
うつくしい革命
劇団フルタ丸
「劇」小劇場(東京都)
2012/08/31 (金) ~ 2012/09/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
自分で自分を騙す事
社会生活の中にある喜びと、魂の喜び。
どちらも手に入れるのが理想だけれど、一足飛びにそこに到達できる人は
数少ない。親のこと、自分の生活のこと、大切な人のこと、年齢のこと。
守るものがあれば日和りたくなるのが現実・・・。
見てみぬふりをしていた自分に、改めて気付かされた作品です。
他人に騙されるより、自分で自分を騙す事が一番難しいと再確認できました。自分の内なる声に忠実に生きられるよう、勇気をもらいにリピします!
ジャンルを問わず、走り続けることにしか幸福を得られない愛すべきお馬鹿さんたちに見てもらいたい。公演中ですが、今から再演希望!

音楽劇 オリビアを聴きながら
劇団扉座
青山円形劇場(東京都)
2012/08/22 (水) ~ 2012/08/31 (金)公演終了
満足度★★★★
パワーアップしていました
再演という事で、全体的な流れがスムーズだったような気がします。
勝也の上司・青沼、若い頃の勝也の役者さんが変わっていました。
青沼は石井喧一氏
若い頃の勝也は花柳輔蔵氏です。
石井氏はTVの悪役でよく見かける方ですが、残念ながら滑舌がイマイチでした。
花柳氏は、現在の勝也役・三木さんと対比させるとビジュアルに違和感があります。
脇の森田・鈴木里沙氏、アキオ・舘形比呂一氏、左千夫・柳瀬大輔氏、島谷・柳瀬亮輔氏、皆さん変わらずに素敵でした。
この日はミキシンナイトと称して声優さんゲストのアフタートークがあり、楽しかったです。

夜の帳と瞼がおりて
手のひらに星
【閉館】カラビンカ(大阪府)
2012/09/01 (土) ~ 2012/09/02 (日)公演終了
満足度★★★
舞台横の部屋で進むもう一人の自分の物語
自分の世界、そこに姉はまだいる、自分に起きた事から作り上げた世界、一人の部屋。舞台横に作られた部屋で進むもう一人の自分の物語。 後から解るように物語は進みます、私が、見れてない所も多いと思います。 今回 イトウエリさんのまた違った役所で、新たな雰囲気を感じました。 面白かった。

中野金属荘、PK戦
桃園会
ウイングフィールド(大阪府)
2012/08/31 (金) ~ 2012/09/03 (月)公演終了
満足度★★★★★
傑作
世の中わかってしまうとそれまでで、女の子はよくわからないから魅力的なわけで、そういった意味において、今回の桃園会はまったく理解できない魔性の女演劇。
でも非常に不思議なことに、というか驚くべきことにまったく置いてけぼりを食らわない、なんだかわからないけど、完璧についていけて、でもわからなくて、でも悲しくて楽しい傑作。
理解しようとしてもきっと無駄、でも理解したくてたまらない麻薬のような作品でした。

ミス・サイゴン
東宝
青山劇場(東京都)
2012/08/22 (水) ~ 2012/09/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
新妻キム、更に良し!!
今日は、当初観る予定ではなかったのですが、ひょんなことから、観劇。
先日、新演出に、驚嘆したので、今日は、わかった上で、丹念に、注視して、再観劇。更に、満足度が高まりました。
先日は、気づかなかった、エレンの新曲も、よく耳を欹てて聞いたところ、メロディは、以前の曲の方が印象深いものの、内容的には、エレンの心情を良く説明していて、理解度が増した気がしました。
新妻さんのキムは、初演の時には、ぎこちなかったのですが、その後、いろいろな難役を経験されて、深みの増したキムとして、戻っていらっしゃいました。
こうなると、知念キムも、もう一度拝見したくなりますが、時間もチケットもなくて、残念無念。
相変わらず、幼少のタム役者君に、脱帽!

クールの誕生
ワタナベエンターテインメント
紀伊國屋ホール(東京都)
2012/09/04 (火) ~ 2012/09/10 (月)公演終了
満足度★★★★
東京初日鑑賞
高度成長期のサラリーマンのお話ですが、「ある集団内で働くこと」は今も同じなので、自分の場合について考えることもできました。若い女性ファンの笑い声の他に、大人の男性客の笑い声も大いに響いていました。

ユリコレクション【ご来場誠にありがとうございました!】
ラフメーカー
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2012/09/04 (火) ~ 2012/09/10 (月)公演終了
満足度★★★★★
母と娘
とても丁寧につくられていてよかったです。
母と娘の髪型も変えていただけるともっとありがたかったです。
場面が切り替わるのでお話はわかるのですが、私の頭がついていくのが必至でした。

Weekly2【静かな午前 狂った午後】
アヴァンセ プロデュース
小劇場 楽園(東京都)
2012/09/04 (火) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

【初ツアー公演終幕致しました!】都道府県パズル
北京蝶々
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/08/30 (木) ~ 2012/09/05 (水)公演終了

ガラス瓶の中の月
enji
OFF OFFシアター(東京都)
2012/08/30 (木) ~ 2012/09/05 (水)公演終了
満足度★★★
思い出は瓶の中から
ごく普通と言っていい平凡な家族との思い出。海の思い出が多かったな。私たちのそれと大差ない。しかし、その彼の末路は・・・

【初ツアー公演終幕致しました!】都道府県パズル
北京蝶々
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/08/30 (木) ~ 2012/09/05 (水)公演終了
満足度★★★★
イライラしたのですが
『会議は短くグラフは長く』という会社で育ったので、個人が好き勝手に発言する会議を見せられることに、かなりストレスを感じました。
それぞれの事情も、出身地や職業でなんとなく察せられたので、よけいに言ってることにイライラしました。
しかし、イライラさせることも目的の一つだったとしたら、まんまと引っ掛かったという感じです。
私個人は、道州制には賛成できません。県を残したうえでインフラの共有や公務員の削減はできると思っています。
そんなことを考えるきっかけになる良いお芝居だったと思います。

【初ツアー公演終幕致しました!】都道府県パズル
北京蝶々
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/08/30 (木) ~ 2012/09/05 (水)公演終了
満足度★★★★
ん、12人的?
客席に入り舞台美術(これもステキ)を目にして「ん、12人?」と思ったのが的中。
前半は優しい日本人風で笑えるが、次第にシリアスに転じて問題を提起、それに対する希望を示して幕を引く構成が心地良い。
70分程度の上演時間も程よく、後味爽やか。

エーテル
わっしょいハウス
新宿眼科画廊(東京都)
2012/08/28 (火) ~ 2012/09/02 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かった。
初見。独特の描写と世界観がクセになりそう。
ほぼ何もない舞台セットなのに想像力が刺激されて、観る人それぞれのエーテルを生み出す不思議さが良い。

【ご来場ありがとうございました】諍わなければならないいくつかのこと
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
pit北/区域(東京都)
2012/08/30 (木) ~ 2012/09/03 (月)公演終了
満足度★★★★
持ち味はキープしてのコメディ
林間学校で起きた「覗き事件」に端を発する騒動記にして無骨で硬派な持ち味をそのまま活かしてのコメディ。(=アンビバレンツ?)
針小棒大的(?)に殊更に堅い言葉を使う「台詞遊び」から「論理・思想遊び」に変容して行くのが独特。

ペルソナ・サークル
たすいち
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2012/09/02 (日) ~ 2012/09/02 (日)公演終了
満足度★★★★
画一化・没個性への皮肉も
鬼FES.2012版よりも10分ほど長いディレクターズ・カット。
事情聴取シーン(←鬼FES.2012の「観てきた!」に詳述)はもちろん、アイテムを身に付けないと誰だかワカらないという没個性・画一化に対する皮肉もイイ。
さらにメタフィクション的な落とし方も好き。

【初ツアー公演終幕致しました!】都道府県パズル
北京蝶々
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/08/30 (木) ~ 2012/09/05 (水)公演終了
満足度★★★★
日本のレベル 自らの立ち位置
アイロニカルで面白い。あちこちでボトムアップでは無い代表の連中の話を聞かざるを得ないようなことも経験してきたが、実際、レベルは、この作品に描かれている代表と同等もしくは低い連中が多い。建前社会のこの国で、「代表」なるものが、3つの看板をしょっているに過ぎない能無しであることは、誰にでも分かる道理だろう。
シチズンシップを持たない人々が、このような「代表」を居座らせることに一役買っていることも、また。
従って、北京蝶々が、このシナリオをこのような形で演じたことの意味を、観客は自らの立ち位置の問題として考える必要があろう。我々、故郷喪失者への問いかけでもあるであろうから。その上で、論じるべき主題であり、テーゼであるという具合にラスト部分を解釈すると、活きる作品と見た。

手話版「天気と戦う女」
長内まゆこプロデュース
【閉館】(東京都)
2012/09/04 (火) ~ 2012/09/09 (日)公演終了
満足度★★★★
全体的な優しさ
手話バージョンと通常バージョンがある。通常バージョンを拝見。舞台は、5層のホリゾント構造になっており、最奥部以外は、左右シンメトリカルに配置されている。最奥部と奥から2層目までは、雨の流れた跡が、赤、青、黄の3色で描かれ、客席側3層は、同じ赤、青、黄の水玉模様。地は総て白である。通常バージョンでは、無論、音曲も普通に使われ、科白は下手の手話通訳が訳す形だ。
シンプルな内容のストーリーだが、設定がちょっとコミカルで同時にストレートである。このような設定が、愛の強さを嫌味なく表現することに役だっているのが、好印象を齎す原因だろう。
手話バージョンと通常版の2種の表現形態を採っていることから明かなように、ハンデを負った方々にも楽しめる内容になっている。手話版では、役者自身が、手話を用いて科白表現をするような形を採るのであろう。ハンデの無い方々からもハンデのある方々からも、想像力をどのように具現化するのか、の具体的問いかけが為されるはずである。できれば、どちらのバージョンも見て比較したい作品である。
両タイプの作品を見れば、ごっこではない、優しさを考える縁になると思う。

世界の果て
unks
ギャラリーLE DECO(東京都)
2012/08/28 (火) ~ 2012/09/02 (日)公演終了
満足度★★★★
圧倒された
建て込み一切無し。照明、音響、小道具、衣裳、そしてキャストも最小限。なのに圧倒された。シンプルを極めたあの空間で、あんなにもグロテスクな世界観を作り出せるとは。そして、ルデコのあの大黒柱をよく活用していると思った。
作品の印象としては、やや朗読劇に足を突っ込んだかなというくらいの芝居だった。原作の地の文を、あれだけの場転の中で溶け込ませながら朗読することは至難の業であっただろうに。さすがである。全体の評価としては、チケット代の2倍は払っても後悔しない舞台であったと思う。
しかし原作が原作であるため、途中のシーンではやや伝わりづらい表現があったり、単調な部分があったのが玉に瑕である。やや高度な解釈を観客に任せる点も見受けられたので、やはりとても難しい小説だったんだと思った。

サイケデリック・ペイン
ヴィレッヂ
サンシャイン劇場(東京都)
2012/08/22 (水) ~ 2012/09/11 (火)公演終了
満足度★★★★
よかった。
みなさん歌がうまくてテンポ感がよかったのですが
初めて行くとのれない感じがしました。
ミュージカルというか本当のライブに行ってるような雰囲気でした。
北乃きいちゃんの歌がうまくてビックリでしたし、一曲一曲が耳に残りさすが布袋さんだなという感じでした。
とにかく橋本じゅんさん最高ですね!!

あの、場所へ。
Re:Play
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2012/07/25 (水) ~ 2012/07/29 (日)公演終了