
JUMP!
シグナルズ
シアター711(東京都)
2012/07/04 (水) ~ 2012/07/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
飛ぶの飛ばないの?
前半は、なんとなく飛んでいない感じがした。
話自体はわかりやすいが、
なんとなく、何人かの登場人物のセリフ回しが急いているような気がして、
単調な印象を持って、入り込みづらかった。
最後一気にJUMP!した。

高き彼物
(公財)可児市文化芸術振興財団
吉祥寺シアター(東京都)
2012/07/04 (水) ~ 2012/07/10 (火)公演終了
満足度★★★★★
マキノノゾミ演出『高き彼物』
すごく良かったです~。メルマガ号外出しました(年間250本観劇したとして、おすすめしたい上位5本ぐらいに入る感じ)。ツアーもいっぱいあるのでぜひ。

葬式クラス2012
エビス駅前バープロデュース
エビス駅前バー(東京都)
2012/07/01 (日) ~ 2012/07/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
44期
先に、28期を観ていたので、自分としての「一等席」で観た。
44期より”軽快”とうイメージだった。話も少し違うし
とてもジェネレーションを表しているように思えた。
2バージョン観て、ベースは同じ話でも
役者さんやちょっとした違いで印象変わるを感じれてものすごくよかった。
個人的には、年代が近い28期のほうが、共感はしやすいけど。

記憶、或いは辺境
風琴工房
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2012/06/27 (水) ~ 2012/07/08 (日)公演終了
満足度★★★★
そっか~
悪くないですよ、むしろいいですよ。
でもね、私の心に踏み込んではこなかった気がしまする。
あの白菜はどうなるの~

『リ・メンバー魂』+『軟球Braves』
MousePiece-ree
劇団そとばこまちアトリエ 十三 BlackBoxx(大阪府)
2012/06/29 (金) ~ 2012/07/08 (日)公演終了
満足度★★★
『リ・メンバー魂』
初見でした。飛行機で飛んで観に行きました!
ゲスト:鴨鈴女(南河内万歳一座)さんの回を観ました。
★は、2に近い3。

髪をかきあげる
Moratorium Pants(モラパン)
千本桜ホール(東京都)
2012/07/04 (水) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

朗読劇「ユンカース・カム・ヒア」
NoH-Ra
ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)
2012/07/03 (火) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

高き彼物
(公財)可児市文化芸術振興財団
吉祥寺シアター(東京都)
2012/07/04 (水) ~ 2012/07/10 (火)公演終了
満足度★★★★★
とてもよかった
ここに書き込みしようと思ったら、農家の娘さんが☆一つで見ちゃダメとか書かれているので、本当に人の感想ってそれぞれなんだなと思いました。
(ごめんなさい。農家の娘さんがそう思われた事を否定しているのではありません。)
少なくとも私は、感動しました。笑って泣いて、ものすごく温かい気持ちでいっぱいになりました。
吉祥寺シアターの舞台の上には、大きなちゃぶ台、黒電話、文机(その下には手提げ金庫)、お仏壇、アイロン台、籐製の背の低い椅子。まさに私が中学時代を過ごした田舎の家にもあったものたち。昭和53年の居間が存在していました。
会場に流れている西城秀樹、山口百枝、世良正則の曲にも、懐かしい時代を思い出しました。
そんな感じで開演前から期待が膨らみましたが、お芝居はその期待を裏切らず、むしろそれ以上でした。心動かされました。本当に感動しました。
石丸謙二郎さんが良い。秀一の手紙から「シノケン」のことを語られた時は、一幕から涙が出て出て仕方なかったです。
品川徹さんは舞台を引き締めてました。実際は、引き締めではなくって、ふっと力を抜かせてくれるんですが、彼の存在がこの舞台を一段高みに引き上げているといっていいと思います。
田中美里さんも金沢映子さんも酒井高陽さんも、よかった。
無駄な台詞が何一つ無い、濃い舞台でした。
終わってみたら21時40分で、10分の休憩をはさんで2時間30分という長舞台(私にとっては2時間超えると長いのです)でしたが、見ている間は長いと全く思えず、あっという間でした。
いただいたパンフレットに「市井の片隅で高く真っ直ぐに生きる」と書かれていましたが、観終わった後、まさに、「そう生きたい」と思わせてくれました。
猪原先生のように、智ちゃんや、野村先生のように。
可児市の花・薔薇が一輪全ての座席に置いてありました。
芝居が終わって帰ろうとすると、後ろの席の男性が「よかったら」と自分の分の薔薇をくださいました。
ビックリしましたが嬉しかったです。
そんなふうに他人に花を贈りたくなるような、素敵なお芝居だったと思います。

ワンダフル・ワールド
劇団フライングステージ
駅前劇場(東京都)
2012/07/04 (水) ~ 2012/07/08 (日)公演終了
満足度★★★★
家族
東日本大震災後、2011年4月から2012年の春までの一年間の物語を描いた物語。ゲイの「家族」が離れて、震災以来、絆を取り戻した内容だった。一人ひとりのキャストが丁寧に演技しており、素敵な舞台だった。

首吊り台から歌ってみせる
メガロザ
OFF OFFシアター(東京都)
2012/07/04 (水) ~ 2012/07/09 (月)公演終了
満足度★★★★
うたがすき!
目黒フタエ氏の動きが可笑しい。くにゃくにゃしてて。松尾さんぽい。女優陣の身体を張った表現?も頑張ってて良い感じ。邦楽がネタというより、もう好きで好きで堪らない!という風に使われていると思ったら、フジファブ追悼の舞台もあるんですね。主宰の一人カラオケ状態には苦笑しました!

絵ニナル人
ロックンロール・クラシック
ギャラリーLE DECO(東京都)
2012/07/04 (水) ~ 2012/07/08 (日)公演終了
満足度★★★
普通に面白かったのですが
ある意味,日常の暮らしの中で起こってもおかしくはない人の出会いと感情の表れで,普通に面白く観劇できましたが,かといって,特別に印象に残り感動を受けるような,また,興奮を得るようなものでもない。役者さんも演技は安心して観てはいられるものの,特別惹かれるものも少ない。初見の劇団であったので,今回の芝居がそういうものであったのか判断はつきかねるが,いい意味でも悪い意味でも普通の演劇であった。

ウイルス
大駱駝艦
世田谷パブリックシアター(東京都)
2012/07/05 (木) ~ 2012/07/08 (日)公演終了
満足度★★★
エンターテインメント性のある舞踏
老舗舞踏カンパニーの創立40周年記念公演で、精神論的な方向に行き過ぎず、エンターテインメント性を大事にしていて、所々にユーモラスな雰囲気もあり、エログロ的表現もソフトな印象で、単純に楽しめました。
冒頭からかなり長い時間を床にうずくまっている男性3人や、ワンシーンの間を宙に吊されたフレームに座り続ける女性達等、静止したままで舞台美術の一部として存在する身体が美しかったです。
喜び、悲しみ、驚きといった様々な感情を想起させる、いびつで優雅な女性群舞が素晴らしかったです。麿赤兒さんのソロは凄味と滑稽さが両立していて、強い存在感がありました。全員が一列あるいは一固まりになって客席側にジリジリと歩み寄るシーンが印象的でした。
土井啓輔さんとテクノ・ミュージックの大御所、ジェフ・ミルズさんによる音楽がとても格好良く、正直舞踏だけでは少々間延びしているシーンを引き締めていました。
女性舞踏手達が着ていた青いドレスは美しかったのですが、男性が着ていたカビをイメージさせる赤や緑の小さな玉が付いた衣装は安っぽくて、残念に感じました。

マックス・ヤスガーさんの憂鬱
ナントカ世代
アトリエ劇研(京都府)
2012/07/06 (金) ~ 2012/07/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
初日割引で拝見。
原作なし、ってことだったけど、いつものナントカ世代でした。(笑)
やり方とかは変えてきてたけど、相変わらずお腹の内側をもぞもぞくすぐられるような、少しずつ澱がたまるように組み立てられていくお芝居です。では、少しも隙がないかといえば、ずっと隙だらけのような時間。
まるでベケットか別役か、でも不条理劇と言うにはすごく軽い、昔のMONOみたいな瞬間もある。この劇団でしか味わえない、特殊な感覚です。

ミュージカル「ひめゆり」
ミュージカル座
THEATRE1010(東京都)
2012/07/05 (木) ~ 2012/07/10 (火)公演終了
満足度★★★★
ミュージカルの出来は良好
沖縄に旅行して見聞した事実からは幾分悲惨さは薄められているにしても,ミュージカルの出来はとても良く,しっかりと堪能できました。キャストはみな実力があり,不安要素と思われた神田さやかも邪魔になることなく,歌と芝居の世界を構築していました。夏になるとというか,過去にこのような事実があり,いまの幸せをな生活を維持する義務があると再認識した時間でした。

葬式クラス2012
エビス駅前バープロデュース
エビス駅前バー(東京都)
2012/07/01 (日) ~ 2012/07/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
台本と役者たちの纏う齢の絶妙なマッチング
28期を拝見。
初演の良さを引き継ぎつつ、
ベテランの域に入りつつある
まさに脂の乗った役者のお芝居を
ガッツリ楽しみました。

Doll Castle ~人形の城~【当日券あります】
Souse
高田馬場ラビネスト(東京都)
2012/07/06 (金) ~ 2012/07/08 (日)公演終了
満足度★★★
レビュー
芝居というよりレビューに近い感触であった。踊りは上手い。然し、演劇というにはちょっと内実に乏しい。演技にしても、役者の演技の範疇に入れられるメンバーはごく少ない。チェーホフ以降、内面性をも描くようになった劇という表現行為で、人生を生きていて出会う様々な問題を自分に引き受け、背負うような姿勢が無ければ到底滲み出すような表現はできないことを肝に銘ずるべきである。今後の奮闘を期待する。

ウィンドミル・ベイビー
演劇企画集団・楽天団
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2012/07/04 (水) ~ 2012/07/06 (金)公演終了
満足度★★★★★
大方 斐紗子
大方さんのファーストネームを書き違えました。大変失礼いたしました。正しくは、今回の表記です。お詫びし訂正します。

ウィンドミル・ベイビー
演劇企画集団・楽天団
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2012/07/04 (水) ~ 2012/07/06 (金)公演終了
満足度★★★★★
大方 斐沙子
名演である。差別とはどういうものか。丹念に描かれたシナリオの良さに改めて気付かされると共に、大方さんの演技力の素晴らしさに心を打たれた。因みにこのシナリオの作者、デービッド・ミルロイは演出家、ミュージッシャンとしても知られる才人で、アボリジニの作家としては初めて、オーストラリアで最も権威のあるパトリック・ホワイトの名を冠した賞を受賞している。2003年のことだ。因みにP.ホワイトは、20世紀の英語圏で最も才能豊かと言われた作家で、ノーベル文学賞を受賞した。
今回、上演されたウィンドミル・ベイビーは、白人至上主義などという馬鹿げた差別をし続けた英国からの移住者に1788年以来、獲物として銃で狩られ、惨殺され、辱められ、土地を奪われ、差別され続けてきたオーストラリア先住民であるアボリジニの老婦、メイメイが、かつて自分が働いていた農場へ50年ぶりに帰還し、遣り残した仕事を終える話である。無論、登場人物はたくさん居るのだが、12名の人物を大方さんはたった1人で演じ分ける。その芸の質の高さ、滲みでる人間味の豊かさ、愛嬌や品、素朴やしなやかさ、白人農場主の冷酷性やその夫人のたおやかさ、アボリジニの純朴と知恵などを見事に演じ切る。無論、差別され、虫けらのように殺される立場でもあるので生きる為の知恵も巧みに表現されている。ミルロイ自身がアボリジニであるから、実体験も多く含まれよう。まして演出は、このような問題に関わり続けてきた和田氏である。肌理の細かい演出は流石である。
一方、白人と雖も、時代の流れには逆らえない。2008年2月13日には、オーストラリア首相として、ケビン・ラッドが初めて先住民に対する公式謝罪をしている。とは言え、未だ、差別は息づいており、オーストラリア先住民の置かれている情況は、酷いものである。平均年齢の差が、白人より20年も短いことも見ておくべきだろう。
舞台に登場した人が、実は、もう1人いる。生演奏で舞台を引き立て、劇中のシチュエイションに合わせたコラボでも笑いを誘うなど、舞台に膨らみを持たせてくれたボードビリアン、バロン氏。
この後、福島でも7月12日の公演がある。今回、見逃した方、遠方で見に行けなかった方も是非、観劇して頂きたい。

ミュージカル「ひめゆり」
ミュージカル座
THEATRE1010(東京都)
2012/07/05 (木) ~ 2012/07/10 (火)公演終了
満足度★★★★★
復帰40年
きびきびした動きに、かなりリアルな作りの戦場風景が、いやでも戦地の緊迫感を伝える。飛来する敵機、機銃掃射、沖縄戦では島民の4人に1人が亡くなったと言われ、艦砲射撃によって島の形が変わったといわれている。このような激しい戦闘の場へ狩り出された少女たちの無垢で美しい歌声は、悲惨と切なさを倍加する。個々の出演者のキャラを立てる場面、集団で演ずる場面の連携も非常にバランス良く構成され、過酷な状況の中で理不尽に命を奪われる友や兵士たちの苦悩や嘆きをしっかり捉えながら、それでも生きようとする姿を対比させ、命の儚さと同時に尊さ、強さも描いて見せた脚本、演出も見事だ。今まで、自分が日本国内で見たミュージカルでは最も出来の良い作品である。(ブロードウェイからやってきたアメリカ人のミュージカルも見たことがあるが、完全に日本を舐めた上演であり評価外であった。その時の演目はガーシュウィンの「マザーレスチャイルド」だ。NYのブロードウェイで見た「ミス・サイゴン」は良く練れた作品であったし、金も掛けていたが、ベトナム戦争をアメリカに都合よく描き、単なる恋愛物に仕立てていた図々しさには呆れた)
本題に戻ろう。優れた作品を力のあるメンバーで上演したことには、施政権返還40年の節目ということもあろうが、自分は、ヤマトンチュウの卑劣を考えずには居られなかった。現在も国土面積の0.6%に約75%の基地が集中し、レイプ、殺人、暴行、ひき逃げなど米軍人・親族による犯罪は絶えない。因みにレイプは親告罪なので、数字に表れている数十倍の被害者がいるはずである。そこに、アメリカ国内でさえ、”空飛ぶ恥”と言われるオスプレイを配備しようと躍起になる日本政府とは何か? 国民の生きる権利を蔑にする姿勢は、原発問題や水俣、薬害などに対する反応同様、戦争中、沖縄島民にスパイ容疑を掛けて殺したファシストと一切変わらない。我々は、このような政府を成立させている我々自身の恥を知らねばなるまい。
このようなことを改めて考えさせてくれたこの作品に改めて感謝したい。

ウイルス
大駱駝艦
世田谷パブリックシアター(東京都)
2012/07/05 (木) ~ 2012/07/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
震えた!!
壮大な宇宙の中のちっちゃな世界…。すごいよなぁ。舞台セットも音楽も照明も衣装ももちろん振付もすごいよなぁ。感激!!特に今回は女性の鋳態に魅力を感じました。麿さんの鋳態にも注目です!!