最新の観てきた!クチコミ一覧

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からくりサーカス~サーカス編~

からくりサーカス~サーカス編~

カプセル兵団

笹塚ファクトリー(東京都)

2012/11/15 (木) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

満足度★★★★

力作にして大作
三部作の2と3を一気に見せるような力作にして大作。
よって前半は若干の説明臭があったりもするが、後半は熱血あり名台詞あり感動ありで娯楽活劇の王道まっしぐら!(笑)
いつもながらの表現や「アレ関連」の笑いもイイ。
なお、210分(休憩15分を含む)という長尺なため、全席に空気座布団を装備。これ、有効だったなぁ。ありがたや!

からくりサーカス~サーカス編~

からくりサーカス~サーカス編~

カプセル兵団

笹塚ファクトリー(東京都)

2012/11/15 (木) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

皆さまの感想です(3日目)
お足もとの悪い中、たくさんのかたにご来場いただきありがとうございました!   
当日券をお求めのかたも毎日お見えになって、嬉しい限りです。   
終演後物販コーナーに立っていたところ、原作ファンのかたから「素敵でした!」と言っていただきとてもうれしかったです。   
千秋楽、頑張ります!!!   

ネタバレBOX

【17日 マチネ】

・長時間の公演と聞いていて不安でしたが、最後まで飽きず楽しく観ることができました。
身体も駆使した表現は素晴らしいと思います。
個人的に森澤さんの鍛え上げられた肉体にビックリしました。 (20代 男性) 

・「からくり編」からのストーリーのつなぎ、尺のまとめ方が本当に素晴らしいと思いました。
限られた上演時間の中で、各キャラクターの見せ場や名台詞をほとんどすべて再現しているところに原作への深い愛を感じました。
原作において影が薄いとされている「最後の四人」のキャラクターが見事に確立していたと思います。自動人形が好きな私には嬉しい限りです。 (20代 女性) 

・座席のクッション、腰痛持ちにはありがたかったです!
アクションと殺陣が迫力あってすごかった。
三時間の長さが気になりませんでした。
…役者さんのノドが少々心配です。 (女性)

・想像以上の面白さで楽しかったです。
音響のタイミング、見せ方、どれもすばらしかった。
久しぶりに面白い舞台を見れました。 (30代 男性) 

・素晴らしかったの一言に尽きます。
原作も大好きなのですが、派手なアクション、そして、言葉に人の感情がこもることによって、こんなにも心に響くのだと実感しました。
涙なしには見られなかったです。 (20代 女性) 

・すごくよかったです。
セリフがかみかみだったのがちょっと…

・前作よりテンポが良いと思います。
音楽も良くて。
あの長いお話をまとめるのは大変だったでしょうね…
原作が読みたくなりました。
後半もりあがって…すてきな時間をありがとうございました。
見れて良かったです。 (50代 女性) 

・この長い作品を、キャラそれぞれの見せ場を残してまとめた脚本と構成力に感動した。
演者さんのアクションのすばらしさ、熱さ、すきあらば笑いをはさむサービス精神、すべてがすばらしいと思った。 (30代 男性) 


【17日 ソワレ】

・ウエディングドレスでのしろがねの舞が素敵でした!
各所の小ネタに思わずニヤリですね。
カピタンが勝を一人にしてしまう場面は爆笑ですよ!
そしてジョージの扱いのヒドさは安定感があって良いです。
ランタンの大島さんがカッコイイ!素顔の演技も見たいですね。
最後にあるるかんがすべてにおいてズルイです。
楽しい時間をありがとうございました。 (男性) 

・アクションの見せ方、演技が独特で興味深かったです。
実はからくりサーカスは名前だけしか知らず、なんの知識もないまま見に来たのですが、それでも充分楽しく見ることができました。 (20代 女性) 

・原作大好きでした。
原作思い出しながら泣きました。
ラストでパンタローネが歌ってるのナイスすぎます。
細かいところをきちんと作ってくれていたのがうれしかった。
原作のキャラクターの表情がすごく好きだったんですが、顔は見えなくても表現されてるのがすてきでした。

・いやぁ…超大作でした…。
原作読者としては、よくもまあ納めたなおと。
三部作ではどうしてだめだったのか。
大丈夫、来ますよお客!
そうそう、パフォーマーの水野菜月さんがとっても可愛いと思いました❤ (40代 男性) 

・何度観ても、よいシーンでは涙がにじんでしまいます。

・一回目で人物相関が整理されてたので、二回目はより楽しめました。
美しくてかっこ良い。
「最古」と「最後」の戦いは切なかったです。 (男性)
F/T12イェリネク三作連続上演 『光のない。』

F/T12イェリネク三作連続上演 『光のない。』

フェスティバル/トーキョー実行委員会

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2012/11/16 (金) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

ちいさな小部屋で観るのも良いけど・・
こういう大きな劇場で5人の役者を見るのも良いな・・。

学生時代、フランス語とポーランド語は勉強してみたけれど、
間に挟まれたドイツ語はちっとも勉強したいと思わなかったけれど、
ちょっと今後悔中(あくまでちょっとだけ(苦笑

少しだけでも齧ればよかった(齧るだけなら今からでも遅くないかな・・でも齧るならペルシャ語にしたいかな(苦笑

たしかにこれは、総合芸術としての地点の集大成かもしれない。
そして、どんな要素が入ってきても、それらに柔軟に対応できる
5人の役者陣の到達点かもしれない
(前回が到達点かと思ったけど、これだけ色々な要素に対応できるのを見ると、まだ先は見えないような(笑

前衛でありながら、総合芸術で、オペラ。
ユーモアに溢れながら、内容を考えれば笑うのを少し躊躇する(ドイツ人ならシニカルな笑いを浮かべられるのかもしれないが

リヒニッツと同じ、福島の大地を汚した日本人の、
「呪われたドイツ語」(リヒニッツのプレトークで言っていたけど。自分たちの言葉の美しさを硬直的に讃える人は多いが、呪われた有様について美しく語る人は少ない
と同じ呪われた言語で発声しているからこそ、
翻訳されてもなお、美しさと呪詛の二重構造がそのままに残されているのだろうな・・(苦笑

地響き立てて嘘をつく

地響き立てて嘘をつく

ガレキの太鼓

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/11/14 (水) ~ 2012/11/21 (水)公演終了

満足度★★★★

舘さんの才能に感服
予定はなかったが,観劇できる状況になったので急遽チケットを取り,観劇。観れて良かったなぁ。突きつけてくるような,まさにバカバカしいほどの人間賛歌。舘さんの芝居は今回もスゲェかったです。

LAND→SCAPE/海を眺望→街を展望

LAND→SCAPE/海を眺望→街を展望

北九州芸術劇場

J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)

2012/11/13 (火) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

満足度★★★

小倉を描きながら、小倉への愛情を感じない
練り上げ不足でかなり雑駁で、たまにおもしろいところはあっても、全体的にはたいくつな舞台だった。脚本・演出の見直し、演出・演技の練り上げ、そして十分な稽古が必要だ。

詳細は、演劇感想サイト「福岡演劇の今」 http://f-e-now.ciao.jp/ に書いています。

GOOD-BYE SCHOOL

GOOD-BYE SCHOOL

みかんピープル

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2012/11/14 (水) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

ネホリーとハホリー☆
(^^)/ 面白かったです! ドタバタの笑わせるところは、狭い舞台でも、バッチリ決まって、演出の見事さを感じました。 
細かい面白いところは、随所に。ラストの 「どんでん返し3回!」 は、ビックリの面白さですよ☆
観劇日記は、ブログに書きました。
 

招かれざる客

招かれざる客

東宝

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2012/11/10 (土) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

満足度★★★★

クリスティの戯曲をもっと!
'09年「蜘蛛の巣」、'10年「検察側の証人」に続く、
浅丘ルリ子主演、アガサ・クリスティー原作シリーズ第3弾!
ミステリー戯曲もしくは推理小説を原作とした舞台作品は、
大好きなのに、少ないので貴重です!

本作は、アガサ・クリスティ作品の決定打!
濃い霧の深夜。
男は、車が溝に落ち立ち往生し、助けを求め近くの屋敷に立ち寄ると、
男が拳銃で頭を撃ち抜き死んでいた!
傍らにはその美人の妻が立ちすくんでいた…。

登場人物一人ひとりの証言が示す真犯人が、次々に変わっていき、
意外なクライマックスに!そしてラストに驚きの真相が用意されている、
ちょっとした発想の転換が見事なストーリー。
面白かった!

海外ミステリー、特にクリスティ作品の、貴婦人役には、演技以前、
その佇まい、存在感が「別格」である、浅丘ルリ子嬢が良く似合う。

これは、彼女の義母役の安奈淳と実際の年齢を比べるとどうかと思うけれども、
そんな年齢的なものを超越している。

(ちなみに、最後のセリフで、まるで歌舞伎のように「アサオカ!」と
大向こうから声がかかった。海外戯曲なのに、風情があっていい。)

他の共演者も芸達者。
金田一では探偵役の、古谷一行は普通ならヒロインを助けるヒーローの立場だが…。
今回は少し出番が少ない石井一孝は出ただけで本人の、「他作品でのイメージ」
やスタイルのダンディさが、本作では物言わぬ要素として生きている。
警部役をスマートで堂々とストレートに演じる川﨑麻世、
その部下を飄々とコミカルに演じる名脇役の不破万作、
スリーアミーゴス役でのヒヒヒ笑いもサービスで披露する斉藤暁の小悪党ぶり、
など、登場人物の面白さもクリスティ作品ならではの見ものです。

海外ミステリー戯曲、推理劇の舞台をもっと上演して!

否定されたくてする質問

否定されたくてする質問

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2012/11/01 (木) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★

好きなストーリー
箱庭円舞曲は昔から行きたいと思っていたのですが、今回はちょっと時間的に厳しいかなと思って諦めていたのですが、評判を聞くとだいぶ良いようなので、急遽チケットを取って観劇に。
内容は編集者と漫画家の話ですが、自分も編集者なので、妙に共感する部分があったり無かったり…。
こういったストーリー性の高い劇を観るのは久しぶりなのですが、特に無駄も無く纏まっていて、見やすかったです。こういうのは嫌いじゃありません。
箱庭円舞曲の他のも観てみたくなりました。

銀河英雄伝説 輝く星 闇を裂いて

銀河英雄伝説 輝く星 闇を裂いて

舞台「銀河英雄伝説」実行委員会

東京国際フォーラム ホールC(東京都)

2012/11/15 (木) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

満足度★★★

キルヒアイス!演劇での発声方法を、一度特訓してほしい!
銀河の歴史がまた1ページ - 男達の野望が銀河を駆ける。

舞台版『銀河英雄伝説』第6弾!
原作小説『銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光』を中心に舞台化。
アニメ版でも同名で3巻。全12話でアニメ化。
同アニメ版"本伝"最初の「アスターテ星域会戦」の2年前にあたるエピソード。

自由惑星同盟の誇る「薔薇の騎士(ローゼンリッター)」連隊を中心に、
元連隊長リューネブルク対現連隊長代理シェーンコップ、因縁の対決!
出世前の若きラインハルト、キルヒアイスも参戦する、シリーズでは珍しい陸上戦を描く。

やはり銀英伝は、ラインハルトとキルヒアイスがいたときが面白い!
舞台化にあたり、舞台オリジナルのキャラクター、
リューネブルクの腹心、ロイスを登場させ、
ラインハルトの腹心であるキルヒアイスと対比をせているのが面白い。

シェーンコップを演じる岩永洋昭は、戦う男が良く似合う!
「仮面ライダーオーズ」でも仮面ライダーバースに変身していた。
ケスラーを演じた岸祐二も好演。「激走戦隊カーレンジャー」レッド役主演!
今回はコミカル演技は控えめながらも、老将グリンメルスハウゼンに「寝てたでしょ?」
と軽く突っ込むのがウケタ!

しかし!
キルヒアイス!
どこかの劇団で演劇での発声方法を、一度特訓してほしい!!
セリフの後半が聞き取れない。
演技以前の問題です。
ジャニーズでは、何を教えているのか。
(「舞台 第一章 銀河帝国篇」での崎本大海は大丈夫だったのに。)

また、今回もチケット応募に何度も落選、やっと取れたら3階席!
3階席からでは、背景大スクリーンのCGが上半分が見えない!
通路での芝居も見えない!
撃墜王も、宝塚版も、チケットも取れなかった!

なぜか、舞台版銀英伝では芝居以外の問題が多い。

来年春、青山劇場上演決定の「第三章 内乱」が思いやられる…。

完全版・人間失格

完全版・人間失格

DULL-COLORED POP

青山円形劇場(東京都)

2012/11/01 (木) ~ 2012/11/07 (水)公演終了

満足度★★

円形を意識しすぎた?
これははっきり言うと、コロちゃんや熊川さんなどの役者萌えで観に行ったので、内容はそれほど期待した訳ではないのですが、ストーリーはどうも面白くないな…と思ったら、これは原作に忠実なんですね。
人間失格は中学のとき読書感想文で読んだはずなのですが、全然覚えてなかった…。
演出も悪くは無かったのですが、ちょっと円形を意識しすぎたかなっと。そんあに舞台を全部使い切らなくても…。
あと、この劇の特長は会話のユニゾンだと思うのですが、それがあまりうまく言っていなくて、合っている部分はとてもいいのですが、ずれている部分が異様に目立って、全体的に見るとちょっとイマイチかな、って思いました。

煉獄アリス

煉獄アリス

ムシラセ

サンモールスタジオ(東京都)

2012/11/15 (木) ~ 2012/11/19 (月)公演終了

満足度★★★

構図はいいですね
客席を減らして奥行きがあるセットと綺麗な映像。
その中で主人公の現実と妄想、過去が絡まる物語で
客席からも笑があったり、アサミの暴走と原因とが描かれる
綺麗ではない物語が、上手く纏まってます。
面白いとは思いますが、少々物足りなさを感じました。
私には枝葉末節とか、理由とか欲しかったのかも知れません。
そうじゃないと、ただ関係性とアサミの苦悩しか見えないから
そんな事考えずに、目の前の世界だけ見れば良かったのかな?

PADMA vol.3- FAST LANE FINAL -「隔離病棟」

PADMA vol.3- FAST LANE FINAL -「隔離病棟」

Performance team PADMA

赤坂元気劇場(赤坂GENKI)(東京都)

2012/11/16 (金) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

最高~(^o^)v
1回目から観てますがPADMA確実に進化してます♪
それぞれのゲストメンバーの良さも出しながら自分達も新しい事に挑戦したり、今までのものがパワーUPしたりでとっても楽しくて笑えてスカッとして最高です\(^o^)/

遭難、

遭難、

劇団、本谷有希子

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2012/10/02 (火) ~ 2012/10/23 (火)公演終了

満足度★★★

本谷節と女優
本谷さんの劇は相変わらず、人の痛いところというかエグいところを突いてきますね。本谷節健在といったところです。
たいつもの本谷作品の「それでもスカッと終わる」劇ではありませんでしたが、それでもよく出来た作品だと思います。
ただ、やっぱり主人公を男性にしたのはちょっと失敗だったかなーと。途中までは女性と思い込んでみていましたが、最後は男性に戻ってしまい、一瞬で興ざめしてしまいました。

ネタバレBOX

内容的には「トラウマ」って何なのか、「トラウマ」を理由にすれば何でも許されるのか、と言ったテーマがとても面白かったです。
とりあえず、台詞として「私から理由を取り上げないで」って言葉が印象的でした。
ジェーン・エア

ジェーン・エア

松竹

博多座(福岡県)

2012/11/02 (金) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

満足度★★★★

いやあ、泣きました。
この舞台を、松たか子さんはほとんど出ずっぱりで。

徒労の消費

徒労の消費

未熟者、

STスポット(神奈川県)

2012/11/16 (金) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

満足度★★

徒労の消費
面白かったです。
独特な表現。アングラではないけど、
色んなものが詰まった作品ではないかと。
役者のつながりが見事であると思う。

音響の小ささはわざとなのか。。
最初は多分気づけなかった。

何とも言えないけど、面白い作品。

初の外部公演お疲れ様です。
曖昧な意見で申し訳ありません。

次回作品が楽しみです。

海と日傘

海と日傘

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2012/11/14 (水) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

満足度★★★★

静謐で美しい物語
静謐な時間と空間が観る者をその時代、その場所へそっと誘っていく。視覚のみならず、触覚、嗅覚にまで訴えかける演出が切なく美しい物語を一層引き立てている。

Modern Dance Performance

Modern Dance Performance

日本大学芸術学部演劇学科 平成24年度舞台総合実習4D

日本大学芸術学部江古田校舎北棟中ホール(東京都)

2012/11/16 (金) ~ 2012/11/17 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題519(12-262)
17:00の回(雨が強い)。16:20会場(江古田)着、受付(整理番号券あり)16:32開場(10番ずつ)。入ってみると、立派なホール。13組、3年生による実習公演。舞台が高めなので5列目に座ります。17:00前説(場内アナウンス..10分の休憩ありで2時間20分の予定)、17:06開演~19:32終演。前半1~7、休憩、後半8~13。どれも瑞々しく感じました。背景の色合い、天井からの照明、ステップの音、数人の「かたまり」が散り、集まり…。メルヘン、懐かしい風景、慌ただしさ…いろんなものが見えました。ことしは日本女子体育大学の「ぴちぴち」を見逃し、ずっと残念に思っていたのですが、リカバーしました。パンフレットをみると12月中にいくつか公演があります。都合がつけばみたいと思います。

ネタバレBOX

各演目7-10分くらいで、間に3-4分の入れ替え時間、トラブルなく順調に進行。
駅を降りると北口階段下に案内の方がふたり、北棟の手前にもおひとり。駅からすぐだけど、なるほどーと感心。
アンケート用紙は表と裏があり、裏面には各演目ごとに記入できるようになっていました。
当パンには「創舞者名(顔写真付)」、「使用楽曲」、「出演者名」「照明担当者名」が記載されています。

芝居をみるほうがずっと多く、ダンスはほぼ特定のダンサーしかみていないので、こういった複数の演目はよい機会。できればコミカルに徹した(高襟のような)演目もみたい。
美しい星

美しい星

ピーチャム・カンパニー

The 8th Gallery (CLASKA 8F)(東京都)

2012/11/12 (月) ~ 2012/11/20 (火)公演終了

満足度★★★★★

重層的な
豊富なアイデアが投入されていて面白く見られた。


(追記)
一度目は構造のほうに気がいってわかった気がしなかったので、もう一度観てみた。

ネタバレBOX

三島由紀夫は超越が不在の日本で超越をいかに導入するかということと格闘していたと言う。
ベケットの『ゴドーを待ちながら』の2人組がメタ視線として配置されていて、この公演が自己言及されて埋め込まれている。
自らを宇宙人と見なしている登場人物たちは、宇宙人という役を演じている役者の身体性を持っていて、演者としてのメタ視線が埋め込まれている。
またそうした意識でこの作品を演出している演出家の発話もゴドーの二人組が発話して演出家のメタ視線も埋め込まれている。
本編の最後のほうでゴドーの二人組が登場人物たちに台本を配って、役者はそれをそのまま読み始めることで観客が観劇しているというメタ視線も埋め込まれる。
エピローグでは屋上にあがって(というのもメタ視線の隠喩ぽい)、ゴドーの二人組が待つのをやめるかどうかでもめているのを登場人物たちがコロスというメタ視線になって囲んで高みを求める人間の性を描写する歌を歌う。
というわけですべてがメタ視線から演劇化されてゆく感があった。
原作では最後に空飛ぶ円盤が登場してベタに着地するのだが、この作品はベタに着地した感じがないという点でベケット化されている。重層的な演劇化するメタ視線だけで成立していた。
日本には超越がないがゆえにメタが簡単に発生する、といった含意があるんだろうか(でてくる宇宙人がサヨクやウヨクと対応しているように見えた)。それとも超越が不在なゆえにメタが超越と錯視されるということだろうか。エピローグでゴドーの二人組がもめていたのが何かを意味していたのかもしれない。

ちなみに『ギャラクシー・クエスト』という映画では宇宙人が地球人のネタをベタと勘違いして全てがベタになる。


テキストを提示することに依存した結果ややリズムが足りないと思われる。ラップのところが印象的でよかったから、かえってそう思ったのかもしれないが。難解なことを教えてくれるのは殊勝だが、それでももっとポップでいいと思われる。初期の『さららばい・モミの木』はやたらポップだった。あのポップさは貴重。


(二度観た)
一度目は構造のほうに気がいって、あまりわかった気がしなかったので、もう一度観てみた。
今回は三島の『美しい星』自体の家族劇という側面が感じられた。一方でキャーバ危機を背景として行われる核の議論には個人的には全くリアリティを感じなかった(日常的に内部被曝を恐れているにもかかわらず)。
演出上で最初観たときと大きく変わっていたのは客に紙が配られて、演出家がそこにある文を読みあげたところである。演出家が読み上げることで上で書いたメタ視線の取り込みにまとまりがついたように思われる。読みあげた文の内容も面白い(三島『美しい星』第8章の重一郎が羽黒らにする話の一部をベースにしたもの)。人間という存在が反政治的な空虚をもち、それが反政治的な連帯を可能にすると言う。これは劇中の台詞にもあるような政治と美という一見分裂した二つの極(大杉家の兄妹にも象徴される)を架橋しようとした三島に対するひとつの反駁のように聞こえた。
劇中で『小説家の休暇』にある三島の演劇論が言及されていたが、後でそれを読んでみると、この舞台は三島の演劇論を実験する舞台であったように思われてきた。『美しい星』の登場人物たちを宇宙人を演じる演者と見立てることで、それを舞台化すると俳優が俳優を演じるという状況が生じる。『小説の休暇』七月十日にある三島の俳優の定義「芸術家としての俳優は、内面と外面とが裏返しになった種類の人間、まことに露骨な可視的な精神である」に照らせば、内面と外面との反転を再反転させねばならないということである。再反転して何かねじれが生じてくるかのかと言うとそうではない。三島が言う俳優と批評家の類似性から言うと批評の場合は批評の批評も別個の批評として勝手に増殖して収拾がつかない(批評の不毛性)のだが、俳優は肉体があるおかげで「批評と別の方向」をたどる。つまり俳優が俳優を演じても増殖しない。台本を読む俳優を演じる俳優は俳優のままであった。微妙な効果として演技が臭い演技になって家族劇向きにはなるようだ。

以下雑多な印象
・ゴドーの二人の台詞には『小説家の休暇』からのテキストがimplicitにも挿入されていたように思われる。二人は風貌からしてロシアのSF映画『キンザザ』にでてきそうだった。
・羽黒一味が世界的に流行しているPSYの江南スタイルのダンスを踊っていた。
・ダンスと言えば金沢の竹宮の舞いもあった。三島の作には竹宮の後日譚が欠けているように思われる。竹宮もやはり金星人でないと辻褄が合わない。結末から逆に見ると、竹宮と暁子の交流にのみ宇宙人の宇宙人性が表出しているのである。
・劇中でかかっていた曲はYesのArriving UFOに似ていた。
・『美しい星』はウルトラセブンと雰囲気的に似ている。暁子は地球に残ってウルトラ警備隊のアンヌ隊員になるのではないか。

というわけで三島の『小説家の休暇』の演劇論を『美しい星』で実験するという企図のもと『美しい星』で空飛ぶ円盤を待つ人々をベケット『ゴドーの待ちながら』の待つ二人と対照することで、超越的なものをめぐる世界の俯瞰図を示していた。また三島における政治と美のあり方や『美しい星』を通じた技術論にもふれていた。オーバーフロー気味なのは否めないものの、三島由紀夫という人物の総体性を呼び起こそうとする果敢で稀有な試みのように思われる。(ので満足度を4点から5点にあげた)
スーホの白い馬みたいに。

スーホの白い馬みたいに。

劇団しようよ

KAIKA(京都府)

2012/11/17 (土) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

【おすすめ】スーホの白い馬みたいに。
観ていてほんの少し感じる恥ずかしさがしようよの売り。かなり面白いです。今日はプレヴューなのですが、ほんの少しチューンナップすればすごいことになりそうです。北九州の方々にも胸を張っておすすめいたします。

PADMA vol.3- FAST LANE FINAL -「隔離病棟」

PADMA vol.3- FAST LANE FINAL -「隔離病棟」

Performance team PADMA

赤坂元気劇場(赤坂GENKI)(東京都)

2012/11/16 (金) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題518(12-261)
13:00の回(雨)。早めに着いたのにもう並んでいる。3作目にしてようやく!。12:01受付(整理番号券あり)、12:30開場、舞台は4ケ所、メインの正面(三角コーナー)、2列の客席の後ろに人が一人通るくらいの通路、客席左にもサブの三角コーナー、そこに連なって高台。客席右にはDJ。さっき、たまたまつけたTVで「ダブルダッチ(日体大)」のことを採りあげていましたが、目の前で見たものは大変な迫力だった。そういった意味では...神戸さん...今日もナース姿(半蔵門でもそうだった)。13:04開演~15:11終演、~15:20アフタートーク終了。

受付後、外で待っていると声をかけられる、とみると以前、劇場でお見かけした方...で、金子さんでした..、なんとスタッフ、ということでした(ビックリ)。

ネタバレBOX

帰り際、出口で「演目表」をいただきました、実に多彩。
トレーニング(カラダとキモチ)あってのパフォーマンスだと思うのですが、自分の手の先にある空間(お客さんとの距離)までも自在に操る..すごいな。
神戸さんまで宙で回ってるし。
(ホント)に飛び出てくるパフォーマンスと響くビート、ステージを縦横に動く、お客さんを楽しませることに徹した舞台。楽しかった。

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