最新の観てきた!クチコミ一覧

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パヴェル=マリア 第7番

パヴェル=マリア 第7番

劇団リベラトリックス

d-倉庫(東京都)

2012/12/14 (金) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★

時代が前後する
複数の時代を跨いで物語が展開されていて面白かったです。
役者さんの演技も声も鬼気迫るものがあって最後までドキドキしながら観させていただきました!
含みのある終わり方のような気がしたのですがもしかして続編があったりするのでしょうか?

『ひとりじゃできねえもん3』追加公演決定!!

『ひとりじゃできねえもん3』追加公演決定!!

おぼんろ

決定しました!公演詳細をご覧ください。(東京都)

2012/12/14 (金) ~ 2012/12/15 (土)公演終了

満足度★★★★★

独り占めしたくなるような
本当に素敵なお芝居で、本当に素敵な脚本で。
見ていてとても暖かな気持ちになれました。
ゴベリンドンからおぼんろが大好きになりました。
本当はだれにも教えたくないくらい好きな舞台です。
でも、それでは目標のコクーンタワーに行けなくなってしまうから笑
目標を遂げてほしいので、いろんな人を誘いたいと思います。
その理由だけでなく、だれにでも胸を張っておすすめできる舞台です。
でも、一つ思ったのは、一番大切な人と見に行きたいなと思いました。
そんな気持ちになったほっこりした舞台でした。

『佐川あれはイキ過ぎた男』 仙台公演

『佐川あれはイキ過ぎた男』 仙台公演

MICHInoX(旧・劇団 短距離男道ミサイル)

せんだい演劇工房10‐BOX別館 能‐BOX(宮城県)

2012/12/16 (日) ~ 2012/12/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

ウホホッ
ところで会場からそう遠くないところにケバブが売りのラーメン屋がある。いつか行ってみたいと思っていたのだが、本公演がフラッシュバックしてしまいそうだ。大変遺憾である。

THE Lady・Blues

THE Lady・Blues

劇団怪獣無法地帯

演劇専用小劇場BLOCH(北海道)

2012/11/20 (火) ~ 2012/11/22 (木)公演終了

満足度★★★

変身
ある日目が覚めると、OLがおじさんになっている・・・カフカの「変身」かな。
丁寧なつくりで、安心して見ていられるコメディでした。
もう少しタイトだと見やすかったかな。

泳ぐ機関車

泳ぐ機関車

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2012/12/13 (木) ~ 2012/12/25 (火)公演終了

満足度★★★★

桃子さん!!!
炭鉱三部作の最終章。なるほど。「西鉄ライオンズ」もでてきたし…。でも私としては父親のことをもっと観たかった、知りたかった。「神様」の役割の描き方が好きです。カーテンコールの役者紹介であの板垣桃子さんが!!!とびっくり。すごい女優さんですよね。

ネタバレBOX

客入れから流れる「ユーモレスク」にはいささかげんなり。いくらアレンジをかえても「もういいよ…」って気がしちゃいました。ダンボールの機関車がとても素敵でした。ラストは想像通り機関車出たっ!!
strange

strange

ニットキャップシアター

アトリエ劇研(京都府)

2012/12/13 (木) ~ 2012/12/18 (火)公演終了

満足度★★★★★

【おすすめ】strange
いろいろと入り組んで奇妙な物語ですが、曲がりくねりながらも太い軸が交差するとき、すべての糸が解けすっきりとはいってきます。物語と音と身体。とても普遍的な作品だと思います。面白かったです。おすすめ。

すべての夜は朝へと向かう

すべての夜は朝へと向かう

劇団競泳水着

サンモールスタジオ(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

会話と女優の華を楽しむ舞台
決して派手ではないけれど、じっくり吟味された台詞が、男と女の関係を描く。
台詞(会話)を楽しみ、女優を楽しむ作品ではないだろうか。

ネタバレBOX

タイプの違う女性が出てくるが、どの女性に対しても作者の視線は優しい。
脚本を書きながら、登場人物に気持ちを込めていることがうかがえるようだ。
そこには、「愛」を感じる。

それぞれの女性ごとのエピソードに対しては、好みというか、好き嫌いというレベルでの反応もあろうが、いろんなタイプの女性の「いいところ」(華のある場所)をクローズアップして見せ、またきちんとフォローしていく。例えば、田舎に帰る女性に対しても、優しい視線で、ストーリーで優しい手を差し伸べる。
それは同時に世の中の女性すべてに対して、エールを送り、大げさに言えば、リスペクトしているということのメッセージを送っているようだ。

どの女優も活き活きして、舞台の上に確かに「いる」。
肉体としてだけではなく、その人物がいることがわかるのだ。
彼女たちの細かい背景が説明されているわけではないのだが、台詞の行間、演技の中に彼女たちのいろんなことが滲んでくるよう。

当然、この女性たちを演じている女優さんたちが、脚本の言葉をきちんと自分のモノにし、表現しているからこそ、脚本が活き、作品が面白くなっているらは言うまでもない。

どの人も本当にうまいと思う。ナチュラルさと演技のバランスがとてもいいのだ。

男性のほうの描き方も、同じ男性から見ていると、なかなか痛い(笑)。
つまり、自分を横から見ているようで恥ずかしいのだ。
いつまでも引きずっていたり(登場する男性は全部そうだったような)、自分の中だけで、いつまでもぐじぐじしていたり、とか。弱いなあと。

決して派手なストーリーやストーリー展開ではないし、甘い、と言えば甘い展開やストーリーかもしれないけれど、いいもの観たという観劇後の気持ちがとてもいいのだ。
派手ではないけど、きちんと観客の興味を先につないでいく手法はうまい。それも、とにかく引っ張って引っ張ってということもなく、気持ちのいいところで明かされ、そして展開していく。それがいい。

男と女のすれ違い、その会話の噛み合わなさ、思わず、頷き、密かに笑ってしまった。
これって、男性が脚本書いているから、男性目線の、女性の見方なのだと思うのだけど、例えば、コンビニに行くと言って外に出た2人が、別れた理由とか話しているのを聞いて、女性の観客はどう思うのだろうか。男性的には「そうそう!」と思うんだけど。

で、結局、劇団員の彼は年上好みだったわけだ(笑)。
海の眼鏡

海の眼鏡

文学座

文学座アトリエ(東京都)

2012/12/08 (土) ~ 2012/12/22 (土)公演終了

満足度★★★★★

役者さん上手だなぁ
舞台も綺麗なセットでした。

いろいろな人間関係の中、繰り広げられる人情劇。
力強い主人公に温かな周囲の人間、
30年前の事故や鍵となる”海”なかなかに見応えのある2時間でありました。

でも空調がサービス良すぎて暑かった・・・Tシャツ1枚で観劇できましたもの

ネタバレBOX

<あらすじ>

かつて海女で有名だった海沿いの町”オオウラヤマ”。
町おこしのための海女センター建設の計画が持ち上がり、
立ち退きを要求されている潰れた水族館がある。
そこは海女を引退した御厨睦子(みくりやむつこ)の
住居(2年前から住んでいる)で、
彼女は立ち退きに反対し、篭城している。
そんな睦子の元に訪れたのは、
町おこしの海女グランプリ(19人中の)に選ばれた孫娘のほのかと、
かつては有能な海女専門の水中眼鏡職人で
睦子と付き合いのある重治(サエキシゲハル)であった。
二人は立ち退きを説得するが睦子は一向に応じず…
次第に重治はほのかと共に籠城に加勢をすることになる。
水族館をつぶそうとしてるのは睦子の長男であり、
30年前に亡くなった父親の代わりに家を支える為に就職した過去があり。
娘のほのかも、海女になりたかったが、親の引いたレールにのっていて。
ズレを感じて短大中退後3年間引きこもっていた。
30年前に死んだのは睦子の夫と、海女仲間で重治の妻だった。
その事故の前に海女の伝承のひとつ、
「カガミヤマ=自分のドッペルゲンガーを
海で見た海女は二度と海に入ってはいけない」
を睦子は引退1ヶ月に破ってしまい、その為に二人が死んだと思っている。
小さい町であり、死んだ二人の仲を怪しむ噂もあったが・・。
重治の娘シズヨは中学2年の時、母の噂通りの浮気現場を目撃しており。
父が黙認していたことにも強い嫌悪感をいだくようになったいた。
本科の高校時代の同級生やシズヨの夫などが篭城を手伝うが、
睦子譲りの海女衣装を身に着けたほのかが波にのまれた時。
最強の海女と呼ばれていた睦子が冬の海に飛びこみ助けあげた・・。
しかし年齢もあり、以前から耳の聞こえの悪かった本当の理由=
脳腫瘍もみつかり言葉と体がやや不自由になり、
クリスマスに車椅子で水族館に戻って閉鎖を納得し、
それでも海が忘れられないと不明瞭な言葉で二人残ったなか、
(皆が気を利かせて二人っきりにしてくれた)
重治に訴えて幕となります・・・。

主人公、モリを振り回し、木桶に飛び込み、
車椅子演技も憎愛の演技も凄かったです。

睦子さんの次男の軽そうで底のある演技と、
重治さんとこの婿養子さんの朗らかさ、
ほのかの心情暴露に、シズヨさんのキツさ=かっこよさは良かったです。

各々の性格が状況で環境で培われてきたんだなぁと納得できました
ブラックルーム

ブラックルーム

メガバックスコレクション

ART THEATER かもめ座(東京都)

2012/12/15 (土) ~ 2012/12/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

五邪鬼編
100文字位の短文のあらすじだけにしてしまうと、個人的には得意ではないタイプなのに、メガバさんが織りなすと、客を惹き付けてやまない凄い作品と化する。
二転三転では済まず、先が読めそうで読めない展開とラストは、見応え抜群で、滝さんの本の凄さを堪能しました。
予期せぬ事態に、揺れ動く心、譲れない想い、己さえ気付かぬ生命力と執着心は、壮絶さを増し、怖かった程、、、見事で、役者さんの力量の高さを、痛感しました。
ブラックルームの名のごとく、黒い壁だが、所々浮かぶシミや文字の意味が見えてくると共に、真実も見えてくるラストは、凄いっ!です。

もちろん、七鬼神編も、見ます。

15みうっちMade

15みうっちMade

Mrs.fictions

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/12/13 (木) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

男にうまれたおはなしたち。
切なさと温かさに包まれた劇場。

個人的には一本目とラストの作品がツボでした。

全編通して、男子たる男子な自分達と女性への届かぬ尊敬の念のようなものを勝手に感じました。

一応ネタバレBOXに書きます!!!!!!!!

ネタバレBOX

「とりあえず先は見えない」
全裸は全裸だけど笑、それ以前に会話のやり取りがとてもツボ。
ワンピースの時間の進みと自分達の時間の進み、
詩人が色紙に書く言葉と実際会話で口にする言葉、
現実とのギャップの中たらたら荷造りする気怠さ、心に抱えるかすかな物憂げさを
真っ暗で全裸になり突っぱねてやろうというやけくそ根性がバカ素敵で切ない。


「秋にまたない」
ピザの切り分けがせつない。
ずっとずっとの足踏みに疲れたり冷やしたり苛立ったり、それが一人だったりみんな一緒にだったり、思い込みだったり。
旅立つことの勇気みたいなものを貰ったり、貰わなかったり、なんだかそんな半端さがやさしい。


「だらしなく人生は確かに続く」
終わることのできない人々、神様のイタズラなクリスマス臭溢れる感じ。
死にたくなる現状も自分が決めた訳じゃないし、実際死ねるかどうかも自分が決められる訳じゃない。
四つの世界が同時に舞台に立ち上がっていることで、お客や作家が神様になったかのような視点。そんな感覚で一挙に見渡せて、自分達の行きている世界も一瞬引いて見られるような現象に陥る。そういう、共通項のシンクロニシティでの現実全体の捉え方もありうるなっていう。


「うちの屋根がでかい鳥に持ってかれた。」
すてきすてき。屋根を鳥が持ってくって少女感としかもそれがウソって少女感。
その少女感に踊らされる人々のドタバタ感が楽し可愛い。
心踊らされることの楽しさ、踊る踊る。
ファンタジックな世界とみそぼらしい感情による体のドタバタ、全て少女に踊らされてると思うと、その偉大さにきゅん。


「男達だけで踊ろうぜ」
地獄甲子園のような画太郎チックな劇画調。
みんな下を向いているのが、最初は漢らしくギャグっぽいのがどんどん哀しく見えて来る。
このお話も少女が偉大できゅん。
試合に注ぎ込む人生。人生なんて大きなもんは実感として捉えられないし我慢出来なくなるけど、いまはこの小さな世界に自分の全てを叩き込もうと、それはこの舞台という小さな世界に人生の一片を叩き込む演劇と同じだなって、ストーリーと現実がいままさに同時進行で起きているな、と思った。


「ミセスフィクションズのメリークリスマス(仮)」
笑えたしすきな世界すきな言葉選び。みうっちMadeのトリにふさわしきみうっち逆転コント。
小劇場に対する皮肉や想いもあるのかな(?)
僕も全てを貴族で飾って生きたい。気品溢れる人生を歩みたいもの。死ぬ時はこんなつもりに人生書き換えよう。
ひげ太夫第34回公演「トラジャ百香拳(ひゃっかけん)

ひげ太夫第34回公演「トラジャ百香拳(ひゃっかけん)

ひげ太夫

Geki地下Liberty(東京都)

2012/12/05 (水) ~ 2012/12/10 (月)公演終了

満足度★★★

熱演!
劇団初見でした。そのパワーはすごいと思いましたが、ノリ?というかその雰囲気についていけない部分はありました。ただ15周年ときいて純粋にすごいと思いました。また機会があれば見にいきたいと思います。

陽気な幽霊

陽気な幽霊

キンケロシアタープロデュース

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2012/11/09 (金) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★

私は
正直もうちょっと笑えるお芝居なのかと思っていましたが、けっこう真剣にみてしまいました。少しだけ長く感じる部分があったのが気になりました。

泳ぐ機関車

泳ぐ機関車

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2012/12/13 (木) ~ 2012/12/25 (火)公演終了

満足度★★★★★

FT的な?演劇も好きだけど・・
桟敷童子も自分はとても好きで、
2006年のスズナリの泥花以降はほとんど観ているはず・・(2つくらい観れなかったのがあるのかな・・?

ようは物語があろうがなかろうが中途半端な舞台は観る気がしないということで・・。

じゃあ、桟敷童子の舞台のいちばんの良さは物語か、
と言われると、そうとは言えないと思います。

今回は、最近のなかでいちばん間近で役者さんたちの演技を観られたせいか、
そのことが良く分かったように思います・・
(別にほとんどのお客さんも既に気づいていることだとは思いますが(汗

ネタバレBOX

物語が昭和で九州の炭鉱と言うこともあってか、
若い観客(自分も含んで良いですかね・・
には馴染みが無い設定かもしれないですが、
ちょっと冷静に考えれば、今時、あんな表情をして喋る役者さんたちのいる劇団は無い事が分かります。
(どういう表情か、と言われると観てもらうしか分からないと思いますけれど・・ちなみに木村伊兵衛の写真なんかを見れば分かると思うんですが、昔の人たちは今の人たちよりずっと人間臭い表情をしているように思います。桟敷童子の役者さんたちはそうした表情に近ずけていると思います

物語は、と言えば、
題名が「泳ぐ機関車」で赤堀の炭鉱の話で、前作の前日譚となれば、
既に筋は見えている・・ハズ。

なのに、既に見えている筋の中で、
登場人物たちはとても人間臭く描かれていて、一人ひとりから目が離せません。

理想に燃える父親は、朝鮮特需を自分の力と勘違いして用心を忘れ、強いように見えて打たれるとあっという間に朽ち果てていきます。

死んだ母親は、主人公の思い出の中で、
夢の中でバッターボックスに立つ主人公を、
まるで寺田ヒロオの「スポーツマン金太郎」みたいに
朗らかに盛り上げてくれます。

その母親の弟は、
どこまでもカッコ良く、最後に良いところで腕っ節の強さを見せつけてくれます。
(源義経みたいだな(笑

おばぁちゃんは親族以外誰も信用せず、
強かさを備えながら時代の波に完全には乗れず、
父親の弱さを最初から見通しながら、
孫の主人公に期待を寄せつつ死んでいきます。

その親族のおじさんは
ねずみ男のようにずる賢く甘い汁を吸いながら、
それでもかわいく簡単にボロを出す憎めなさを持っています。

父親の右腕の平治は、
どこで拾われてきたのか、
恐ろしく抜け目なく、汚い仕事も平気でこなしながら、
最後には貪欲にはなり切れないところに、
どこか育ちの良いお坊ちゃんの落ちぶれた様子を思い描いてしまいます。

主人公の担任の教師は、
どこかひょっとこみたいな可愛らしい(色っぽいという意味ではなく
表情を浮かべながら、
必死で主人公を庇ったり、苦しんだりします。

挙げはじめるとキリが無いですが、
どの登場人物も、どんな職業の人たちも、
必死で死に物狂いで生きて、
その中には貴賤の区別などまるでないのです。

それはどの人も主人公の心を通してみた風景だから、
全ての人が甘くほろ苦く、
それまではずっと寄り目だった主人公が、
ラストで泳ぐ機関車をバックに前に進む時、
その真っ直ぐに見据える目の中に
鮮やかに集束されていくかのようです。

他の舞台だと、スポットライトの当たるところからの距離によって、
作者の彫り上げた人物描写の深みが
当然のように変化しますが、
桟敷童子の特に今回の舞台にはそれが無いように思います。

完全な悪役と言うのは全く存在しない。

端役の一人ひとりに至るまでそれぞれの生活を刻み込み、
怒るにしても納得できる理由を背負っているような。

この舞台は、物語というよりかは、
苦しくとも人間らしい人びとのいた、
1950年代という眩い時代を描くためにあったのかな、とも思います。

別に昔を美化するつもりもないのですが、
ちょっとカメラを持ってみれば分かる通り、
いくら写真を撮ってみても、
かつての先人たちのネガの中に映っていたのには遠く及ばない残像が映るだけで、
桟敷童子はそうした機械では再現不能なものを、
人間の声と体を使って、
人びとのまえで豊かに物語るから、素晴らしいのかな、とも思うのです。

そしてそうした芸当も、劇団員が長年積み重ねてきたチームワークでのみ可能だと思います。

そうした意味では桟敷童子と地点は似ているように思います。

自分は、作品の構造によって観る舞台を選んだことは一度もないです。
(実際、地点も桟敷童子も2006年以降は観れる限り観に行っているので・・

中途半端が一番よくない。

本気になって何かを表現しようとするならば、すべては役者の顔に現れるように思います。
マイサンシャイン

マイサンシャイン

Utervision Company Japan

世田谷ものづくり学校(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★

温度差
端的に言うと、FTみたいな舞台でした。すごく空いてるのも納得です。一ヶ月ぶりに、首傾げました。

ネタバレBOX

キャストが壁の穴にはまっているという、奇抜な舞台装置は良かったです。壁が回るのも、効果的でした。壁を挟んで、目が見えない男と耳と口が不自由な女が対峙するのも面白いと思いました。

ただ、淡々とした語りが多く、淡白すぎてセリフが入ってきませんでした。前衛的というか、感覚的というか、原作を読んでいないと理解困難な気がします。演技は良かったです。

穴にはまった人は、ずっと苦しい姿勢で、芝居の半分はメインの客席に下半身しか見えない中、足を効果的に使って、感情を表現していたように思います。壁が回った後は上半身しか見えませんが、半身で表現しているのがすごかったです。

目が見えない男は熱演でしたが、他の2人とは良くも悪くも温度差がありました。おむつを始末した手を拭いたタオルで口元を拭うのは、嫌でした。口と耳が不自由な女は、本当に障害を負っているような、真実味のある演技でした。ただ、動きもセリフも少ないので、演技力は伝わりにくかったと思います。

なんだかよく分からない内に、はまった女が穴から抜けて去っていきましたが、さらっと立ち去るところは、彼女らしいと思いました。

『ひとりじゃできねえもん3』追加公演決定!!

『ひとりじゃできねえもん3』追加公演決定!!

おぼんろ

決定しました!公演詳細をご覧ください。(東京都)

2012/12/14 (金) ~ 2012/12/15 (土)公演終了

満足度★★★★

感性の渦
演出力と呼んでもいいのか怪しいけど、本人の語り口の異様な魅力含め、素晴らしい公演。演劇の新たな可能性すら感じました。カフェ公演アトリエ公演リーディング公演が多いこの頃、正直「予算がないからじゃないの?」と問い詰めたくなっていた私ですが、この『ひとりじゃできねぇもん3』に関しては感激。味気ないスタジオだったはずなのに物語に没頭していく自分に戸惑う度に、益々物語にハマっていく。脚本?を高く評価。売っていたら買おうと思ったほど。のびしろを残す意味で、星は4つ。次回も期待。

ネタバレBOX

ラストの朗読では泣いた。
最初は女性作家が書いているのかとも思ったほど、
美しく儚く切ない。が、幸せである。

しかし、まあ過激な題材。

ただ、彼が麻薬賛美のためにこれを書いたのではないことは明らかで、それはその場にいた全員に伝わっている。彼が言いたかったことが何かは、我々は理解している。

旦那の手を握りたくなった。
泳ぐ機関車

泳ぐ機関車

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2012/12/13 (木) ~ 2012/12/25 (火)公演終了

満足度★★★★★

炭坑の神様
面白い。

ネタバレBOX

炭坑で小さいながらも王国を作り上げ、「神様」と慕われる辰介(池下重大)だったが、落盤事故を契機に、カネや名声、地位を一気に失い失踪する。辰介の妻・玉恵(椎名りお)が命と引き換えに生んだ末弟・ハジメ(大手忍)は、ちょっと変わったとこはあれども、愛され育つ。そしてダンボールの汽車で遊ぶ孤児(外山博美)と友達になり、失踪した辰介を、スラム街的な地域で見つけるが、変わり果てた父の姿に動揺する。結局、炭鉱は閉鎖となり会社も倒産となり、2人の姉とともに親類の家に転居することになる…。

ラストの父や母やおばあちゃんらの「生きろ」コールから、覚醒したような表情をみせるハジメが眩しい。炭鉱の街の地下の冷たい水に、汽車を浮かべるという、孤児との約束は守れなかったが、ゆっくり動き出したハジメの人生を表現するような汽車の登場(とバックのひまわり)も相まって、印象的なシーンとなっていた。

板垣桃子演じる、辰介の義母・野毛綾華がワンポイントになってた。
ちょいアウトローで強引で「ドン」って感じだけど、孫らには優しい。辰介に対して、家族をもっと大切にしろと忠告もしたり、辰介の性質が炭坑主には向いてないことを見抜くなど鋭い女性。それでいて、事故後の家族への血の通った対応ができる芯の太めな女傑。
綾華との対比というわけでないだろうけども、辰介の「家族」への想いはどれほどだったのだろうか。玉惠の死後、墓参りもあまり行かず、お手伝い(川原洋子)と通じ(綾華は見抜いてた)、事故後は突如失踪。綾華曰く「宝物」のはずの子供らのことをどれほど想っていたのか。
炭鉱に取り憑かれた男の悲劇の話と、その息子の心に生まれた志の話、だった。

ちなみに、父(炭鉱の神様)と孤児(ハジメからみた神様)とハジメが言葉を交わすシーンが美しかった。
また、エネルギーは誰かの苦労の上に成り立つというメッセージが、コトの重大さとそれが難題であるということを思い起こさせる。
秘密の繭

秘密の繭

劇26.25団

OFF・OFFシアター(東京都)

2012/10/24 (水) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★

バランスがよい
ありそうな日常を描きながらだんだんと隠されてた秘密が明らかになる。
明らかになっていく見せ方や日常とのバランスがなかなかにお見事。面白かった。

ネタバレBOX

浅利ねこの小学生姿はガチにリアル過ぎる(笑)
愛する人を残酷に殺す方法

愛する人を残酷に殺す方法

smokers

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/10/30 (火) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度★★★

見る角度によって変わりそう
人の醜さとかよく出てて面白かったのは確かなのだが、少し動きがゴチャ過ぎてるのか、どうもサスペンス的な部分が弱く感じる(演技スペースが狭いのか?それともコメディ要素が少し多いからか?)。
別の角度から見るとまた違った印象になりそうだった。

タナカSUMMER

タナカSUMMER

トツゲキ倶楽部

d-倉庫(東京都)

2012/10/24 (水) ~ 2012/10/28 (日)公演終了

満足度★★★

面白かった
家族よりもう少し広い一族(そこまで大きくはないが)の、めんどくさいが、でもよいところもある的なに、ちょっとSFを加えてたが、家族の繋がりは大切だなと思えた舞台だった。なかなかに面白かった。しかし、長男の後日談がどうなったか気になるな。

【緊急再演】つぎとまります【王子小劇場】

【緊急再演】つぎとまります【王子小劇場】

劇団肋骨蜜柑同好会

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/12/14 (金) ~ 2012/12/15 (土)公演終了

満足度★★★★

見応えありました
ヘーゲルの弁証法とベートーベンの交響曲の同時代性を真っ直ぐに感じることはできませんでしたが、テンポのある2人芝居が見応えありました。こういうお芝居は好みです。これからも期待しています。

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