
厨
演劇企画集団LondonPANDA
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/05/10 (木) ~ 2012/05/13 (日)公演終了

となりにゾンビ
タッタタ探検組合
劇場MOMO(東京都)
2012/05/09 (水) ~ 2012/05/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
プロの技
前回見た「俺んちに神様!?」に比して笑いの要素を押さえ、家族、人間関係のペーソスに重点を置いた作りになっていたが、舞台美術や演出の妙、演技力、ダンスの上手さ、美しさ、音響、照明の腕、随所に鏤められた上質な笑い、丁寧で配慮の行き届いた舞台作り、どれをとってもプロの技を見せ付けられた。流石の舞台であった。次回は11月に同じ劇場MOMOでの上演があるとか。今から楽しみである。

厨
演劇企画集団LondonPANDA
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/05/10 (木) ~ 2012/05/13 (日)公演終了
満足度★
勉強不足
シナリオ自体にドラマツルギーが成立していない。原因は、対立項目がはっきり表現されておらず、鬩ぎ合いの必然性が、かけらほども無いこと。テーマが絞り切れていないことだろう。

「4 1/2」 「キッチンドライブ」
劇団子供鉅人
ポコペン(大阪府)
2012/03/25 (日) ~ 2012/04/16 (月)公演終了
満足度★★★★★
匂い(「キッチンドライブ」)
劇場では味わえない臨場感。
キッチンにただようご飯の湯気だとか、ガスの火の熱さだとか、人の住まう生活の匂いに浸って眺めていると、他人の(恋人同士の)生活を覗き見しているようなイケない気分にさせられます。
もう向き合うことすらできない恋人同士の家に次々と現れる珍客たちは、ちょっとどこかダメで、一生懸命で、とても愛らしい。
深夜のバカ騒ぎの後に訪れる突然の静けさがリアルで、淋しくて、やっぱり何も変わっていないどうしようもない現実を突きつけてきます。私の人生にもきっとあった、誰の人生にもきっとあった、空しい夜明け。
お芝居が終わって外へ一歩出たときに、私も一歩踏み出せたような気持ちになったのは、築100年を超える長屋のパワーかしら。

『ひとり、たび』/『HAPPY JOURNEYS』【CAST紹介写真&アンケート公開しました!!】
トレモロ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2012/03/14 (水) ~ 2012/03/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
二作品ともに観劇。
音楽を用いるなど、両作品の共通点もありながら、それぞれで目指している演出の方向性が違い、興味深かった。
出演者の数やセットの使い方的に、もう少し大きな劇場で上演した方がよい作品かと思ったが、サイドの席から観た身としては、この席だからこそ楽しめる観え方があるのであろうと、ちょっとした独占感を感じる。正面から観ればまた違う楽しみ方ができたのだろうと想像する。
個人的には『ひとり、たび』が印象的。照明が幻想的に生きていたし、若い役者ながらに緊張感のある演技。大道具がよい。
ゴネリル・リーガンの姉二人は、単なる悪役として描かれがちだが、耄碌した父に譲歩しながら実利を求める、合理主義者として筋が通っているように見えた。『リア王』の現代的な解釈だと感じた。

くろねこちゃんとベージュねこちゃん【ご来場ありがとうございました!!】
DULL-COLORED POP
アトリエ春風舎(東京都)
2012/03/14 (水) ~ 2012/04/08 (日)公演終了
満足度★★★★
母親という人生
お母さんの闇サイドの描写はリアル。家族としてひとつ屋根の下に暮らしていても感じる孤独。失われる自分。広がらない世界。どこにでもあるような珍しくない人生。
醜悪なまでの家族の心のぶつかり合いを描いていながらも、嫌悪感やエグさは感じませんでした。抱きしめてあげたいくらい。私が女性だからかもしれません。
開演前の猫カフェ、キュートな猫ちゃんたちにおもてなしされたかったけど、ちょっと勇気が足りませんでした(笑)

【耳のトンネル】満員御礼!ありがとうございました。
FUKAIPRODUCE羽衣
こまばアゴラ劇場(東京都)
2012/03/09 (金) ~ 2012/03/19 (月)公演終了
満足度★★★★
唯一無二の味
人類の愛と情と変わらない歴史そのものをギュウギュウに詰め込んだ妙ージカル。
オープニングの時点からオチは読めてしまっているのですが、懐かしいような、これから出会うような、愛すべき登場人物たちの人生にしみじみします。

バートルビー
ttu【2017年5月末解散】
インストールの途中だビル(東京都)
2012/05/06 (日) ~ 2012/05/09 (水)公演終了
満足度★★★
こういう表現をおもしろがる自分と
なんじゃ、これ!?と感じる自分がいる。確かに普通の演劇とは違うところは評価できる。わかりやすいだけが表現ではないのもわかるが、やっぱり私には???だった。高評価に水を差すようで悪いけど。

うれしい悲鳴
アマヤドリ
吉祥寺シアター(東京都)
2012/03/03 (土) ~ 2012/03/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
最終公演と銘打つ覚悟と気迫を感じた
脚本が秀逸。
改めてじっくり読んでみたい。
男と女、最小単位の人間の関わりを描きながら、表現しているものはスケールが大きく、我々が日ごろ気づいていながら見ないフリをしている現実。痛く、切ない。
乱舞の迫力は合唱におけるユニゾンのようなエネルギーと説得力をもって訴えてくる。身体表現のうつくしさ。演者の呼吸、感覚を合わせ、ひとつの乱舞にするには相当訓練を積んでいるのでは。
舞台美術も空間を上手く使っていてよかった。

Fire Ball Men ~火の玉兄さんの逆襲~
劇団 EASTONES
ザ・ポケット(東京都)
2012/05/09 (水) ~ 2012/05/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
ブラボー
劇場に入って、丁寧で本質を掴んだ舞台作りに驚かされた。物語の内容は神社の祭りに関するものなので、神社や巫女が登場するのだが、日本の神道は、基本的に神体を自然に求める。そのことが、ちゃんと舞台美術で表現されていたのだ。ホリゾント中央に森、幾層かに分けられ、左右に振られたホリゾントには、竹が配されたりしている。更に中央ホリゾントに向けては階段が設えられ、聖性が暗示されているという作り。
演出、演技、アクロバティックで象徴的な身体表現、音響など、どれをとっても見事な出来栄えであった。またシナリオも、しがらみと人情という伝統的なドラマツルギーを踏襲しているため非常に安定感がある。エンターテインメントとして成立させることに成功していながら、同時に古臭さを感じさせないだけの躍動性や桁外しを織り込む構造になっていて、飽きさせない。終演後、拍手が鳴りやまなかったことひとつをとっても、この劇の質の高さが想像できよう。

ETERNAL LIGHT
TEAM☆イットクルゼ!
テアトルBONBON(東京都)
2012/05/09 (水) ~ 2012/05/13 (日)公演終了

【ご来場ありがとうございました】のんべぇい!
SUMMER SONIC THEATER (サマーソニックシアター)
上野ストアハウス(東京都)
2012/05/03 (木) ~ 2012/05/06 (日)公演終了
満足度★★★
楽しめました
駄菓子屋に集う人々の群像劇。結構楽しめました。いかにも下町っぽい個々のエピソードはそれなりにおもしろいのですが、全体としての印象が薄いですね。クライマックスの飲み競べ戦争はかなりとーとつ感ありますが、まいっか。

Fire Ball Men ~火の玉兄さんの逆襲~
劇団 EASTONES
ザ・ポケット(東京都)
2012/05/09 (水) ~ 2012/05/13 (日)公演終了
満足度★★★★
観てよかった。。。
ボクは、「殺陣」をウリにする舞台は苦手というか・・・。
もともと勝新や田村正和のようなベタでタメたっぷりな殺陣が好き。
だから、映画館やDVDで満足。それだけでイイ。
劇場(大小問わず)でやるアクション的な殺陣が好きじゃないのかもしれない。 いつも観ながら(観た後も)、「この殺陣の技術を、殺陣以外で生かせないのか?殺陣でしか見せることはできないのか」って思ってた。
で、殺陣がウリの石田武座長の劇団EASTONES『Fire Ball Men』。
とっても良かった!本当に楽しい芝居だった!!
やっぱ、殺陣ってのは、眼力・間・肉体の三位一体、そして「殺陣の必然性」なんだな、と。
殺陣の使いどころがイイし、何といっても刀じゃなくて(刀も出るけど)、こん棒ってのがイイ!
ちなみに、このこん棒については、当日パンフに詳しく説明されてるんだけど・・・超オモシロイ。
石田座長の強烈な肉体。これフルに使いこなしてます!
やっぱ、あの肉体は「驚嘆」&「惚れ惚れ」だけじゃなくて、「ギャグ」でもあるもんなあ(笑)
それにしても、やっぱG-Rocketsの吉浜愛梨さんは凄い。。。
「G-Rocketsのファンで本当に良かった」って思う演技を、いつも見せてくれる。
ホント、娘ができたら日体大に入学させたいよ(笑)
あっそうそう・・・窪木さおりさんの「着物姿なのにチラリと見える深い胸の谷間」。
これ、ちょっと目からウロコだったなあ。「あっ、こういう見せかたアリだな」って。
いやぁ、実に良かったなー(笑)

東京バンビ『他人の確率』御来場ありがとうございました!次回は10月!お待ちしております!
元東京バンビ
OFF OFFシアター(東京都)
2012/05/04 (金) ~ 2012/05/15 (火)公演終了
満足度★★★★★
観る価値あり。
後ろから2列目あたりで観させて頂きました。
きっと、お客さん全体の目が肥えていたのでしょう・・・出だしの稲葉さんの前説がもしかしたら1番大変だったかもしれません。
私は個人的にあぁいうの好きなんですが。
とにかく脚本がいい。
前回の『ピクルス』で見切りをつけず、コリッチの高評価を頼りにして希望を持って観に行ってよかった。
(もちろん好みもありますが、私は断然今回の方が好きです)
長くなるので続きはネタバレへ。

スーパー丸尾ブラザーズ
OFFBEAT360cc
ギャラリーLE DECO(東京都)
2012/05/09 (水) ~ 2012/05/13 (日)公演終了
満足度★★★
手づくり感
シンプルな舞台美術だなーと思ってみていましたら、その段ボールが演技の途中に次々と剥がれてきたのには驚きました。
演出じゃないですよね(笑)
舞台も脚本も、手づくり感あふれたお芝居でした。

オマエの時間くれよ
劇団フルタ丸
シアター711(東京都)
2012/05/11 (金) ~ 2012/05/15 (火)公演終了
満足度★★★★
ゲネプロ観ました
フルタ丸、相変わらず期待を裏切りません。今回はライトなSFファンタジー(?)といったところでしょうか、個々のエピソードを丁寧に描いていて、とてもリアルに感じます。いつも思うのですが、ほんとセリフが小気味いいですね。

ハラナイ荘の人々
ちからわざ
ザ・スズナリ(東京都)
2012/05/09 (水) ~ 2012/05/14 (月)公演終了
満足度★★★
なんでだろう
そんなのあるわけないじゃん~的な設定もかなりある(と感じた)のに、
いつのまにやらそれを受け入れてしまって、わらったり同調したり。
結局、ハマった(のめりこまされた)ということかな~。。。楽しかった!

オマエの時間くれよ
劇団フルタ丸
シアター711(東京都)
2012/05/11 (金) ~ 2012/05/15 (火)公演終了

Last Color
株式会社Legs&Loins
笹塚ファクトリー(東京都)
2012/05/09 (水) ~ 2012/05/13 (日)公演終了

宇宙Remix (無事公演終了いたしました。ご来場まことにありがとうございました!)
INUTOKUSHI
早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)
2012/05/10 (木) ~ 2012/05/21 (月)公演終了