最新の観てきた!クチコミ一覧

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男おいらん

男おいらん

株式会社FPアドバンス

笹塚ファクトリー(東京都)

2013/08/22 (木) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

満足度★★★

BL!って感じ
友人が華組にでてるので見に行ってきましたー。

タイトルの通りBL!って感じでそういうのが好きな子は楽しいと思いますw

個人的テンポ的に中だるみは感じたけど、それを引いてもよかった。
あの値段であの衣装と舞台演出はコスパ的に素晴らしい。
ああいうのやってたりやりたいとこはあるけど、見てて痛くなかったのは初めてでした。
アンサンブルのレベルがあそこまで高い小劇場は初めて見た気がします
演出がやいたい世界観は感じました。
これからも頑張って下さい。

ミハルの人魚

ミハルの人魚

X-QUEST

駅前劇場(東京都)

2013/08/17 (土) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

理屈じゃない!
面白いものは面白い。
楽しいものは理屈抜きで楽しい。

目の前で繰り広げられる世界に、ただ圧倒されて流されて…それが一切不快じゃない。お話も掛け合いもダンスも殺陣も、魅了されてばかり。

重いテーマを重苦しく書いて伝えることは誰でも出来る。
要所要所に織り込まれたメッセージ、この伝え方はトクさんの・クエストさんの舞台でしか出来ないことなんだと思う。

105分、丸々ミハルの世界に心を奪われて、あたま空っぽで楽しめるエンタメでした!
あと、今回の作品は衣装もツボで、衣装ショットの写真集とか欲しかったです!DVD楽しみにします。

黄金のコメディフェスティバル2013

黄金のコメディフェスティバル2013

黄金のコメディフェスティバル

シアター風姿花伝(東京都)

2013/08/15 (木) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★

大好きチーム
テレビでも活躍している保木本真也と吹原幸太は、やはり時間の使い方がうまい。きっちり45分に収めてくるのはやはり慣れもあるのだろなと感心。特にPMC野郎は、登場人物がこれでもかと出てくのに破綻しないのは凄い。

ネタバレBOX

保木本真也がプロデュースは、コロと久保真一郎のやり取りがテンポ良くて面白かった。考えさせられる題材だし見応えあるのだが、何と無くコメディにそぐわない、というか馴染まない感覚。あの絵本キャラ群は必要なのだろうか。

PMC野郎は、45分に綺麗にまとまってる上手さ。序盤からガッチリ掴んでくる構成。野口オリジナル反則だろ。あれ。終盤、時系列のずれていたふたつのストーリーが収斂して行く流れは見事。同じシーンのカブせは良かった。

45分の間に結構細かい伏線が数多く含まれている。中盤まで進んでから、序盤のあのセリフが実は単なるツッコミじゃないのかと気付かされたり。ただ最後の方で設定との矛盾が出てたような気がした。ドアは開けられないはず。
黄金のコメディフェスティバル2013

黄金のコメディフェスティバル2013

黄金のコメディフェスティバル

シアター風姿花伝(東京都)

2013/08/15 (木) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★

泣ける
大好きチーム見て来ました!抱腹絶倒なお話が沢山あるのかと思いきや、ホロりと泣かせる話や胸がジーンとする話が揃っていて、凄く良かったです。

コロさんの煮え切らなさ!女性目線の話なので、思わず頷きたくなりました。願わくば、もうちょっと笑いを強めても良かったかな、と思いますが、45分という尺で綺麗に着地させる脚本の技はさすがです。キノコ男爵 笑

ポップンマッシュルームチキン野郎も、意外なほど下ネタも毒もコンパクトで、すっきりまとめていて、肩透かしではあったものの、役者が与えられた役目をきっちり果たして笑いは確実にさらっていく姿が小憎い!あの人数なので、誰か一人でも悪目立ちしたり、やりすぎるとあっという間に間延びするところなのに、本当に絶妙でした。

DOOR

DOOR

ザ・モンキーフライ・プロジェクト

Livetheater間~まほろ~(東京都)

2013/08/23 (金) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★

『モカマタリ』が特にいい!!
急遽代役として立った武藤晃子さんの心意気が伝わってきました。

ネタバレBOX

『親しき仲にもドアがあり』(作・勝沼紳一)  自宅で浮気の電話を聞いた妻が、トイレに入った夫のドアが開かないようにして自分も男からもてていることを小芝居する話。

もっとドタバタな話になるかと期待しましたが、子はかすがいで盛り上がらないまま収束してしまいました。

『ドアゴシッ☆サンデーウォーズ』(作・山口夢)  自分に惚れていると勘違いした勘違い男が日曜日に自宅に尋ねてきて、ドア越しに求愛にされ困り果てるOLの話。

徹底した勘違い男振りは見事でした。恥ずかしがり屋さんのシャイをシャイニーと言ったのが何故かとても受けました。

『モカマタリ』(作・日向いつき)  男の何年も前に亡くなったお父さんのご縁で、男と女が出会う話。

父を偲んで酒を飲み、泥酔して昔父親が住んでいたアパートに入り込み寝込んでしまった男。そこに女が帰ってきて一悶着あって話をしているうちに、作家志望の女は水商売をしながら小説を書いているがなかなか目が出ないこと、男の父親は名の知れた作家で昔この部屋に住んでいたこと、そして男は編集者で出勤したら辞表を提出しようとしていることが判明し、最後、男は編集者の目で大震災の日の父との思い出を書いた女の小説「モカマタリ」を読むことになりました。

ドアの鍵を取り替えなかった不動産屋さんの落ち度とお父さんとのご縁によって、女は小説家への道が開かれ、男は編集者という仕事にもう一度やりがいを見出し、そして男と女は恋仲になる、なーんて想像してジーンと来ました。

三本目の『モカマタリ』が特に素晴らしく、これを60分物にきちんと仕上げたらスタンダードな二人芝居になると確信しました。

ところで、話と話の間に小道具を入れ替える必要があり、また衣装を着替える時間を確保しなければならないのは分かりますが、パントマイムのような人たちが小芝居をしながら小道具を運んでいたのはウザったくて邪魔でした。話の余韻がかき消されてしまいます。

始めっから武藤晃子さんで進んでいたら演じる年齢幅がもっと広く、例えば少女っぽいものもあったかなとは思いました。
螺旋状の滑り台

螺旋状の滑り台

劇団ライムライト

サブテレニアン(東京都)

2013/08/23 (金) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★

押さえ気味?
何となく、全体的に演技が押さえ気味な気がしました。カルト的な集団の不気味さや怖さや、神と崇められたチャールズのカリスマ性(?)が、あまり感じられませんでした。でも、場面によっては、物凄い迫力があり、ゾクッとしました。それと、7人の役者さんで、20人の役柄を工夫しながら演じていたのには、頑張りを感じ、良かったです。

タイム・アフター・タイム

タイム・アフター・タイム

天才劇団バカバッカ

ザ・ポケット(東京都)

2013/07/31 (水) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

満足度★★★★

初めての劇団さんです。
キラキラしてました。役者さんが魅力的な方が多かったので楽しめました。
あと15歳若かったら大ファンになってたかも。

実際の時間より長く感じました。何ででしょう。

黄金のコメディフェスティバル2013

黄金のコメディフェスティバル2013

黄金のコメディフェスティバル

シアター風姿花伝(東京都)

2013/08/15 (木) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★


「好」とは違い、両作品ともコメディらしいコメディ。4作品しか見ていない中でここで勝手に投票すると、電動夏子安置システムに1票いれたい。

黄金のコメディフェスティバル2013

黄金のコメディフェスティバル2013

黄金のコメディフェスティバル

シアター風姿花伝(東京都)

2013/08/15 (木) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★


両作とも抒情的でコメディ以外の要素が強く、予想外にしっとりとした作品。

ニールサイモン・作 「カルフォルニア スィート」

ニールサイモン・作 「カルフォルニア スィート」

有機事務所 / 劇団有機座

萬劇場(東京都)

2013/08/20 (火) ~ 2013/08/23 (金)公演終了

満足度★★★

楽しんできました。
観終わった感想として、一言、面白かったです。
少なくとも、払ったチケット代以上は楽しませていただきました。
最近の舞台は歌やダンス、早い展開でテンポよく見せかけ、ギャグを入れ込んで笑いを取り、客に媚びる物が多い中で役者の演技や演出で勝負しているお芝居だと感じました。

後、舞台とは関係ありませんが、入場時に前に並んでいた、おばちゃん?おばあちゃん?の集団が「ペア券?の一人は昨日に入場し、私は昨日来れなかったから、今日来た。入れるんでしょ?」と受付さんに詰め寄っていました。
演劇が一般に浸透して、幅広い層で受け入れられてるんだなと思う一方で、モラルの低さに驚きました。
萬劇場ですが、階段が長く、トイレが同じ階になく不便です。
また掃除も行き届いておらず、至る所にほこりのかたまりがあり不快でした。

ネタバレBOX

1幕
ハナの演技が光りました。女性の強さや弱さ、母としての心情や心の動きを良く表現されていたと思います。
ただ、ビリーがひどい。演技は勿論、役の理解度、動き、表情、どれをとっても未熟?下手?で、観てられませんでした。
薄ら笑いの張り付いた表情で、無意味な手の振り、軽薄そうな父親にしか見えない演技では、あれほど娘を手放したくないと思っていたハナが最後には娘を託すまでに心変わりしたのか、まったく理解できませんでした。
うまく言えませんが、大らかさや優しさ、父親としての器の大きさがまったくなく、ハナ役の女優さんがかわいそうに思えました。

2幕
笑いの取れる一般受けする作品と言う印象です。
演技も含めて楽しく観れました。マービンの演技はわざとらしい印象を受けますが、翻訳されたセリフも含めて良い意味でのオーバーアクションで海外の作品だからこそ、ありな表現だと思いました。
ミリーの最後にすべて受け止める決意を見せた演技は、女性の強さをうまく表していたと思います。

3幕
安定して見られた印象です。
シドニーとダイアナ役のお二人は普段から仲の良い方なのかな?と思わせるようなものを感じさせる演技でした。

4幕
2幕と同じくコメディタッチで一般受けする作品だと思います。
ただ、2幕とは違い、作品が役者の演技の未熟さを救った印象を受けます。
男性陣は熱演と言っても良く、特にキレる男は変な演技のいやらしさを感じず、良かったと思います。
それに比べ女性陣の方は、正直いまいちでした。
役の作りこみ、セリフ、演技、どれをとっても中途半端の印象です。
コメディなので、騒いでたり、声を大きくするだけで演技しているように見えているような印象を受けるかもしれませんが
正直、女性陣の演技でこの作品の評価が下がりました。

ルームメイキング
これはニールサイモンの作品ではなく、オリジナルの作品と思いますが、話は良く出来ており、ラストは音楽と照明でほろっとさせられました。
ただ、声が小さくセリフが聞こえなかったり、演技がいまいちなこと、動きがとろい印象を受け、練習不足なのかなと思いました。

全体のこと
海外の作品の翻訳と言うことで、セリフが素直に入ってこない分、違和感を感じました。
翻訳されたセリフを客に受け入れやすいように、手直しするのはだめなものなのでしょうか?
1幕の「ハローハナ」って、あんな言い方は日本人の言い方のハローで、正直違和感があり、それならまだ「こんにちはハナ」の方がすんなり入ってくると思います。
3幕のイヤを連呼するところも「オスカーもOOOもOOOも全部大嫌い!」の方が受け入れやすいですし4幕のクソの連呼は女優さんのいまいちな名演技もあいまって、変てこな印象しかありませんでした。
ヒンデンブルグとか、アドレースチーブンスとか、聴き慣れない固有名詞が出てくるので、せめて他のものだけでも受け入れやすいセリフだったら、もっと理解できたのではないかと思います。

舞台セットの窓が額縁に見え、安っぽかったです。
位置は背景を変える必要があるからあの高さなのでしょうか?
窓を覗き込むシーンの時、不自然でした。
ルームメイキングが背景を変えるのは演出家さんの遊び心が見えてよかったです。
あと、扉は良く出来ているなと思いました。全部作りこむと違和感があり、上部の波状の切れ込みがなければウエスタンにしか見えなかったと思います。
他には2幕のキャリーバッグの中身がまったく入ってないのが気になったり、タバコとライターを2つの部屋においてあったり、少し不自然に思うことがありました。
狂える星霜

狂える星霜

劇団虚幻癖

戸野廣浩司記念劇場(東京都)

2013/08/23 (金) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★

役者が見所
うーん。話は嫌いじゃなかったのですが、とにかく長い。最後30分は凄く良い。後30分早くあの部分に行って欲しかった。間に挟まるいじりやギャグシーンがテンポを悪くしている。少なくとも客いじりやギャグシーンは、客を意識している部分なのだから、もうちょっと観てる客の気持ちになって欲しい。脚本や演出が、全く客を意識せず自分のやりたいことを突き詰めるなら、ギャグや客いじりで日和る必要は無いと思います。何か「アングラだけど観やすく」みたいな中途半端さが微妙でした。
良い役者は何人かいました。脚本や演出の捩れに負けず、人間の業や儚さを全身で表現されていて、好感がもてました。特に主役三人は凄く華があって引き込まれる雰囲気だったのに、あんまり三人の関係や感情のやりとりが見えず、ラストが唐突でした。

脚本演出は、☆1。でも主役三人、特に皆さんも書いていますが、セリーヌ役の役者の演技が好きでした。あれだけキャラクターが強い役でも、キャラ芝居に逃げず、人間を表現していたと思います。ただ、願わくば、相手役がもうちょっと演技が強ければと思います。セリーヌ役が圧倒的過ぎて、凄く弱く見える時がありました。特にセリーヌ役の声が訓練された太く強い役者の声なのに、カイエ役が発声練習そのままの声で、どうしても見劣りします。華がある雰囲気なのに惜しい。グレイ役は、芝居に芯が通っていて好きでした。本当に今回の芝居は、演技や雰囲気が良い役者さんは何人もいるのに勿体無いなあと思います。

ネタバレBOX

ベビーカー出てきた時、あの世界観でプラスチックの現代のベビーカーなのか!?とびっくりしました。白い布で覆うとか何かしたほうが良いと思います。

お兄ちゃんフェア要らないと思います。滑舌悪いし、テンポ悪いし、役者が気持ちよくなるためのシーンであって、私は白けてしまいました。客いじりをするなら、客を楽しませる気持ちが無いと話の世界観をぶっ壊すだけで不快です。とにかくテンポが悪くて気持ち悪い!彼は練習不足なんですか?あんなところで噛んだり台詞思い出すような変な間をおいたり、あり得ないです。女の子のフサフサも長い。半分で良いです。
あのあたりで、集中力が切れます。

処刑される女性は、ただキンキン叫びまくってる声が耳触りで、しかも演技もヒスで高圧的で見てて嫌な気持ちになりました。殺されちゃう可哀想・怖い、という共感が全く出来ず、あのシーンの緊迫感が全然感じられませんでした。サザエさん話の女性も、?な感じでした。

真夏の夕べの講談会

真夏の夕べの講談会

公益財団法人神奈川文学振興会

県立神奈川近代文学館(神奈川県)

2013/08/24 (土) ~ 2013/08/24 (土)公演終了

満足度★★★★

え~自分、たぶんナマの講談聞いたのは初めてのはず(^^)。
講談師の神田さん二つ目だそうですが、
話・話で衣装=着物も変えての熱の入った講談でありました。
先に怪談・乳房榎が40分ほどで(怪談話に相応しく照明落として講談師のみ照明当てる技法も細かくて楽しめました)15分の休憩挟んで林芙美子の短編「下町」が30分ほどでありました。文学作品の短編講談は自分で読むより楽しかったですねぇ。観客は高齢の方々が多かったです。220席の座席は7割ほどの入りでありました(男女比はやや男性が多かなったと)。
~話芸を愉しめる人にはお薦めです(^^)~

DULL-COLORED POP夏期講習『絶対合格人生講座』

DULL-COLORED POP夏期講習『絶対合格人生講座』

DULL-COLORED POP

スタジオ空洞(東京都)

2013/08/23 (金) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

25日最終日!
あ〜、今日(25日)、夏期講習最終日だ。(行けなくて本当残念)
どこを見てもDULLCOLOREDPOP劇団員という贅沢な空間で、幸せ過ぎた。普段、舞台の上であんなスゲーことやってる人達がユル〜く、そこにいて、ユル〜く何かやってる。初日の道徳受けましたが、こんなに真剣に、相手の言葉に応え続けるなんて、百花さんはなんて良い人なんだろーか。結局、時間延長してまでやってくれて、ずっと居続けたかった位です。
谷さんの一貫した悪ふざけも、百花さんのひたむきな誠意も、どっちも特別なサービス精神だなぁと感じました。参加者少なかったですけど、是非またやってほしいです!

ネタバレBOX

全然関係ないけど、東谷さんを劇場で始めて見たのは何年か前のコロブチカでの一人舞台(?)で。DULLCOLOREDPOPで見るより先に、あのユル〜いのを見たんだなぁと思い出しました。大好きな劇団の人達と交流出来る企画は本当に贅沢だと思います。
EZ

EZ

電動夏子安置システム

シアター風姿花伝(東京都)

2013/08/16 (金) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★

なかなかの頭脳派(風??)コメディ
電動夏子安置システムのエキスが凝縮された舞台だった。

ネタバレBOX

遺産相続をめぐる争いを、関係者による投票で決めるという設定。
投票用紙には「マイナス2点」があるところがニクイ。

どういう風にこれを理詰めで見せていくのか、つまり、遺産相続で揉めている兄と妹の2者が、関係者をどう説得し、自分の得票につなげていくのかという、理詰めバトルになるのかと思いきや、その展開の舵を握っていたのは、ルールが理解できていない、あるいは自分の持ち札をきちんと見ていないという、単に抜けているだけという人たちの行動だった。
ま、そこがコメディなんだけども。

そして、笑いは、思い込みが激しすぎる、空気が読めないという、何人かの登場人物を中心に起こしていた。

一見、知的で理詰めのような設定を、思いっきりベタな笑いにまぶしていくことで、不思議な世界が生まれてくる。ベタベタな笑いなのに頭脳派なコメディにさえ見えて来る。

遺産相続のゴタゴタは、投票札の取り替えという、思わぬ伏兵の登場がなかなかよく、さらに軽い伏線ののち会社が……というバッドエンドなのだが、揉めていた兄妹はいい感じに、というのもなかなかのベタな展開。

もし、「投票」「マイナスのある投票用紙」という設定なしで、遺産相続のコメディとして見せたのならば、相当ドタバタで、「それはないよなー」という笑いポイントの設定だけで、ベタすぎてあまり笑えない舞台になっていた可能性もある。

しかし、そうはならず、本来アンバランスな関係になりそうな、この設定を取り入れつつも、破綻なく見せていく演出の巧みさ、役者のうまさがあるのだ。
そういう意味で、間違いなく「頭脳派コメディ」だ。

気になったのは、掛け軸の絵解きがもっと効いてくるのかと思ったのだが、そうでもなかったこと、さらに投票札の取り替え判明したときに、映像のようにそのシーンの再現を見せられるわけでもないので、観客に「ああ、あのときか」と思わせるような仕掛けが必要だってのだはないだろうかということ。

こういうベタな笑いと、壮大だったり、理詰めの設定との一見アンバランスな要素を見事にまとめ上げるのが、ここの面白さだ。もちろん今回はベタな笑いが目立っていたが、理詰めで攻めてくる笑いもある。
そういう意味では、電動夏子安置システムのエキスが凝縮された舞台だったと思う。
江古田のガールズpresents「大勝利!」

江古田のガールズpresents「大勝利!」

江古田のガールズ

シアター風姿花伝(東京都)

2013/08/16 (金) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★

こ、この破壊力!
少し残念なところもあったけど、この破壊力とエネルギーで、観客の胸に刻まれたものは大きかったと思う。

ネタバレBOX

<黄金のコメディフェスティバル2013のほうにも「観てきた」があり、こちらの劇団のところにもある。後々の資料的な意味合いも考えて、こちらにも書くことにした。内容は同じ。>

開幕前から楽しい。
「会場内は禁煙です」のつかみもOK。

だけど、もうひとつグッとこなかったのはなぜだろう。
面白い格好すれば面白くなるというものでもなく、身体を張れば面白くなるというものでもない。

とにかく力技の連続で、頭を剃ったり、虎刈りにまでしてくる。
鼻に団子だって詰めてしまう。

だけど、申し訳ないが、その努力ほどの笑いは出なかった。
1回見て、「わっ」って思うだけなので、カツラでも十分だったのではないかと思う。
そんなことに身体を張るよりも、もう少し内容で勝負してほしかった。
身体張るならば徹底的にじゃないと。

ストーリーが終盤まで足踏みしているようで、フォーカスが定まっていかない。
2人の今や落ち目の女性歌手の確執が話の中心になっていくのだが、それ以外のエピソードがそれを支えるようには感じられず、やや散発的な印象を受けてしまった。

もちろんそれぞれのエピソードは、2人の歌手とかかわっているのだが、エピソードがラストを盛り上げていくための仕掛けとしての、積極性に欠けているように感じた。

45分という短い時間の中で、ストーリーの中心にいる歌手のことを、舞台にいる人たちがもっと、こってりと表現してもよかっのではないだろうか。

マネージャーや付き人など事務所の人々、社長という内輪の人たち、確執のある女性歌手とその事務所の人という、いわば敵対している人々、さらに、長年のファン、あまり関係のない司会者など、それぞれの立場から、トイレにこもっている女性歌手について語らせることで、観客のイマジネーションが膨らんでいったはずだ。
それぞれの人の数だけ、その人が存在するから。

そして、それぞれの想いを受け、満を持して登場! となれば、ラストは一気に面白くなったと思う。

終盤で、人が刺され、「自分を必要としている人……」「自分に期待しない……」と言った、いかにもな台詞が出てきて、舞台の上がどよーんとしたあとに、三軒茶屋ミワ扮する歌手の登場となる。
ここがいい。
「帰れ」と言われた若い女性付き人が尋ねたことに対して、「そんなこと知らない!」と放つのがいい。
さらに、その場をすべて破壊するような怒濤のラストに持って行く展開は、もの凄いと思った。

しかし、その登場が、先に書いたように、「満を持して」ではなかったのがとても残念だ。
どよーんとした空気のシーンも長いし。

この歌とダンスの破壊力は素晴らしいと思う。
これだけで、この数分だけで、この舞台は活き活きとして、観客の胸に刻まれたと思う。
だから余計に、それをさらに作品全体で活かせなかったことがとても悔やまれる。

なんとなくだが、他の団体よりも実質的な上演時間長かったかも。
黄金のコメディフェスティバル2013

黄金のコメディフェスティバル2013

黄金のコメディフェスティバル

シアター風姿花伝(東京都)

2013/08/15 (木) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★

2作品とも独特の世界観
私にとって、金コメフェス最後の2本

「楽しいチーム/江古田のガールズ、電動夏子安置システム」

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金コメフェス全体の感想など。

『黄金のコメディフェスティバル2013』はとてもいい企画だった。

10年選手から若手まで、6つの劇団が45分という短い持ち時間ながら、ガッツリと自分たちの芝居を見せてくれた。
しかも新作でだ。

企画の本気度が違うから、劇団の本気度も違ったということなのだ。
結果、バラエティに富んだ作品が並び、どれもレベルが高かった。

後半に行くに従い、満席の回も次々出てきたようだ。
本気の舞台を観て、観客が「いいぞ!」と言って、さらに観客を呼ぶ。

そして、仲間や知り合いの「面白かった」という気のない感想ではない、ニコニコ顔の観客が、会場をあとにする姿を見たりすることによる快感を、今回どの劇団もたっぷりと味わったことだろう。

ほかの劇団のウケ具合も、目の当たりにすることができたし。

それらを知ってしまえば、もっと高みに行くしかない。
だから、今回登場した6つの劇団の、これからが楽しみとなった。

もちろん、来年は『黄金のコメディフェスティバル2014』をやってくれると思う。
本気のコメディでまた大いに笑いたい。

ネタバレBOX

江古田のガールズ『大勝利!』★★★

開幕前から楽しい。
「会場内は禁煙です」のつかみもOK。

だけど、もうひとつグッとこなかったのはなぜだろう。
面白い格好すれば面白くなるというものでもなく、身体を張れば面白くなるというものでもない。

とにかく力技の連続で、頭を剃ったり、虎刈りにまでしてくる。
鼻に団子だって詰めてしまう。

だけど、申し訳ないが、その努力ほどの笑いは出なかった。
1回見て、「わっ」って思うだけなので、カツラでも十分だったのではないかと思う。
そんなことに身体を張るよりも、もう少し内容で勝負してほしかった。
身体張るならば徹底的にじゃないと。

ストーリーが終盤まで足踏みしているようで、フォーカスが定まっていかない。
今や落ち目の女性歌手2人の確執が話の中心になっていくのだが、それ以外のエピソードがそれを支えるようには感じられず、やや散発的な印象を受けてしまった。

もちろんそれぞれのエピソードは、2人の歌手とかかわっているのだが、エピソードがラストを盛り上げていくための仕掛けとしての、積極性に欠けているように感じた。

45分という短い時間の中で、ストーリーの中心にいる歌手のことを、舞台にいる人たちがもっと、こってりと表現してもよかったのではないだろうか。

マネージャーや付き人など事務所の人々、社長という内輪の人たち、確執のある女性歌手とその事務所の人という、いわば敵対している人々、さらに、長年のファン、あまり関係のない司会者など、それぞれの立場から、舞台の上になかなか登場しない女性歌手について語らせることで、観客のイマジネーションが膨らんでいったはずだ。

そして、それぞれの想いを受け、満を持して登場! となれば、ラストは一気に面白くなったと思う。

終盤で、人が刺され、「自分を必要としている人……」「自分に期待しない……」と言った、いかにもな台詞が出てきて、舞台の上がどよーんとしたあとに、三軒茶屋ミワ扮する歌手の登場となる。
ここがいい。
「帰れ」と言われた若い女性付き人が尋ねたことに対して、「そんなこと知らない!」と放つのがいい。
さらに、その場をすべて破壊するような怒濤のラストに持って行く展開は、もの凄いと思った。

しかし、その登場が、先に書いたように、「満を持して」ではなかったのがとても残念だ。
どよーんとした空気のシーンも長いし。

この歌とダンスの破壊力は素晴らしいと思う。
これだけで、この数分だけで、この舞台は活き活きとして、観客の胸に大きく刻まれたと思う。
だから余計に、それをさらに作品全体で活かせなかったことがとても悔やまれる。

なんとなくだが、他の団体よりも実質的な上演時間長かったかも。



電動夏子安置システム『EZ』★★★★

なかなかの頭脳派コメディ。

遺産相続をめぐる争いを、関係者による投票で決めるという設定。
投票用紙には「マイナス2点」があるところがニクイ。

どういう風にこれを理詰めで見せていくのか、つまり、遺産相続で揉めている兄と妹の2者が、関係者をどう説得し、自分の得票につなげていくのかという、理詰めバトルになるのかと思いきや、その展開の舵を握っていたのは、ルールが理解できていない、あるいは自分の持ち札をきちんと見ていないという、単に抜けているだけという人たちの行動だった。
ま、そこがコメディなんだけども。

そして、笑いは、思い込みが激しすぎる、空気が読めないという、何人かの登場人物を中心に起こしていた。

一見、知的で理詰めのような設定を、思いっきりベタな笑いにまぶしていくことで、不思議な世界が生まれてくる。ベタベタな笑いなのに頭脳派なコメディにさえ見えて来る。

遺産相続のゴタゴタは、投票札の取り替えという、思わぬ伏兵の登場がなかなかよく、さらに軽い伏線ののち会社が……というバッドエンドなのだが、揉めていた兄妹はいい感じに、というのもなかなかのベタな展開。

もし、「投票」「マイナスのある投票用紙」という設定なしで、遺産相続のコメディとして見せたのならば、相当ドタバタで、「それはないよなー」という笑いポイントの設定だけで、ベタすぎてあまり笑えない舞台になっていた可能性もある。

しかし、そうはならず、本来アンバランスな関係になりそうな、この設定を取り入れつつも、破綻なく見せていく演出の巧みさ、役者のうまさがあるのだ。
そういう意味で、間違いなく「頭脳派コメディ」だ!

気になったのは、掛け軸の絵解きがもっと効いてくるのかと思ったのだが、そうでもなかったこと、さらに投票札の取り替え判明したときに、映像のようにそのシーンの再現を見せられるわけでもないので、観客に「ああ、あのときか」と思わせるような仕掛けが必要だってのだはないだろうかということ。

こういうベタな笑いと、壮大だったり、理詰めの設定との一見アンバランスな要素を見事にまとめ上げるのが、ここの面白さだ。もちろん今回はベタな笑いが目立っていたが、理詰めで攻めてくる笑いもある。
そういう意味では、電動夏子安置システムのエキスが凝縮された舞台だったと思う。
アルトノイ スタジオパフォーマンスinアーキタンツ

アルトノイ スタジオパフォーマンスinアーキタンツ

スタジオアーキタンツ

studio ARCHITANZ(東京都)

2013/08/24 (土) ~ 2013/08/24 (土)公演終了

満足度★★★

スタジオ公演ながら充実した内容
ワークショップ受講生によって踊られる作品と、実力派ダンサー2人によるデュオ作品が上演され、対照的な作風が印象に残りました。

『KENTARO!!WS受講者16人によるショウイング』
16人の若いダンサー達がヒップホップやロックに乗せて踊る20分程度の作品でした。18時間のワークショップで作られたとのことで、KENTARO!!さんの普段の振付に比べるとシンプルで、動きも揃っていない場面が多かったのですが、エネルギーに満ちていて引き込まれました。

『アルトノイによる新作』
島地保武さんと酒井はなさん夫婦のデュオで、全身タイツを相手にデュオを踊ったり、巨大な赤いヒモ状のオブジェを振り回したりするシュールなパートと、洗練された美しいダンスを踊るパートが交互に現れる、掴み所が無い構成に不思議な魅力がありました。
バレエ的なムーブメントとコンテンポラリーダンス的なムーブメントが巧みに組み合わされて、独特な動きの美しさがありました。
10月の本公演でどの様な発展を遂げているのかが楽しみです。

2作品が上演された後、おまけでKENTARO!!さんと島地さんのインプロヴィゼーション・セッションがありました。このセッションでは島地さんもヒップホップのテクニックを用いて踊り、両者のユーモアとキレのある動きを単純に楽しめました。

瀧夜叉姫

瀧夜叉姫

SOUKI

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2013/08/24 (土) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

堪能しました
歌舞伎とパントマイムをうまく組み合わせていて、歌舞伎の台詞が新鮮に聴こえ、パントマイムの表現力の素晴らしさを打ち消すことなく楽しめました。その融合の極致が「見得」でした。立ち居振る舞いのすべてが様式美に彩られた役者が役柄を演じきる歌舞伎と、全体的な流れで自己を消し去るように普遍的に表現し演者そのものを前に出さないパントマイムをうまく調和してました。脚本・演出の妙と、協調意識と主体的な表現を最後まで持ち続けた役者さんが、この演目で折り重ねたところが素晴らしい。個別に見ると、違和感があるシーンもありましたが、それはご愛嬌。堪能しました。

エメラルドドランカー/殺し屋にくびったけ

エメラルドドランカー/殺し屋にくびったけ

劇団ウルトラマンション

明石スタジオ(東京都)

2013/08/16 (金) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

ネホリーとハホリー☆
(^^)/ 面白かったです!  旗揚げ公演・第2弾【殺し屋にくびったけ】を観劇してきました☆
ハードボイルド風ラブコメディ♪ ストーリーは練りに練られて完璧☆ 
舞台の魅せ方も斬新! 役者さんたちもスゴイです♪ 
このクオリティの高さは本物です☆
さらに、
物販も安く、ホントに観に来た人のことを、いろいろと
考えて、大切にしてくれる劇団なので、何度でも観にきたくなります♪
観劇日記をブログに書きました。

瀧夜叉姫

瀧夜叉姫

SOUKI

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2013/08/24 (土) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★

実験?
 歌舞伎とマイム、ダンスのコラボレーションだが、何れも、質はイマイチ。パフォーマンスも、一流になる為には、未だ3段階は上積みが必要だろう。今回、止めた動作から更に、連続した動作を繋げるのは、最低限、観客を唸らせる為に必要だ。素人受け程度で喜んで貰っては困る。まして、実験の名を借りて、鍛錬を怠るのはもってのほかである。マイムも中心になっているメンバーに注目してみてみたが、とてもソロで遣れる力量は無い。歌舞伎はあまり観ていないので評は控える。ダンスは、まずまずであった。

ネタバレBOX

 言わずと知れた、平将門の娘、瀧夜叉姫である。弟の良門、藤原純友らと共に将門の無念を晴らす為に繋馬の御旗の霊力で、この世に蘇った一族郎党は、敵、多田満仲が、所持する七星の名鏡を入手せねばならない。なんとなれば、この鏡を敵に翳されたが最後、蘇った一族郎党は悉く、元の骸に戻らざるを得ないからである。
 だが、志がどんなであろうとも、人情は己自身でも制御できない。実際、物語では、良門は、敵将の娘、媚女姫と恋に落ち、国盗りに必須のアイテム、繋馬の御旗を敵に渡してしまうのだし、瀧夜叉姫にした所で、敵方の英雄、田原藤太秀郷と恋に落ち、チャンスに殺すこともできぬばかりか、自刃に追い込まれる。
 だが、歌舞伎も絡んだ、今作、それだけで終わるほど、単純でも無い。瀧夜叉姫の身体には、瀧夜叉本人の魂と将門の魂が同居しているのであって、瀧夜叉本人の精神的葛藤が凄まじく、その煩悶も見せ場の一つになっているのである。
 物語は、このように、反逆の狼煙を再び上げた勢力と現支配層との戦いという体裁を取るが、反体制側は自陣の裏切り行為によって自壊してゆき、体制側は、その情報収集能力と合理的且つ勝った戦力によって勝ちを収めるのだが、最後に、作・演出家らの念を込めたシーンがある。滅ぼされ、骸に帰されたはずの瀧夜叉ら反逆者が、その骸の前に立ち、感概にふけっていた藤太の背後に出現するのである。これは、無論、反逆は無限に続くぞ、との作る側の念の形象化である。

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