最新の観てきた!クチコミ一覧

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「クララ・ジェスフィールド公園で」

「クララ・ジェスフィールド公園で」

メメントC

pit北/区域(東京都)

2012/12/14 (金) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★

力演
 史実に近いのだろう。日本が中国大陸で行った三光政策の残虐非道もきちんと言及されている。日清・日露戦以降、日本は子供が背伸びをするように幼稚な戦争をしてきた。国際連盟での振る舞いを見ても、軍部の独走とそれを許した世相を見てもそれは言える。更に恐るべきは、偶に合理的な意見を出されると愚にもつかない精神論を用いて潰しに掛かる愚かさだ。これが現代になっても一向に変わらないことである。原発推進派の言動を見ればそれらは明らかだろう。
 そんな危機感が演じる側にあったのかも知れない。クララの身辺に起こる様々な事柄を彼女の人間関係を描くことで自然に、而も観客に時代を追体験させるような距離感を以て、描いた、緊迫しつつも芸域の広さをうかがわせる力演であった。
 それにしても裕仁のポツダム宣言受諾時の声明の、何と民衆と遊離していたことか。その背景にある「国体」護持という概念化の何と言うオゾマシサ、馬鹿らしさ。反吐が出る。

クラウド・エンド・オルタナティブ

クラウド・エンド・オルタナティブ

激団リジョロ

タイニイアリス(東京都)

2012/12/13 (木) ~ 2012/12/17 (月)公演終了

満足度★★★★

宙吊りという拷問
 欺瞞や擬制を排し、己の中心性を見出すべく格闘する若い精神とその苦悩を描いた作品と取ることも可能である。若者が日々感じている閉塞感、空虚感を宇宙空間に於ける絶対的な無根拠、即ち居所の無さと捉えた時、彼らの苛立ち、焦燥、耐え難さ、宙吊りになったままの拷問を生きる虚ろな存在感のあやふや。そんな総てが、彼らの精神を襲うのである。幸か不幸か、多くの若者は対処する術を持たない。その結果、前半部では暴力が全面に出てくるのである。

ネタバレBOX

 実際、バスジャックに遭ったバスの乗客は、手の届きそうな所を行く黒い空を見、更にはその向こうにある白い空に近づくのだ。これは無論、ブラックホールとホワイトホールの比喩である。一方、人間の本質を見ようとする時に宇宙ほど適切なものはまたとあるまい。何となれば、今や、我々生命を形作った物質は、宇宙、それも特に小惑星からやってきたと考えられているからだ。つまり生命の故郷は宇宙である。多くの者が、宇宙に興味を持ち、星の話に興味を覚え、懐かしさすら感じるのは、遺伝子に組み込まれた旧い記憶のせいかも知れない。宇宙の歴史やサイズから見れば塵のような存在であるヒトは僅か1500cc程の脳を用いて、宇宙の神秘に挑み、僅かではあってもその生成、姿、各々の関係などを発見し、意味付けようとさえしているのである。
それほど積極的には生きられない者達もいる。彼らのうちのある者は、存在しているという感覚を掴みたいばかりに自らを傷つけることを選び、他の者は、悪を選ぶ。それもこれも、自らの存在にアンカーを打ち込みたいが為だ。従って、これらの行為を頭から悪弊だの、犯罪だのと看做すのは、矢張り早計だと言わねばなるまい。無論、痛ましい犠牲者が出、それが、子供や弱者であるような場合、放置しておくべきではない。然し乍ら、若者達が目指したものが存在の闇でそれをを暴こうとするものであるなら、一考の余地はあろう。確か臨済録に“仏に逢うては仏を殺し、祖に逢うては祖を殺し、羅漢に会うては羅漢を殺し”云々という文句もあったではないか。それほどの事、或いは覚悟をしなければ、有徳の僧でも解脱など及びもつかないのである。そして、実存とは、何も哲学だけの用語ではない。我々の生きる日常そのもの。日々の選択であり、判断であり、その結果責任である。
 ヒトには、宇宙を司る原理と共に社会という名の共同体を維持してゆく為の原則がある。その原則は通常、掟として人々を縛り他者への無責任な対応を禁ずる。従って、これを守ってさえいればヒトは「大して苦労もせず」、他人より多くを分かる必要もなければ、殊更敵対する必要も無い。これらを真に必要とし、真剣に考え解決策を練るのは、常に道を踏み外した者である。それも己の快楽の為に他人を殺すようなことではなく、事故に巻き込んで他人を死なせてしまったとか、弱い者を助ける為に暴力をふるったが、打ち所が悪く相手が死んでしまったとか言う者は尚更である。一方、相手の家族にとっては、自分の親族を奪った者として、意図的であろうと事故であろうと関わりが無い、との立場を摂ることも可能なのである。
シニシズムを以て世界を断ずるか或いは想像力的に世界を捉えるかによって見解は変わってこよう。どちらがより豊かで実感が伴い、納得できる人生たり得るかへの問いでもある。
すべての夜は朝へと向かう

すべての夜は朝へと向かう

劇団競泳水着

サンモールスタジオ(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/24 (月)公演終了

満足度★★★★

対比
前作とは異なるもうひとつの夜、とのこと、前作がひとつの場所をメインに数人でのやりとりのストーリーだったのですが、今作はいくつもの場面に、二人でのシーンが多かったのは、意識的に対比させたのでしょうか!?ストーリーはあちらこちらに恋の花が..... 最近は母親役でよくみかけるザンヨウコさんをはじめ、女性陣がみんな魅力的で近くにいたら絶対恋に落ちてしまいますね!!

ネタバレBOX

登場人物同士の繋がりが薄めだったのも意図的だったのですかね!?
『サンタクロース会議』『サンタクロース会議 アダルト編』

『サンタクロース会議』『サンタクロース会議 アダルト編』

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/12/14 (金) ~ 2012/12/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

すごく近しい問題意識
子供参加型は子供も大人も楽しめる作品。もちろん演出の巧みに計算され尽くした自然さはありつつもコミカルなキャラクターや、わかりやすい笑いも多くて、青年団はこういう物語も作れるんだなぁと思いました。子供参加型もアダルト版も両方観劇しましたが、個人的好みとしては子供参加型です、サンタクロースについて精微に調べて書き上げた物語も、子供の感性には追いつかないんだなぁと思ったし、役者さんのタジタジ具合も、子供の生の反応も楽しい。でも可能な限りの現実に即したサンタクロース会議への反証をアダルト版で消化していて納得もさせられました。基本の物語は同じなのに、見え方の違う2バージョンを是非多くの人に満喫してほしいなと思いました。

見渡すかぎりの卑怯者

見渡すかぎりの卑怯者

ジェットラグ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/12/08 (土) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★

普通に(正しく)生きるとは
物語が動き出す中盤以降は、まさにタイトルに合ったテーマが語られ、ただただ圧倒、ただただ納得、ただし序盤は我慢が必要だったな、というのが個人的な感想です。僕は最後の台詞までオチがわからなかったので、序盤の一定の事実が伏せられたままの物語は疑問が多く素直に入っていけませんでした。観劇後の感想としてはテーマとエンタメ感が絶妙にうまい!でも共感の多いテーマで、とても豊かな演技で魅了された役者さんばかりだった公演だけに、作演の古川さんが敢えて一歩踏み込まずに留めているであろうテーマのその先が見たいなぁ、などと勝手に思ってしまいました。HPの室井さんや又吉さんとの対談も刺激的だったし、創り手の思いをもっともっと垣間見たかったなぁ。

ネタバレBOX

物語序盤に医師が口にするキチガイ、って言葉は便利だ。そう言って枠にはめて型通りのやり方ならば対応出来る。逆に言えば、枠にはめないと人の精神、脳の構造なんてわからない事だらけだ。劇中「富士山」を例に正常と異常の違いを説明した場所は非常にわかりやすいなと思った。人の正常と異常の境目のいかに曖昧なことか。

劇の中盤、登場人物の権田と坂東が客席を見ながら発される(それは登場人物の主観的には世間一般に向けての視線だが)「卑怯者」も、最初と最後で同じシーンが繰り返され、最初は敢えて無声でわからなかった台詞の正体が「卑怯者」であった構造も、そこには自分を取り巻く周囲への「承認願望」が露呈されてるなぁと思う。この2つのシーンには非常にゾッとされるし、驚きも大きい。まさに見せ場だなぁと思う。ただ踏み込んで欲しいなと思うのは。私自身の身近にも心療内科や精神科に掛かってる人はたくさんいて、今やメンタルヘルスは日常的だ。昔の精神科に掛かる奴は狂ってる、一家の恥、みたいな風潮に比べれば、明らかにメンタルヘルスへのハードルは下がってる。でも、偏見は依然としてあるし、何より薬に頼っても、カウンセリングで勇気付けられても、最終的に自分自身を克服するのは自分自身だということだ。物語の面白さとしての、誰が異常で、誰が正常かわからない構造はエンタメとして非常に長けているし楽しく見れたけれど、現実に大なり小なりメンタルで苦しんでいる人への救いにはならないだろうなぁと感じてそこは残念だと思いました。
ブラックルーム

ブラックルーム

メガバックスコレクション

ART THEATER かもめ座(東京都)

2012/12/15 (土) ~ 2012/12/23 (日)公演終了

満足度★★★★

七鬼神編
面白い推理劇。一緒に頭脳ゲームを堪能。エンディングではあ〜あ〜あ〜。

これまでに私が見た作品も、にっちもさっちもいかない状況を止揚して打開するエンディングだったので、そんなにイメージが覆ったわけではありませんでした。

今後の作品の準備のための習作?

ベジャールの「くるみ割り人形」

ベジャールの「くるみ割り人形」

公益財団法人日本舞台芸術振興会

東京文化会館 大ホール(東京都)

2012/12/15 (土) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★

MとB
クララがお菓子の国に行くという物語ではなく、少年が夢の中で亡くなった母親に会うという物語に置き換えた、ベジャールの自伝的要素が強い演出で、愛情とユーモアに満ちた作品でした。

ベジャールがたどたどしい日本語で自らの少年時代を語る映像が流れ、それと関連したシーンが踊られる形で進行し、オリジナルのプティパ版とは異なるストーリーながら、所々でプティパ版と対応しているのが楽しく、プティパ版よりも物語や動きがチャイコフスキーの音楽と合っている箇所もありました。
第2幕の世界各国の踊りの場面ではスペインの踊りでは牛の頭の作り物、中国の踊りでは自転車と共に踊っていてユーモラスでした。原曲ではフランスの踊りがないからと、ミュゼットを流して踊るのが洒落ていました。
クライマックスのグラン・パ・ド・ドゥは敢えてプティパ版の振付で踊りますとのアナウンスがあり、伝統に対しての敬意が感じられました。

モーリス・ベジャールのイニシャルである「M」あるいは「B」を頭文字に持つ、マウリス・プティパ、メフィスト、母(Mère)、バレエ、美(Beauté)に対する愛情が感じられ、特にドラマチックな表現をしているわけではないのに深く心を打ちました。
有名な花のワルツの場面では黒スーツ姿の男性達が白いバラを持って母の周りで踊り、母の死(Mort)を象徴していたのが印象に残りました。

ベジャールらしい力強さを感じる動きとコミカルな動きの対比が鮮やかでした。「M…」役を踊った木村和夫さんの存在感と技術が素晴らしかったです。
回転する巨大な聖母像や、ドラァグクイーンやショーガールのようなキラキラ輝く衣装等、インパクトのあるビジュアルが素敵でした。

Hokuto No Ken

Hokuto No Ken

散歩道楽

OFF OFFシアター(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★

兄弟愛
 心があたたまらないことはない兄弟愛のストーリーを堪能。心というよりも体があたたまった力技ステージ。あんな兄弟がいたら楽しそう。千秋楽後の打ち上げもさぞかし盛り上がりそう。

『上品』

『上品』

ロスリスバーガー

新宿眼科画廊(東京都)

2012/12/14 (金) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★

温故知新、アッパレ!
余命いくばくも無い妻と寡黙で不器用な高倉健の如き夫というベタな設定のメイン部分は昭和のモノクロ映画に通ずるしっとり感あり。
そこに差し挟まれたブッ跳び系の妄想パートはもしかして照れ?(笑)
そんな組み合わせはまさしく温故知新、アッパレ!

生きてるうちが華なのよ。

生きてるうちが華なのよ。

グワィニャオン

萬劇場(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

もはや名人芸
ほぼ本格的なゾンビものに夫婦愛、親子愛、ひいては人間愛をたっぷり盛り込みユーモアで味を付けた名作が個性豊かな役者陣を迎えてさらにパワーアップして帰って来た感じ。
2度ある泣かせ所の配置や笑いの挟み方はもはや名人芸?

ブラックルーム

ブラックルーム

メガバックスコレクション

ART THEATER かもめ座(東京都)

2012/12/15 (土) ~ 2012/12/23 (日)公演終了

満足度★★★★

七鬼神編。
会場内にお子さんの姿を沢山見受けられたので安心して鑑賞したのも束の間、怖いシチュエーションでスリリングに展開していき、あっという間ににエンディングを迎えましたね♫

こういう展開では、ついついキー・パーソンを探してしまいますね(*^_^*)

『ひとりじゃできねえもん3』追加公演決定!!

『ひとりじゃできねえもん3』追加公演決定!!

おぼんろ

決定しました!公演詳細をご覧ください。(東京都)

2012/12/14 (金) ~ 2012/12/15 (土)公演終了

満足度★★★★★

アンプ君!
一人芝居なですけど、ちゃんと話し相手がいて、しっかりと会話をしていましやね、アンプ君と!最初に配られた、ラムネ味の白い錠剤が実は、麻薬なんですみたいな設定や、参加型の演劇のおぼんろらしい楽しみを持った芝居でした!内容も涙を誘い、笑いを誘いとても楽しめました!。ゴベリンドンの衝撃を忘れられない日々でしたが、あの時とは違う楽しみも与えてくれるのがおぼんろなんだなぁっと改めて思いました。末原拓馬一人で、ここまで魅せる事ができるのだから、否応なしにメンバーが出てくる公演が楽しみでしかたがありません!5,6月の本公演に1月3月とどれもこれも楽しみで仕方がありません!

15みうっちMade

15みうっちMade

Mrs.fictions

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/12/13 (木) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★

安定したクオリティーの6本
小規模の劇団にしては珍しく、団内に複数の作家・演出家が在籍する劇団の15分の短編作品6本の公演で、いずれも大袈裟な所のないさらっとした作風で、気持良く観ることが出来ました。

『とりあえず先は見えない』
ある引っ越し作業の様子が淡々と描かれ、あっけなく終わったかと思いきや、暗闇の中を全裸で再度同様に演じる構成となっていて、1回目と2回目で違った意味に聞こえる台詞が楽しかったです。

『秋にまたない』
ナレーション的なモノローグと普通の会話がシームレスに連続する実験的な文体でありながら難解さがなく、5年前の作品とは感じさせない新鮮な雰囲気がありました。

『だらしなく人生は確かに続く』
死を決意したものの失敗し、生への希望を持ち始める内容の4つエピソードが続けて描かれましたが、各エピソードがあまり絡まないまま終わってしまって物足りなさを感じました。

『うちの屋根がでかい鳥に持ってかれた。』
告白して失敗するシーンが反復するというループ物ですが、同じ人が繰り返すのではなく、4人に増殖した主人公が順に告白するという趣向が喜劇性を高めていて良かったです。

『男達だけで踊ろうぜ』
ヤクザの町の高校の野球部の話で、前半で笑わせながら終盤では意外な事実が明らかになり泣かせるという、エンターテインメントの王道を行くような作品でした。個性豊かな登場人物が楽しかったです。

『ミセスフィクションズのメリークリスマス(仮)』
いわゆるバックステージ物ですが、自分達とは正反対の上流階級の淑女達を登場人物にして、反語的な表現にしていたのが面白かったです。静かな終わり方が印象的でした。

盛り上がるシーンでも劇場のサイズに合わせて必要以上に大声にならないのが良かったのですが、いくつかの作品では音楽が大き過ぎて台詞を掻き消していたのが勿体なかったです。

マペットのクリスマスキャロル

マペットのクリスマスキャロル

巴プロデュース

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

可愛らしいクリスマス
とてもとてもマペット達が可愛らしく、操るマペティアさんの表情もとても豊か。倉石さんもスクルージのイメージに合っていました。
原作を読んだ当時は少し怖い面もあると感じましたが、今回拝見した舞台を見終わった時、暖かい気持ちになりました。

strange

strange

ニットキャップシアター

アトリエ劇研(京都府)

2012/12/13 (木) ~ 2012/12/18 (火)公演終了

満足度★★★★

現代アートを観るような感覚
虚実が入り混じったようなシュールな物語だったのですが、三部構成として描かれていたおかげで、テンポよく、その独特すぎる世界に入り込むことができました。友人の失踪や震災等、扱われたテーマは重いものでしたが、ニットキャップシアターらしい独特のユーモア感覚が満載で、とても見応えのある舞台でした。
それにしても面白かった。何が面白かったのかと聞かれると上手く説明できないのですが、観終わった後もずっと心に何かが引っ掛かり続けるような感じで、現代アートを観る感覚に近く、「理解」するのではなく「体感」する舞台だったと思います。
やっぱりニットキャップシアターは、他のどんな劇団にも似ていない、唯一無二の劇団だなぁと改めて思いました。

『佐川あれはイキ過ぎた男』 仙台公演

『佐川あれはイキ過ぎた男』 仙台公演

MICHInoX(旧・劇団 短距離男道ミサイル)

せんだい演劇工房10‐BOX別館 能‐BOX(宮城県)

2012/12/16 (日) ~ 2012/12/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

ファンになりました
東京住みですが、ずっと気になっていた団体さんで、
今回都合が合い、ようやく観劇することができました。

役者さんの全力で脱いで、汗かいて、楽しくやっている姿が素敵で、
最初から最後まで、観客席は爆笑の嵐でした。
本当に楽しかった!

東京から宮城まで観に来たかいがありました。
ありがとう!

ワイルド王子と看板娘

ワイルド王子と看板娘

Theatre劇団子

北池袋 新生館シアター(東京都)

2012/12/07 (金) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

本公演に負けず劣らず
準劇団員さんの公演ということでしたが、
本公演に負けず劣らず楽しめました。

劇団子らしく、バッドエンドがないだけに、安心して最後まで見られました。
準劇団員のみなさんはちょっと荒削りではありましたが、
溌剌としていて見ていてとても気持ちよかったです。

ネタバレBOX

個人的には、精神疾患がほんの少し軽く扱われていたのが気になりました。
ネタをかいつまむにしても散漫になるので、
少し扱う内容は考えた方が良いかもしれません。
ユー  クロース・トゥ  ユー

ユー クロース・トゥ ユー

劇団ミックスドッグス

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2012/12/15 (土) ~ 2012/12/17 (月)公演終了

無題555(12-298)
18:00の回(晴)。チラシの写真とはずいぶん印象を異にする舞台だけど、下手に(たぶん)仏壇、中央は家族が使うテーブルとイス、上手には文庫本等の山。18:03前説~19:37終演。こちらは初めてです。具体的な感想は公演終了後に。

すみません、遅くなりました。お話は「説明」にあるとおり。劇団の方が同世代(にみえる)なので、家族という設定について「見た目」無理があるように感じました。できるだけリアルに演じようという意図なのでしょうが、どうみても...。そうであれば、全員同じ衣装で、演技だけでやりぬく等、があってもいいかなと。また、セリフもほぼ全員一本調子で、それも、なんでこのひとたちはこんなに「自己主張」したがるのかがよくわかりませんでした。お話については、「みえていること」=「存在していると認識できること」がどうしてうれしいのかが伝わってきません。ありえないこと...だということではなく、この家族の幸せに欠かせない、という点が見えてきません。まずは普通のお客さんが普通に楽しむことができる、これではないかなと。ステージの様子はサイトのブログにアップされていますがチラシからイメージされるものと(私が受けた)お芝居の印象とは相当違っていました。ダンスはいらないでしょうし、中央の台に集まりがちで、狭い舞台がさらに狭い物語の世界になってしまったようです。役者さんがどうなのかは、初見なので控えるとして、脚本/演出については疑問でした。

シンデレラ!あの時の私に言ってあげたい

シンデレラ!あの時の私に言ってあげたい

ミクニヤナイハラプロジェクト

コピス吉祥寺ふれあいデッキこもれび(東京都)

2012/12/14 (金) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

みた
演者の熱は伝わってくるけれども、お金を払って演劇やダンスをみたことがない人たちがこれを見て、お金を握って劇場に足を運ぶ気になるかというと、想像しづらかった。

もう世界は終わってもいいんじゃないか

もう世界は終わってもいいんじゃないか

劇団どろんこプロレス

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/12/08 (土) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

叫び
劇団名からもっとめちゃくちゃなものを期待していましたが、
意外と言っては失礼ですが、しっかりしていましたね。

世の中の糞みたいな部分がいっぱい詰まってるような話が、
同時多発的に展開されていました。
胸糞は悪くなるんだけど、それだけに共感できたり、
親近感湧いたりで、なんだかとても好きなお話でした。

ネタバレBOX

登場人物の叫びはどれも印象に残ったのですが、
個人的には松本みゆきさん演じる春子にとても感情移入してしまいました。
彼女の叫びは自分の叫びのように思えて泣けてしまいましいた。

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