
INDEPENDENT:通天閣
満月動物園
STUDIO 210 (通天閣地下ホール)(大阪府)
2013/04/10 (水) ~ 2013/04/11 (木)公演終了

ゴドーは待たれながら
ナイロン100℃
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2013/04/06 (土) ~ 2013/04/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
「待たれること」の絶望
大倉さん演じるゴドーは延々と大きな声で、この家から出て行けない、行かない、出られない、出る気がない言い訳を言い続けます。おかしなリアクションをしたりして笑いを提供しながら。
そのうちに段々と空想から妄想へと変わっていき、焦燥、不安から狂気に変容していきます。このくだりがなんとも言えない気持ちになるのです。こちらまで不安と焦燥感に煽られるような。。 歯車が微妙に微妙に、少しずつ少しずつ、噛み合わなくなっていくような、居心地が悪い感覚。
「待つこと」の希望。「待たれること」の焦燥と絶望。「待たれること」は「待つこと」よりもっと絶望的なのだと。
大倉さんは心身共に酷使した熱演でした。白髪にするための化粧品の白い色が汗で流れて、首筋に何本も白い筋を作っておりました。休憩を入れて2時間、出ずっぱりしゃべりっぱなし、動きっぱなしの一人芝居。たった一人で板の上で戦っている姿に感動しました。
声の出演だった野田秀樹さん。子供という設定とはいえ、無邪気なきょとんとした声の調子がゴドーと対照的で、笑いを誘いながらもゴドーの狂気さが際立つようでした。声だけでニュアンスを表すのは難しいと思います。野田さんもすごいな。。と。

お暇をこじらせて
aji 2021年活動終了
新宿眼科画廊(東京都)
2013/04/13 (土) ~ 2013/04/16 (火)公演終了
満足度★★
確かに
暇をこじらせてました。笑。 部分部分は面白いところはあったのですが、全体としてはよく分からず。。 特にrepetitionしたところとか。 こういうのが流行ってるのでしょうか。 スイマセン。。 パフォーマンスとしてなら分からなくもないのですが、それであれば逆にもっと完全にシュールな感じにしてしまってもいいのかな、と。 あと、最後少しだけあった普通の声の演技をもっと見たかったなと思いました。笑。

早乙女太一主演公演 一 神州天馬侠 二 早乙女太一舞踊ショー
明治座
明治座(東京都)
2013/04/10 (水) ~ 2013/04/27 (土)公演終了
満足度★★★★
楽しみました
神州天馬侠、なるほど、こういう舞台か、と観て納得。
老若男女、バリエーションに富んだ客層に対しての舞台だもの、
こういう作りでいいんじゃないか、と思いました。
分かりやすい笑い。
分かりやすい涙。
結構な年配の方でも、楽しんで帰れる、そんな舞台。
これは楽しまなきゃ損だな、と。
場面が変わるのが早いのは、少し気になりましたが、
でも邪魔になるほどでもなかったし、
変わる直前には、次の場面につながる台詞があるので、
混乱することもありませんでした。
出ている役者に関係なく、
みんなが楽しめる、そんな舞台だったと思います。
2部の舞踊は、流石の早乙女太一。
でも早乙女友貴くんも頑張っていました。
たぶん名古屋公演にも行きます、私。
右1列目という席柄のせいか、
端っこの芝居が見にくかったのと、
役者さん達が真ん中に集まると、
重なってしまって、やはり見えにくくなった場面があったので、
★1つ減らさせて頂きました。
あと、この席、かなり足元が狭かったです…。

ロング スロー ディスタンス
日本演劇連盟
中野スタジオあくとれ(東京都)
2013/04/12 (金) ~ 2013/04/14 (日)公演終了
見所が、無い。
何を楽しみにお金を払うのか分からない舞台でした。
脚本と演出だけで2時間持たせられる実力が無いのなら、せめてお金を払う価値がある役者をそろえるべきです。脚本は構成に問題あり、役者は客への訴求力が足りず。結果的にストーリーは置き去り、キャラクターには共感出来ず。そんな印象です。
テーマははっきりしているけど、目の前でだらだら展開される会話が、テーマとの間でどう効いているのか全然分かりません。
この脚本・演出家はちゃんと本を読む人なんですかね?何となく浮かんだ面白そうなシーンをだらだらつなげたような印象なんですが・・。同じ脚本演出家の他の舞台はすごく面白かったけど、この作品と比べてみると、この脚本・演出家の特徴がよく見えてきたように思います。
また役者に魅力・華がないなあとも思いました。演技力は普通だと思うのですが、つるっとしてとっかかりの無い役者ばかりを集めてどうするんですか。こういう役者も芝居には必要ですけど、2時間近く客の集中力を持たせるには、アクセントになる役者が絶対に必要だと思いました。というか、この脚本・演出だとアクセントになる役者がいないと見てて辛いです。(前回の舞台に出演していた役者は、非常にその意味では良かったです。非常に華がある役者が(しかも男女ともに!)いて、その二人を見るだけでもお金を払う価値があると思ったので・・。)笑いやストーリーをガンガン客席に届けてくれる、見ているこっちに強く訴えかけるパワーがある役者を少し期待してたのもあり、残念でした。

幕末ノ丘
神田時来組
俳優座劇場(東京都)
2013/04/10 (水) ~ 2013/04/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
見ごたえある作品
原田左之助、岡田以蔵を主とした物語に惹かれて劇場へ。有名な登場人物がたくさん出てくるが、一般的な認識と違うヒネリに「こう来たか~!」と、なかなか良い裏切りが要所要所に。以蔵と鉄蔵の兄弟愛に胸を打たれ、新選組の鳥羽伏見の戦いで、切なさがMAXになる。良く書き込まれた脚本にしっかりとした役者陣が重厚感を与え、特に以蔵役<泉堅太郎>には惹きこまれ、秀逸の演技と存在感であった。また、武市半平太<新藤栄作>は久しぶりに拝見したが、特徴のある声を活かし曲者を巧に演じていた。さすが宝塚出身の琴姫<舞風りら>は、清楚な佇まいに着物の着こなしが美しく目を奪われた。
幕末・ハードボイルドのイメージであると思われる無骨なアルミパイプのセットでの遊女のダンスシーンは、華やかで、振付・技術ともに素晴らしかった。エンディング、スローモーションでのプレイバックは今だ脳裏に焼き付いて離れない。十分に満足し見ごたえのある作品であった。
ただ一つ欲を言えば、左之助を舞台経験豊富な役者が演じていたら、どれほどの作品に仕上がったことか。またの再演を熱望する。

へたくそな字たち※無事公演終了致しました!ありがとうございました!
TOKYOハンバーグ
ワーサルシアター(東京都)
2013/03/20 (水) ~ 2013/03/25 (月)公演終了

舞台「銀河英雄伝説」 第三章 内乱
舞台「銀河英雄伝説」実行委員会
青山劇場(東京都)
2013/03/31 (日) ~ 2013/04/13 (土)公演終了
満足度★★★
前回よりは…
原作未読でファンである間宮くんの演技が観たくて観劇しました。
銀英伝舞台は前回と2回目ですが、前回特に何名かの演技力の面で大変がっかりしたのですが今回はベテランの方も多く前回よりは観れたかなと思います。
贔屓目もあると思うけれど間宮くんのラインハルトがとても見応えがありました。
河村さんの演技も好きだな、と感じました。そしてセットがなんとも力が入っていて、動く動く!
でもあの舞台にこの値段はどう考えても高過ぎる。

早乙女太一主演公演 一 神州天馬侠 二 早乙女太一舞踊ショー
明治座
明治座(東京都)
2013/04/10 (水) ~ 2013/04/27 (土)公演終了
満足度★★
正直期待はずれ
大変楽しみにしていた公演だけれど正直期待はずれだった。
ストーリー展開が早過ぎて全く内容が頭に入って来ない。若手もベテランも良い役者を沢山使っているのになんとももったいない。
二部の舞踊ショーはさすがに素晴らしく、大変楽しかったので、メインはショーの方だと考えればストレス無く楽しめるかもしれない。

TheStoneAgeヘンドリックス「おおきないし」たくさんのご来場ありがとうございました!
The Stone Age
サンモールスタジオ(東京都)
2013/04/09 (火) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

ドレミの歌
オイスターズ
アトリエ劇研(京都府)
2013/04/12 (金) ~ 2013/04/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
突き抜けたバカバカしさ!パンチの効いた笑い!
いゃ~~~~面白い!やられました!
京都まで足を運んで良かった!
と思えるぐらいの衝撃を受けました!
思春期の男子生徒の恥ずかしいから本音が言えない台詞を
テンポ良く絶妙の間で繰り広げられる!
次々と繰り出される言葉がいいなぁ!と思えたのは
数々の戯曲賞を獲られた作家さんのセンスでしょうか⁈
それをパワフルに演じる個性が強過ぎる役者さん!
出て来るキャラ全員が変な人ばかり!
中でも主役の田内康介さんは声が良く個性的でかなりのインパクト!
最後は一人ひとりがひとつの音階を担当して
女子に会いたい強い想いを込めて全力で合唱する必死な姿に大爆笑!
この突き抜けたバカバカしさ!
久しぶりにパンチの効いた面白い劇団に出会った様に思います!!
観劇後にまた観たいと思えた愉しい作品♪
関西で再演して欲しい!
PS. 観劇後、興奮が冷めないままに
多くの人に観て欲しいと思い久しぶりにTwitterで呟いてました!

TheStoneAgeヘンドリックス「おおきないし」たくさんのご来場ありがとうございました!
The Stone Age
サンモールスタジオ(東京都)
2013/04/09 (火) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

イキヌクキセキ~十年目の願い~
NoH-Ra
東京グローブ座(東京都)
2013/04/09 (火) ~ 2013/04/14 (日)公演終了
満足度★★
ストレートプレイに近い音楽朗読劇
音楽朗読劇と題された公演でしたが、ちゃんとしたセットが作られていて、本を手にしないで演技をするシーンが結構あり、音楽の比重はあまり高くなくて、普通の芝居に近い内容でした。
3.11の津波で両親を失った少女が、自身を引き取って育ててくれる新たな両親に対して心を開いて行く様子を、幽霊になった両親が見守るという物語で、涙を誘う分かり易い話でしたが、心理描写に深みが無くて表面的に感じられました。
真っ白なセットに映像を投影していて、両親が等身大で映し出される場面が何度もありましたが、両親役の2人が舞台上にいる状態でトリック的効果を用いるわけでもないのに映像でも出てくる意図が分かりませんでした。
メインキャラクター以外に十数名のアンサンブルがいて、冒頭の地震のシーンでは真っ暗な客席の通路で小型のランプを振り回し、切迫感が表現されていました。ニュースの音声は説明的過ぎて不要だと思いました。ラストの歌の時にアンサンブルの人達が客席に出て来て観客に歌わせようとするのは無理があるように感じました。
両親2人だけが本を持って演じ、他の出演者は普通に演じていたのですが、両親を演じた小倉久寛さんと市毛良枝さんは雰囲気は良かったものの、しばしば台詞を噛んでいて残念に思いました。新良エツ子さんの歌が素晴らしかったです。

魔笛
新国立劇場
新国立劇場 オペラ劇場(東京都)
2013/04/14 (日) ~ 2013/04/21 (日)公演終了

ロング スロー ディスタンス
日本演劇連盟
中野スタジオあくとれ(東京都)
2013/04/12 (金) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

【全公演終了!】東京ユートリア【ご来場誠にありがとうございました。】
劇団東京ペンギン
インディペンデントシアターOji(東京都)
2013/04/10 (水) ~ 2013/04/14 (日)公演終了
満足度★★
何を・・?
言いたいのか、よく分かりませんでした。ストーリー自体、把握出来なかったです。脚本を書かれた方が、ゆとり世代という言葉に被害意識をもっているのかな?と感じた舞台でした。ストーリー自体は「?」という感じでしたが、舞台の使い方は工夫されていたし、所々に組み込まれたダンスはセンスがあって、視覚的には楽しめました。

#2「for girl」
劇団フェスティナレンテ
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2013/04/12 (金) ~ 2013/04/14 (日)公演終了
満足度★★★
女子
まあ、普段、電車の中で聞こえてくる女の子の会話は、恋に纏わるものが圧倒的なのは事実だが、そして、この作品でもその話はかなりの割合を占めるのだが、持って行き方が稚拙である。
また、小道具のTV受像器は、一度も使われないのに、結構、目立つ所に置いてあり、それは雰囲気を出す為だと言う。だが、使う意味もなく置いておくようなセンス自体が問題である。余計な物を平気で舞台上に置くということ自体、この作品のセンスを象徴している。詰めが甘いのである。2回目の公演という点で、未だ、日常と舞台の差が分かっていないのだろうが、注意が必要だ。

Angel Dust
演劇集団ザ・ブロードキャストショウ(SABカンパニー)
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2013/04/11 (木) ~ 2013/04/14 (日)公演終了
満足度★★★★
前作だったのか・・・
300年違いの2つの世界の展開のさせ方、客席通路を使うなど、筋がしっかりしていて、役者さんの演技も迫力があって、おもしろかったです。
ただ、最後が、えっここでな終り方・・・でした。
でも、この続きは、先に上演されていたのですね。
本編は、どんなはなしだったのか、再演して欲しいです。

6C成人式 -ハタチになりました-
劇団6番シード
池袋6C稽古場(東京都)
2013/04/13 (土) ~ 2013/04/21 (日)公演終了

ドレミの歌
オイスターズ
アトリエ劇研(京都府)
2013/04/12 (金) ~ 2013/04/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
ハマッた!
始まる前から舞台の手前にピンと張られたロープがイマジネーションを刺激してくれます。なるほどこういう風に使うのか。納得。しょっぱなから言葉のやりとりが勢いがあってグイグイ引き込まれました。「僕先生なんだけどね」のセリフといい、眠たそうな目といい最高に適役だと感じました。男子高校生たちの情念と妄想が見事に笑いへと昇華されていました。また観てみたい劇団が増えちゃいました。