満足度★★★★★
最終公演と銘打つ覚悟と気迫を感じた脚本が秀逸。改めてじっくり読んでみたい。男と女、最小単位の人間の関わりを描きながら、表現しているものはスケールが大きく、我々が日ごろ気づいていながら見ないフリをしている現実。痛く、切ない。乱舞の迫力は合唱におけるユニゾンのようなエネルギーと説得力をもって訴えてくる。身体表現のうつくしさ。演者の呼吸、感覚を合わせ、ひとつの乱舞にするには相当訓練を積んでいるのでは。舞台美術も空間を上手く使っていてよかった。
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2012/05/11 12:58
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