満足度★★★
学園祭のような楽しさ
劇場に入ってみると、手作り感のあるパネルが目に入りました。
劇場入口の物販ブースの雰囲気も含めて、
小劇場演劇というよりは学園祭のような楽しさでしたね。
開演前の小芝居も嫌いじゃないです。
コントを積み重ねていくような内容で、舞台上でも出演者が学校ノリで存分に
楽しんでいる感じ。自分の同級生が出てたらめちゃくちゃ面白いだろうな~。
劇団員が全員20代という若い劇団なのに、
内容が「笑ってる場合ですよ!」「おれたちひょうきん族」「ぐるぐるナインティナイン」など、
80~90年代のバラエティー番組のようで意外でした。
選曲が懐かしい!みんなで考えて、がんばって作っていると思いましたし、
犬と串という集団がやりたいことも伝わってきました。
ただ、笑えなくはないけれど、コント演劇を大人の鑑賞に耐えうる完成度にするのは難しいですよね。
たとえば「表現・さわやか」のように15~20分の短編コントを
つなぐ構成にしてもいいんじゃないかと思いました。
チラシが可愛らしくて、すごく楽しそうなデザインです。
字はちょっと小さすぎる気もしますが、必要な情報が全部わかるし、
チラシだけで観に行きたい気にさせてくれます。真ん中の戦車もいいですね。
舞台美術は、チラシと関連性を持たせたら良かったのではと思いました。