってきて、けっして逃れることができない。やがて芳子の息子である真司が成長し、奇怪な歌をうたいはじめたのを聞き、ついにその荷物を韓国に送り返す決意をする。斉藤は芳子の名を借りて荷物を送るが、結局は老衰でこの世を去る。 一方、潤植の祖母は認知症を病んでいるが、荷物を目にしたとたん、直感的にそれが義妹(貞和)と関連があることを知る。自分が手紙を隠したせいで、行方不明になった貞和…。一生自分の胸に押し隠してきた罪の意識…、一家に起こった悲劇はすべて自分のせいだという意識は老女の心に嵐を巻き起こす。 浮島丸とは何の関係もない自分が、どうしてこんなことにわずらわされなければならないのか、どうして自分を訪ねてきたのかを問いただす芳子に、潤植は言う。 暴力に蹂躙された人々を記憶し、事件の真相を問い続ける暖かい心が自分を呼び寄せたのだと…。 |
その他注意事項 | |
スタッフ | 訳・石川樹里 音楽・ 大友良英 美術・加藤ちか 衣裳・緒方規矩子・西原梨恵 照明・竹林功 音響・島猛 振付・矢内原美邦 演出助手・赤澤ムック 宣伝美術・沢野ひとし レイアウト・奥秋圭 舞台監督・松下重人 制作・太田昭 |
チケット取扱い
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それは日本の青森県むつ市に住む芳子という女性から送られてきたものだった。
潤植は、自分が受け取るべき物ではないと送り返す。
芳子は、その荷物が潤植の物だと主張し、再び送り返す。
その荷物が日本と韓国を行き...
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