
JUDY
グーフィー&メリーゴーランド
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2012/07/18 (水) ~ 2012/07/22 (日)公演終了
満足度★★★★
色んな想いを乗せて飛ぶ
公演時間は140分くらいと長いです。ですがそこまで長く感じなかったので、作品に集中出来たからだと思います。
最初は作品に全く関係がなさそうな雰囲気で尺は長いです。徐々に話の中に入って行きます。
当時の用語や情景について細かく調べてあると思います。それに比べると、難しいセリフが多いとはいえ、滑舌が気になるところがあるのでそこは課題でしょうか。中盤あたりから所々笑えるところもあり、敗戦に向けて話は展開していきます。

飛び加藤 ~幻惑使いの不惑の忍者~
東宝
シアタークリエ(東京都)
2012/06/10 (日) ~ 2012/06/26 (火)公演終了
満足度★★★★
日本伝統奇術「手妻」の使い手,忍者"飛び加藤"波乱万丈の冒険!筧さん得意のキャラ。
日本古来の伝統的奇術・手品「手妻」を使い、卓越した忍術で恐れられた伝説の伊賀忍者・「飛び加藤」こと加藤段蔵の活躍を描く。
実際の「手妻」の継承者、藤山新太郎を案内役にしたことで、講談のような独特の雰囲気がでて、まずその軽妙な語りが心地良く始まります。
天真爛漫なヒロインの佐津川愛美ちゃんは、あくまでもストレートでかわいらしく元気!
ヒロインの役をのびのびと、バッチリ務めきってます。
そして、一目ぼれした相手を探すため、筧さんの忍者加藤を巻き込んで冒険の旅にでる。
筧さんは、もう「いつもの」得意のキャラクターそのまんまです。
でも、あのセリフの語り方は、いつ聞いてもいいですね。
軽くていい加減な三枚目、頼りになる優しいおじさん、でも哀しい過去がある。
対するライバルは三上さん、こちらは渋い役回り。
最大のポイントは、涼風真世さんの代わり身ぶり、老婆と若い女の演じ分けが見事です。
それぞれに適度にデフォルメされていて、全く違う声質も、声量も、さすがです!
いい意味でアニメの声優のように、通る声が気持ちいいです。
笑いと、手品と、忍者アクション、ちょっぴり悲しい恋や顛末もあり、琴の生演奏もある、楽しく観れた娯楽編でした。
この辺の手堅い演出、まとめ振りは、さすが河原雅彦さんです。
「何でもちゃんとしたレベルで対応できてしまう。」
もう、演劇界の三池崇史と勝手に呼びたい。^^;)
(蛇足)
手品の語源が「手妻」じゃないかと思ったのですが、パンフレットにもどこでも一切触れられていないので、偶然なんですかね…。

あの大鴉、さえも
思出横丁
池袋GEKIBA(東京都)
2012/07/18 (水) ~ 2012/07/22 (日)公演終了
満足度★★★
不条理
竹内 銃一郎の不条理劇だが、作品の読み込みが浅いと感じた。なぜ竹内は、このような作品を書き、自分達は、なぜ今この作品を此処で上演するのか、といった自問が浅いと感じたのである。内容的には、「ゴドーを待ちながら」やカフカの「城」を想起させるのだが、ゴドーでは中心人物は2人、この作品では3人、一方、城では基本的に1人である。この差の意味や、その差によって本質的に変わる部分があるのか無いのか、といったようなことも考えた上で演じて欲しかった。熱演は評価するが、不条理な状態に置かれた人間は、おそらく必死に考える。そのことに意味があるか無いか、無いとすれば人間としての意味さえもないのでは無いか? との痛烈な問いこそが、不条理性の正体ではないのか? 年齢が若いとはいえ、このような作品に挑むのであれば、もう少し必死に考えて欲しいのだ。
さらに、細部の演技にも拘って欲しい。荒く感じた。

ミュージカル ドリームハイ
TBS
新国立劇場 中劇場(東京都)
2012/07/03 (火) ~ 2012/07/20 (金)公演終了

プレイスター
WBB
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2012/04/25 (水) ~ 2012/05/06 (日)公演終了
満足度★★★★
アクションシーンが良かった!
ホールに着くと、ロビーは若い女性で一杯。
もちろん、オジサンとしては嬉しくもあるものの、しかし不安もよぎる。
「また、イケメンばかりで、内容の無い
つまらない舞台を見せられるのでは」
(ただし、席に着くと、なぜか私の両隣りは、私以上のおっさんで、
これはちょっと不運?)
それはともかく、この種の芝居としては、結構面白かったのです。
まあ、ストーリーは単純な勧善懲悪もので、
それにやっぱり若い子中心なんだけど、
良かったのはアクションシーンで、これは中々の迫力。
まあ、1か所、イケメン役者がファンに媚びるようなシーンも
あったものの、笑いを取っていたシーンも多く、
疲れた時など、ややこしい筋のものではなく、
たまにはこういうのを観て、スカッとするのも
良いかも、と思った次第。

ゾンビ×幽霊×宇宙人「オール恐怖大行進!!」【ご来場・応援ありがとうございました! 次回は11月! からくりサーカス~サーカス編~を上演いたします。 乞うご期待!!!】
カプセル兵団
ワーサルシアター(東京都)
2012/07/12 (木) ~ 2012/07/22 (日)公演終了
満足度★★★★
歌舞く
しょっぱな余りにも馬鹿馬鹿しい展開だったので、如何にバカバージョンと銘打たれてはいても呆気にとられたが、役者たちの身体能力の高さに、しっかり訓練をしていることが見て取れたので安心した。芸風も広く様々な表現を可能にするであろうポテンシャルの高さも気に入った。中後半からは、人情の機微にも触れ、決してハッピーではない終わり方だが、爽やかさの残るラストも気に入った。
それで、ひょっとすると、と思ったのだ。公演は番外ということもあり、普段とは異なった印象を持たれるように作ったのではないか? と。即ち劇団としては、実験的な舞台を敢えて作った、というわけだ。日によっては通常バージョンも演じている。この辺り、底力のある劇団なのではないか、と感じる。
言うまでもないが、役者の仕事は作家の書いた言葉を身体化することである。その際、何を目指しながら身体化するかで役者や劇団の個性が出てこよう。おそらくこの劇団の縛りは、エンターテインメントを大切にしていることだろう。この推理が当たっているとすれば、このバージョンでは、バカ話に徹する前半部で、観客への媚、諂いを無化し得たこと、つまり大衆芸能の本質である歌舞く作業を成功させたことが、中後半からのメロドラマ的展開への移行を自然で爽やかなものにしたのではないだろうか。ここまで意識的に演出をしていたとすると、只者ではない。

憧れと衝動
小松台東
高田馬場ラビネスト(東京都)
2012/05/30 (水) ~ 2012/06/03 (日)公演終了
満足度★★★★
現代社会の孤独と社会病理
宮崎出身の、いわゆるアラサーの3人の女性の物語。
それぞれ人生に苦労している。
エリートサラリーマンの婚約者と暮らし、一見幸福ながら、
しかし、何となく「彼」に違和感も感じている女性。
そして、一旦郷里に帰ったものの、再び東京に出てきたが、
職探しに苦労する女性。
そしてもう一人、テレビ局勤務ということで、
一見幸せそうながら、一旦退職して戻ってきたため、
セクハラ・パワハラ(?)に苦労している女性。
前半は彼女達の辛い日々が、交代に描かれる。
私にはこれが結構長く感じられた…悪い意味ではないが。
というのは、かくいう私も、サラリーマン生活に馴染めず、
(というよりは、そこから落伍して、の方がより正確かな?)
一応自営業というか自由業になれたものの、
宮仕えの窮屈さというのも、経験しているので、
私は、冷静に見ていられないんですよね。ああいうシーン。
それでまあ、最後の方で、どんでん返し(…と言ったら大袈裟かも
しれないが)があって、それまでの重苦しい雰囲気から
ちょっと解放されるのだけど、でも、それは「はじめの一歩」という感じ。
世の中、ネットに限らずあらゆる点で便利になったものだが、
しかしある意味、みんな孤独になっているんじゃないかなあ…。
この芝居を見て、そんな「現代の社会病理」(これも大袈裟)を感じました。

協走組曲第3楽章
ステージタイガー
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2012/07/13 (金) ~ 2012/07/18 (水)公演終了
満足度★★★★★
Bチーム観劇!感激!書き直しました!
時間のタイミングが合ったBチームを観劇!
このキャストの主役は樋口友三衣さんは序章でも熱演して
私のその月のMyベストの役者さんとして選ばせて頂いた印象的な役者さん!
今回も相変わらずの熱演!
もう演じるだけで序章と重なりウルウルしそうになってしまう(^_^;)
その周りを固める役者さんも好演です♪
恋人役の谷屋俊輔さんのしっかりとした演技で脇を固めます!
体の大きなアミジロウさんは不器用で人の良さそうなお父さん役!
西村陽子さんは女性ならではの優しさのあるコーチ役!
今村こころさんは献身に見守るチームメイトだけどカナデの大ファン役!
そしてある意味、存在感を示してた謎の記者役の梅田脩平さん!
皆さん一人一人がしっかりとした役になりきっているので見ている方も話しに入りやすい!
今回もずっと走り続けています♪
内容は序章をベースとした?
より研ぎ澄ました様な?感じでしょうか⁈
音楽なども効果的に使われていて惹きつけられる展開!
それに光の使い方も美しい♪
不器用な親子愛がヒシヒシと伝わって感情が高ぶりジーンとします(T ^ T)
でも今回泣かずに済みました♪
序章はその月のMyベスト作品にも
選ばせて頂いた作品なので面白くない訳がない~!!!
いいモノは何度観ても感動する!!!
今までにこれほど濃密な一時間のお芝居は観た事ない!
欲を言えばそこに第三楽章にしかない内容を盛り込んで欲しかったかなぁ♪
(盛り込んでたのかも知れませんが…)
欲張りな客ですいません…m(_ _)m

あの大鴉、さえも
思出横丁
池袋GEKIBA(東京都)
2012/07/18 (水) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

朝がある
ままごと
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2012/06/29 (金) ~ 2012/07/08 (日)公演終了
次は「芝居」を観てみたい
まったく事前に内容を調べていかなかったので、
芝居だと思ってたら、一人語りだったので意表を突かれました。
役者の集中力はすごいなぁと、ほんと驚嘆しましたが、ちょっと自分のほうの集中力が持ちませんでした。
こういう方向のものは、苦手みたいです。
ままごとは周りですこぶる評判が良くて相変わらず気になっているので、
今度は「芝居」を観てみたいです。
・・・・・・今回のも芝居なんだよ!って、解る人は言うのかもしれませんね。
私のキャパは狭かったようです。

ゾンビ×幽霊×宇宙人「オール恐怖大行進!!」【ご来場・応援ありがとうございました! 次回は11月! からくりサーカス~サーカス編~を上演いたします。 乞うご期待!!!】
カプセル兵団
ワーサルシアター(東京都)
2012/07/12 (木) ~ 2012/07/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
バカ過ぎて・・・
最高でした。
あそこまで突き抜けると気持ちがいいですね。
スピード感とお笑い感とバカ感がいい感じの作品を作り上げていました。で、笑えるだけかと思いきやそうでもなく、なんだかちょっぴり感動してしまったのでやられたなって気になりました。
こうなるとノーマルバージョンが気になって仕方がないです。

カナヅチ女、夜泳ぐ
悪い芝居
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2012/06/13 (水) ~ 2012/06/20 (水)公演終了
満足度★★★
元気だなぁ
オープニングのなんか力抜けてる感じがおもしろかった。
内容は、なんか、よくわかんなかったんだけど。
役者の勢いと元気には好印象。

「広島に原爆を落とす日」
★☆北区AKT STAGE
北とぴあ つつじホール(東京都)
2012/07/13 (金) ~ 2012/07/16 (月)公演終了
満足度★★
旗揚げは寿ぎたいが
待ちに待った北区AKT STAGEの公式旗揚げ公演。
客を呼べる演目には事欠かないのに、一番の問題作とも言われる『広島』を選んだ意欲は買い。
面白く観た。特に南海の孤島でのディープ山崎と部下達の納豆作り生活の楽しさ、リズム感はこの劇団ならではかな。
けれど観終わって、つか作品を愛する身には、サイズダウン感が否めない。
昨年渋谷で見た筧利夫主演の同作の方が、笑いこそ少なめだったがはるかにテーマが大きく、主演の迫力も上だった。
筧版は原作小説と同じ韓国人の「犬子恨一郎」だったのに、今回は以前稲垣五郎とかで上演されていた日系ロシア人「ディープ山崎」のまま。
ディープ山崎は、秀才ではあるけれど、優越感と劣等感に引き裂かれた、部下をこき使ったり甘えたりする温室育ちのせこいオトコ。杉山圭一のちょこまか感ともあいまって、面白いけれど物足りなかった。
正常な神経のまま原爆投下のボタンを押せる「たった一人の人間」とは到底思えない。ヒロインの夏枝も、特別な存在に思えない。
このカップルは、世界に選ばれたたった一組のペア、「核融合にも匹敵する愛」の物語だったと思うのだが・・・。
犬子恨一郎版なら浮き出てくる、差別に関する大きなテーマもどっかに薄れてしまった。もっと突き詰められた「広島」を観たかった。
同時上演の『我が上なる星空』は、劇団初のオリジナルだというので、まずは観ようと思ったのだが・・・。
平安時代っぽい設定で鬼と戦い、「どんな願いもかなう刀を見つける」って、まるで劇団新感線のミニ版みたいに見えた。
「お前の見方ひとつで世界はいくらでも変わる」「この世にいらない人なんていないんだよ」「信じれば、必ず見つかる」・・・・・
なんでしょうこのメジャーでJポップ的な世界観は。単なる市民劇団ならともかく、あの「アフターつか」のAKTとしては残念。
つかファンとして、この劇団についていけるかどうか、不安を感じました。

東京ノート
青年団
東京都美術館 講堂ロビー(東京都)
2012/07/15 (日) ~ 2012/07/25 (水)公演終了
満足度★★★★★
荒野
静謐で美しく見える美術館にも、影では権謀が渦巻いているようでもある。
同様に、美術館の外にも混沌が広がっているようでもある。
そしてまた日本の外にも、暴力と不寛容が湧き立っているようでもある。
次々と入れ子構造のようにして、
光と影の構造が広がっているようでもある。

温室
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2012/06/26 (火) ~ 2012/07/16 (月)公演終了
満足度★★★★
心地良い不安定さ
面白いんだけどよくわかんない。よくというかまったくわかんない。
深津さんも役者さんたちもすごいなー。
でもわかんなかったなー。

東京ノート
青年団
東京都美術館 講堂ロビー(東京都)
2012/07/15 (日) ~ 2012/07/25 (水)公演終了
満足度★★★★
フェルメールなう
東京都美術館の講堂ロビーで行われた公演で、初めての「東京ノート」。
ミュージアムショップの前を通り過ぎた突当たり、階段を降りたところに講堂ロビーはある。
美術館という空間に溶け込むような演技だった。

「20世紀少年少女唱歌集」
椿組
花園神社(東京都)
2012/07/13 (金) ~ 2012/07/23 (月)公演終了
満足度★★★★
イイ作品だ
椿組もテント劇も初体験。
しっかりとした作りでビックリしました。
うちわを受け取り自由席へ。暑い。うちわ役立ちまくり。
冷えたビールやチューハイ、お茶を俳優さんが手売りしてくれます。
良心的な値段で◎
これからもっと暑くなりそうなので、首に巻く保冷剤でもあれば楽かもしれません。
蚊には刺されませんでした。
終演は21:45だったはず。
第一幕はおふざけ多め。二幕でガッツリ心を掴んできます。
最後、素晴らしかった!
席の座布団が薄っぺらく、お尻の痛みとの戦いだったが観て良かった。
また来年も観に行きたい。

ポンポン お前の自意識に小刻みに振りたくなるんだ ポンポン
ハイバイ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2012/07/18 (水) ~ 2012/08/01 (水)公演終了
満足度★★★★★
あつかった!
ポンポン初見です。
すごく面白かった!笑いすぎてすみません。
良々ハマリ役。
ファミコン懐かしいなー。
劇団のシーン長い、ジワジワくる。
おしっこ装置はどうなってるのだろう。
場内かなり暑かったが面白すぎて集中できた。
明日からはクーラーかけっぱなしだそうで暑さ気にせず観られると思います。

NIGHT JASMINE
DANCETERIA-ANNEX
LIVE-BAR The DOORS (東京都)
2012/07/18 (水) ~ 2012/07/19 (木)公演終了
満足度★★★★
アクシデントにも負けず
役者の急な体調不良といったアクシデントがあった中(予算の制約も?)、出来る限りのことは全力でやっていたと思います。複雑な家系の兄弟がアヘンの密輸業者に歴史の狭間で出会うというストーリーも、オリジナル曲も面白かったので、伸びしろが大きそうな劇団だと感じました。今気がつきましたが、このエントリーに載ってる文は説明しすぎです。チラシ程度にとどめておき、残りはミステリーにしておいたほうがいいと思います。開演時間が遅くなる間、思いがけない歌のサービスがあったのもグー!

あの大鴉、さえも
思出横丁
池袋GEKIBA(東京都)
2012/07/18 (水) ~ 2012/07/22 (日)公演終了
満足度★★★
橋本ゆりか
確かに会話や言葉遊びは面白かった。
ただ、舞台はきれいに使って欲しいし、あの臭いが充満すると厳しいなぁ。
初日でしたので、緊張感は伝わってきました。
まだまだ良くなると思います。