
ヴェローナの二紳士
ハイリンド
吉祥寺シアター(東京都)
2013/07/08 (月) ~ 2013/07/15 (月)公演終了
満足度★★★★★
ハイリンド版、楽しい!
シェークスピアというと敬遠してしまいがちだったので(彼の作品は重厚な悲劇の方が印象が強いせいか)観る前は多少不安だった。しかしハイリンド版はその不安を吹き飛ばす楽しいものでした。
何よりストーリーが分かりやすく、恋愛における男女の心理を最も単純化した形で描くことにより、こちら側に情感がストレートに伝わってきた。(もちろん原作がそうなのだろうが、きっと松岡和子さんの新訳に因るところが大きいのではないだろうか。)
特に印象に残るシーンがフローディアス(井原農)を想うジュリア(はざまみゆき)が 少年の姿で一人佇み独白するシーン。“嗚呼、なんという乙女心の切なさよ”と、オジサンもジーンときてしまいました。またその時の彼女の表情も素敵だったし、なによりその発声の美しさに聞き惚れました。
長く独特なセリフ回しは(ある程度予測していたこともあって)それほど苦にならなかっし、ラーンス(高木稟)の関西弁も不思議と物語に溶け込んでいました。
そして何より感嘆したのはラストのパイ投げです。ハッピーエンドで終わる物語の登場人物たちの喜びをMAXで表現したシーンであり、古典劇の枠組みをいいかたちで崩すという「してやられたり」の表現でした。
素直にシェークスピアって面白い、演劇は面白いと感じた作品でした。

ティーチャー
保木本真也がプロデュース
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2013/07/19 (金) ~ 2013/07/28 (日)公演終了
満足度★★★★
ドリフの「8時だよ!全員集合」を思い出す
楽しかった。特に最後のおっかけごっこのシーンでは、あの締めの音楽が聴こえてきそうだった。男女とも先生が美男美女過ぎだな。「森三中」的なキャラクターがいるとより面白かったかも。赤座美代子(おいくつになられるのだろう?)若い人たちの中で、いいキャラだった。マシンガン・ティーチャー(マシンガン・プリーチャーのパロディか?)とか、わけわかんない人もいたけど、テンポよく、気持ちよく笑わせてくれた。

シンポジウム SYMPOSIUM
東京デスロック
STスポット(神奈川県)
2013/07/13 (土) ~ 2013/07/21 (日)公演終了
満足度★★★
言葉とコミュニケーション
役者、ダンサー、批評家等からなる9人の出演者がタイトルの通りに討論会をする作品で、素で会話しているように見せながら、ラストにメッセージが浮かび上がってくる様に仕掛けが施されている構成が印象的でした。
3面の壁に映像が投影され、壁に沿って置かれた椅子に出演者達が座って議論し、観客は間のスペースの床に座って観る形で、冒頭に各出演者の出身地や現在住んでいる所を絡めた紹介がありました。
第1部のテーマは「なぜそこに住みたいのか?」で、土地への執着・愛着、記憶の積み重ねといったトピックについて討論し、第2部のテーマは「選挙について」で、選挙に止まらず政治との関わり方について議論が展開しました。
20分程度の休憩時間(飲み物とお菓子が観客に配られました)が入り、出演者と観客が入り混じった『響宴』の場が形成されていました。
第3部のテーマは「SNSの使用法について」と「愛について」で、後者についてはマ・ドゥヨンさんが韓国語で長く語った内容を通訳が一言に要約してしまい、言葉で伝わること/伝わらないことについて考えさせられました。
エンドロールの映像が流れたあと多田淳之介さんが現れて、その日の公演を振り返り、最後に「なぜ言葉を用いるのか」(うろ覚えで不正確です)というテーマを挙げるものの、誰も答えず沈黙のまま数分経ったところで終わりました。
即興的にテーマが決まって展開した様に見えるものの、チラシや当日パンフレットに書いてあることに絡んだ内容だったので、予め全てが構成されていたのだと思います。
東京デスロックがここ1年の間続けている、『リハビリテーション』、『カウンセリング』といった、物語性のない、素(あるいは素の様に演じている)の会話をベースにした作品は、観客に能動的に考えることを促していて興味深い試みだとは思いますが、今回は切れ味が弱く感じられ、普通の討論会とは違うことを示す演劇的な趣向がもっと明確に見えた方が良いと思いました。

ティーチャー
保木本真也がプロデュース
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2013/07/19 (金) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

ライクアプラスチック
あひるなんちゃら
ザ・スズナリ(東京都)
2013/07/19 (金) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

ティーチャー
保木本真也がプロデュース
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2013/07/19 (金) ~ 2013/07/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
笑いました。
ドタバタコメディ。
何も考えず、笑いっぱなしで観劇しました。
掃除のおばさんの活躍や、先生同士の恋模様。
台詞の応酬。
ストーリーなど関係なく、見終わったあと、あぁー楽しかった♪と、思える楽しい舞台でした。

Moonlight Rambler
トウキョウ演劇倶楽部(活動終了)
俳優座劇場(東京都)
2013/07/19 (金) ~ 2013/07/22 (月)公演終了
満足度★★★
モルグ街の殺人事件?
21日の夜公演を観劇しました。
見ている間は、楽しい部分やアクションなど感心する部分もあったのでおもしろくみてはいたのですが、奇妙な違和感があり見終えた後に残念さを感じた舞台でした・・・
モルグ街の殺人事件を現代の東京に舞台を移して・・・ということだったのですが、見ながらモルグ街の殺人ってどんなお話だったか、思い出せなくなりそうでした(^^;)

ストリッパー物語
東京芸術劇場
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2013/07/10 (水) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

小野寺の弟・小野寺の姉
ホリプロ
天王洲 銀河劇場(東京都)
2013/07/12 (金) ~ 2013/08/11 (日)公演終了
満足度★★★★
ほっこりと暖かい
脚本家の西田さんの舞台が観たくてチケットを購入。目当ての役者さんがいるわけでもないので気軽にA席を。
相手を思うが故のすれ違いや空回りは肉親であれば尚更修正するのが難しい。毎日顔を合わせていれば尚更。振り回されているようで振り回していて、みんな可愛くてみんな愛おしい。嫌な人は誰もいない、誰も嫌な気にならない、とにかく優しくてホッと一息ついて穏やかになれる舞台だった。
向井さんの演技、良いなー

ライクアプラスチック
あひるなんちゃら
ザ・スズナリ(東京都)
2013/07/19 (金) ~ 2013/07/21 (日)公演終了
満足度★★★★
ゆるさがたまらない
好きだなあこの雰囲気。でもしっかりとした演出で役者もボケと突っ込みがバランスよく配置されて、心が緩んだ。次回も観にいくことでしょう

Moonlight Rambler
トウキョウ演劇倶楽部(活動終了)
俳優座劇場(東京都)
2013/07/19 (金) ~ 2013/07/22 (月)公演終了
満足度★
本郷奏多さん初主演おめでとうございます
初日観劇。
女性が多い客席にも拘わらず、物凄く冷房が強くとても寒かったのでアンケートに記入しました。改善されていると良いのですが。
物販のブロマイドはたくさん種類があり、公演パンフレットも写真が豊富で素敵でした。
本郷奏多さんの初主演舞台を見届けることが出来てよかったです。

スタアゲイザー「毒虫の女王」
バカバッドギター
アドリブ小劇場(東京都)
2013/07/20 (土) ~ 2013/07/21 (日)公演終了
満足度★★★★
悲しい怪異
どんな出来事にも理由がある、とは言いますが
人の弱さと愚かさと不思議が絡み合って生まれた悲しみが昇華されたお話でした。
そしてそこに行きつくまでに笑いだったりドキドキだったりが組み込まれていて、とても気持ちが入りやすい作品だと思います。

番外公演 トラベリンマン
立体再生ロロネッツ
明石スタジオ(東京都)
2013/07/18 (木) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

そこで、王たちはいなくなった
劇団回転磁石
北池袋 新生館シアター(東京都)
2013/07/19 (金) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

マクベス
東京二期会
東京文化会館 大ホール(東京都)
2013/05/01 (水) ~ 2013/05/04 (土)公演終了
満足度★★★★★
ヴェルディ『マクベス』
オペラという場合,ミュージカルとか,オペレッタというものは入らない。オペラは,宮廷文化から,近代市民社会への移行期に発展した。絶対王政の威光を表現したものだったから,オペラは,浪費芸術でもあった。もしかして,バッハは,プロテスタントで倹約思想家だったから,オペラを書いていないのかもしれない。
最初,古代ギリシアの悲劇復興をめざして,気がついたら,単なるショーであり,物語性より,スペクタル性の強いものになる。パターン化され,体制芸術といえる。グルックは,オペラの脱ショー化をめざす改革をおこなった。いずれにせよ,フランス革命までは,イタリア・オペラこそが,正当なものだった。ヨーロッパ全土で,イタリア語によるイタリア・スタイルが上演された。フランス流は,バレエを使い,合唱を重視した。また,音楽よりも,文学性に重点があった。
バロック・オペラにおいては,作品よりも,場に比重があったかもしれない。貴賓席にいることは,大衆を見下ろすことであり,また,彼らの視線を浴びることでもあった。一番前で観るのは,むしろはしたないことだった。
オペラが時代を超越して,普遍的な芸術になるには,モーツァルトの存在が大きい。彼は,喜劇をオペラとして,人間性のある作品で人気を得た。人間業とは思えないカストラートは目立たなくなる。テーマも,男と女の哀しいすれちがいを描く。
オペラの本質は,御用芸術であって,時の支配者の好みでスタイルは変わっていく。オペラの観客層は,やがて,教養ある貴族でなく,一般大衆も取り込んでいく。ナポレオンが失脚すると,また次の時代に突入する。ロッシーニ『ウィリアム・テル』が有名。グランンド・オペラの魅力は,音楽と台本と舞台が一体となる総合演劇といえる。ビジュアル性を尊び,事前に台本など読まなくても楽しめるようになっていく。視覚効果を重視したといえる。この頃,オペラの大衆化を見越し,ヴェロンは上階のボックス席を廃止し,天井桟敷に改造した。
18世紀まで,オペラにおいて,イタリア様式が唯一の国際様式だった。やがて,政治体制の不安定な国々で,国民オペラが生まれる。誰もが,いつかどこかで聴いたことのある,遠い民族の歌声の記憶,といったものだ。異国オペラと呼ぶべきものもある。異国を舞台として,白人と現地の娘との悲恋なども多かった。スッコットランドを舞台としたヴェルディ『マクベス』1847も,異国オペラに含まれるかと思う。
浅薄なイタリア,フランスのオペラを追放し,総合芸術としてのオペラを確立したのは,ワグナーということになる。オペラは,貴族の遊びで,シャンパンのように消えてゆく性格をもっていた。しかし,これを,文化財と考えるようになっていく。定番の名作,すなわち,レパートリー・オペラという言葉も1845年頃から,イタリアで使われる。ワグナーによる,総合芸術としてのオペラという理念が浸透するにつれて,オペラ上演における演出家の地位ははね上がる。映画という強力なライバルの出現により,自らの存在理由に,オペラは苦悩する。
参考文献:オペラの運命(岡田暁生)中公新書

ドングリコッコとコッココッコの冒険
市川市文化会館
市川市文化会館(千葉県)
2013/07/21 (日) ~ 2013/07/21 (日)公演終了
満足度★★★★
ミュージカル『ドングリコッコとコッココッコの冒険』を市川市民文化会館で観た。
ミュージカル『ドングリコッコとコッココッコの冒険』を市川市民文化会館で観た。このお話は,ハイキングに出かけて,そこで遭難してしまう親子の集団が主役である。夢のような世界にまぎれこむと,森の妖精やら,動物たちが,意外にも楽しい時間を与えてくれる。本当に山の中で道に迷うと,これは,腹もすくし,寒いし,体調を崩し始めるようなことも多く,悲惨だ。しかし,この物語では,親子で森の中で楽しく遊ぶ。
演劇の構成は,比較的良く知られている童謡がいくつか紹介されている。子どもの遊びは,気が付くとテレビ・ゲームのようなものが主になってしまった時代かもしれない。そこでは,塾などに通うスタイルが多いと,集団で縄跳びとか,かくれんぼなどする暇もない。また,街の中では,神社のような遊び場所も減少し,子どもが動きまわることもできない。さらに,子どもだけでどこかで遊んでいる状態が,危険だという考えもある。
演劇・ミュージカルは,まず,固い身体をほぐすことから出発するという人も多い。その点で,早くから,身体全体を十分に使って,ダンスをし,大きな声で合唱するのは,基本的な幼児教育にもなるのだろう。こういったことをしっかりやると,言語による障害ももしかして出にくいかもしれないし,改善されるだろう。また,なんらかの運動をすることは,明るい性格もできるにちがいない。
市民が,参加型で始める演劇・ミュージカルは,こてこてのプロ集団ほど充実はないし,演出効果も比較的単純なものだろう。結局,学生演劇などが,のりで,なんかおもしろいものをやっているのと同じで,自己満足ぽいかもしれない。演劇・ミュージカルに何を求めるかというちがいがそこにはあるが,ずっと観ている人は,いつかは,自分もステージに立ってみたくなるものかもしれない。観るのに比べ演技するのはたいへんだ。
それにしても,子どもを持つ親には,そこそこの責任はあり,緊張感もあるとは思うが,いつも楽しげである。とりわけ,親子で,楽しいミュージカルを作り,近所の仲間に観てもらうのは魅力的な空間だ。子どもは見ているだけで楽しいものだ。人の子どもを見ていると,自分も欲しくなるとも良く言われる。でもすぐ,大きくなってしまう。

スピードの中身(新キャスト)
中野成樹+フランケンズ
有明教育芸術短期大学 ホール(東京都)
2013/07/19 (金) ~ 2013/07/20 (土)公演終了
満足度★★★★
観る感覚がリフレッシュされる
いつもの如くお芝居を観る感覚で気軽に足を運んで、
受付で受講証を渡されたのにはちょっとびっくり。
公開講座的な扱いだったのですね。
で、中味はといえば、
とても分かりやすく、なるほど感にあふれた演劇トークと
驚きと見応えをもった2本の舞台でした。

ティーチャー
保木本真也がプロデュース
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2013/07/19 (金) ~ 2013/07/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
純粋に・・
面白い舞台を楽しんだという感じでした。とても面白くて、ずっと笑っていました。ストーリー自体はシンプルなのですが、役者さん達の演技、動き、ボケとツッコミ(?)が絶妙で、本当に楽しかったです。肩肘はらず、純粋に楽な気持ちで観る事ができました。他の方もコメントしていましたが、人を楽しませるというサービス精神が素晴らしいと思いました。大満足の舞台でした!

ティーチャー
保木本真也がプロデュース
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2013/07/19 (金) ~ 2013/07/28 (日)公演終了
満足度★★★
え~雰囲気はー
’80年代の深夜バラエティーみたいなノリのドタバタコメディーでありました。
楽しめはしましたが、豪華なキャスト使ってやるにはチトと思った話の荒さというか雑さが気になったです。女性教師陣はホント自分が学生ならこんな先生達に教わりたくなるような素敵な方々でありました。こーゆーツクリなら”8割世界”さんが上手に舞台化していたなぁ・・・などと思ってしまいました。
すんません辛口で・・・。でも物販のパンフ購入した分許されて(^。^;)

林家木久扇・木久蔵親子付かず離れず落語会
北鎌倉 お坊さん☆アカデミー
北鎌倉 円覚寺佛日庵(神奈川県)
2013/07/21 (日) ~ 2013/07/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
友人に誘われ拝聴してきました
で・・・・木久扇さま→大爆笑させてくださいまして大変感謝いたします(^^)
お寺の中の庵にて行われた落語会でありましたが。
前座の木りんさん(192cm!)と木久蔵さんはちゃんと(?)落語<木りんさんは”動物園”で木久蔵さんは”天狗裁き”(羽織脱ぐタイミングは父のほうが上手でしたね)>して下さったのですが(笑)。木久扇さんは自らの落語家への道を話してくださって。経緯からお世話になった各師匠の物真似交えて話されるもので、談志さんやら田中角栄さんやらの物真似が懐かしく楽しく聞けました。
特別付録では、親子対談にて野球選手になりたかった息子と漫画家になりたかった父の人生論が楽しく語られて、とても面白かったです(^^)。
仲入り15分入れての2時間半でしたが、長く感じなかったなぁ~。
TV番組アド街っく天国の「北鎌倉」の回で紹介されたそうで、
満席完売になったそうです。
また今回の会はBSフジで9月ごろ放映予定があるとのことです。
(詳しくは北鎌倉 お坊さん☆アカデミーのHPでも教えてくれるらしいです)