最新の観てきた!クチコミ一覧

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JUDY

JUDY

グーフィー&メリーゴーランド

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/07/18 (水) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★★

色んな想いを乗せて飛ぶ
公演時間は140分くらいと長いです。ですがそこまで長く感じなかったので、作品に集中出来たからだと思います。
最初は作品に全く関係がなさそうな雰囲気で尺は長いです。徐々に話の中に入って行きます。
当時の用語や情景について細かく調べてあると思います。それに比べると、難しいセリフが多いとはいえ、滑舌が気になるところがあるのでそこは課題でしょうか。中盤あたりから所々笑えるところもあり、敗戦に向けて話は展開していきます。

ネタバレBOX

流石に戦闘機をセットでは出せないだろうと思いながらも、よく表現されていたと思います。爆死という一瞬の儚さを表していたと感じました。他にもホタルのシーンなど好きなところがいくつかあります。女の子が死ぬところは、飛んで来たのが腕か防災頭巾なのか、ホタルのマスコットなのかわからなかったです。方言はわかりませんが、雰囲気は出ていたのではないでしょうか。
気になったのは転換の度にカーテンの音があります。幕で3つに分けていて大変とは思いますが、微妙にセットを変えている音も聞こえて気持ちが下がるので、音を使うなどどうかと思います。
滑舌が気になる方多いので、体づくり含めて鍛えないと専門用語諸々難しいのかも。セリフ回し、キャラクターの良い空気を出している役者さん何人かいらっしゃいました。
飛び加藤 ~幻惑使いの不惑の忍者~

飛び加藤 ~幻惑使いの不惑の忍者~

東宝

シアタークリエ(東京都)

2012/06/10 (日) ~ 2012/06/26 (火)公演終了

満足度★★★★

日本伝統奇術「手妻」の使い手,忍者"飛び加藤"波乱万丈の冒険!筧さん得意のキャラ。
日本古来の伝統的奇術・手品「手妻」を使い、卓越した忍術で恐れられた伝説の伊賀忍者・「飛び加藤」こと加藤段蔵の活躍を描く。

実際の「手妻」の継承者、藤山新太郎を案内役にしたことで、講談のような独特の雰囲気がでて、まずその軽妙な語りが心地良く始まります。
天真爛漫なヒロインの佐津川愛美ちゃんは、あくまでもストレートでかわいらしく元気!
ヒロインの役をのびのびと、バッチリ務めきってます。
そして、一目ぼれした相手を探すため、筧さんの忍者加藤を巻き込んで冒険の旅にでる。
筧さんは、もう「いつもの」得意のキャラクターそのまんまです。
でも、あのセリフの語り方は、いつ聞いてもいいですね。
軽くていい加減な三枚目、頼りになる優しいおじさん、でも哀しい過去がある。
対するライバルは三上さん、こちらは渋い役回り。

最大のポイントは、涼風真世さんの代わり身ぶり、老婆と若い女の演じ分けが見事です。
それぞれに適度にデフォルメされていて、全く違う声質も、声量も、さすがです!
いい意味でアニメの声優のように、通る声が気持ちいいです。

笑いと、手品と、忍者アクション、ちょっぴり悲しい恋や顛末もあり、琴の生演奏もある、楽しく観れた娯楽編でした。

この辺の手堅い演出、まとめ振りは、さすが河原雅彦さんです。
「何でもちゃんとしたレベルで対応できてしまう。」
もう、演劇界の三池崇史と勝手に呼びたい。^^;)

(蛇足)
手品の語源が「手妻」じゃないかと思ったのですが、パンフレットにもどこでも一切触れられていないので、偶然なんですかね…。

あの大鴉、さえも

あの大鴉、さえも

思出横丁

池袋GEKIBA(東京都)

2012/07/18 (水) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★

不条理
 竹内 銃一郎の不条理劇だが、作品の読み込みが浅いと感じた。なぜ竹内は、このような作品を書き、自分達は、なぜ今この作品を此処で上演するのか、といった自問が浅いと感じたのである。内容的には、「ゴドーを待ちながら」やカフカの「城」を想起させるのだが、ゴドーでは中心人物は2人、この作品では3人、一方、城では基本的に1人である。この差の意味や、その差によって本質的に変わる部分があるのか無いのか、といったようなことも考えた上で演じて欲しかった。熱演は評価するが、不条理な状態に置かれた人間は、おそらく必死に考える。そのことに意味があるか無いか、無いとすれば人間としての意味さえもないのでは無いか? との痛烈な問いこそが、不条理性の正体ではないのか? 年齢が若いとはいえ、このような作品に挑むのであれば、もう少し必死に考えて欲しいのだ。
 さらに、細部の演技にも拘って欲しい。荒く感じた。

ミュージカル ドリームハイ

ミュージカル ドリームハイ

TBS

新国立劇場 中劇場(東京都)

2012/07/03 (火) ~ 2012/07/20 (金)公演終了

満足度★★★★★

2回目行ってきました!

2回目の観劇だったので
役柄など整理しながら観れてよかったです!

歌、ダンスやっぱすごい!

プレイスター

プレイスター

WBB

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2012/04/25 (水) ~ 2012/05/06 (日)公演終了

満足度★★★★

アクションシーンが良かった!
ホールに着くと、ロビーは若い女性で一杯。
もちろん、オジサンとしては嬉しくもあるものの、しかし不安もよぎる。
「また、イケメンばかりで、内容の無い
つまらない舞台を見せられるのでは」
(ただし、席に着くと、なぜか私の両隣りは、私以上のおっさんで、
これはちょっと不運?)

それはともかく、この種の芝居としては、結構面白かったのです。
まあ、ストーリーは単純な勧善懲悪もので、
それにやっぱり若い子中心なんだけど、
良かったのはアクションシーンで、これは中々の迫力。

まあ、1か所、イケメン役者がファンに媚びるようなシーンも
あったものの、笑いを取っていたシーンも多く、
疲れた時など、ややこしい筋のものではなく、
たまにはこういうのを観て、スカッとするのも
良いかも、と思った次第。

ゾンビ×幽霊×宇宙人「オール恐怖大行進!!」【ご来場・応援ありがとうございました! 次回は11月! からくりサーカス~サーカス編~を上演いたします。 乞うご期待!!!】

ゾンビ×幽霊×宇宙人「オール恐怖大行進!!」【ご来場・応援ありがとうございました! 次回は11月! からくりサーカス~サーカス編~を上演いたします。 乞うご期待!!!】

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2012/07/12 (木) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★★

歌舞く
 しょっぱな余りにも馬鹿馬鹿しい展開だったので、如何にバカバージョンと銘打たれてはいても呆気にとられたが、役者たちの身体能力の高さに、しっかり訓練をしていることが見て取れたので安心した。芸風も広く様々な表現を可能にするであろうポテンシャルの高さも気に入った。中後半からは、人情の機微にも触れ、決してハッピーではない終わり方だが、爽やかさの残るラストも気に入った。
 それで、ひょっとすると、と思ったのだ。公演は番外ということもあり、普段とは異なった印象を持たれるように作ったのではないか? と。即ち劇団としては、実験的な舞台を敢えて作った、というわけだ。日によっては通常バージョンも演じている。この辺り、底力のある劇団なのではないか、と感じる。
 言うまでもないが、役者の仕事は作家の書いた言葉を身体化することである。その際、何を目指しながら身体化するかで役者や劇団の個性が出てこよう。おそらくこの劇団の縛りは、エンターテインメントを大切にしていることだろう。この推理が当たっているとすれば、このバージョンでは、バカ話に徹する前半部で、観客への媚、諂いを無化し得たこと、つまり大衆芸能の本質である歌舞く作業を成功させたことが、中後半からのメロドラマ的展開への移行を自然で爽やかなものにしたのではないだろうか。ここまで意識的に演出をしていたとすると、只者ではない。

憧れと衝動

憧れと衝動

小松台東

高田馬場ラビネスト(東京都)

2012/05/30 (水) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

現代社会の孤独と社会病理
宮崎出身の、いわゆるアラサーの3人の女性の物語。
それぞれ人生に苦労している。
エリートサラリーマンの婚約者と暮らし、一見幸福ながら、
しかし、何となく「彼」に違和感も感じている女性。
そして、一旦郷里に帰ったものの、再び東京に出てきたが、
職探しに苦労する女性。
そしてもう一人、テレビ局勤務ということで、
一見幸せそうながら、一旦退職して戻ってきたため、
セクハラ・パワハラ(?)に苦労している女性。

前半は彼女達の辛い日々が、交代に描かれる。
私にはこれが結構長く感じられた…悪い意味ではないが。

というのは、かくいう私も、サラリーマン生活に馴染めず、
(というよりは、そこから落伍して、の方がより正確かな?)
一応自営業というか自由業になれたものの、
宮仕えの窮屈さというのも、経験しているので、
私は、冷静に見ていられないんですよね。ああいうシーン。

それでまあ、最後の方で、どんでん返し(…と言ったら大袈裟かも
しれないが)があって、それまでの重苦しい雰囲気から
ちょっと解放されるのだけど、でも、それは「はじめの一歩」という感じ。

世の中、ネットに限らずあらゆる点で便利になったものだが、
しかしある意味、みんな孤独になっているんじゃないかなあ…。
この芝居を見て、そんな「現代の社会病理」(これも大袈裟)を感じました。

協走組曲第3楽章

協走組曲第3楽章

ステージタイガー

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2012/07/13 (金) ~ 2012/07/18 (水)公演終了

満足度★★★★★

Bチーム観劇!感激!書き直しました!
時間のタイミングが合ったBチームを観劇!
このキャストの主役は樋口友三衣さんは序章でも熱演して
私のその月のMyベストの役者さんとして選ばせて頂いた印象的な役者さん!
今回も相変わらずの熱演!
もう演じるだけで序章と重なりウルウルしそうになってしまう(^_^;)

その周りを固める役者さんも好演です♪
恋人役の谷屋俊輔さんのしっかりとした演技で脇を固めます!
体の大きなアミジロウさんは不器用で人の良さそうなお父さん役!
西村陽子さんは女性ならではの優しさのあるコーチ役!
 今村こころさんは献身に見守るチームメイトだけどカナデの大ファン役!
そしてある意味、存在感を示してた謎の記者役の梅田脩平さん!
皆さん一人一人がしっかりとした役になりきっているので見ている方も話しに入りやすい!

今回もずっと走り続けています♪
内容は序章をベースとした?
より研ぎ澄ました様な?感じでしょうか⁈
音楽なども効果的に使われていて惹きつけられる展開!
それに光の使い方も美しい♪

不器用な親子愛がヒシヒシと伝わって感情が高ぶりジーンとします(T ^ T)
でも今回泣かずに済みました♪

序章はその月のMyベスト作品にも
選ばせて頂いた作品なので面白くない訳がない~!!!
いいモノは何度観ても感動する!!!

今までにこれほど濃密な一時間のお芝居は観た事ない!

欲を言えばそこに第三楽章にしかない内容を盛り込んで欲しかったかなぁ♪
(盛り込んでたのかも知れませんが…)
欲張りな客ですいません…m(_ _)m

あの大鴉、さえも

あの大鴉、さえも

思出横丁

池袋GEKIBA(東京都)

2012/07/18 (水) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった!
現代日本云々とは思いませんでしたが、素直に面白かったです。

ネタバレBOX

冬の午後、山田さんの家に大ガラスを運ぼうとする三人の話。

山田種子は子役だった三条はるみで、大人になってからはAV女優の三条るみということで、ココらへんのごちゃごちゃさ、三つ巴の貸し借りの面白さ、見えないガラスに対して冬なのに冷やし中華の現物を撒き散らしたり、勝手口はあるものの玄関がなかったり、あっけないことで割れるなどの不条理さを楽しむことができました。三条とは後藤の半分なのでしょうか。

割れる前の大ガラスの長さは一定のはずなので、役者間の距離は極力一定を保つようにしてほしいと思いました。寒いと言いながら汗をかいているのも少し気にはなりました。

そして、30年も前の作品で今更ですが、大鴉は鼻濁音、大ガラスは濁音で、ダジャレとしては完璧ではないということだけは作家さんに言っておきたいと思います。
朝がある

朝がある

ままごと

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2012/06/29 (金) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

次は「芝居」を観てみたい
まったく事前に内容を調べていかなかったので、
芝居だと思ってたら、一人語りだったので意表を突かれました。

役者の集中力はすごいなぁと、ほんと驚嘆しましたが、ちょっと自分のほうの集中力が持ちませんでした。
こういう方向のものは、苦手みたいです。
ままごとは周りですこぶる評判が良くて相変わらず気になっているので、
今度は「芝居」を観てみたいです。

・・・・・・今回のも芝居なんだよ!って、解る人は言うのかもしれませんね。
私のキャパは狭かったようです。

ゾンビ×幽霊×宇宙人「オール恐怖大行進!!」【ご来場・応援ありがとうございました! 次回は11月! からくりサーカス~サーカス編~を上演いたします。 乞うご期待!!!】

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カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2012/07/12 (木) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

バカ過ぎて・・・
最高でした。

あそこまで突き抜けると気持ちがいいですね。

スピード感とお笑い感とバカ感がいい感じの作品を作り上げていました。で、笑えるだけかと思いきやそうでもなく、なんだかちょっぴり感動してしまったのでやられたなって気になりました。

こうなるとノーマルバージョンが気になって仕方がないです。

ネタバレBOX

主役の女の子が可愛らしく、その彼氏役がこの人か・・・と思っていたのに、最後は彼氏もかっこ良く見え、なかなかお似合いかなと、そんな風に思ったのはストックホルム症候群みたいなやつのせいでしょうか。

自分で書いててよくわかりません。

なんにしろとてもいい作品でした。
他の人が言うように短い時間にまとめられていたのもとても良かったです。
カナヅチ女、夜泳ぐ

カナヅチ女、夜泳ぐ

悪い芝居

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2012/06/13 (水) ~ 2012/06/20 (水)公演終了

満足度★★★

元気だなぁ
オープニングのなんか力抜けてる感じがおもしろかった。

内容は、なんか、よくわかんなかったんだけど。
役者の勢いと元気には好印象。

「広島に原爆を落とす日」

「広島に原爆を落とす日」

★☆北区AKT STAGE

北とぴあ つつじホール(東京都)

2012/07/13 (金) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★

旗揚げは寿ぎたいが
待ちに待った北区AKT STAGEの公式旗揚げ公演。
客を呼べる演目には事欠かないのに、一番の問題作とも言われる『広島』を選んだ意欲は買い。
面白く観た。特に南海の孤島でのディープ山崎と部下達の納豆作り生活の楽しさ、リズム感はこの劇団ならではかな。

けれど観終わって、つか作品を愛する身には、サイズダウン感が否めない。
昨年渋谷で見た筧利夫主演の同作の方が、笑いこそ少なめだったがはるかにテーマが大きく、主演の迫力も上だった。
筧版は原作小説と同じ韓国人の「犬子恨一郎」だったのに、今回は以前稲垣五郎とかで上演されていた日系ロシア人「ディープ山崎」のまま。

ディープ山崎は、秀才ではあるけれど、優越感と劣等感に引き裂かれた、部下をこき使ったり甘えたりする温室育ちのせこいオトコ。杉山圭一のちょこまか感ともあいまって、面白いけれど物足りなかった。
正常な神経のまま原爆投下のボタンを押せる「たった一人の人間」とは到底思えない。ヒロインの夏枝も、特別な存在に思えない。
このカップルは、世界に選ばれたたった一組のペア、「核融合にも匹敵する愛」の物語だったと思うのだが・・・。

犬子恨一郎版なら浮き出てくる、差別に関する大きなテーマもどっかに薄れてしまった。もっと突き詰められた「広島」を観たかった。

同時上演の『我が上なる星空』は、劇団初のオリジナルだというので、まずは観ようと思ったのだが・・・。
平安時代っぽい設定で鬼と戦い、「どんな願いもかなう刀を見つける」って、まるで劇団新感線のミニ版みたいに見えた。

「お前の見方ひとつで世界はいくらでも変わる」「この世にいらない人なんていないんだよ」「信じれば、必ず見つかる」・・・・・
なんでしょうこのメジャーでJポップ的な世界観は。単なる市民劇団ならともかく、あの「アフターつか」のAKTとしては残念。
つかファンとして、この劇団についていけるかどうか、不安を感じました。

東京ノート

東京ノート

青年団

東京都美術館 講堂ロビー(東京都)

2012/07/15 (日) ~ 2012/07/25 (水)公演終了

満足度★★★★★

荒野
静謐で美しく見える美術館にも、影では権謀が渦巻いているようでもある。
同様に、美術館の外にも混沌が広がっているようでもある。
そしてまた日本の外にも、暴力と不寛容が湧き立っているようでもある。

次々と入れ子構造のようにして、
光と影の構造が広がっているようでもある。

ネタバレBOX

その中で、戦争とは直接関係ないようにも見えるが、
もうじき離婚する夫婦もある。

奥さんには、特に問題はなく、家族を愛していたようにも見える。

夫が一方的に別れを切り出しただけにも見える。

他の人たちに比べると、
戦争の影が薄いようにも見える二人だが、
よく考えてみると、最も戦争の影響を受けているのは
この夫婦なのかもしれないなとも思う。

他の夫婦・男女が、
戦争によって絆を取り戻しつつあったり、
対話を模索しつつあるのに比べ、
この夫婦は別れの道を選ぶ。

戦争は、絆を強くすることもあるかわりに、
偽りで形だけの愛(あくまで推測ですが・・)
を容赦なく引き裂くこともあるのだと思う。

ハッキリとは描かれていないが、
殺し合いとは別の、
また別の形の戦争の残酷さを描いているようにも見え
やはり奥深い作品だな、と思ったりしました。
温室

温室

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2012/06/26 (火) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★★

心地良い不安定さ
面白いんだけどよくわかんない。よくというかまったくわかんない。
深津さんも役者さんたちもすごいなー。
でもわかんなかったなー。

東京ノート

東京ノート

青年団

東京都美術館 講堂ロビー(東京都)

2012/07/15 (日) ~ 2012/07/25 (水)公演終了

満足度★★★★

フェルメールなう
東京都美術館の講堂ロビーで行われた公演で、初めての「東京ノート」。
ミュージアムショップの前を通り過ぎた突当たり、階段を降りたところに講堂ロビーはある。
美術館という空間に溶け込むような演技だった。

ネタバレBOX

物語は美術館のロビーで待ち合わせて、久しぶりにみんなで食事をしようと
レストランを予約している家族の会話を中心に繰り広げられる。
独身で親と同居している長女を始めとする5人兄弟に、
長男次男はそれぞれの連れ合いも加えて総勢7人の一族が集まってくる。

親の老後、離婚問題、仕事や結婚などそれぞれの抱える悩みが
ちょこちょこ顔を出しては押し戻されたり押し殺したり…。
「久しぶりなんだからそんな話はよそう…」と言いつつ
「そんな話」しかもう話題がなくなっているかつての家族──。

この一族の他にもロビーには様々な人々が行き交う。
ヨーロッパで起きた戦争は次第に拡大しそうな様相を見せていて、
NPOの平和維持活動に参加するという恋人を引き止めたい若い女性や
かつての恋人と偶然再会した女子大生、
この美術館に父親から相続した絵を寄付しようとしている女性、
美術館の学芸員等々…。

戦争というとんでもない現実が日本にも影響を及ぼそうという時に
人々は足元の日常ばかりを見つめ
半径3キロメートルの生活圏で嵐のように翻弄されたりしている。
爆弾でも落ちてこない限り、戦争も原発も遠いところで起きているにすぎない。
悲惨なニュースを見ながら普通にごはんを食べるような両極の混在。
戦争を話題にし、時に涙し、十分憂えてもいるのに、
取り敢えず当面の大事は親の面倒を誰がみるか…それが日常。

相変わらずのリアルな同時多発会話に自分がロビーにいるような錯覚を起こす。
いや、本当にロビーにいるのだ。
そして役者たちが「フェルメールの絵」のことを話している。
今会期中の話題の画家について、まるで展覧会と連動しているみたいだ。

「私たちはこの絵の光の当たっている部分しか見ていない。
 光の当たらない暗い部分は無いも同然・・・」という意味のことを言っている。
これは世界のごくごく一部だけを見て生きている私たちそのものだ。

大事なことを話す時、私たちはこんなにためらい、沈黙を必要とするのか。
どれほど他人の気配を感じながら、目の前の人と会話しているのか。
改めて日々のコミュニケーションを観察する思いで舞台を見つめる。

長女を演じる松田弘子さんの存在感、リアルなキャラが印象に残る。
一人で親をみる覚悟と不安、それを吹き飛ばすための前向きキャラ、
明るい押しの強さ、「人の不幸話を聞くと嬉しい」と素直に口に出す呑気さなど
「こういう人いるいる」感満載。

画家の絵画表現と人生の重ね方が巧みで、今回のフェルメールの企画の一部みたい。
美術館の構造を生かした舞台も面白い。
東京都美術館の奥行きあるスペースを取りこんでいたので
役者さんの移動に若干時間がかかり、その分テンポが落ちた気もするが
それさえも場の個性と言えるかもしれない。
美術館によって別の動線、別の演出になるだろうし、その変化も面白そう。
空間の力を味方につけた芝居であり、観る側もそれを楽しめる芝居だった。
「20世紀少年少女唱歌集」

「20世紀少年少女唱歌集」

椿組

花園神社(東京都)

2012/07/13 (金) ~ 2012/07/23 (月)公演終了

満足度★★★★

イイ作品だ
椿組もテント劇も初体験。
しっかりとした作りでビックリしました。
うちわを受け取り自由席へ。暑い。うちわ役立ちまくり。
冷えたビールやチューハイ、お茶を俳優さんが手売りしてくれます。
良心的な値段で◎

これからもっと暑くなりそうなので、首に巻く保冷剤でもあれば楽かもしれません。
蚊には刺されませんでした。

終演は21:45だったはず。

第一幕はおふざけ多め。二幕でガッツリ心を掴んできます。
最後、素晴らしかった!

席の座布団が薄っぺらく、お尻の痛みとの戦いだったが観て良かった。
また来年も観に行きたい。

ネタバレBOX

焼肉ドラゴンに通じるのがたくさん。楽しい。

津村さん目当てで観に行ったら出番すくねぇ~。涙
ちょっと間延びした部分もありつつ、暑さやお城や腰の痛みに「これが屋内なら…」と思いながらも、最後のあの仕掛けは野外ならでは。
ポンポン お前の自意識に小刻みに振りたくなるんだ ポンポン

ポンポン お前の自意識に小刻みに振りたくなるんだ ポンポン

ハイバイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/07/18 (水) ~ 2012/08/01 (水)公演終了

満足度★★★★★

あつかった!
ポンポン初見です。

すごく面白かった!笑いすぎてすみません。
良々ハマリ役。
ファミコン懐かしいなー。
劇団のシーン長い、ジワジワくる。
おしっこ装置はどうなってるのだろう。

場内かなり暑かったが面白すぎて集中できた。
明日からはクーラーかけっぱなしだそうで暑さ気にせず観られると思います。

NIGHT JASMINE

NIGHT JASMINE

DANCETERIA-ANNEX

LIVE-BAR The DOORS (東京都)

2012/07/18 (水) ~ 2012/07/19 (木)公演終了

満足度★★★★

アクシデントにも負けず
役者の急な体調不良といったアクシデントがあった中(予算の制約も?)、出来る限りのことは全力でやっていたと思います。複雑な家系の兄弟がアヘンの密輸業者に歴史の狭間で出会うというストーリーも、オリジナル曲も面白かったので、伸びしろが大きそうな劇団だと感じました。今気がつきましたが、このエントリーに載ってる文は説明しすぎです。チラシ程度にとどめておき、残りはミステリーにしておいたほうがいいと思います。開演時間が遅くなる間、思いがけない歌のサービスがあったのもグー!

あの大鴉、さえも

あの大鴉、さえも

思出横丁

池袋GEKIBA(東京都)

2012/07/18 (水) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★

橋本ゆりか
確かに会話や言葉遊びは面白かった。
ただ、舞台はきれいに使って欲しいし、あの臭いが充満すると厳しいなぁ。
初日でしたので、緊張感は伝わってきました。
まだまだ良くなると思います。

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