
歌喜劇『おしりと御飯』
マサ子の間男
パブ山形(東京都)
2013/08/02 (金) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★
アカペラ歌喜劇
「歌喜劇」と銘打った、随所で歌が入るコメディー作品で、後に何も残らない様などうでも良い物語を中年男性7人が本気で演じているのが楽しかったです。
ヤクザの親玉の身代わりに刑務所に入っていた男が出所し、裏稼業から足を洗って居酒屋のアルバイトを始める話で、感動させる場面も入れずにひたすら笑いを取ろうとする潔さと緩さが気持ち良かったです。
ドタバタな展開で台詞も大きな声だったのに、うるささが感じられなかったのが不思議でした。
歌喜劇という名の通り、ミュージカルのパロディー的な歌が沢山あるものの、全て伴奏無しのアカペラで歌われ、独特の雰囲気がありました。
馬鹿馬鹿しい内容にも関わらず演技は手を抜いていなくて、それぞれの役者が複数の役をキャラクターをはっきり打ち出しつつ演じて分けていました。
特に松之木天辺さんが演じた、ラジカセから流れる音楽に乗せてホットパンツ姿でベジャール版『ボレロ』を本格的に踊る謎の人物のインパクトが強烈でした。
会場は、赤のベルベット生地の椅子やエンボス柄の壁紙等、古びた昭和の雰囲気が色濃く残る内装のパブで、くだらない内容にマッチしていました。バーカウンターや入口のドアも巧みに劇中に取り込んで使っていて印象的でした。

火男の火
「火男の火」製作委員会
紀伊國屋ホール(東京都)
2013/08/03 (土) ~ 2013/08/06 (火)公演終了
満足度★★★
何とも言えない・・・
まず、席がやや後ろだったせいか、声が聞き取りにくいと感じることが多々ありました。ホールが大きいので難しい問題かもしれませんが・・・
次に、期待していた殺陣シーン。上から目線で申し訳ないのですが、あんなものかな・・・という感じです。ストーリー自体は嫌いではなかったんですが、ちょっと物足りなく感じました。それは自分がまだ子どもだからかもしれません。
ここまで、批判的なことばかり書いてしまいましたが、素敵なところもありました。
照明によるシーンの移り変わりや、感情の動きとともに流れる音楽、個々の役者の演技など、見れて良かったと思います!

新体操、さゆり【満員御礼!たくさんのご来場ありがとうございました!!】
劇団ズッキュン娘
北池袋 新生館シアター(東京都)
2013/07/30 (火) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★★
青春
ズッキュンは観るのは2作品目だけど、ちょっとムズムズする感じの青春時代という感じ。特に出演が女性ばかりなので特に。
キャプテンがキャプテンぽくてなかなかよかったのと、
榊さんの「裏表」の切り替えにいつもながら感心した。
(補記)なんかあとからじわじわきたので、満足度変更
(芝居には関係ないけど、上演中、5・6度携帯のバイブレーションを鳴らしている人がいた。たぶん本人は何にも感じてないんだろうなあ。)

GHOST IN THE BOX!!
PEACE
上野ストアハウス(東京都)
2013/08/02 (金) ~ 2013/08/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
笑いすぎておなかが・・・!!
初めてPEACEさんの舞台を見させてていただきました。普段、舞台はそれほど見る方ではないので、舞台でコメディ?って思ってましたが、ほんっっとに面白いの一言です!
随所に笑いのポイントが散りばめられていて、終止笑いっぱなしでした爆
こんな舞台見るのは初めてです!
ホラーコメディって、こういうことだったんですね!
リピーター割があるということなので、もう一度見に行きたいと思います!

飛龍伝
COTA-rs
シアターサンモール(東京都)
2013/08/01 (木) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★
うーん、、
正直、よく分かりませんでした。。 スイマセン。。 政治的なところはおいといて、人間の(日本人の?)醜さと愚かさオンパレードという感じはしましたが。笑。 自分の感情を社会正義でカモフラージュするところとか、言動不一致なところとか、権威主義的なところとか。 それが世の中の実相ということなのかもしれませんが。。 あと、こういうタイプの人達が綺麗事言いながら既得権益を守って年金を持ち逃げすると思うとなかなか感慨深いものがあります。笑。 役者の方々の演技は素晴らしかったです!

変則短篇集 組曲『空想』
空想組曲
シアター風姿花伝(東京都)
2013/07/06 (土) ~ 2013/07/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
誰もが体験し得る世界を
繊細な絹を用いてレースを丁寧に編んで、美しく清楚で真っ白なドレスを作り上げるような・・・限りなく透明感の高い、美しい美しい公演でした。その世界観は決して特異なものではなく、人として普通に生きていれば誰が通る、実体験の恋愛での細やかな揺れを描いたものなのに、不思議と凡庸さや既視感は皆無。その普遍のテーマを繊細かつ巧みな構成力と、役者さん達も実力を最大限の魅力をもって引き出す演出力とで驚くほど完成度の高い演劇として、ほさかさんが全貌を紡ぎ出してくれました。最初は物語運びの素直さ(例えば、「こういう展開になってほしい」「こういう展開になるんだろうな」と思っているとその通りになってしまう・・・つまり、女性の心理に順じている部分)に物足りなさも感じましたが、回を追うごとに磨きが掛かっていく役者さん達の表現力(元々達者で魅力的な方達ばかりなのに、更に。)に感嘆させられて、その物語世界の瑞々しさに吸い込まれるほどの浄化を感じました。自身の体験にも思いを馳せ、色々反省したり懐かしさを覚えたり・・・こんな脚本が書けるほさかさんはきっととても優しい方なんだろうななんて思ったり。
役者さん皆さん、それぞれとてつもなく素敵な方達ばかりで。特に、初めて役者さんとして生の演技を観た葛木英さんがとてもキュート。(今までは「もしも、キミが」「嫌われ松子の一生」「肌」等の商業演劇での女流作家として拝見していたのと、女体シリーズでのUstを拝見したのみでした)ショートにするならこういう髪型がいいな、とかあんな風にポージングが出来たら狙った男性全員落とせるだろうな、とか(笑) 終始熱い眼差しで観させていただきました。物販で買ったツリメラのCD、今では夢中になって聴いてます。

Fight Alone 3rd
エムキチビート
エビス駅前バー(東京都)
2013/06/06 (木) ~ 2013/06/30 (日)公演終了
満足度★★★★
Team【F】
①原田明希子さん
ずっとバーのカウンターの中でお芝居をした人はこの人だけでした。というより、バーカウンター内がセットと化してました。原田さん男前でカッコいい。お話的には、もう少し膨らんでもいいかなと思いました。
②岩田裕耳さん
岩田さんのバリトンの美声と演技力、そして堀川炎さんの脚本で現代落語なんて、面白くないはずがない!その期待に違わず面白くて、あまりに面白くてもっと裏切ってほしかったくらい。シリーズ化されてまた観たいと思ったのは私だけじゃないはず。
③永山盛平さん
キャラが変(笑) なんですかその衣装は(笑) 爆笑と苦笑の嵐でした。個人的には、それまで温かかった客席が、リアルな性のエピソードでドン引きしてたのが一番のツボ。
④太田守信さん
待ってました、「最後のお使い」シリーズ。汗をかきながらの熱演に、良い意味での安定感。やはり太田さんを観ないとエムキチという感じがしません(笑) 余談ですが、太田さんの他出演者の方達全員の物真似を観たときは、全制覇してよかったと心から思いました(笑)

Fight Alone 3rd
エムキチビート
エビス駅前バー(東京都)
2013/06/06 (木) ~ 2013/06/30 (日)公演終了
満足度★★★★
Team【E】
①樋口雅法さん
マリオをプレイしてました。まさかのクリアで終わりました。演出に斉藤マッチュさんがついてると知って吹きました(笑) 楽しかったけど、爆笑してましたけど、演劇じゃないですよね(笑) いやでも楽しかったです。
②井上博之さん
個人的に大好きなハセガワアユムさんの脚本。彼の変態性・・・それはけっしてキモくなく、ある意味爽やか(?)で癖になる類のものなのですが、ちょっとその感覚が演技とマッチしていなかったかなーと思います。。多分井上さんって変態じゃないような、そんな気がします。(って、何を言ってるんだ私は・・・?)
③渡辺慎平さん
いつもその個性とアドリブで爆笑させてくれる慎さん。今回もやはり最初から笑わせてくれる・・・と思ったら、圧巻の「マクベス」。慎さんのがっつり古典での演技を観てみたくなりました。エムキチの過去公演(「2×2」)のときにあまりに面白すぎて「あの人は本当に劇団昴なのか」という感想があったのが印象的でしたが、やはり劇団昴でした。流石です。
④若宮亮くん
江戸川崇さんの脚本で、低い美声を間逆に生かしたキモカッコいいホストコント(褒めてます)。FA1のときにも思いましたが、亮くんのお芝居はギャグの方が私は好きかな、と。そしてこのチームE、最初から最後まで爆笑してました。このチームだけ観ると王道の演劇を求めている人には物足りないかもしれませんが、空間が温かかくてとても楽しい回でしたので、私はお気に入りです。

Fight Alone 3rd
エムキチビート
エビス駅前バー(東京都)
2013/06/06 (木) ~ 2013/06/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
Team【D】
①榎原伊知良さん
観客を被告に見立てての弁護人役でのお芝居。完成された王道の一人芝居でした。千秋楽、最前列に座ってたら被告人にされました・・・実年齢より若く言っていただいて心の底から嬉しかったです、本当にありがとうございました 笑
②若宮亮くん
4年前、FA1で彼自身が上演した作品の再演。ピンチヒッターでの登板で苦労も多かったそうですが、観客目線でその頃と印象が変わったのは多分彼自身の演技の方向性が変わったからなんだろうなぁ、と。前の方が好きだったかなー。。(ごめんなさい、)
③伊神忠聡さん/善積元さん
お二人とも拝見。同じ脚本でも役者さんによって印象が代わるんだなと思いました。善さんの方を先に複数回観たのですが、何が起こってるのか、どのような状況か・・・創造を膨らませようとするものの、そのどこかフワフワした人格の表現に理解が及びませんでした。。伊神さんの演技は、逆に地に足のついた印象。どちらも個性的で、どちらが好きかは完全に好みの問題だなと思いました。
④堀越涼さん
期待を裏切らない圧倒的な演技と、彼独特の世界観が爆発。文句無しの絶賛です。親しみやすい笑顔での「枕」(落語の手法ですね)で観客をぐっと引きつけて、本編に入る頃には空間は既に彼の支配下。早口で繰り出す趣のある言葉選びの巧みさ、バーの空気を大正時代に変えてしまう醸成の手腕、そして女形であることを最大限に生かした仕草の艶やかさ・・・どれをとっても彼が覇者であることを容易に肯定できる芝居でした。特に千秋楽、決して力み過ぎという意味ではなく、熱量が高く磨きの掛かった演技は圧巻でした。この方はどれだけ惚れ直させれば気がすむのでしょうね(笑)

絶望と握手
Bobjack Theater
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2013/08/01 (木) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★
楽しく
そして、切ないような・・でも、前向きになれるようなストーリーでした。何気なく笑えるセリフが沢山あって、その間が良いので、何度も笑ってしまいました。役者さん達の熱演も好感が持てました。お兄さん役、作家希望の役者さんは、いい味を出していました。友情とか希望とか、色んな事が詰まっているストーリーで面白かったです。

超人テレ娘!
Tricobo
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2013/08/02 (金) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★
SF
よくできた芝居だと思う。
役者さんの芝居はしっかりしているし、衣装も印象的。
流れもスムースだし、話の伏線がうまく入っている。個人的に好きな細かい工夫や仕掛けもいい。
ただなんとなくもう少しインパクトが欲しかった。So whatの詰めが弱くなんかうまくまとめたという感じがしてもったいない。
もっともっと期待してます。

WHITE ALI.CE
電脳シロアリ・プロジェクト
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2013/07/31 (水) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★
初めて。
「土の下のりんご」を観ました。2時間超の舞台でしたが、内容は80分で充分かと思いました。
ストーリーは構成が弱いので流れが分かりづらい割にエピソード満載で理解しづらかったです。誰が主役だったのでしょうか?
美術も頑張っているのですが高校生の文化祭レベル。衣装も本当に頑張っているんですが…。
役者もスタッフも全力感あるだけに分かりたかったのですが、世界に入れませんでした。

Fight Alone 3rd
エムキチビート
エビス駅前バー(東京都)
2013/06/06 (木) ~ 2013/06/30 (日)公演終了
満足度★★★★
Team【C】
①氏家綾乃ちゃん
病んだネットアイドルのお話。彼女の個性を生かしたキャラ設定にまず脱帽。そして最初はLIVEかと思っていた映像が、実は録画であること・・・彼女の発する台詞と映像の口の動きが徐々に微妙にズレを見せる様に気付かされたのですが・・・それが「これからどんなことが起こるのだろう」との恐怖を感じさせ、その芝居運びに引きつけられっぱなしでした。初めてがっつり観た38mmなぐりーず以外での演技、素晴らしかったです。そして病んでるけど、一つ一つの台詞は女としてチクチクさせられました。
②佐賀モトキさん
私の中での期待はトップクラスでした。流石の演技力に加え、脚本の共感っぷり・・・それは、他人から見たらどうでもいいことを弾丸のようにしゃべりまくり、挙句は号泣するという(笑) いやー、佐賀さんの魅力全開でした(笑) そして、オカさんのコント以外の作品は初めて観たかも?
③野田麻衣さん
多重人格者と交際して自身も多重人格然として生きる女性の物語。演劇として王道でした。怖いお話でしたが、根底での女性としての思いにやはり共感。あんな風に好きな人に合わせて自分を変えること、私は嫌いじゃないです。ほんと、このチームは色々な意味で「女性」の回でした。
④目崎剛さん
と思ってたら、男性が(笑) 元々目崎さんの作風を知ってる身としては、この上なく「目崎さん」で、展開やオチまで見えてしまいました(苦笑) 下手な芝居と銘打ちつつ、下手な芝居を演じてるよ、でも本当に下手なんだけどね!とか思ってるのがストレートに伝わってきました(笑) 楽しかったです、はい。

Fight Alone 3rd
エムキチビート
エビス駅前バー(東京都)
2013/06/06 (木) ~ 2013/06/30 (日)公演終了
満足度★★★★
Team【B】
①免出知之さん
FA2のときの頭おかしい感じ(褒めてます)の印象が非常に強かったので今回も楽しみでした。いや、今回も頭おかしかったです(笑) 「通りゃんせ」の変なメロディーが頭を離れません(笑)
②杉浦一輝くん
神風特攻隊として散る青年の物語。刹那を生きるというテーマは元吉さんらしい脚本で、その脚本を日本男児として丁寧に演じてくれた杉浦くんの姿勢が好印象。初演の田中裕二さんも好演されてましたが、私は杉浦くんの方が客席と真っ直ぐ向かい合っている感がして好きでした。次は是非元吉さん自身での再演を希望します。
③吉田能さん
面白いのですけど、よく動いてるのですけど・・・ごめんなさい、満員電車は本当にキツくて毎日その時間は思考停止してるのです(苦笑) 個人的には、お芝居には楽しさを求めたいので・・・本当にごめんなさい。
④立花拓也さん
実に4年ぶりに演技を拝見。いや、大人になりましたね・・・(見た目が)。役者としての苦悩や葛藤を表現した脚本をリアリティある演技で見せてくれて、その誠実な演技が好印象でした。ちなみに元吉さんの脚本は、自身の苦悩を投影したものより「手紙」のような方が好きだなぁ、と。(完全に好みの問題です)

四畳半ベンチプレス
小松台東
OFF・OFFシアター(東京都)
2013/08/02 (金) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白いです。
お薦めします。
ストーリー的には、ありそうな話ですが細かな
台詞のやりとり、役者さん達の演技、音、
照明、よく作られたお芝居でした。
所々で観客の想像をかきたてます。

Fight Alone 3rd
エムキチビート
エビス駅前バー(東京都)
2013/06/06 (木) ~ 2013/06/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
Team【A】
(すみません、長くなってしまったのでチーム別に感想を。)
①爆裂Q高見さん
ピンチヒッターお疲れ様でした、コント、楽しかったです。荻窪に住んでみたくなりました。
②杉浦一輝くん
別チームで杉浦くん自身が演じた演目「手紙」のリーディング版。目をつぶって声を聞きました。声だけの表現って難しいですよね・・・最終的には声を制する人が演劇を制するのではないかと思いました。
③末原拓馬さん
圧倒的でした。空間の隅々までが彼独特のファンタジーに侵食され、濃密で美しいダークな空気感に振るえながら観ました。初見の役者さんでしたがその名声はずっと耳にしていましたので、観られて本当に良かったです。
④片岡ちひろさん
演技とは別に、すみません、戯曲が苦手でした。なぜ苦手なのかは生々しくなるので書きませんが・・・考えてないで実行しろよ派なので・・・(察してください 汗)

飛龍伝
COTA-rs
シアターサンモール(東京都)
2013/08/01 (木) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★
時代ですね
飛龍伝は原作戯曲を読んだだけ,芝居で観るのは初めてである。もちろん,学生運動なんて経験してないし,しらけ世代と云われ,ノンポリを気取ることもしていない自分としては,小説などで読んだだけの世界観。福島のこととかを盛り込んではいるものの,基本的にあ~そーいう時代だったんだと,ちょっと自分の想像力を超えた心情もあり,戸惑い半分というところか。開演前から流れていた歌謡曲も,知らない曲もちらほら。ただ,曲からもそういう時代を強く感じた。

Re:一万個
チームまん○(まんまる)
萬劇場(東京都)
2013/07/25 (木) ~ 2013/07/28 (日)公演終了
満足度★★★★
結構マジメ
前説から何度も下ネタ&下品な内容と始まる前から煽っていたので、それなりに身構えて(?)いましたが、それほど引くような下ネタはなく、むしろ中身は結構マジメな内容でした。前説から最後まで楽しませていただきました。たぶんペレもお勧めすると思います。

Fight Alone 3rd
エムキチビート
エビス駅前バー(東京都)
2013/06/06 (木) ~ 2013/06/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
全チーム制覇。
Fight Aloneはエムキチの企画公演の中では一番好きなのでとても楽しみにしていました。6チーム×4人とのことで24演目を観ましたが、やはり突出して素晴らしいものを観せてくれたのがおぼんろの末原拓馬さん(Aチーム)、そしてあやめ十八番/花組芝居の堀越涼さん(Dチーム)。お二人の勝因は、バー空間の隅々までを一瞬にして支配するほどの濃密な空気感を作り上げていたこと、そして観客の心身を侵食するほど攻撃的な芝居で勝負してきたこと。他の方達も秀作揃いでしたが、やはり「勝つ」には圧倒的であることが必須なのだなと思いました。結果、賞レースは2票差で末原さんがトップに立ちましたが、涼さんのファンである私が唸るほどのクオリティだったので、かつてから耳にしていたその人気にも納得です。

飛龍伝
COTA-rs
シアターサンモール(東京都)
2013/08/01 (木) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★★
ラストプリンセス
これまで多くの飛龍伝をみてきた。
本作は、つかこうへいが最後に手がけたバージョンであり、病床から指示を出したりしながら上演に至ったと記憶している。黒木メイサが琉球王国のラストプリンセスを演じたわけだが、おそらくこのバージョンを再演したのは今回が初めてとなるだろう。戯曲はトレンドシェア版の飛龍伝に併録されている。
つかこうへいは晩年異様なまでに原発に固執し、熱海殺人事件の犯人大山金太郎まで原発作業員に仕立てている。飛龍伝でも本作で初めて原発に関わる部分を入れたわけだが、まだ実験段階としか言えず、作品の一部としてきちんと消化しきれていないように思われる。
しかし実際に大地震により福島原発が大変な事態となったのはつかこうへい死去後のことであり、今に至っても何ら解決していないことから、つかこうへいの原発への異様な拘りは、人類に対するある意味黙示録であったと言えよう。
さて、今回縁があって、COTA-rsによる本作を久々に観ることができた。個人的には桂木という役はあまり好きではないのだが、今回の桂木はとても良い演技をしていた。山崎一平もまた良く、満足いくものとなっていた。
台詞を大勢で唱えるという手法が随所に観られたが、これには賛否両論があるだろう。私的には台詞が聞き取りにくい箇所もありあまり賛成できない。
できることなら、次の機会には、90年代バージョン、殺戮の秋などで再演されたらいかがかと思う。