最新の観てきた!クチコミ一覧

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琉歌・アンティゴネー

琉歌・アンティゴネー

ピープルシアター

シアターX(東京都)

2012/10/10 (水) ~ 2012/10/16 (火)公演終了

満足度★★★★★

ニライカナイ
 物語ではニライは姉、カナイは妹である。無論、沖縄のユートピアであるニライカナイに掛けてある。一方、アンティゴネ-は、ソフォクレスの悲劇、「アンティゴネ-」のことである。つまりオイディプスの娘、クレオンの姪である。今更、芝居好きの前で言う事ではあるまいが、最近では古典を読まないヒトが多いので勘弁して頂く。「オイディプス」も「アンティゴネ-」もギリシア悲劇の傑作中の傑作であるが、この悲劇の因縁を巧みに取り込みながら、蹂躙され続けて来、今また更なる蹂躙に晒される沖縄本島の政治、生活、日常を、分断が、当たり前に行われ、アンチノミーやアンビヴァレンツに苛まれる人々の日々の愛や争闘に描き出して見せた。
 武器を持ち、地位協定に守られた、犯罪者上がりの多い米海兵隊、差別剥き出しの米軍、米国人に媚を売ることしか知らぬ大和政治屋と官僚。植民地軍の扱いに抗議することもせぬ腑抜け自衛軍らによって二重、三重、四重に虐げられた人々の魂の傷。血を流し続ける彼らの魂の真上を今朝も、明朝も米軍ジェット戦闘機、攻撃型ヘリコプター、オスプレイなどがお構いなしに飛んでゆく。日本国土の僅か0.6%の空間に日本全国の基地の75%が存在する、海も山も空も、米軍基地に占領された「監獄」、沖縄。蹂躙され続けた魂の誇りは、血を流し続ける魂は、ニライカナイに辿りつくことができるのか? を鋭く問う秀作である。

ミュージカル「マリオネット」

ミュージカル「マリオネット」

ミュージカル座

六行会ホール(東京都)

2012/10/12 (金) ~ 2012/10/16 (火)公演終了

満足度★★★★★

【☽組】道に迷ったときに観る薬
心に絡んだ糸をほどいてくれる素敵なストーリーに加え、笑いの小ネタも満載で、大いに感動して大いに笑いました。楽曲も素晴らしく最高級のミュージカルです。

ネタバレBOX

楽曲は楽しくて大満足、歌い方はメロディラインに乗った人が多く、半音ずれたような歌い方の人は二人ぐらいでほぼ満足でした。

人生に迷ったら、迷っていない時代まで遡ってみて、そこからやり直す…、キノコおじさんのピエールに言った言葉は素敵でした。算数がどこからできなくなったのかを調べる作業みたいですね。私たちいい大人には物理的に、脳の機能的に無理があるような気もしますが、そうしてみようかなと思わせるところが目から鱗のいい話でした。

作ったときの気持ちが人形に伝わるため、ハツラツとしたナポレオンやジャンヌ・ダルクがいるのに対して、気弱なアーサー王や鬱なチルチル、自信のない少年、ストーリー通りに行かないシンデレラと魔女がいたりして…、可笑しいやら悲しいやら。

かといって、人形を壊したり作り直したりすることはできません。さてどうするのかなと思いましたが、具体的に武器を装備させてあげたり、ザラザラを磨いてあげたり、言葉で説得したりして人形たちに元気を与え、そしてピエール自身も自信と誇りを取り戻すことができました。

ソフィーとの別れは切なくてジーンと来てしまいました。

イギリスの言語学者の本性やスペインの雨には笑ってしまいます。魔女が毒を盛らないため、リンゴばっかり食べて太ってしまったシンデレラにも大笑い。そして散歩させてほしいって。

ナポレオン役の石川裕梨さん、キリッとして格好良く、宝塚みたいって書こうと思ったら元宝塚でしたか、さもありなんでした。かっこいいっ!!
笑う巨塔

笑う巨塔

東京セレソンデラックス

サンシャイン劇場(東京都)

2012/10/03 (水) ~ 2012/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★

泣き笑い
またヤられました(>_<)
タオルハンカチ必須の芝居。
盛り沢山でクドイのに何故か最後は爽やかになる。
そんな芝居でありました(^-^ゞ

ジェーン・エア

ジェーン・エア

松竹

日生劇場(東京都)

2012/10/06 (土) ~ 2012/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★

テンポアップしたせいで
初演時に比べると、曲のテンポも、舞台展開も、かなりスピーディになったように感じました。

そのため、中だるみせずに、観られる反面、やや、ジェーン・エアの心の葛藤部分が薄まってしまったような気もしました。

橋本さんのロチェスターの役作りが深まったのに反して、逆に、松さんのジェーンは、以前より、段取り芝居に感じた部分がありました。(とても巧い女優さんだけに、難なくこなしてるという印象になる部分があるのです。)

とは言え、やはり何度観ても、傑作舞台であることに変わりはありません。

今回初見の同行者は、いたく感激していたし、私も後半また泣いてしまいました。

ネタバレBOX

ジョン・ケアードさん、やはり、こういう長い原作をうまく構成する手腕に長けていらっしゃると、いつも感心するばかりです。

初演と主要メンバーが変わらないので、今回は、舞台運びが大変スムーズでした。良くも悪くも安定感がある舞台で、安心して観ることができました。

初演時は、舞台上のプレミアシートで裏から観劇する機会が多かったのですが、やはりこの舞台は、普通の客席から観る方が、世界感に浸れる気がしました。

さとうさんの歌う「許ーして…」の歌詞が、心に、みるみる浸透して行きます。

叔母の臨終場面で、子役のジェーンが再び登場して、大人のジェーンと交錯する瞬間は、何度観ても、涙を禁じえません。



今回の舞台、小西さん演じる執事の存在感が増していて、愉快でした。
全く台詞のない阿部さんの執事も、表情が豊かになって、格段の進歩でした。
寿さんの存在は、この作品の要でした。

だけど、私が一番好きなのは、占い女の歌のシーンだったりします。(笑い)
さとしさんファンには、ご馳走的なワクワクする瞬間です。
ミュージカル「マリオネット」

ミュージカル「マリオネット」

ミュージカル座

六行会ホール(東京都)

2012/10/12 (金) ~ 2012/10/16 (火)公演終了

満足度★★★★★

多くの人に勧めたい作品
初回の月組を鑑賞。
まず脚本と音響が秀逸だと思いました。
悲しいシーンで悲し涙を誘おうするのではなく、
幸せなシーンで嬉し涙がつい出てしまうような、正方向の演出、そして出演者の人間性に敬服します。
隣の席の方が「心が洗われる」と仰っていたのが言い得て妙で、休憩時間を挟んだ後も幻想空間に引きこまれ、観劇後はほっこりした気持ちが残りました。多くの人に勧めたい作品です。

場内スタッフも親切でした。

女のみち2012

女のみち2012

ブス会*

ザ・スズナリ(東京都)

2012/10/11 (木) ~ 2012/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

逞しく生きる女たち。
もっともらしく言うと「AV撮影の舞台裏を通じて、逞しく生きる女の本音を描く。」
ということになるんでしょうが、舞台となる業界がAVだけに、
ここに文字では書けない、あれやこれやをストレートに描いていて、凄かったー!

エロイどころではない、あけすけに演じているから、もちろん普通の演劇なので
下着姿以上の姿では出てこないんですが、それでも見るほうが目のやり場に
困るようなかっこうをしていて、
(最前列に座っといて何を言っているのか、と言われそうですが)
TV放送自粛用語なんかも、バンバン飛び交う。
確かに男には別にそんなになんてことはないのですが、
女性が観ても大丈夫なんでしょうか?
特に最前列にはビニールシートが配られて、「劇中で水が飛ぶので注意…」
というから何の水かと思ったら…ああこれ以上は書けない。

とにかく、よく頑張られましたと言いたい。
再びありていに言うと、子育て、結婚、仕事、立ちまわったり、陰口言ったり、
人間関係とかは、どの業界でも基本は一緒。
特に女は子供を一人で育てたりと、本当に逞しい。
あれこれ、きれいごとを言ってても、子供を食わせにゃならん。
それに尽きるね。
こういうのをもっと観たい!
(ちなみにこの日は、昼はスズナリでAV業界の小演劇、夜は帝国劇場でユーミン。
なんだこの落差は!)

リチャード三世

リチャード三世

新国立劇場

新国立劇場 中劇場(東京都)

2012/10/03 (水) ~ 2012/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

真っ当なシェークスピア劇
「ヘンリー六世」から観ているので、いつもは、同じ名前の人物がたくさんいて混同したりする部分がわかりやすくて、すぐに、物語の世界に入り込めて、その分、じっくり堪能することのできた「リチャード三世」でした。

やはり鵜山さんの演出は傑出している。今まで、たくさんの「リチャード3世」を観て来たのですが、今回程、シェークスピアの書いた台詞が時を越えて、胸に沁みた経験はなかったように思います。

それは、個々の役者さんが、台詞を自分の身に落として、きちんと消化した上で発しているからだと思うのですが、そういう演出をできる鵜山さんの才能には感嘆するばかりです。

落魄れたマーガレットが、恨みを込めて、この舞台の登場人物の悲劇を俯瞰して眺めている様を、中嶋さんが壮絶に凄みを込めて演じていて、迫力がありました。

母の悲哀を全身で表現した倉野さん、那須さんと、少ない女優陣が、大健闘し、これまでになく、女性視点からも深みのある「リチャード三世」でした。

今回もまた、城全さんの声に圧倒されました。

リッチモンドの浦井さんは、品が良く神々しく、存在感が傑出しているのですが、たぶん、楽屋待機時間が長いのが影響されたのか、ややお顔がふっくらし過ぎていたのが、ちょっと惜しいなと思いました。

ネタバレBOX

服装や椅子など、当時とは逸脱した、現代風のものもたくさんあり、かと思えば、きちんと当時を再現する衣装もありで、きっとそのあたりにも、細かい演出意図が隠れていそうでした。

現代にも通じる人間の性を描く部分には、普遍的な衣装や小道具を多様したのかもしれません。

リチャード三世の描き方も、極悪非道な悪党という部分より、生まれながらに、不幸を背負って、母にも愛されなかった人間の哀しさを浮き立たせた演出だったように感じました。

それにしても、中嶋さんのマーガレットが、呪いの言葉を口にする長台詞、たくさんのエドワードが登場するのですが、よどみなくおっしゃっていて、脱帽ものです。きちんと、自分の息子のエドワードと別のエドワードを意識の中で選別していらっしゃるから混同しないんでしょうね。

中嶋さんに限らず、この舞台の役者さんは、皆さんが、役になりきって台詞をご自身の心の中で咀嚼して声に出してくださっているので、いつもの亜流シェークスピア劇で、耳にするような、単に長台詞を頭に叩き込んだだけといった感じの芝居とは、全く、観客としての体感が異なりました。

リッチモンドが、戦争前夜、軍隊に向かって鼓舞する演説は、そのまま、客席の我々に向けて発せられているような高揚感があり、体が震えさえしました。

リチャードに殺された人物達が、入れ替わり立ち代り、「絶望して死ね。」「生きて栄えよ。」と、眠るリチャードとリッチモンドに交互に浴びせる台詞には、私も、心の中で、「○○は絶望して死ね」と唱和してしまいそうになりました。
実際、現実生活で、恨みのある人物を殺すわけにはいかないので、こういう演劇の世界で、仮想仇討ちできて、心が落ち着くのかもしれないと思ったりしました。

殺されたリチャードの兄弟役のお二人が、幽閉された王子の役を人形を手に、演じられたのも一興でした。私は、子役を出さなかったのは成功していたと思います。
助太刀御免! 真説四谷怪談!!

助太刀御免! 真説四谷怪談!!

劇団 歴史新大陸

笹塚ファクトリー(東京都)

2012/10/11 (木) ~ 2012/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★

かっけえ
楽しんでもらおう的なワクワクが盛りだくさん。そうですよね。2時間こえちゃいますよね。
でも覚悟して参りましたがオケツの痛さを感じることなく終わり帰りの電車でも興奮が続いておりました。
楽しかったなあ


オープニングや見せ場も映画やドラマのような演出
うは
かっけえ


もう伊右衛門さまに視線釘付け。最後は辛過ぎて止めに入りそうな自分がコワかったですW
次も是非伺いたい!


愛の妙薬

愛の妙薬

昭和音楽大学

テアトロ ジーリオ ショウワ(昭和音楽大学・新百合ヶ丘キャンパス内)(神奈川県)

2012/10/06 (土) ~ 2012/10/07 (日)公演終了

満足度★★★★

はじめて
やっぱりスゴイ

お歌をはじめたばかりのワタシにはきっと魅力の半分もわかっちゃいないんだろうなあ。

いろいろわかってくるともっと楽しめたのではないかしら
がんばるぞっ

『ヒッキー・ソトニデテミターノ』

『ヒッキー・ソトニデテミターノ』

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2012/10/04 (木) ~ 2012/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★

パルコ・プロデュース「ヒッキー・ソトニデテミターノ」観ました
 初日で観たのに、こりっちに登録されているのが見つからず書きそびれてました。。。
 ハイバイドアからフラクタル進化したような独特のセットは、手触りの不確かな夢でも見ているような気分(その奥で、出番のない役者が楽屋的に待機しているのも含めて) 。
 キャラ描写が病的なまでに気持ち悪くリアル。取り繕っている人も取り繕ってない人も、そこに至るまでの経緯を考えさせる。
 時折入る前日譚「ヒッキー・カンクーントルネード」の回想は、ややテンポ悪く感じた。しかし、物語の構造としては不可欠か。
 結局、どこまで行っても出口のない闇のような日常を生きている。あえて分かりにくさを舞台に乗せる、心の奥に隠れたわだかまりを大事にした舞台。

ファイティングポーズ

ファイティングポーズ

劇団光希

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/09/13 (木) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

おもいだしたこと…
この舞台を拝見して、あることを思いだしていた…

どれくらいまえだったろうか、テレビのあるドキュメントだった。ボクシング・ライト級タイトルマッチ、畑山さんと坂本さんを追った番組だった。試合の前のある日、畑山さんは野外でのインタビューで淡々と、こう語っていた…『ボクにはパンチがないんですよ…ボクはあごがよわいんですよ…だからボクが勝つんですよ』…一瞬、耳を疑った。けしておごりではなく、静かな笑顔を浮かべながら淡々とこたえていた。
一方の坂本さんも、畑山さんの試合のビデオをみながら、『俺のパンチはこれよりあるよ…』、そう、チャンピオンとの戦いに自信をみなぎらせていた。坂本さんも、けしておごってはいなかった。畑山さんは前の試合で勝った直後のリング上から、『次は坂本選手とやります』…観客とカメラの前で、リングサイドで観ていた坂本さんを逆指名した。
坂本さんはある孤児院の出身で、畑山戦での勝利は、その孤児院の子どもたちに約束したものだった。畑山さんは世界王者の責任を、坂本さんもまた、孤児院の子どもたちとの約束を、ともに背負ってたたかった。
孤児院の子たちの応援のすがたは、テレビに撮影されていた…つぶらな、すきとおるひとみたちが見守るなか、壮絶な打ち合いの末、坂本さんがリングに沈む…

勝利した畑山さんの控え室を、元トレーナーが訪れる…『勝ちつづけろ…』そのことばに、畑山さんはとても哀しそうにこたえた…『もうやりたくないよ…』。
インタビューでも、『もう、、目指すものがない…負けるだけだもん。あとは…』…たしか、そうおっしゃっていたと記憶している。
試合場をあとにしようとする畑山さんに、記者がきいた…「『ボクにはパンチがないんですよ…そしてボクはあごがよわいんですよ…だからボクが勝つんですよ』っておっしゃってましたね。あれ、どういう意味だったんですか?」
畑山さんはたちどまって、こたえた…『ボクにはパンチがないんですよ…だから手数で勝負する。相手の打ち終わり際に、パンチを打ち込む…坂本さんはパンチがある。だから勢い、ワイルドになる。ボクはあごがよわい…だからガードもしっかりする。坂本さんはあごが強い。多少打たれてもいいと前にでてくる。だんだんきいてくる…倒れる』
鳥肌がたった。
最後に記者がたずねた…『今日のけんかはいいけんかでしたか?』
畑山さんはしばらく間を置いて、静かな笑顔でこたえた…『ええ、最高に楽しかったです』…その後しばらくして、世界戦に敗れた畑山さんは、引退した…

光希さんの舞台、はじめて拝見しました。
たつみさんはじめ、みなさん、一生懸命舞台を創られているのは感じました。土曜のマチネでしたが、残念ながらやや空席が目立ったように思います。客層は年輩の方々が多く、男女半々。観劇通の方々が多いとおみうけしました。是々非々はありませんが、この客席のすがたにはある理由があるように感じました。私も同世代の知人を誘うには正直迷う舞台でした。それは、おそらく本の世界にあると思います。もうしばらく皆さまの舞台の余韻をかみしめて考えてみたいと思います。お誘いいただいた方のご縁で御席をとっていただいた劇団員の方に直接お礼を申し上げられず恐縮です。ありがとうございました。次作もたのしみにしています。

纏繞の夕月

纏繞の夕月

集団as if~

笹塚ファクトリー(東京都)

2012/09/26 (水) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

満足度★★★

前半と後半の落差が大きい
陰惨でイヤーな感じ。前半がレイ・クーニーなどに通ずるファルスだったり得意のインプロがあったりなので、落差があって更にキツい、みたいな。
なので落ち込み気味の方には決して薦められないが、ギリシア悲劇や沙翁などの古典的悲劇がお好きなら一見の価値アリ?
登場人物の名前が日本名でありながら王制国家で貴族がいるというのは、「フィクションですよ」という線引きであり「身近だが架空」と感じさせる一方、違和感もあり、一長一短かも…。

「日本アニメ(ジャパ二メーション)、夜明け前」

「日本アニメ(ジャパ二メーション)、夜明け前」

オフィスワンダーランド・(一社)演劇集団ワンダーランド

紀伊國屋ホール(東京都)

2012/10/04 (木) ~ 2012/10/07 (日)公演終了

満足度★★★★

130分の尺を感じさせず
虫プロダクションが国産初のテレビアニメを手掛けてから倒産するまでの史実をベースに描いており、当時をリアルタイムで経験した身として他局のアニメやそのスポンサーなども懐かしく、裏事情については「なるほどぉ」と納得したりで130分の尺を感じさせず。

幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい(フリンジ "PLAYdom↗" )

幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい(フリンジ "PLAYdom↗" )

アマヤドリ

元・立誠小学校(京都府)

2012/10/13 (土) ~ 2012/10/16 (火)公演終了

満足度★★★★★

幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい
以前STスポットで観たのですが、その時からは若干の配役変更。正直に言うとSTの時の方がよかった。後半以降の理論が破たんしつつも何かが後ろにしがみついてても無視してゴールまで引きづりながら突進するような芝居が素敵でした。

ネタバレBOX

お散歩だけ芝居の中で異質。いきなりラップ調になって、振れ幅大きすぎ。違和感があります。身体の波をもう少しうねらせて欲しかった。
あたまの中のフィガロの結婚

あたまの中のフィガロの結婚

回遊公園

北池袋 新生館シアター(東京都)

2012/10/13 (土) ~ 2012/10/14 (日)公演終了

千秋楽を観劇。
”結婚”にちなんで舞台を紅白の祝儀袋のイメージで統一した、和的なデザインがとてもセンスが良いと感じた。

内容も軽いタッチの喜劇としては面白く出来ていたと思う。

ただ、内面的な部分、登場人物たちの心の葛藤や苦悩が見えてこない。また身分制度といった時代的な背景なども割愛されてしまっている感じ。

その辺がちょっと残念だったかなと思う。

クリスタル イヴ 大阪公演

クリスタル イヴ 大阪公演

劇団PEOPLE PURPLE

HEP HALL(大阪府)

2012/10/11 (木) ~ 2012/10/13 (土)公演終了

満足度★★★★

音楽や光の演出が好きです♪
SFでも大人のお芝居!
光や映像を使った見せ方や音楽などがいいのでSFの世界を見事に再現しています♪
中でも光を駆使したタイムマシンの発動シーンは美しい♪

前半は少しバタバタした感じで落ち着きなく観てましたが、
後半からは話しにも入り込めてウルウルしたり応援している自分がいました!
あまり暗転を使わずテンポのいい展開で集中して観ることができます♪
そして、ここの劇団を初めて観た時も感じたのですが
出演されている役者さんみなさん演技が上手い!
それも大人のお芝居と感じる要因でしょうね♪

驚いたのは主役のホーク役の顔を見てどこかで見たことあるなぁ~と思っていたらなんと⁉
神戸大学自由劇場の伊藤駿九郎さん!
自由劇場でも上手いなぁと思って観ていましたがさすが堂々の演技♪

そして、植村さんはいつも落ち着いた自然な大人の演技が渋過ぎる!!
この人は人間味溢れるドラマや映画などに出て欲しい!!

その中で変な宇宙人の姫役(柏村有美さん)とその兵隊役(野村亮太さん&柳川奈央さん)の三人が
前公演同様、全体のトーンから浮いた感じで笑いを誘い(^^)
緊張と緩和でお芝居の幅を広げてるように感じました♪

その他の役者さんや新入団の片山誠子さんや
主役のおばあさん役の森下ひさえさんも安定した演技で見応え充分!

誰かもコメントしていましたがタイムバラドックスの問題や
何処かで観たことある様な内容でしたが…
それをピーパー色に変えてのハッピーエンドな作品で愉しめました♪
安定したクオリティの高い大人のお芝居!
だから根強いファンがいるんでしょうね(^^)

メイ・ストーム

メイ・ストーム

劇団フォーサム

しもきた空間リバティ(東京都)

2012/10/05 (金) ~ 2012/10/07 (日)公演終了

満足度★★★★

分かりやすい
もう10日前なので今更な感想になりますが…。
すごく直球で分かりやすい話だったと思います。
ストレートにスッと入ってくるので楽に観れました。
周蔵さんと千代さんの話が好きです。
いい感じに全員見せ場があるなぁと思ったのに、久子さんだけ全然掘り下げられてないのが残念というか不思議というか…。

水をめぐる2/水をめぐる3

水をめぐる2/水をめぐる3

劇団こふく劇場

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/10/11 (木) ~ 2012/10/15 (月)公演終了

満足度★★★★

こふく3観劇
<こふく3>独特の所作で魅せる90分。役者四人がそれぞれの役割をかっちりと演じ、見ごたえがありました。特に四隅をばっしばっしと音を立てて力強く歩く所作が印象に残りました。独自の路線がしっかりとあり、地方の劇団を観た!という満足感がありました。こういう劇団が観れるのが、アゴラの良いところですね。空調ですが、私の回はしっかり利いていて持参した長袖が役に立ちました。座席によって寒暖の感じ方は変わりますし、それぞれ調整出来るようにして観劇すると良さそうですね。

田舎の侍 【8日(月祝)14時の回、当日券ご用意してあります!】

田舎の侍 【8日(月祝)14時の回、当日券ご用意してあります!】

劇団鹿殺し

駅前劇場(東京都)

2012/10/04 (木) ~ 2012/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しい!
鹿殺しを観劇し始めたのがまぁまぁ最近なので、池袋や新宿の大きめの劇場でしか観たことがなく駅前のスペースに収まりきれるのか?と心配になりながら観劇。収まってた・・・というより無理矢理収めた的な、劇場から溢れんばかりの勢いに大興奮。
オレノさんの素晴らしさはもちろんのこと、一人何役も請け負う役者陣のクオリティの高さに惚れ惚れ。セット・衣装・小道具もいつもながら本当に良くできていて感心しきり。

音楽劇「ファンファーレ」

音楽劇「ファンファーレ」

音楽劇「ファンファーレ」

シアタートラム(東京都)

2012/09/28 (金) ~ 2012/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

音楽劇
まるで音をベースにした世界に足を踏み入れたようなオープニング。

様々な旋律が劇場の空気に溶け込んでいて観客を包んでいる感覚。

最後のほうで少し間延びした印象を受けたが楽しくて満足できた。

地方公演では主軸キャスト12人を超える現地オーデションのキャストが加わると聞いたがいったいどうなるのか興味がわくところだ。

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