象 公演情報 新国立劇場「」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    重かった
    台詞以外は無音が覆う舞台に反発するかのような色とりどりの大人や子供の衣服が山の様に散在した床。
    2人の被爆者の行く末に前回より悲劇さよりも現実感に苛まれる。
    死を待つのではなく本当の姿で生きるという事。
    破壊から得た男の想像、自由と権力、リヤカーで去っていく男の姿は現代の青い廃棄物みたいで気が重くなる。
    シビアに見るより、感じる何かがある舞台でした。

    ネタバレBOX

    今回もおにぎりシーンでホッとさせられました。良い息抜きシーン。
    上演の時代により、思い描く対象が原爆、原水爆、環境汚染、放射能等々と変化していくのは皮肉にも思える。
    前回も思ったが、甥役の彼らは昭和の顔というより平成の顔質なので、余計に現代の環境が透けて見えるみたいだった。

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    2013/07/13 23:49

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