最新の観てきた!クチコミ一覧

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仰げば尊しっ!

仰げば尊しっ!

風凛華斬

シアター風姿花伝(東京都)

2012/04/27 (金) ~ 2012/04/29 (日)公演終了

満足度★★★★

勢いを感じました
学園モノで、お芝居の運びや役者さんの演技が弾んでいて勢いのあるお芝居でした。キャラ設定も工夫されていて、楽しめました。
ただ、役者さんの立ち位置や動線にもうひと工夫あれば、さらに各場面を印象的に表現できたのでは。

異譚 解体新書

異譚 解体新書

PKシアター

d-倉庫(東京都)

2012/04/27 (金) ~ 2012/05/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題359(12-102)
18:30の回(晴)。18:00受付、18:05開場、Mチーム。舞台中央に古風な小さめの椅子(チラシにある椅子とは異なります)、青白い光の中に浮かぶのは、椅子の足から床伸びている血(管)のような跡が数本、さらに奥から客席まで不気味な枝が頭上を覆っています。妖しい空気が垂れ込め、前方の4つの光は、2対の目から解き放たれているように思え,ますます異郷の世界に囚われます。

BGMは女性の古いフォーク調、前方の座席の一部が関係者席、空調が少し寒い。予定時間を少し過ぎて18:33場内アナウンスでの前説。姉御口調で話しているのは黒沢さん(黒沢さんは「贋作たけくらべ」以来2作目)。スモークが照明に揺らめき19:37開演。音楽(歌)、光(照明)、動き(振付)、とっても面白かったです。格式高い病院と蔑まされる遊郭、医の志と自己保身、その裏に隠れている本当のこと。これらが混じりあい、役者さんたちの熱演と相まって華やかで物悲しいお話となっていました。20:19終演。本日、アフタートークなし。

豆

オイスターズ

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2012/04/27 (金) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

オイスターズ「豆」観ました。
「書かれた会話」が無選別に積み重なる、錯綜した意思の疎通の地層を、再び会話に。時間のズレた同じ空間に立脚する、たくさんのベクトルを持った会話が、行間に時間そのものを含めいろんなものを孕んで同時に飛び交う。いないのにいる、いるのにいない。演技スタイルにもがっちりはまったテーマが秀悦、独特で不思議。舞台から離れた演技空間も、より現実感を希薄に見せる。そんなに数は観てないけど、今まで観たオイスターズの舞台でイチオシ!  ←…なんか、いままでになく難しい事書いてる。。。

絶頂マクベス

絶頂マクベス

柿喰う客

AI・HALL(兵庫県)

2012/04/27 (金) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★

  
とても残念。表面的な小手先の作品。この人が出てきたらまた歌か、とマンネリズム満載。インスタントラーメンのよう。深いところから沸き立つダイナミズムがどんどん無くなっている。震えなかった。残念。女体シリーズは見送りかな。 

夢!サイケデリック!!

夢!サイケデリック!!

範宙遊泳

アトリエ春風舎(東京都)

2012/04/25 (水) ~ 2012/04/29 (日)公演終了

満足度★★★★

質感の描写力
一言で説明すれば、
確かにタイトルどおりの内容なのですが・・・。

見ているうちに
作り手の、質感の描写力にとりこまれ、
気がつけば自分が観ているがごとく
その夢に閉じ込められておりました。

終わってみると
長いような、短いような時間・・・、
しっかりと取り込まれておりました。

ネタバレBOX

夢の話であり
描かれるものに
ぞくっとくるほどにリアルな夢の質感があって
たぶん、観る側がいろんな取り込まれ方をする
作品なのだと思う。

きわめて私の例でいうと、
何もないところから
言葉としぐさで世界が素描されていくような冒頭、
それが広がり学校の授業での
夢の話に行くあたりまでは
物語を外側から見ていた。
で、授業の風景を夢との対比の中でそのまま眺める。
その授業の雲行きがかわり
夢がさらに外側に覆いかぶさってきても、
まだ、夢の構造のなかで
舞台を追いかけていたように思う。
ピンポンだまから広がるものや電気製品の変態に
目を奪われても
それはまだ、舞台上の出来事として眺めていた。
ルーズなエピソードの掛かり方やその崩れ方も
理性のフィルターを通じて受け取って
醒めた感じで見ていたような気がする。

それが、目覚めた夢のシーンで
決定的に視座を変えられて・・・。
一旦、夢の感覚から離れたものが
さらに深い夢の世界だと気付いた時、
もはや、それは夢の外側ではなくなっておりました。
作り手の圧倒的な質感の描写力に
観る側としての視座が
したたかに塗り替えられてしまっていた。

夢の中にいる意識、
シーンのつながりの歪みがそのままナチュラルに入り込んでくる感覚、
抜け出したい欲望と
やりようのないままにそのままに委ねてしまう感覚の
端境感・・・。
時にはコミカルに、あるいは極めてリアルなビジョンとともに
描かれるシーンの解像度に目を奪われる。
マクロな広がりと刹那の感触が
夢の世界だと当たり前のように同居する。、
事象や世界の俯瞰と
恋人との刹那の時間の肌触りが混在した
醒めない夢をずっと巡り続けているような感覚・・。

役者たちも上手いのですよ。
感覚の主体が戻る先を背負い続けたり
しっかりとした切れで存在の軽さを描き上げたり
ベースのトーンを塗りつぶしたり
献身的な演技の継続でシーンを絶妙に結びつけたり
あるいは貫いていったり・・・。
それらの重なりから
夢の外面と内面を立体的に編み上げられていて・・
嵌る・・・。

本当に秀逸な絵の前に立ち
時間をなくしてその世界に捉われてしまったような
そんな感じのままでの終演。

初日ということもあり、
本当に微小なバリのようなものはあったのですが
公演を重ねれば
それも含めて
なにか味わいに変わっていくような予感があって・・・。

この作品、なんとかして、再見したいと思ったことでした。
FIRELIGHT

FIRELIGHT

たすいち

吉祥寺シアター(東京都)

2012/04/27 (金) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★

物理面の
縦横高さ、ミラクルの何倍でしょう。高さのある広い舞台をフルに使いこなしていたことは認めます。

ネタバレBOX

見たいものを視せると言っても幻覚で見るのは会いたい人ばかり、みんな真面目。もっと桃源郷のようなものを見たい人はいないのでしょうか。

主要な登場人物が何人か正面に立ち、過去の放火犯がこの中にいる的なシーンには、伏線を見過ごしていたかななどと思ったりもしましたが、後で犯人が名乗り出たときにはあれは何だったんだと思い、更に犯人が延々と独白するに至っては2時間ドラマかよって思ってしまいました。

演出面ではアンサンブルを使い、幻覚で出てくる人たちによるダンスなど工夫はありましたが、いかんせん脚本に奥行きがなく盛り上がりに欠けていました。

そんな中、黒沢佳奈さんが大きな舞台にも映えていたのが印象的でした。

帰宅してから見た報道特集で、精神科医が薬物を大量に処方することによる薬漬けの問題が取り上げられていて、いったん処方しても効かないと次の薬、次の薬と増やし続け、これは自殺願望の副作用が出る薬だとか言ってはそれを抑える薬も処方したりして、最終的には十数種類の薬を同時に服用させ、効かないだけならまだしも患者さんが依存症になったり、大量に飲んで死ぬ人もいるそうで、FIRELIGHTより精神科医の処方する薬の方が遥かに深刻なことが分かりました。

サージェント

サージェント

劇団 浪漫狂

紀伊國屋ホール(東京都)

2012/04/26 (木) ~ 2012/04/29 (日)公演終了

満足度★★★

初日観劇
世代を超えて、いろいろ繋がる話は面白かった。
ただ小学生から大人まで同じ人が演じていると、
今ひとつ時間の感覚がわからなくなる感じがした。

また同じ顔で子孫やってると・・・・人物相関がちと混乱・・・

でも、伝えたい人の世の苦しさ、
暖かさなどは十分に伝わってくる芝居でありました。

上記、子供や人間関係のスッキリ感は作る側。
苦労したんでしょうが、がんばってーと思いました。

FIRELIGHT

FIRELIGHT

たすいち

吉祥寺シアター(東京都)

2012/04/27 (金) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

すっかり引き込まれたステージ
たすいちすべての公演を観てきたわけではないけれど、自分が観た中では過去公演の中でいちばんレベルが高かったと思う。役者陣の演技、舞台美術等もとてもよかった。

アンティゴネ/寝盗られ宗介

アンティゴネ/寝盗られ宗介

岡崎藝術座

早川倉庫(熊本県)

2012/04/27 (金) ~ 2012/04/29 (日)公演終了

満足度★★★

ラフさチグハグさにも魅力が
ふたつの戯曲の組み合わせの妙はうまく発揮されず、ラフさチグハグさが感じられた。しかしその雰囲気がどこか魅力的だった。
つかこうへいの口立てによるセリフのすごさが際立っていた。

詳細は、演劇感想サイト「福岡演劇の今」に書いています。
http://f-e-now.ciao.jp/20120410.html

BUS DRIVER【終了致しました。ご来場誠にありがとうございました!】

BUS DRIVER【終了致しました。ご来場誠にありがとうございました!】

机上風景

タイニイアリス(東京都)

2012/04/27 (金) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★

しみじみと。。。
最近の自分にも重なるところがありました。
私もBUSを走らせていたり乗っていたり。。。

えびすしげなり

えびすしげなり

カムカムミニキーナ

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2012/04/26 (木) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

人々が運命といっていいようなものに翻弄されるさまが見事
登場人物たちが、自分ではあらがえない運命のようなものに翻弄されるさまを見事に舞台に描いていました。
とても見ごたえがありました。

FIRELIGHT

FIRELIGHT

たすいち

吉祥寺シアター(東京都)

2012/04/27 (金) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

幻を追う
テンポがいいと 思いました。
たすいち らしさも 感じました。
おもしろかったです。

ネタバレBOX

幻覚のシーンは、美しくて悲しくて切なくなりました。
PLAY PARK2012

PLAY PARK2012

PLAY PARK 事務局

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2012/04/20 (金) ~ 2012/04/29 (日)公演終了

満足度★★★★

ダンス&変わり種(28 日ソワレ)
ダンス系のグループ3つに、ネオかぶきを称する男性のみの劇団と不謹慎系漫談という変わった組み合わせのプログラムで、3時間を越える長丁場でしたが、個性豊かで楽しめました。

ホナガヨウコ企画×d.v.d『リアル感電!!/2012年版(また会いたいし、笑いたい)』
ドラムの演奏によって映像をリアルタイムにコントロールするユニット、d.v.dとのコラボレーション作品で、ヴィジュアルも内容もとてもカラフルでキュートでした。ムーブメントの組み立て方やダンサーの技術は甘さを感じる箇所もありましたが全体的な雰囲気が良く、2010年初演のフルヴァージョンを観に行けなかったのが悔やまれました。
ゲストのお笑い芸人(?)、マンボウやしろさんは周りに遅れを取った動きが目立っていて残念でした。

花組芝居『海神別荘』
海の神と、彼の元に嫁ぐことになった女性を描いた、いかにも泉鏡花らしい幻想的な物語でした。紋付袴姿の全員がほぼ出ずっぱりで、様々な役を演じるスタイルが興味深かったです。
古めかしい台詞にタンゴやサルサ等のラテン音楽を合わせるのは面白かったのですが、多用し過ぎていてメリハリがなくて単調に感じました。

珍しいキノコ舞踊団『キノコース』
2月に上演した『ホントの時間』のダイジェスト版で、冒頭で再演だと分かった瞬間から既に以前の感動が蘇って、引き込まれっぱなしでした。
初演時に客席を沸かせたラストのEW&Fの2曲を敢えて外したことによってショートヴァージョンとしての統一感が出ていたと思います。

鳥肌実『玉砕演説』
右翼的メッセージがプリントされた衣装を着た鳥肌さんが日の丸をバックに、政治家や左翼系団体、某宗教団体等をテレビやラジオでは放送出来ないようなネタでおちょくる内容で、途中までは次第に面白くなっていましたが、中盤からは失速気味に感じました。

小野寺修二×森山開次『共犯』
小野寺さんは出演せずに演出・振付に専念していて、森山さんと森川弘和さんのデュオでした。殺人事件の容疑者の取り調べを描いた作品で、最後の部分がよく分かりませんでしたが、小野寺さんならではの時間や空間が変容するような動きや、沢山の役の瞬時の入れ替わりが鮮やかでした。
森山さん、森川さんとも動きにキレとバネがあり、素晴らしかったです。

BUS DRIVER【終了致しました。ご来場誠にありがとうございました!】

BUS DRIVER【終了致しました。ご来場誠にありがとうございました!】

机上風景

タイニイアリス(東京都)

2012/04/27 (金) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★

シンプルだが
 シンプルだが勘所を押さえた作りだ。この作家は、シナリオを書く時、イメージが最初に浮かび、そのイメージと対話しながら作劇してゆくという。こういう書き方だからということもあるだろうが、キャラクターの作り方が非常に自然である。また、照明のセンスも抜群。導入部なども、新鮮で演出のセンスも伺わせる。

no.721

no.721

時速246億

新宿シアターモリエール(東京都)

2012/04/24 (火) ~ 2012/05/02 (水)公演終了

満足度★★★★

空気を馬鹿にする方法
空気をバカにするシーンはどうもアドリブが多いシーンらしく少しづつ違っているみたい。
SFテーマではあるものの、それほど小難しいことはなくて判りやすい。
人食い一族の一員が登場するのだけど、彼が言う台詞はなかなか胸に迫る。
人が滅び行くことを人が選ぶならそれもひとつの道なんじゃないかと思うけど、「滅びないため」の道を模索するべく物語りは進む。

まだ何回か見に行く予定なのだけど、初回見たときと2回目見たときの感想が大分違ったのが自分として何故なのかまだよく判っていない。
面白かったんだけど、その面白さを理論立てて上手く説明できないと言うか。

ネタバレBOX

終盤まで三嶋博士以外には姿が見えなかった後藤は、ソニィの死ぬ瞬間は感じ取れたのに戦争の概念がどうやらなくなっているらしい世界に変えた改竄主がよく判っていないのがちょっと不思議。


FIRELIGHT

FIRELIGHT

たすいち

吉祥寺シアター(東京都)

2012/04/27 (金) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★

小劇場だったら良い芝居になったかも…
新宿のシアター・ミラクルで、連続12公演を打った+1が、
今回は、よりキャパシティの大きい
吉祥寺シアターでの公演ということで、連続公演後ということもあるし、
どのような芝居が見られるか、楽しみであった。

連続公演でも、毎回、何かしらのテーマがあって、それを元に、
話が出来上がっていたのだが、今回もやはりそのようで、
今回のテーマは「マッチ売りの少女」であった。

会場に入ると、おおおっ、舞台装置、立派ではないか!
そして、芝居が始まると、相変わらずの工夫の良さが感じられ、
期待したのだが、ところが、話が進んでいくにつれて、
やや失望…に変わってしまった。

というのは、やはり今回は中劇場だからであって、
小劇場であれば、小気味良い工夫と感じられるものが、
中劇場になると、効果の薄い小細工のように感じられてしまった。

なお、私の座席は最後列(決して嫌いではない、念のため)であったので、
なおさらそのように感じら得たのかもしれない。
最前列で観ていた方は、違う印象を持たれたかもしれない。

つまりは、中劇場の場合、例えば、役者の微妙な表情分けなどは、
前方でしか分からないわけであり、
つまりは、観る側もある意味「大味」になってしまうのは
致し方無いところ。

でも、連続公演で私が感じた+1の魅力は
細かい工夫や展開、変化の秀逸さで、
私自身、今回の劇場でそれがこれほど希薄化してしまうとは、
観て初めて分かったことであった。

今回も、筋は一直線ではなく、伏線に富んだもので、
それも、大味に観てしまうと、「なんかよく分からない非連続の場面の連続」
のようにも感じられてしまった。

私自身、一口に「演劇」と言っても、その多様性と表現手法の違いが
あることに、あらためて気付かされた次第であった。

絶頂マクベス

絶頂マクベス

柿喰う客

吉祥寺シアター(東京都)

2012/04/14 (土) ~ 2012/04/23 (月)公演終了

満足度★★★

惜しい哉
前回が男の世界的カッコ良さ全開であったのに対し、今回は御主人様と執事的なある意味オモシロ世界観で、原作を読んだ自分の解釈とはちと毛色が違いましたが、これはこれで着想が面白いしアリなのかなあと思って観ていましたが、話が進むにつれてこれはどうかなあと思う所が出てきました。

やはり、テーマが血生臭い権力闘争であるはずなのに、簒奪も謀略も何か薄まってしまっていますし、設定自体が緊張感が無いオモシロのため即時的なギャグも逆に映えなくなってしまったのかなあと勿体無く感じました。

肉体言語とも言える肉体表現は相変わらず素晴らしかったのですが、肝心の口に出して言う台詞が聞き取りにくかったのも残念でした。

百年の秘密

百年の秘密

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2012/04/22 (日) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

10年後に
初ナイロン100℃。観に行って良かった。

ネタバレBOX

ティルダ(犬山)と友人・コナ(峯村)を中心に、100年にわたるベイカー家周辺の愛憎をユーモアとシリアスを混ぜて描く。

休憩有りの3時間半。ベイカー家の女中・メアリー(長田)が、語り手となってシーンの年代や役者をさらっと教えてくれるのがありがたい。なかったら混乱してた。
前半は、ティルダ12歳から死亡後までを描く。この前半でティルダらが、平穏でない人生を歩んだことを示唆して、後半への期待を高める。後半で、真相を知った上での単純でない人間模様をじっくり展開。ラスト、ちょっとだけ前向きであたたかなテイストと、ティルダとコナの(無邪気な?)黒い心を提示して幕がおりる。
笑いもあるけど、重い空気がじわじわ客席まで迫ってくる舞台。ボケて殺人を依頼しティルダ(とコナ)の人生の幕もおりる。なんともいえぬ気持ちになるが、これも人生かと。良い悪いってものじゃない。

コナと結婚したが、学校のアンナ先生を想い心に鬼を飼い続けたカレル(萩原聖人)が良い。犬山イヌコも、少女演技から老女演技まで上手かった。ティルダの兄・エース(大倉孝二)も、明るいキャラでありながら、父の愛情不在からの非行・犯罪・自殺という落ちっぷりと悲哀感が好み。父・ウィリアム(廣川三憲)とかプライドの高い同級生・リーザロッテ(村岡希美)も、いかにも感が溢れててうまかった。

登場人物がこんな多くて、こんがらがりそうな話をすっきりまとめてかつ関係性をしっかりさせて100年を描くってすごい。ちなみに、役者紹介のOPとか、舞台演出で使用された映像の出来も素晴らしかった。舞台中央の木のからませ具合のさじ加減もちょうど良い。
てか、住宅の下見にきてHすんな。
巣鴨地蔵通り商店街 喫茶「若草」物語

巣鴨地蔵通り商店街 喫茶「若草」物語

コーネンキーズ

小劇場 楽園(東京都)

2012/04/25 (水) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

更年期なんかぶっとばせ
これほど夢のない自虐的な劇団名なのに、大人気。超満員。
歌と笑いと少しの涙があれば、更年期はかならずしも地獄じゃないっぽいね。
ベテランによるいぶし銀の芝居も見せながら、お姉様パワーも炸裂している傑作でした。
オリジナル曲が爆笑。

FIRELIGHT

FIRELIGHT

たすいち

吉祥寺シアター(東京都)

2012/04/27 (金) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★

らしさ
きっちりエンタメです。
サスペンス色は薄いけど、たすいちらしいかな。
吉祥寺シアターの広さに負けてない芝居で一安心。
という親心的ファン心理に気付いた。

ネタバレBOX

安田友加の子供っぷりたるや。
朝日望の銃撃された瞬間の芝居が何か上手い。
あぁ、椎谷万里江に君付けで呼ばれたい。

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