最新の観てきた!クチコミ一覧

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お先に幸せ

お先に幸せ

劇団ジャムジャムプレイヤーズ

上野ストアハウス(東京都)

2012/05/17 (木) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

スナック「リップス」の常連客になりたい
と思わせるほどに、女優さんたち魅力的でした。

3部作ということなので、次回以降も期待大です。

続きものならば、養成所とデザイナーと居酒屋のその後も楽しみです。





緋旗青嵐記

緋旗青嵐記

流星揚羽

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/05/16 (水) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★

前回よりちょっと印象が
薄い感じでした。女性もがんばった殺陣のシーン、この劇団は効果音など使わずにやるので、その意気は素晴らしいのですが、いかんせん迫力が出てこない。男女の筋肉の差を感じました。もう少し各エピソードに重点を置いてじっくり見せても良かったのでは。

青春漂流記

青春漂流記

劇団鹿殺し

ABCホール (大阪府)

2012/02/10 (金) ~ 2012/02/12 (日)公演終了

満足度★★★

鹿殺しなのにこわくないです
内容は判りやすいし、沢山人物が出て来るのに混乱しないし、じーんとする。劇団名でハードでノイジーな内容かと思いきや、子どもと一緒に楽しめそうな素直で素敵な舞台でした。
客席が後方だったのですが、ナイロンの廣川さんが出てきた時に、ああ役者がいるなあ、と。つぶやきまでもがはっきりと聞こえて来て。ナイロンを観た時には特別そうは感じなかったんですけれども。

『渡り鳥の信号待ち』

『渡り鳥の信号待ち』

世田谷シルク

シアタートラム(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

反復の魅力
物語と、リフレインされるパフォーマンス的な動きと発声。
その独特なバランス感にオリジナリティを感じた。
イスから落ちる青い服の女の人達には、いつまでも落ち続けて欲しいと思ってしまいました。

旗揚公演「ミント+」

旗揚公演「ミント+」

ミントシアター

イワト劇場(東京都)

2012/05/16 (水) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★

友人がかかわっているので拝見
よくできたコメディーでした。装置、衣裳、照明などのスタッフワークで、堂々とファンタジーの世界を作り出していたのが良かったと思います。役者さんが楽しいお芝居にしようと前向きの姿勢だったことにも好感を持ちました。

旗揚公演「ミント+」

旗揚公演「ミント+」

ミントシアター

イワト劇場(東京都)

2012/05/16 (水) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

観劇して来ました。
本日チケプレで観させてもらいました。
途中混乱しましたが、最終的にはかなりまとまったお話だと思いました。クスっと笑える部分も何度かあり、とても楽しい時間になりました。あまりお芝居を観ない方でも楽しめる話だと思いました。
(小劇団だと好き嫌いが別れること多いですからね。)
旗揚げという事なのでこれからも楽しみな劇団でした。
また機会があったら行こうと思います。

お先に幸せ

お先に幸せ

劇団ジャムジャムプレイヤーズ

上野ストアハウス(東京都)

2012/05/17 (木) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

お先に幸せ 見てきた!
楽しかった!
見てるこっちもその世界感に浸っていられる心地よさと爽快感!
見終わったあとは、昔から知っているような感覚にさせてくれる俳優さんたち。
なかなか仕事で時間が取れなかったけど、見に行ってよかった!行ってよかった!
とにかくすごく楽しかった。
ありがとう!

ネタバレBOX

コスモさん・・・思い出しただけで笑える。本人はふざけてないのにね。
沖縄のイントネーションすごい楽しい。
里さん奄美の人なのね、すごい親近感!!
トレモロブリュレ

トレモロブリュレ

ノアノオモチャバコ

小劇場 楽園(東京都)

2012/05/11 (金) ~ 2012/05/21 (月)公演終了

満足度★★★★

不思議な奇譚話
とその真相、面白かったです。

ネタバレBOX

鏡の向こう側に行った後に鏡を割ったために戻ってこれない、鏡割り祭の日に起きた一人の女性の失踪事件がいつまでも美術部員の心に重くのしかかっている奇譚話。

サイケ調の壁画の丸い鏡をはめ込もうとした部分に、はみ出しもせず、丁度いい大きさのスポットが当たり幻想的でした。

鏡の向こうに行ってしまったと思い込んでいた彼らには可哀そうでしたが、病気がちだった彼女故の真相が明らかにされ、精神的にも立ち直れると思うとほっといたしました。
首無し乙女は万事快調と笑ふ!

首無し乙女は万事快調と笑ふ!

ポップンマッシュルームチキン野郎

サンモールスタジオ(東京都)

2012/05/12 (土) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

満員御礼でした。
満員で当日にもかかわらず、スタッフさんの気持ちよい対応で、しかも最前列で堪能させていただきました。期待通り!笑って笑って、そして泣いて、切なくも楽しませていただきました。展開は読めるし、ありきたりな要素も多いけれど、観客に訴える部分をちゃんと伝えるのは難しい....それがキチンと伝わってくる良い舞台でした。構成や脚本の良さもあるし、楽しめる個性豊かな役と芝居に真っ直ぐな役者さん、何よりスタッフの支えが舞台に表れていて、観ていて楽しいお芝居でした。お笑いはスベるのも折込済み?多少中だるみ的に感じたので...楽日にもう1回観に行きます。

首無し乙女は万事快調と笑ふ!

首無し乙女は万事快調と笑ふ!

ポップンマッシュルームチキン野郎

サンモールスタジオ(東京都)

2012/05/12 (土) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

ご招待ありがとうございました。
小気味良いテンポでお客様を飽きさせない演出、キャストの安定感、とても面白く拝見させていただきました。
ブラックジョークを多用すると万人に受けられずらい面がありますが、笑いに変えることにより、自分は不快には感じませんでした。
次回作にも期待です!

恋するロビンソン

恋するロビンソン

Theatre劇団子

あうるすぽっと(東京都)

2012/05/16 (水) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

漂流者の行く末を
初観劇の劇団でした。

タイトルから、ロマンチックな内容を想像するけれど、
裏切られた!いい意味で!!

複数の場面が展開していく中で、
これがどうひとつのお話として結実していくのか・・・

ふとせつない気持ちで観ていたと思ったら、
絶妙なところで笑いに持っていかれる。

ロマンチックなおとぎ話と笑いとに包まれているけれど、
根底に流れるのは今の孕む現代の痛みなのかな、と。

感情が漂流するように、あちらこちらへ流れ流れて、
それでも最後は希望が見えた。


役者の皆さんの、エネルギッシュなお芝居がとてもよかった!

お先に幸せ

お先に幸せ

劇団ジャムジャムプレイヤーズ

上野ストアハウス(東京都)

2012/05/17 (木) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★

キャラが(笑)
個人的には、なかなか楽しめた!
キャラクターが凄い(笑)。
畳み掛けてくる、”あの瞬間”は思わず、笑って吹き出してしまった(笑)。
舞台セットもなかなかのもの。
上演時間約1時間50分。

ネタバレBOX

あらすじは説明文どおり。
物語はスナックを舞台に展開していく。

<良かった点>
・キャラクターが凄い、特にコスモさん(秋葉陽司さん)(笑)。
 出てくるだけで笑みがこぼれた。
 ドン星人と話すための、ドン語?を話だしたときは、「なんだ?」と思ったが、
 畳み掛けてこられると、凄い効果!ほんと吹き出してしまった(笑)。
 これ、かなり面白かった!
・ それにしても配役は皆、凄い合っていたなあ。
 中でも桃子役(坂内麗子さん)、マキノ役(里卓哉さん)の兄妹の
 沖縄方言は良かったなあ(沖縄の方からみたら、どうか分からないが(汗))。
まとい役の聖子さんも、物語の軸として、好演していた。

<ちょっと残念だった点>
・説明文から田原俊彦の「哀愁でいと」が流れて始まるのかと思っていたが、
松田聖子の歌だった。

・舞台セットは、スナックはリアリティーがあって良かった!
でも、道路の自動販売機は、あまり活かし切れていないような気がした。

・最後に明らかになる「ドン」や「天狗」や「アフターズスクール」の話は、
個人的には蛇足のような気がした。

『FAST LANE 1.5』千秋楽!!怒濤の46演目!!

『FAST LANE 1.5』千秋楽!!怒濤の46演目!!

Performance team PADMA

アトリエフォンテーヌ(東京都)

2012/05/17 (木) ~ 2012/05/21 (月)公演終了

満足度★★★★

本物の迫力!
身体を張ったコント+マッスルパフォーマンスと言ったらいいかな。とにかく皆、素晴らしい肉体!踊り子さん、じゃない、パフォーマーに触ってもいいそうなので、筋肉好きの方は通路そばの席を確保すること!(私のそばにも来たんだけど、触れなかった。触ればよかった。おじさんで触ってる人がいたなあ。)MTB、ダブルダッチ、ダンスにラップに、生DJプレイと1時間半ぐらいが、あっという間!頭を空っぽにして楽しめる!あ、映像もなかなかの出来。お見逃しなく!

ネタバレBOX

囚人脱走の話は結局どうなったんだっけ?ま、いいか。
チャンス夫妻の確認

チャンス夫妻の確認

コーヒーカップオーケストラ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/05/17 (木) ~ 2012/05/21 (月)公演終了

満足度

テレビが好きなんでしょうね
司会が手を打って笑うようなバラエティや、『爆笑なんちゃら』で笑える人は楽しめるんじゃないでしょうか。テレビが好きな人はどうぞ。

暴れん坊 銀河鉄道の夜~前張り2012~

暴れん坊 銀河鉄道の夜~前張り2012~

劇団鹿殺し

西鉄ホール(福岡県)

2012/05/12 (土) ~ 2012/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★

最高におばか。
男性陣の衣裳は、前張りが基本です。
これだけでも客席は大爆笑。
銀河鉄道の夜をベースに話は進んでいきますが、
イベントごとに裸(前張り)を意識した見事なパフォーマンス。
血糊まで。

ネタバレBOX

ラストの教室のシーンは、原作はこういう話だったなあとじわっとします。
が、カーテンコール、続いて路上パフォーマンスの再現ともう飛んでいってしまいました。
最前列では集中できない。(笑)
朗読『宮沢賢治が伝えること』

朗読『宮沢賢治が伝えること』

シス・カンパニー

世田谷パブリックシアター(東京都)

2012/05/09 (水) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

14時の回拝聴
本谷有希子・風間杜夫・江口洋介さんらの朗読の回でした。
マリンバの生演奏をBGMに、有名俳優さん達のの朗読です、
平日ながら満席状態。
よく知っていたり、よく知らなかったりする話の朗読です。
俳優さんが情感たっぷりに、綺麗な音楽と暗転・照明などでの、
印象的な演出による公演でありました。
特に宮沢賢治の好きな方には、お薦めですね(^^)。

ネタバレBOX

暗転と食後の心地よさ+αにて、少々眠気がでた・・・。
(知らない詩は駄目ですねぇ)

隣接ビルの26階展望レストランなどと合わせて出かけると、
特に良いと思われ(^^)

また、演出での星空の表現は一見の価値があります!
海辺のカフカ

海辺のカフカ

ホリプロ

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2012/05/03 (木) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★

原作未読
脚本家が海外の方だが、どんな経歴かも認識不足。セコいと思われてもいい、キャスト表も配布か掲示してほしかった。
だからと言って不満ばかり、というわけでなく。原作の内容?少年カフカの成長物語と不思議な老人ナカタさんの物語から考えるとよくまとめあげてるなと感じたり。でも、あれ?あの箇所は結局なんだったんだろうと、思うところもあったり‥。
「ムサシ」「血の婚礼」とかの舞台セットや転換を思い出し、動物の造形が妙にリアルだった。

星野役の高橋努さんとナカタの木場さんがはまり役だった。
後方席から見ても、柳楽さんは眉と目元に印象が残る俳優さん。

ネタバレBOX

父親殺しの疑いや母親や姉に対しての思い、大島さんから指摘された魔界迷宮のような森での体験。官能的だけど透明感あるシーン、それらの旅を終えた後の少年から青年への成長。最後の微笑む表情が良い。
カフカとカラスの相似、光と陰のような間柄という感じ。迷宮で思い出したけど、カフカの父親の彫刻家の代表作は「迷宮」シリーズだったっけ。

疎開先のある出来事で知的?障害者になってしまい、そのまま時が過ぎ老人に成長した、猫と話せるナカタさん。途中、ジョニー・ウォーカーさんと出会う。諸々あって彼を殺害するけど、その辺りの場面で同じ舞台上でナチスの記録を読んでいるカフカとナカタさんの対比は、視覚的にも痛烈で印象的な場面だった。
ナカタさんと星野の石を探す珍道中ぷりが愉快。
石は見つかったけど、ナカタさんのその後に星野はどうしたんだろう、石はそのままにしたのかな?ナカタさんの最後がなんかあっさりしてたような感じに見えた。
猫殺しのジョニーのシーンはより残虐で暴力的。オーバーラップするかのようなカフカの父親殺しとナカタさんの凶行。凄まじかった。
でも、カフカはTシャツ血まみれになったけど、次の登場シーンではまた白Tシャツだったような。あれは幻覚だったのかな?他、先生とGHQ、少女の歌関連の出来事は原作読まないと補完出来ない部分なのかな。

ペン廻しの大島さんの長谷川さんが今までとは違う雰囲気の役柄で良い。さくらの佐藤さんは小生意気ぽいけど性格良さげな感じ。
ジョニー・ウォーカーさんとカーネルサンダースさんの登場はもろアングラ風味があって見ていて楽しかった。猫のカワムラさん可愛い!
考えれば考える程、なぜ?謎の部分もあったけどいい舞台を見た。
吸い込まれていくような霧雨のラストが奇麗。
緋旗青嵐記

緋旗青嵐記

流星揚羽

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/05/16 (水) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

おもしろかった!
ベタだけれど、笑えて涙できる芝居。

ネタバレBOX

時代ものってハズレが多いので正直、期待してませんでした。でもはじまったらスッと引き込まれて。あっという間の2時間でした。
オープニングの先生のシーンはもう少し丁寧に芝居した方がいい気がします。主役の方の喋る音程が一定で勿体なかったな…。キャラメルボックスの降り注ぐ~の立川くんを思い出しましたw

衣装も皆さんよく似合ってました。
だけどユキモリさんの着こなしが…主君というには色や素材が安っぽかったのが気になりました。

しかし全体のバランスは凄く良かった。
また次回も観に行きたいです!
首無し乙女は万事快調と笑ふ!

首無し乙女は万事快調と笑ふ!

ポップンマッシュルームチキン野郎

サンモールスタジオ(東京都)

2012/05/12 (土) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

ユニーク
 一風変わった入り方をすると思ったら、SF的なテンションなのかも知れない。いずれにせよ、其処から本質的なものを紡ぎだす力は抜群だ。また、深刻な問題を扱いながらドライなタッチと運びで観客を感動させるようなシーンに引っ張ってゆく構成力、その時の音楽の使い方の上手いこと。更に、これだけ深刻な問題を扱いながら、軽味を併せ持っている所など、相当な器用さを感じさせる。役者たちの力演も称賛に値する。美術もかなり凝っており、用いられるジョークもシナリオに上手く入り込んで効果を上げている。面白い舞台であった。

どうしても地味

どうしても地味

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2012/05/16 (水) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

人生は線香花火
「地味」と言えば地味かもしれない。
だがこの地味さ加減は私たちの日常そのもの、人生そのものだ。
そしてどんな「地味」の中にも人生における“個人的に劇的な展開”が潜んでいる。
場の転換にアイデアとセンスがあって2時間を飽きさせない舞台だった。

ネタバレBOX

懐かしい、ちゃぶ台がひとつ置かれただけの6畳和室が
灯篭のある純和風の庭に面して開け放たれている。
障子の向こうは廊下。
この部屋が、ある時は過疎地の寺院に隣接した集会所になり、
また線香花火ビジネスでちょっと成功した、仲間3軒それぞれの家になる。
微妙な照明と障子を開けて入って来る人を見て誰の家かと判るという、
このアイデが秀逸で、流れが途切れずテンポも良い。

中国製でなく日本製の線香花火を売り出したところ人気を呼んで、
過疎の村のビジネスには補助金も下り、順調に行っていた。
ところが言い出しっぺの二朗(爺隠才蔵)が、突然「辞める」と言い出した。
思いとどまらせようと必死に説得を試みる博士(小島聰)。
せっかく軌道に乗ったというのになぜ今辞めるのか。

やがてメンバーみんなの様々な“家庭の事情”が見え始める。
上手くいっている夫婦なんてひとつもない。
住職(小野哲史)ももっともらしいことを言いながらとても怪しい。
おまけに居候だか妾だかわからない元風俗の女(笹野鈴々音)と一緒に住んでいる。

だがぐだぐだ言って迷っているうちに自分の意志とは関係ないところで
全てが思いがけない方向へ転がり出すこともある。

放火によって工場は焼け、花火も全て無くなってしまった。
「好きでやってるのか、やらなきゃならないからやってるのか、わからなくなった」
と言っていた二朗がやっぱり自分は線香花火が好きなのだと、失ってから気付く。
だが共に働いてきた仲間も離ればなれになって行く。 
人々はそれぞれ何かを失って終わる。

もう少し早く二朗がなぜ辞めたいと言い出したのか、知りたかった。
辞める理由を引っ張りすぎて、説得する博士の言動が空回りに見える。
反対に火事の後、それぞれがどうなったのかを、もうちょっと説明してほしかった。
あの人その後どうなったの?とイマイチよく判らなかったのは私だけだろうか。 

謎の元風俗嬢を演じた笹野鈴々音さんが強烈な印象を残す。
ピュアで世間知らずのような顔をして、実は人々を操る怖い女を軽やかに演じている。
妻から逃げて居間で寝起きする新一を演じた須貝英さん、
気弱な反面必死な抵抗、仕事は受け身というありがちな男が超リアル。
普通の人々の代表二朗が情けなくも共感を持てるキャラとして印象に残る。
怪しい住職の小野哲史さん、語り口が本当に和尚さんで説得力がある。
説法が上手いと同時に悪事も平気でする坊主がとても良かった。

人生は線香花火のようなものかもしれない。
小さくてささやかで、でもその中には山場も事件もあるのだ。
ちょっと満足しては、迷ってふらふらと彷徨う・・・。
一人ひとりが持つ線香花火にフォーカスした作品に作者の真摯な目を感じる。

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