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このまちのかたち(再演)【多数様のご来場誠にありがとうございました!】

このまちのかたち(再演)【多数様のご来場誠にありがとうございました!】

机上風景

タイニイアリス(東京都)

2012/12/20 (木) ~ 2012/12/23 (日)公演終了

満足度★★★★

被害者
 殆ど裸舞台なので、役者の力量が問われる作りだが、その辺り、被害者の不自由な体んお動きなども、何ができる、というのではなく何ができない、という形で表現できていてインパクトがあった。宮崎方言で科白が語られるのもリアリティーを加える演出で中々効果的であった。

ネタバレBOX

 毒入りカレー事件をベースにした作品だが、真相は不明だという話もある中、事件と噂、メディアの脚色ばかりが喧伝された。その渦中にあって多くの人々は、また日常に戻った。ただ、擬制を強いられた者たちだけが、変わってしまった自分とあり得たであろう未来に引き裂かれながらも必死に生き、愛を育もうとする姿が、印象的だ。
見逃した者たちへ公演

見逃した者たちへ公演

ホントに、月刊「根本宗子」

BAR 夢(東京都)

2012/12/15 (土) ~ 2012/12/29 (土)公演終了

満足度★★★★

D
ナカゴーのときとはまるで違う甘粕さんがみれました。

すべての夜は朝へと向かう

すべての夜は朝へと向かう

劇団競泳水着

サンモールスタジオ(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

みました
完璧とはいいませんが、文句つけるところは私にはありませんでした。まあ私には似合ないおされ加減ですが。

七人のオカマ

七人のオカマ

昭和芸能舎

笹塚ファクトリー(東京都)

2012/12/18 (火) ~ 2012/12/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

すごい好み
とても面白かったです。笑って泣けて、舞台の醍醐味が詰まった作品でした。

ネタバレBOX

新宿二丁目を舞台に、悩みながら生きるオカマさん達と、周りの人々の群像劇でしたが、核となるピンキーさんの死を巡り、オカマや周囲の人々の生き様がテンポよく描かれていました。少し散文的な感じは否めませんが、展開がスマートで気になりませんでした。選曲、ダンスも素晴らしく、とても楽しい作品でした。

律子のエピソードはとてもハードでしたが、知念さんなら、しっかり支えてくれると思います。前半にヘリコプターの音が不思議でしたが、このエピソードで謎が解けました。素晴らしい演出だと思いました。後半の波音も房総をイメージ出来て良かったです。

オカマさんはそれぞれに個性豊かに演じていました。特に店長のレッドさんは素晴らしかったです。ピンキーに起きろと怒るシーンが素晴らしかったです。泣かされました。ピンキーさんも、死んでからの演技が良かったです。お母さんの横で踊るシーンは涙が止まりませんでした。ブルーさんはNo.2に相応しい抑えた演技が良かったです。イエローさんはデブキャラの要望にしっかり応えていました。前説も楽しかったです。グリーンさんは、要所要所のツッコミが良かったです。シルバーさんは芸達者振りが面白かったです。少し、内輪受けっぽい所もありましたが…。団長さんは難しい役所をしっかり演じていたと思います。

ジヨンとドンは、力強いカップルを好演していました。ドンの仕事が決まった時のガッツポーズが可愛かったです。ジヨンもお店と家のキャラの切り替えが見事でした。夏子は終始謎のキャラでしたが、昭和な雰囲気が好きです。

律子は重い過去を背負って、頑張っている女性を好演していました。独白のシーンでは、迫真の演技で、本当に米兵が憎くなり涙が出ました。知念さんは一見頼りないのですが、律子を守る強さを感じさせる演技でした。ピヨーンと飛ぶ跳躍力はすごかったです。秋元は、小憎らしい感じがピッタリでした。

前田は飄々とした演技が印象的でした。沢村の悪役ぶりも良かったと思います。ジヨンに振られたシーンでスッキリできたのは、登場からの憎々しい演技の賜物だと思います。
ピンキーの弟は、元レスラー役がよく合ってました。受け身は流石の迫力で、下手だけでなく上手でもやってくれたのが、素晴らしい配慮でした。母は、抑えた演技が素晴らしかったです。最後、ピンキーの棺にすがって号泣するシーンは涙なしに見られませんでした。

少し気になったのは次の点です。グリーンさんの衣装が寂しかったです。あとレッドさんの靴ひもが赤だったら嬉しいです。ダンスの小物からゴミ?が飛ぶのが嫌でした。最前列で、そのタイミングで目にゴミが入ったので、原因は分かりませんが気になりました。ポンポン、羽飾り、要注意です。でも、ハンカチ出したおかげで、後半に涙を拭くのに役立ったので良かったです。ダンスは、客席が目一杯だったので縦ラインは魅力が半減でした。モニター入れるとか、映像で壁に写すとか、工夫があれば嬉しかったです。ピンキーの家から戻ったシーンでディズニーグッズがあれば面白かったと思います。

人気の劇団にありがちですが、スタッフワークはイマイチでした。早めに着いたのですが、劇場には後から来た人が先に案内されました。指定席だから良かったものの、気分は良くないし、スタッフのフォローがなかったのは残念です。また複数のスタッフが、上演予定時間は知っていましたが、終演時間は曖昧でした。

劇自体は申し分なく、アッという間の1時間45分+αでした。
TOPDOG/UNDERDOG

TOPDOG/UNDERDOG

シス・カンパニー

シアタートラム(東京都)

2012/11/30 (金) ~ 2012/12/28 (金)公演終了

満足度★★★

演出の力量<役者の独走???
心配が当たったようで、どうも、堤さんの演技が腑に落ちなくて仕方ありませんでした。

原作自体は、なかなか良い戯曲だなと思うのです。

小川さんの演出も、他国の異文化の世界を、うまく、日本人にも共感できるように、空気変換される、技術が優れていると思うのです。

だけど、この戯曲、あーいう結末に至るまでの、役者側の伏線的な演技が、もっと表出されてしかるべきではと感じるのです。

もっと、濃密な空気の中で、兄弟の心の交流と、葛藤が描かれるべき作品だと感じるのに、いつもながらの、堤さんの笑いを取り過ぎる演技が、この作品には、やや不適切だと、私の目には映りました。

ネタバレBOX

千葉さんのリンカーンは、カード捌きのプロだった過去を捨て、遊園地で、座っているだけの、蝋人形もどきのリンカーン大統領役の仕事で、業を煮やしている、兄の苦悩を見事に体現されていたと思いました。

ただ、後半、やはりカードをもう一度手にする場面での、台詞が、時々、噛んでしまわれたのは、残念でした。昔取った杵柄で、あーいう言い回しは、体に染みついて流暢な筈ですから。

彼女とうまく行っているとずっと大言壮語だった弟のブースが、実は、女性に振られた腹いせに、殺してしまい、カードで、負かせなかった兄に、嫉妬心や劣等感から、突然ピストルを向けてしまう終幕は、あまりにも突然な成り行きで、そうなることを劇評で知っていた私でも、意表をつかれました。

兄弟のやりとりの中で、もう少し、ブースの心情を観客に提示する瞬間があった方が、自然な気がするし、その方が、二人の悲劇が鮮明に、観客の心に残るのではと思いました。

兄は、父親の情事を目撃し、父の浮気相手とよろしくやり、弟は、母の情事を知り、兄の妻とも関係し、日本社会では、あまり想像できない兄弟の関係ですが、でも、戯曲には、万国共通の兄弟の複雑な関係性が、見事なまでに描かれていたと思うし、小川さんの演出も、それをかみ砕いて、わかりやすく表現されていたと感じます。

それだけに、この作品、他の演者の二人芝居で、もう一度、観てみたい気がしています。
&1night

&1night

劇団お座敷コブラ

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2012/11/28 (水) ~ 2012/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

ドタバタ喜劇
アラビアのヒーローが、大集合で面白い。
配役で、アラジン、アリババ、シンドバットと三大イスラムヒーローがいて面白く無い訳がない。
とにかく、理屈抜きで最高の舞台でした。
展開が早く、全体に流れる喜劇の匂い(笑)。
だだし、ラストだけは・・・ちょい、不満です。
やはり、ハッピーエンドこそ喜劇の醍醐味です。

みせられて

みせられて

はぶ談戯

劇場HOPE(東京都)

2012/12/06 (木) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

みせられた
一言で言うと「SNSは、怖い」・・・とにかく、身近なな話題を上手く人間ドラマにまとめた舞台でした。
何より、人間の暗黒面が垣間見えてビックリ\(◎o◎)/!
中野ホープまで、観劇に行って正解でした。
この舞台に、係った全ての人に感謝です。

このまちのかたち(再演)【多数様のご来場誠にありがとうございました!】

このまちのかたち(再演)【多数様のご来場誠にありがとうございました!】

机上風景

タイニイアリス(東京都)

2012/12/20 (木) ~ 2012/12/23 (日)公演終了

満足度★★★★

長編希望♫
テーマとしては重いですが、コメディータッチの場面もあり、それでいて気を許していたら急転直下事件の核心を突かれて・・・。役者の抑えた演技が魅力のシンプルなお芝居。

ポリグラフ

ポリグラフ

東京芸術劇場

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/28 (金)公演終了

満足度★★★★★

マトリョーシカのように
何かを「演じる」という役者としての身体と、幾重にも映し出される映像を通して、(作中で語られるように)多次元的に「真実」を隠し込んだマトリョーシカのように展開する物語に魅せられた90分。
あれはなんだったのか。これはどこにつながるのか。頭の中でいつまでも噛み続けていたくなる、そんな面白さに満ちた舞台でした。

役者、映像、照明、音楽、その一つ一つが、切れ味鋭く、かつ肉感的でざらざらしたノイズに富んで、そして何と言ってもスタイリッシュ。
一面ブルーの壁をバックに、全裸の役者によって無言で演じられるシーンは、エロティックさより美しさが際立っていて特に印象的。

エンドクレジット(これもホントかっこよかった)が終わっての最後に役者三人が「素」に戻って見せちゃう辺りも、作品の構造的な面白さをさらに深めいていて、実に心憎いというかなんというか。

よく聞く

よく聞く

劇団あおきりみかん

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/12/21 (金) ~ 2012/12/23 (日)公演終了

満足度★★★★

様々なスパイスが、
加味された楽しい舞台ですね(*゚▽゚*)

個人的には、ドタバタ・コメディとして大方楽しんだかな♫

プロミセス・プロミセス

プロミセス・プロミセス

サンライズプロモーション東京

新国立劇場 中劇場(東京都)

2012/12/15 (土) ~ 2012/12/23 (日)公演終了

満足度★★

ひとえに、演出の力不足
どんなに楽曲が優れていようと、原作が名作だろうと、キャストに実力があろうと、演出次第で、凡作にも、駄作にもなってしまうという、見本のような残念な舞台でした。

本当は、中川さんのチャックを観るつもりでしたが、呆けてきたのか、まさかの競泳水着とのダブルブッキングをして、公演数日後まで気づかず、やむなく、チケットを買い直して、藤岡チャックの観劇でした。

昔、初めて、リピートしたいと思った、北大路欣也さん主演の「プロミセスプロミセス」は、本当に素晴らしい作品だったのですが、今回の舞台は、とにかく、舞台運びが、チンタラチンタラして、退屈極まりないのです。

藤岡さんのチャックは、むしろ中川さんより適任ではないかなと思える程、任に合って、好演されていましたし、大和悠河さんのフランも、奇麗で、品があって、好感が持てたし、樹里さんは、コメディエンヌ振りを発揮されて、笑いをふんだんに取っているし、浜畑さんと伊東さんのベテランも、軽妙洒脱な安定の演技で、脇を支え、概ね、キャストは、健闘しているだけに、とても残念。

それと、ミュージカル俳優としても、実力があった筈の岡田さんが、すっかり、映像演技の発声になり、台詞がほとんど聞き取れなかったのも、意外な盲点でした。

建付けが悪かったのか、チャックの部屋のドアが、開閉がうまく行かず、何度も、キャストがアドリブなどを入れて、取り繕っていました。まるで、この舞台の内実を象徴しているかのようでした。

最後に、おまけで付いていた、アフタートークも、アンサンブルの自己紹介だけというのも、芸がなさ過ぎて、疑問でした。

ネタバレBOX

ただ、そうは言っても、バカラックの名曲を堪能できたのは幸せな気分になりました。

「恋はさようなら」は、誰がいつ歌っても、名曲だなあと、再認識。

最後の終わり方が、大好きなので、それまでの不満はどこへやら。

もう少し、工夫のある演出で、このキャストなら、また観たいと思いました。
エレベーターの鍵

エレベーターの鍵

池の下

pit北/区域(東京都)

2012/12/21 (金) ~ 2012/12/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題560(12-303)
19:00の回(晴)。18:15会場着、受付は始まっていました。18:38開場、今日も入って左へ、最前列は桟敷席7席、開演直前に追加。海外の作家、戯曲ものはまずみないのですが、会場が自宅方面でしたので選んでみました。劇団も役者さんも初めて。

入ると、空中に金色に輝く球体(スフィア)が浮かんでいます。上野の国立科学博物館にある「フーコーの振り子」にそっくり、こちらの方がずっと大きい。四隅に古い木製の椅子。球体は照明の色によって性格を変えるかのように変化します。壁には少し大きめの影が映っています...自転の影響なのか(ホントか?)ほんの僅か揺れています。オレンジの照明が球体に反射し、2つの眼のようです。19:04前説(場内アナウンス)~開演、BGMが入り暗転~19:59終演。1時弱のお芝居でしたが新鮮で刺激的でした。カメラが2台入っていたのでいずれDVDになるのでしょうか...その時は購入しましょう。

ネタバレBOX

調べてみると他の劇団では「一人芝居」もあるようで、本作もセリフの大半はひとりが。あとの3人、これが無機質、無人格、まるで人形のような動きをみせ、それが唯一感情を持った主役との対比を浮き立たせています。

狭い会場なので「影」の部分も目に入ってきます。明るい球体とふたつの黒い球体(壁に映る影)3連星。上部からの照明では真下に黒い穴(ブラックホール)が穿たれているようにみえます。4人とも身につけているものは「黒」。闇の中、唯一、窓を開けた時、光が届く。視覚に刺さる。

「動かない演技」不気味で氷のような冷たさを感じます。
ブラックルーム

ブラックルーム

メガバックスコレクション

ART THEATER かもめ座(東京都)

2012/12/15 (土) ~ 2012/12/23 (日)公演終了

満足度★★★★

熱演に☆一つ追加
「五邪鬼編」を見ました。
ここで皆さんの評判がよかったので急きょ予約して行きましたが、脚本はオーソドックスな展開、今までのバトルロワイヤル的作品との違いは感じられず、どんでん返しを最後まで期待していたらあまりに予定調和のラストにかえって驚かされた次第です。
「七鬼神編」のほうが私は楽しめたのではないかと思います。
残念ながら明日の千秋楽には行けませんが。

しかしながら、見応えはありました。それは役者さんたちの極限状態の熱演のおかげ。あえてステレオタイプな役どころをきっちりと演じてくれていました。
ものすごく肝心な場面で、「きゃん桶にきゃた足」を正しく言い直したり、「男を(じゃなくって)女を作ってたから!」とお父さん一瞬のホモ疑惑即否定したりの言い間違いはありましたが、そんなの関係ねぇ!と力づくで全てをふきとばすような熱演でした。
今日はあいにくの雨でたいそう寒く、凍えながら劇場に着きましたが、見ているうちに熱くなりました。
終わったらちょうど雨もあがってて、晴れ晴れと帰路につけました。

ネタバレBOX

きっとどうでもいいことなのでしょうが、Sonyや慶應の使い方が気になりました。
「俺様はSonyのエリートなんだよ」とか、私の知ってる限りのSony社員は絶対言わないよなとか思い、「なんでそんなこと知ってるんだよ」「私は慶応大学なのよ」という会話が普通に成り立っているところに苦笑しました。
「なんでそんなこと知ってるんだよ」「これでも○○を専攻したの」ならスッキリ聞けたんですが。
仮に慶応が東大でも、そんな台詞を言うことでまりかが薄っぺらく見えたのは残念でした。

あと、坂本の携帯電話がつながったのも、思わず心の中で「携帯つながんのかよ!」と突っ込んでしまいました(笑)
その後「いやそんなわけないわよだってそれじゃGPS機能働いてるってことじゃないの つーか だったら今そんな話している場合じゃないってば」と脳内突っ込みが暴走し「じゃこれワナね罠 今だけヤツラが電波妨害解除して何か企んでるのよね」と暴走列車止まらないまま期待だけ膨らまし、アレーやっぱりそれ?!というラストにがく然としたのでした。

そんなこんなでしたが、役者さんのがんばりに「いいものを見た」という気持ちになりました。
ありがとうございます。

見逃した者たちへ公演

見逃した者たちへ公演

ホントに、月刊「根本宗子」

BAR 夢(東京都)

2012/12/15 (土) ~ 2012/12/29 (土)公演終了

満足度★★★★

チームCを鑑賞♫
劇中で下城麻菜サンがブス、ブス言われてましたが、エンディングの頃にはとってもチャーミングに映りましたね(*゚▽゚*) 

個人的にはAのほうが笑ったかな。

息が足りない

息が足りない

計画のドロシー

サブテレニアン(東京都)

2012/12/22 (土) ~ 2012/12/24 (月)公演終了

満足度★★★★

良かった。
役者さん達に力がある事と、演出が良い事が見てとれました。
全体的に雰囲気がぴったりの配役でした。
小劇団にありがちなイヤらしさもなく自然な感じ。
「なぜこうするのか」理由が分かる(うなずける)演出で良かった。
淡々としている割には意外性もあり、引き込まれました。
話の内容も良かったのですが、何より色々な場面で
細かい描写が良かったと思います。
印象的な場面が非常に多かったです。
きっと脚本演出の方は「よく人を見ている」人なんじゃないかなと思います。
それぞれのキャラに色んな背景があるのが片鱗として伺え(時間内に全部は盛り込めなくても)、それぞれが魅力的なキャラとして成立していたと思います。
観ている最中も終わってからも、色々考えてしまう感じです。
とにかく、面白かった。良い作品でした。次回作も期待出来そうです。

ネタバレBOX

モノローグに当たる部分というか、個々の語りの部分を
スタンドマイクで主張する、というのは分かりやすい演出ですが、
序盤で「きみ」がマイクで語っている周りを他の人達が踊りながら
騒然としているシーンが印象的でした。
「きみ」の考え込んでいる姿とその周囲との剥離感、のようなものが
よく表されていたような気がします。
カセットテープに自分の声を吹き込んで会話する、という場面も
かなり印象的でした。孤独で煮詰まった時の感覚、正常なんだけど
異常スレスレの感じ、そういうものをビシビシ感じました。
「かほ」が泣き出して立場が逆転してしまい、「きみ」がドロップアウトしてしまう場面も、「ああ世の中そういう残念なスレ違いってあるよね…。」と思いましたが、人間同士の交流において
残念ながら発生してしまう、そういう微妙な「ズレ」の部分って、
あのように端的には中々描写し難いモノではないかと思います。
そういうポイントがいくつもあったように思います。
ラストも意外性がありました。
内容的に悲しい、救いのない感じの、スレ違いのままのお話で、ハッピーエンドではないので、カタルシスを求めて観る劇ではありませんでしたが、とても感情移入出来る、よく考えられた作品でした。
また観たいなと思うのと、次回作がもっと良いモノになりそうな、期待感を抱きました。
「3年も経ってしまった。」「6年も経ってしまった。」と「きみ」が繰り返す姿が、切なくて堪らなかった。
役者が感情移入の余り本当に泣いてしまい、鼻を啜っていましたが、
見ているこちらも堪らなかったです。
あれは良かった。何とかしてあげたいのに、と、「いつか」のような、作中の人物のような気分になりました。
虫

Q

アトリエ春風舎(東京都)

2012/12/20 (木) ~ 2012/12/24 (月)公演終了

満足度★★★★

熱演
意味を前面に押し出さないが、飽きが来ない展開だった。出演者の皆さんは素晴らしい熱演。

だから、1周年なんだってばぁぁぁぁ!!!!汗

だから、1周年なんだってばぁぁぁぁ!!!!汗

38mmなぐりーず

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/12/21 (金) ~ 2012/12/25 (火)公演終了

満足度★★★★

ただのアイドルにあらず
持ち歌倍増で、しかも一曲ごとに舞台に広がるニュアンスがあって。

歌うとか踊るというスキルを見せることから
表現することへの踏み込みがステージにあって。

ほんと、観ていてわくわくしました。

ネタバレBOX

初日を観ましたが、
公演期間中にさらに進化や新たな踏み出しがありそう。

単に女優たちがなすエンターティメントに留まらない
何かに育ちそうな気がしてならないです。

もう一回観たい。さらに突き抜けていたら、
★をもうひとつ・・。

見逃した者たちへ公演

見逃した者たちへ公演

ホントに、月刊「根本宗子」

BAR 夢(東京都)

2012/12/15 (土) ~ 2012/12/29 (土)公演終了

満足度★★★★

チームD
これだけ観てなかったんだけど、一番好きだな。
甘粕さんが美脚になってた。まさにモテOL。

オートロックロックナット

オートロックロックナット

ソラリネ。

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2012/12/19 (水) ~ 2012/12/23 (日)公演終了

満足度★★★

構成にひと工夫
高校時代の仲間達が時を経て..... という感じの話なのでしょうが、時代とそれぞれのエピソードがシーンごとに入れ替わる構成、伝えたいことが散漫に感じてしまいました。もう少しすっきりした構成にしたら感じ方、伝わり方も違ったように思いました。

『サンタクロース会議』『サンタクロース会議 アダルト編』

『サンタクロース会議』『サンタクロース会議 アダルト編』

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/12/14 (金) ~ 2012/12/23 (日)公演終了

満足度★★★

まさにコミック系演劇
平田オリザさんの作品で、唯一のコミック系演劇て、会議の内容がすごくて、同時多発なセリフも維持しながらも、まさにコミック系演劇はおもしろかった。

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