『わが闇』(再演) 公演情報 ナイロン100℃「『わが闇』(再演)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    遺書
    面白い。休憩込みの3時間半。

    ネタバレBOX

    柏木家の話。

    立子(犬山イヌコ)…長女。幼少より大人びてた。十代から小説を執筆。疾病による失明の危機を迎える。
    艶子(峯村リエ)…次女。物分りのいい、色々我慢しちゃうタイプ。寅夫と結婚した。イラスト描いてる。
    類子(坂井真紀)…三女。父の再婚を機に失踪し、芸能プロダクションへ。回し蹴りが得意で、威勢のいい女。
    伸彦(廣川三憲)…父。小説家。基子と離婚(死別)し潤と再婚するも、潤は男に走り、捨てられる。写真の裏に遺書を残した。
    基子(松永玲子)…母。潔癖症で、類子らにつらく当たる。精神疾患に陥り、離婚話時に自殺した。

    母の自殺、父の再婚、継母の失踪、親のドタバタで落ち着かない家庭。成長し仕事や恋愛、結婚、親族、病気に悩む三姉妹。重めな内容が中心だけど、存外笑いの絶えない作品。
    ラストの写真のシーンは暖かで、後味はいい。その分、闇って感触が薄く感じた。家族の情っていう明暗がテーマだろうからそれでいいとも思うけど。家族(三姉妹と父母に焦点の当たった)の濃いめな舞台を期待してたせいかな。劇としてやや淡白に感じた。

    1幕が二時間近くあって、途中ダレた。2幕は面白かった。
    岡田義徳は、カツゼツが微妙と感じることがままあった。大倉孝二の笑わせスキルは非常に高い。坂井真紀の威勢のいいキャラと演技は気に入った。

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    2013/07/13 22:35

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